東方喰種録   作:しーや(厨二全開)

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かなりの人がこの作品を見てくれていて大感激です!
なにかご要望があったらバシバシ言ってください!


喧嘩

 

ガヤガヤ...

 

金木「意外と騒がしい場所なんだな..」

 

そのままどんどん奥に突き進んでいると急に当たりの人柄が悪くなってきた

 

萃香「ありゃ?研のにーちゃんじゃないか!」

 

金木「伊吹さん。」

 

萃香「萃香でいいっての!堅苦しいのは嫌なんでね!んで研のにーちゃんはなんでこんなとこにいるんだい?」

 

金木「ただ真っ直ぐ歩いてたらここにつきました。」

 

萃香「ぶっ!?はははははっ!そりゃ真っ直ぐ進んでるだけじゃつかないさ!」

 

金木「ですよね..。すいませんが案内とかお願いできませんか?」

 

萃香「ん?ちょいとまってな。今飲み仲間と一緒だったんでね、ちょっと話をつけてくるから」

 

金木「ありがとうございます」

 

そして数分した後に萃香ともう一人女性が付いてきた

 

萃香「待たせたね!研のにーちゃん!」

 

?「ほー。コイツがあんたの言ってたおバカさんかい? 」

 

金木「初対面で随分な言いようですね」

 

苦笑いしながら答える

 

勇儀「おっと、悪かったね。あたしは星熊勇儀ってんだ!ちょっとこのチビからあんたの話を聞いてね、面白そうだからついてきたってわけよ!」

 

金木「その面白そうって言うのはどういう意味何でしょうね?..」

 

勇儀「ははは!こりゃたまげた!察しがいいって話はホントだったんだな!」

 

金木は少しため息をついて

 

金木「僕はそんなことしてる暇はないんです。こいしちゃんのところに行かないと」

 

そう言って勇儀の隣を通り過ぎようとすると

 

勇儀「こいしならもういないよ。」

 

金木「!?」

 

突然の言葉に頭が追いつかない

 

勇儀「さっき地上に向かうのを見たからね」

 

金木「そんな..。いやそんなはず..」

 

勇儀「鬼は嘘を嫌う。だからあたしは嘘をつかない。」

 

金木「なんで止めなかった..」

 

勇儀「止める理由なんてないし、止めない方がアンタとやり合えそうだからね」

 

金木「僕は少なくとも幻想郷の人たちはそれなりに人情があると思ってたけど..それは間違いだった。」

 

勇儀「充分人情はあるつもりなんだけどね。ほら情報を教えてあげたじゃないか」

 

金木「...それはありがとうございます。それじゃあ僕はこれで」

 

勇儀「行かせるわけないでしょ。」

 

そういった瞬間金木の背中に勇儀の拳がめり込む!

 

ベキバキッ!!

 

金木「あがぁっ!?」

 

そのまま勢いよく壁に叩きつけられる

 

勇儀「今の感覚じゃ心臓破裂しちゃったかな?まあ安心しな、ちゃんとこいしに見張りはつけてある」

 

金木「それじゃあ..意味が無いんだ。」

 

勇儀「..へぇ、立てるんだ」

 

金木「見張りをつけたって根本的な解決にはならない..。」

 

勇儀「お前さんなら解決出来るのかい?」

 

金木「それは分からない。僕には人の気持ちを動かせるほど凄いわけじゃないから..。でも僕は、あの子の友達だから..そばにいてあげたいんだ。」

 

勇儀「ご立派なこったねぇ。まぁでもあたしを倒したら通してあげるさ。」

 

金木「萃香さん..。どうにもなりませんか?」

 

萃香「あたしら鬼は面白そうなことに首を突っ込む質でね。悪いけど止める気は無いよ」

 

金木「そう..ですか。なら」

 

バキッ..

 

人差し指の骨を鳴らし赫眼する。そして臨戦態勢に入る

 

金木「あなたを倒してそこを通ります..」

 

勇儀「いい目つきだ」

 

ジリジリと距離を詰め合う

 

金木「行きます!!」

 

左右に素早く動いて撹乱しつつ距離をつめ懐に潜り込む

 

勇儀「しゃらくさい!」

 

右足で地面を思いっきり踏み込む!

 

金木「なっ!?」

 

金木が立っていた地面が割れ足をとられる。

 

勇儀「歯ぁくいしばりなよ!!」

 

渾身の右ストレートが飛んでくる

 

金木(さっきのより威力がある。体勢から考えて避けるのは無理。なら..)

 

両腕をクロスしてガードするが、

 

ベキバキッ!!

 

そのガードをいとも簡単に貫き顔面にヒット

 

金木「ぐっ!!」

 

よろめきながらも体勢を立て直す

 

勇儀「ほんとタフだよねぇ。普通の人間なら頭蓋骨砕けてるよ」

 

金木「はぁ..はぁ..」

勇儀「今度はこっちからいくよ!!」

 

1歩で10mの間合いを詰めてくる。

 

金木(この人の動きはメチャクチャだ!!)

 

鳩尾に拳が突き刺さる。

 

金木「かはぁっ!?」

 

肺から空気が漏れ、動きが一瞬止まる。

 

勇儀「もらった!!」

 

俯くような体勢になってる金木の顔面に膝が入る

 

バキィッ!!

 

嫌な音をさせながら金木の体は宙を舞う..

 

ドサッ!!

 

体が地面に叩きつけられる

 

勇儀「..もう、動けないか。はぁ永遠亭に連れてってあげな」

 

そう言ってその場を立ち去ろうとする勇儀

 

パキッ..

 

勇儀「!?」

 

4本の赫子が勇儀を襲う。そのうちの一つが勇儀の腹を浅く切り裂いた

 

金木「はぁ..。勝手に帰らないで下さい」

 

勇儀「お前さん、あの攻撃受けてまだ立ってられるのかい?そのタフさ惚れちゃいそうだよ」

 

金木「立ってられないレベルの攻撃をしたって事は僕もあなたの事をそのくらい痛めつけてもいいってことですよね?..」

 

勇儀「..不意打ち決めたくらいでいい気なるなよ?人間が..」

 

金木「少し頭にきたんで..。もう、容赦はしないよ?」

 

鋭く重い殺気が飛ぶ。

 

勇儀「そのセリフそのまま返すよ..」

 

金木「次は....僕の番..。」

 

金木は翔ける

 




鬼との戦闘シーン難しい!
金木ちょっとタフにし過ぎたかもですね

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