【完結】スパイになってしまったのだが   作:だら子

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あとがき

あとがき

 

2016年の6月(ハーメルンでは8月から)から書き続け、ようやく完結へ至りました。本当に長かったと思います。リアルが少々忙しかったこともあり、チマチマとした更新しか出来ませんでした。今まで色々な作品を完結させてきましたが、今回のシリーズは中でも長かった方だと思います。それでも最後まで付き合ってくださった皆様には頭が上がりません。完結すると信じて追いかけてくださり、ありがとうございました。

 

この『ジョーカー・ゲーム』のオリ主の話を書こうとしたきっかけは、『ジョカゲの2次創作がねぇ!』と嘆いたことから始まります。大好きなジョカゲのオリ主もの2次創作が本当に本当になかったんです。pixivで検索しても『オリ主』小説はでてこない。ハーメルンの場合なんて、『ジョーカー・ゲーム』の検索結果はゼロ。マジでやってらんねぇとなり、書き始めました。最初はただの自家発電だったのにもかかわらず、こうして多くの方に読んでもらえて嬉しかったです。

 

後日談についてですが、それは冬コミの新刊(2018年1月時点では終了【次回イベントで残部頒布予定/次回参加イベントは未定】)で明かされる予定です。本当は新刊の発表をする前にシリーズの方を完結させたかったのですが…。間に合いませんでしたよね。ちくしょう。でも、まあ、一応、冬コミまでに間に合ったので勘弁してくださいませ!

 

ちなみに、この作品のコンセプトは『一般的な平成人がもしもD機関へ入ったならば』となっております。しかし、一般的な人間が化け物が蔓延るD機関で活動できるわけがありません。その為、少々転生者のアドバンテージを活かしたり、特技を追加したりする羽目になりました。「ちょっとこのオリ主、平凡とか言っているけど、平凡じゃなくね…?」と思った方もいらっしゃると思います。実は私も思いました。でも、D機関に所属するなら、これくらいできないと死にますから…。

 

後、『藤原』をTS転生者にしたのには理由があります。構想中は、オリ主は平成人の男でいくつもりでした。しかし、平凡な平成の男という設定だけでは、キャラ達に中に埋もれてしまいます。男キャラは既に沢山いますからね。なら、『女スパイ』ならどうだろう? あの時代の日本では女性への教育は殆どありません。重役への雇用もないに等しい。そんな時代に優秀な女性スパイがいたら面白いなと考えたんですが…。結城中佐は『女は感情で殺してしまうからスパイには向かない』的なことを作中でいっておりました。これではD機関員にそもそもなれないと気がつき、断念→じゃあ、中身が女性でいくか! となりました。それがTS転生者、藤原の誕生です。

 

大体1年6ヶ月もの間、お付き合いありがとうございました。感謝してもしきれません。

 

全てのジョーカー・ゲーム好きにこの作品を捧ぐ。

———スパイの物語はまだまだ終わらない。

 

by だら子


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