本当にすいません!
ボトッ....
フランの頭が床に落ちる。
レミリア「あ..あぁ..フラン」
金木「ハァ..。これで少し休めるよ」
そう言って出していた赫子をしまう
咲夜「研。大丈夫かしら?」
金木「うん。特に大きな傷は負ってないからね」
そうお互いの安否を確認しているとフランの再生が始まった。
金木「....なんか、自分でしておいてこういうのもアレなんだけど、気持ち悪いね」
レミリア「ちょ..酷いわね。大体頭をはねても生きてるって確信はあったのかしら?」
金木「僕が頭をはねるって言った時に咲夜さんが私がやるっていってたよね?だからはねても平気って判断したんだ。駄目だったら駄目って言うもんね」
微笑しながら淡々と説明する。
フラン「うぅ..あれ?」
レミリア「フラン!大丈夫!?」
金木「パチュリーさん..。念のため結界の維持をお願いします」
パチュリー「言われなくても分かってるわよ」
フラン「お姉様..。ここは?」
金木「フランちゃん..おはよう。何があったか覚えてる?」
フラン「え?」
フランは周りを見渡して状況を理解した。
フラン「また、やっちゃったんだね」
金木「うん。そうだよ」
レミリア「ちょ..研!?」
金木「レミリアは黙ってて。まあ僕に任せてよ」
フラン「やっぱり閉じこもってた方がいいのかな」
金木「さぁね。それは僕にはわからない。フランちゃんがそうしたいならそうすればいい」
フラン「嫌だよ!!でも..私には力の制御が出来ないの」
金木「そうだね。制御できない力は使っちゃいけない..僕も前までそうだったから、その気持ちはよく分かるよ」
フラン「お兄さんはどうやって乗り越えたの?」
金木「制御できるようにしただけだよ」
フラン「そんなのわかってるよ!どうやって制御したの?..」
金木「選んだんだ..」
フラン「選んだって何を?」
金木「強くなることを..。自分が化け物になることを選んだ。」
フラン「そんな簡単に..」
金木「簡単じゃないさ。僕は何かを選ぶ強さがなかったから、選べなかったから酷い目にあった。でもフランちゃんには僕と同じ道を進んで欲しくないんだよ」
フラン「どういう..!?」
金木はフランを優しく抱きしめた
金木「君の事は僕が守るから、君を僕と同じ化け物なんかにさせない。だから次どんなに暴走しても僕がなんとかするから、安心して、僕に..任せて」
フラン「でも..私はもうだれも傷つけたくない..。」
金木「知ってるよ。だからその気持ちを忘れちゃ駄目だよ。その気持ちがあれば力の制御が出来るはずだから。」
フラン「ほんと?」
金木「ほんとだよ。だから選ぼ?フランちゃんが幸せになれる選択肢を..。戻るか進むか。」
フラン「戻るのは、嫌..でも進むのは怖いの..」
金木「僕が、いや僕達がいるじゃないか」ニコッ
フラン「でも、他の人が..」
金木「知ってる?幻想郷は全てを受け入れるんだよ。それはフランちゃんも例外じゃない」
フラン「いい、のかな?」
金木「それは愚問だよ?皆の顔を見てみなよ」
フラン「あぁ..」
そこには濁りのない心からの笑顔をした紅魔館の皆がいた。
レミリア「ごめんなさいね、フラン。こんなお姉ちゃんで。あなたの痛みを知っているふりをしていたわ、でもこれからはふりではなく知っていこうと思うの..。だから一緒に、進んで行きましょ?」
フラン「お姉様..」
咲夜「ただし部屋のお掃除くらいは自分でなさってくださいね妹様?」
フラン「咲夜..」
パチュリー「ま、たまには遊んであげるわよ。家族だからね」
フラン「パチュリー..」
美鈴「また鬼ごっこをしましょう..。かくれんぼもしましょう..。妹様、私はこれからの生活が楽しみですよ!」
フラン「美鈴..」
フランの溜りに溜まった涙があふれ出てきた
金木「ほら...泣いちゃダメだよ。こういう時は泣くんじゃなくて笑顔で答えなきゃ」
フラン「うん!!」
涙をぬぐって笑顔で
フラン「みんな、ありがと!!これからもよろしくお願いします!」
ペコリとお辞儀をしてレミリア達のもとへ走っていく。
金木「ふぅ..これで一件落着かな。」
レミリア達は楽しそうにこれからの事を話しているそれを見て
金木「家族って..いいなぁ。僕にもそんな居場所が欲しかったな..。もしあれば僕の人生は少しくらい良い方向に進んだんじゃないかな..。いやでも、今この瞬間、この状況は..嫌いじゃ、ないかな。」
フラン「お兄さんも!早く来てよ!!」
金木(今はこの時間を楽しもう..。バチはあたらないよね?)
金木「うん!今行くよ」
金木はフラン達のところに歩みを進めた。
今回久しぶりなんでぎこちないかもしれませんがすいません!!┏○┓