カールスラントの魔術師はISと翔る(かける)   作:ミヤフジヨシカ

8 / 18

久々の一からの執筆なので可笑しさ10割だと思います。
すいません(´・ω・`)


2翔

入学式、初授業等を終えた放課後、私はIS学園の応接室にてとある人達と会談している。

 

 

「はじめまして。

あなたが司令官のハルトマンIS中佐ですね?

私は日本国の全権を任された海上自衛隊 第一機動隊群司令官の海将 山口武夫です。

隣はアメリカ海軍第七艦隊IS部隊司令官のケイ・バルドーIS少佐です。」

 

 

「ケイ・バルドー少佐です。

よろしくお願いしますね。」

 

 

山口海将は30代前半で、どこか戦前の雰囲気が漂う日本男児な見た目であり、温和そうな目がその戦前の雰囲気を和らげている。

バルドー少佐は20代中盤辺りの凛々しい雰囲気の中にどこか愛嬌のある女性だ。

実を言えばこの会談、束さんがセッティングしたものだ。

統合戦闘航空団設立後、色々な国から参加したいだの情報寄越せだの、挙げ句には指揮権を寄越せ(何処かのアジアの国)だのあとを立たず、英国、フランス、ドイツは大変だったらしい。

そんなことで、何故か束さんが各国代表と面談をおこなった。

面談中の束さんは凛として淡々と行っており、何時ものおどけた性格は全く見受けられなかった。

普段からそうしていただければと何度思ったことか……

 

ISを持つ殆んどの国と面談したらしいが、除外、削除、門前払いの末、最終的に日本、アメリカの2ヶ国が参加権を会得し、今回の会談になると言うわけだ。

 

 

 

「はじめまして。

第三四三統合戦闘航空団司令官のイチカ・ハルトマンIS中佐です。

今回は日本から三人、アメリカから一人と言うお話でしたが、間違いはないでしょうか?」

 

 

「はい、アメリカは間違いありません。

我が国アメリカが一人ということは初め本国の過激派が反対していましたが、ストライカーユニット技術で他国に劣っている我が国の現状を打破するため、一部ストライカーユニット技術の開示を条件に承諾を得ています。」

 

 

「日本国も問題ありません。

我が第一機動隊群の旗艦『うんかく』より一人

IS学園から二人の代表候補生が所属させて頂きます。

我が『うんかく』のパイロットは他国にまず負けない腕と確信を持っていえますので信頼していただいて構いません。」

 

 

日米ともにきちんと話が通っているか確認が出来た。

向こうの世界では連絡を入れたのに知らぬ存ぜぬで門前払いを食らうことがあったのでひと安心だ。

というか、山口海将。

海上自衛隊の『第一機動隊群 第二航空作戦群』(通称 二航戦)っていったらアメリカ第七艦隊の空母打撃群も冷や汗もののキチガイ練度集団だろう?

訓練で事故は当たり前の鬼の多聞丸率いる『うんかく』はその中でも更にキチガイじゃないかヤダー……

そりゃ二次大戦の二航戦率いてた山口多聞提督の子孫なだけある……

 

 

「アメリカからは海軍の方がこられるのですか?」

 

 

「はい、我が国がなんとか開発した艦上型のストライカーユニットISを装備させ配属します。」

 

 

バルドー少佐がに率いてた第七艦隊のIS部隊は世界でも有名だからな。

唯一山口海将の『うんかく』とまともに戦えるアメリカ最強部隊(うんかく 単体と張り合えるだけこっちも頭がおかしい)。

戦力としてとてもありがたい。

 

 

「了解しました。

正式な書類ができしだい、第三四三統合戦闘航空団は日本及びアメリカを歓迎します。」

 

 

後は、私の話だとか訓練大変ですねとかたわいもない話をして終わった。

なんでも、山口海将にバルドー少佐は惚れているらしい。

いや、この場でイチャイチャしようとしないでくれバルドー少佐!

山口海将も顔を赤くし照れないでくれ。

私が反応に困る。

 

しかし………

今まで行っていた訓練の話になったとたん、山口海将の目が鬼をも殺すと言わんばかりに鋭くなったのには冷や汗が出た。

鬼の多聞丸の血は現代でも健在か。

山口海将に鍛え上げられた『うんかく』率いる第一機動隊群と二航戦は一体どんな訓練をしているのか逆に気になってきてしまった。

一週間後に模擬戦(クラス代表になる気はまったくない)もある、久々に訓練メニューを見直してより厳しくしてみるか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

 

 

 

 

山田先生に部屋の鍵を貰い、やっとのことで1日が終了だ。

相部屋ということで、織斑秋斗と一緒にならないか不安だったが杞憂だったようだ。

 

相手は同じクラスの布仏本音さんだった。

あのぽわぽわとした雰囲気は中々に癒される。

夜間哨戒任務から帰ってふらふらしていたサーニャに膝枕していた時位癒された。

まぁ、その後はエイラに見つかりケンカ寸前になったがサーニャが起きてエイラを宥めてくれて助かった。

ただ、またこんど膝枕してくださいと顔を紅くして言ってきたが、それをみてエイラとともにサーニャ保護共同戦線をはったのは懐かしい。

どうも私は小動物的な雰囲気が好きらしい。

トゥルーデ姉さんに笑われそうだ。

 

一週間後の模擬戦、勝ったら本音に膝枕してみよう。

 

 

………だめだ、疲れて思考回路が可笑しくなってる。

今日は寝よう。

 

 

 

 

 

…………………………………

………………………

……………

 

ZZz……

 

 

 

 

 




一万トンクラスだと多少荒れた海でもそこまで揺れませんね。
二千トンクラスの阿武隈型はどうなんでしょうね?


因みに、『うんかく』には二番艦『まなづる』三番艦『ずいかく』四番艦『しょうかく』があると脳内設定(笑)
詳しく『うんかく』型の設定でも考えるか悩み中です。


どうせ私以外需要があるかわかりませんし(笑)


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。