東方喰種録   作:しーや(厨二全開)

10 / 40
今回はお待ちかねの戦闘です!まあ誰と戦うかは予想はついてるでしょうけど笑


狂乱

 

サッサッと玄関前を掃除する白髪の青年が1人。その横で朝のティータイムを楽しむ吸血鬼が2人、その近くにメイドが1人と魔法使いが1人。

 

金木「何だかなぁ..」

 

美鈴「金木さんどーしました?いつにもまして辛気臭い顔しちゃって!」

 

金木「心配するのか貶すのかどっちかにしましょうよ..。いやなぜ僕はこんな事してるんだろうと思いましてね。」

 

美鈴「稽古でも後でどうですか?力をつけたいんですよね!?」

 

金木「確かに..武術の心得があるとないとでは違いますね。じゃあお願いできますか?」

 

美鈴「喜んで!」

 

などと話していると屋敷の奥から話し声がきこえた。妖精のメイドであろうか

 

妖精A「な、なんで妹様が外に!?」

 

妖精B「ちょ、声大きいよ!静かに!あの白い髪のひとにつれだされたんだって」

 

妖精A「そんな..なんで余計な事をするのよ..」

 

などの陰口が聞こえてきた。喰種の体になって聴覚なども敏感になっているが、こういうのは聞きたく無いものだ。それよりも

 

金木「咲夜さん。」

 

咲夜「なにかしら」

 

金木「少し問題が起きました。と言うより予想通りって感じですね..」

 

咲夜「なるほど。間違えても妹様の耳に入らないようにしないと。」

 

金木「メイド長のあなたなら何とかしちゃいますよね?」

 

咲夜「あら、いつの間にそんなに信頼されてたのかしら」

 

ふふっと笑いながら答える。その後は何の変哲もないお茶会が開かれていた。が、しかしそんな時間も長くは続かなかった。

 

金木「はっ!」

 

美鈴「くっ!」

 

金木と美鈴で稽古をしていると、

 

ドゴォォォォン!!!!

 

物凄い轟音が鳴り響いた。

 

美鈴「何事!?」

 

金木「まさか..」

 

そう言って走り出す金木。そして目の前に広がっていたのは殺戮現場であった。紅い絨毯は赤黒く変色していて辺り一面が赤黒い色で染まっていた。

 

フラン「ハハハハッ!楽しいィィ!!もっと壊れちゃえ!!」

 

金木「フランちゃん!」

 

フラン「あぁ!!お兄さん!!ワタシとあそぼぉぉー!」

 

そう言って突っ込んできた。それを余裕で避けるが避け際に弾幕を放たれモロに当たってしまった。

 

金木「ぐっ!?」

 

一撃が重く、防御に使った腕が折れてしまったようだ

 

金木「くっ..やっぱり僕の体は脆いな。」

 

フラン「ホラホラ!ウゴカナイト、シンジャウヨォォ!?」

 

いよいよ狂気じみてきたフラン。それを見ても今まで通り優しい表情で見つめる金木

 

金木「そうだね..。今はフランちゃんと遊ぶことにするよ。精一杯、僕の本気で!!」

 

金木は赫眼し、フランとの間合いを詰める!

 

フラン「サスガオニイサン!!」

 

右手の爪で切り裂こうとしてくるが金木はそれをバックステップで避ける。

 

フラン「ソコダァ!!」

 

フランはもう1歩踏み込み低い体制から左手の爪で切り裂こうとする。

 

金木「はぁっ!!」

 

踏み込んで来た所を狙い顔面を蹴りあげる。

 

フラン「!?」

 

上がった顔にそのまま踵落としを決める。

 

ドゴォォ!!

 

鈍い音がなり土煙が舞う。

 

フラン「コレナラドォ?」

 

右手には炎をの剣が握られていた。そのままジグザクに動き切りかかってくる。

 

バキッ..

 

金木「やるっ..ねぇ!!」

 

赫子をだし、2本で受け止める。もう1本で腹あたりに突きを入れる。

 

フラン「アハハ!ヨメテルヨォ!!」

 

そう言って横に飛んで避けるが、避けた先の地面から赫子が飛び出てきてフランの腹を貫いた!!

 

フラン「ゴハッ!?」

 

金木「読めてる..よ?」

 

ニヤリとと笑って挑発する。貫かれたままうえから赫子の連撃。

 

金木「どうだ?..」

 

と、辺りを警戒していたらさっきの炎の剣が飛んできて金木の腹を射止める。

 

金木「くっ!ダメか..」

 

フラン「アハハハハ!」

 

刺さった剣を強引に引き抜きそのまま切りかかる。引き抜いた時に金木の体か宙に浮いたので切りかかった際に吹き飛ばされる。

 

金木「いっ..たいなぁ。」

 

フラン「マダコワレナインダァ!!スゴォイ!」

 

金木は完璧にスイッチを入れた。

 

金木「さぁそろそろ楽しい時間も終わりだよ..。ここからは一方的な蹂躙だ..」

 

そう言って赫子バネの要領で使い飛ぶ。そして剣の間合いの外から赫子連撃、フランも1歩詰めようとするが金木が上手く引いて近寄らせない。そして弾幕を使おうとすれば逆に近づいて近距離を意識させる。

 

フラン「クッ..ナンデェ!」

 

闇雲に振り回すがやはり当たらない。間合いに入っても当たらない。

 

金木「フランちゃんの攻撃はとても単調だ。ずっと見てれば君の文脈も分かってくる。もう、君の攻撃には当たらないよ」

 

そう言ってカウンターを決める金木。

 

フラン「マダ..マダダァァァ!!!」

 

金木「君は吸血鬼だから首をはねとばしても死なないよね?」

 

そうつぶやく

 

レミリア「なっ!?何言ってるのよ!!死ななくてもやっていい事と悪いことがあるのよ!?」

 

金木「ならどうするの?」

 

レミリア「くっ..。」

 

咲夜「やるなら..私がやるわ。これ以上あなたに負担をかけたくないもの。」

 

金木「..出来るの?」

 

咲夜「それは..わからないけど」

 

金木「話にならない」

 

そう言ってまた戦闘を始める

 

金木「選ばなくちゃいけないんだ。だから一番救える可能性のある、この選択肢を僕は選ぶよ。」

 

そう言って振りかぶってきた剣を避けてフランの脚を払い。そのまま赫子でフランの首を....跳ねた

 

金木「これでいいんだよね?」




UAが増えていて興奮してます!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。