カールスラントの魔術師はISと翔る(かける)   作:ミヤフジヨシカ

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真電(誤字にあらず)に25番爆弾乗せて大型ネウロイ迎撃ミッション……色々ごちゃ混ぜですね(うんかくの設定を考えていたときの妄想)


3翔

 

あっという間に一週間が過ぎた…………

この一週間、色々な事があり過ぎて殆んど疲れが取れなかった。

初日の放課後、副担任の『山田真耶(やまだ まや)』先生から一人部屋の寮の鍵を貰って、鬼の多聞丸と会談してルンルン気分で帰宅しようとすれば、織斑秋十が束さんの妹である『篠ノ乃箒(しののの ほうき)』に追いかけられてるの見かけた。

部屋についていざドアを開けたら何か水色の髪をした上級生っぽい先輩が裸エプロン擬き(下に水着を着てた)を着ていて

 

 

「ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」

 

 

なんて言ってきたり。

 

まぁ、そんなこんなで一週間。

セシリアと楽しく話をしたり、本音に癒されたり、織斑秋十に挑発されたので奴さんの頭を『AISMk108 30mm機関砲』の砲身で吹っ飛ばしたり、織斑先生に反省文書かされたり、ストライカーユニットの整備をしていたり、裸エプロン(擬き)先輩にストーカーされたりしていいたが、ついにこの日がやって来た。

 

 

『模擬戦(クラス代表選抜戦)』

 

 

私とセシリア、そして織斑秋十(邪魔)で行うクラス代表を賭けた試合。

正直、クラス代表には興味なんてないが、セシリアとの約束もあるし、合法的に織斑秋十をフルボッコに出来るので俄然やる気満々だ。

最初の試合は私対セシリア。

正直メイドはしなくていいと思うが、試合は試合。

『あの世界』で撃墜数100機以上の私の力、甘く見ないでもらおうかセシリア中尉?

 

 

「へぇ~、これがハルハルのISなんだぁ

変わった形してるねぇ?」

 

 

なぜか私の待機室には本音が来ている。

別に癒されるから良いのだけど。

あと、私のあだ名はハルハルだそうだ。

何か某、蒼っぽい鋼のアルでぺジオな作品に出てきそうだな。

今度束さんに侵食弾頭でも作って貰おう。

 

 

「あぁ、そうだ。

これが私のIS『メッサーシャルフ Bf-109/G-6』だ。

変わった形なのは否定しないがな。」

 

 

実際、普通のISとはかなり違うのだ。

ストライカーユニットというのは。

 

 

「いやいや~かっこいいよ!

……でもこれ、パンツ見えない?」

 

 

「………………パンツじゃないから恥ずかしく無いもん。」

 

 

むしろ貴方達のISスーツの方が恥ずかしいと思うのだが?

まぁ、口には出さない。

 

 

『次、イチカ・ハルトマン。

アリーナへ向かって下さい。』

 

 

お、山田先生のアナウンスが流れたということは、どうやら時間の用だ。

さて、いくか!

 

 

「じゃあ本音、行ってくる。」

 

 

「ハルハルも頑張ってねぇ~」

 

 

ストライカーユニットが設置されている装置に一気に走り寄り、助走を活かして大きくジャンプする。

そして設置されているストライカーユニットの開口部に両脚を突っ込み、一気に魔力を流す。

芳香の様な大きな魔法陣は出ないけど、それでも充分巨大な魔法陣を発動させ術式を展開、回転させる。

頭と腰に狼の耳と尻尾がピョコンと生え、髪の一部が黒に変わる。

うん、今日も調子は絶好調のようだ。

あ、本音が狼の耳と尻尾が生えた私を見て驚いた顔しているな。

でも、驚いた顔でも癒しを振りまく本音ちゃん…………

可愛い……

 

 

まぁいいや、それじゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『イチカ・ハルトマン、出撃する!!』

 

 

空の上じゃ、エーリカ姉さんとトゥルーデ姉さん以外負けない!!

ストライカーユニットに魔力を更に注ぎ、速度を思いっきり上げてアリーナまで飛んでいく。

そこそこの長さの通路を思いっきり飛んでるので迫力が凄い。

普通のISならPIC制御で簡単にくぐれるんだろうが、ストライカーユニットじゃあ、まるでエスコン恒例のトンネルミッション顔負けだ。

通路の開口部を抜け、アリーナに出ると、アリーナを埋め尽くすほどとは言わないが、かなりの数の観客がいた。

どうやらは全一年生は全員強制見学見のようだ。

殆どはノリノリで私達を見ている。

ゆっくりとアリーナを旋回しつつ速度を落とし、先に空中で待機していたセシリアの10メートル手前で停止する。

 

 

「その機体が本国でも噂のストライカーユニット型ですか…………

本国でも開発して、今回の試合の結果をみて私にも貸し出されるらしいのですけど。

イチカさん、全力でお願いしますわね。」

 

 

「最初からそのつもりだよセシリア。

セシリアこそ、全力で来ないと直ぐに撃墜判定を貰ってしまうぞ。」

 

 

軽口?の言い合い、お互いの全力を出すためのデモンストレーションみたいな物さ。

私とセシリアの戦いではあっても、これは一応『試合』なのだ。

先程セシリアは試合結果をみて新しいストライカーユニット型のISを与えられるか決められるようだし、ある程度パフォーマンスも必要なのだ。

 

 

「それじゃ。」

 

 

「えぇ、そうですわね。」

 

 

「「いざ、尋常に勝負(ですわ)!!」」

 

 

 

 

 

 






セシリアはスピットかタイフーンでいく予定です

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