ソードアート・オンライン ~闇と光の交叉~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

7 / 65

 この前書きを書いてる時点で既にUAが150を突破していて嬉しく感じ、他の方のUA数を見て若干悔しさを覚えた黒ヶ谷・ユーリ・メリディエスです。

 ちなみに書いてるのは24日朝の六時頃です。投稿していたのは午前二時くらい……阿呆と罵って頂いても結構ですよ(笑)

 早起きって良いですよね、最近は暑いので朝の涼しさが身に染みます。

 まぁ、それはともかく。UA数は少しずつ読者様によって伸びていくし、私の腕によるものなのでのびのびとやっていきたいと思います。

 そんなこんなで第六章。タイトルから分かると思いますが、原作のあの子が登場します。割とアッサリと話が終わりますが……後々、ちょっとずつ絡める要素を含めてるので、そのオードブルとして楽しんで頂ければ嬉しいです。

 ただコレを書いてる頃、知り合いからご要望があったので二人ほどオリキャラが居ます。まぁ、ちょくちょく名前を聞く程度ですし、そこまで深く関わらないのですが。

 それではどうぞ!


第六章 ~月夜の黒猫と宵闇の剣士~

                    第六章 

               ~月夜の猫と宵闇の剣士~

 

「それじゃ、キリトさんに助けてもらったお礼と出会いを祝して――――」

「「「「かんぱーい!」」」」

「か、かんぱい……」

「…………乾杯」

 

 俺は今、第十九層の主街区の宿屋にいる。現在、SAOに囚われてから半年、最前戦は俺の働きもあり、既に四十八層【リンダース】だ。そこは原作で、《リズベット》という少女が鍛冶屋を営む街でもある。

 アスナ達とも未だ交流があり、彼女が店を買うのに力を貸して欲しいと言われた。一応値段を聞き、余裕で払える額だったので、匿名で渡すよう頼んでから金を渡した。返済はアスナ達経由だ。

 俺は一層をクリアしてからは、しばらくチート装備を使って攻略を進めた。実は攻略組がボスに挑んだ回数よりも、俺がソロで倒した回数の方が多かったりする。

 最近は一緒にボス攻略をするようになったが、原作の二十五層で軍を壊滅させたフロアボス《ザ・グレイトドラゴン》はソロで倒したので、キバオウ達は未だ健在。俺とヤツは顔を合わす度に喧嘩をしている。初撃決着で決闘をした事もある。俺は異常にレベルが高くなっているので、キバオウは全く相手にならないが。

 なるとしたらアスナ、リーファ、ユウキ、クライン、そして茅場が扮するラスボスのヒースクリフだろう。それでも、十回戦えば九回は絶対に勝てる。ヒースクリフのシステムオーバーアシストだけは未知数だが、それ以外で俺に勝てる存在は今のところ無い。

 今では悪夢を見ることも無くなってきているので、十分な睡眠も取れるようになってきており、昔よりも更にミスは少なくなっている。とはいえ三~六時間なのだが。

 ちなみに、ヒースクリフは原作どおりに《血盟騎士団》を立ち上げ、アスナはその副団長。リーファとユウキはアスナの補佐。クラインは、やはりこちらも《風林火山》を立ち上げている。エギルは俺も色々と協力したので、立派に商人をしている。

 さて、俺はというと。

 ギルドは人数制限はないもの、つまり独りでも立ち上げれるのである。というわけで俺も作ってはいる、団員は俺だけだが。

 漆黒を背景に白い真円。その円の上下左右に等しく接するように、中央にはダイヤのようなマーク。漫画とかアニメでよくある、キラーンという効果音が入りそうなシーンで出る、あのマークだ。

 それを俺は『夜空で一番凛々しく輝く星』と言う意味で、《凛々の明星(ブレイブ・ヴェスペリア)》とギルドに名づけている。ギルドと言っても俺一人なのだが。

 なぜこれをしたかというと、なんとなくとしか答えられない。

 最前線トップのプレイヤーであり、最強の剣士。正しくこの名は似合うだろう。これはキバオウ、そして何より、ヒースクリフ――――茅場晶彦への皮肉だ。ヤツは最強を自力で目指そうとしている、その鼻っ柱を、チートとはいえへし折ってやるのだ。

 ただそんな気がしただけで、別段深い理由でもない。

 

 さて、初めに戻ろう。

 今俺は十九層の主街区の宿にいる。目の前には五人構成のギルド。『月夜を背負った黒猫』がギルドの印になっている。

 そう、原作でキリトが全滅させてしまった、あのギルド《月夜の黒猫団》だ。ただし、メンバーに若干違いがある。原作では男四人、女一人だったが、今俺の目の前の五人は男三人、女二人だ。

 リーダーで片手メイス前衛のケイタ。茶髪・茶色の瞳の男。

 投擲や撹乱のシーフ姿のダッカー。茶色の髪と瞳の少年にみえる男。

 軽装だが、片手剣と盾を使う怖がりな少女サチ。小柄で、黒の瞳と髪。

 軽装で前衛に出る槍使いのルシード。短くツンツンの髪を紫、瞳を銀にしている。一七〇センチを過ぎた辺りの身長に、ほっそりとした威丈夫。

 軽装で投げナイフやチャクラム、短剣使いの少女ルネード。茶色の髪を小さいポニーテールに纏め、薄ら蒼い瞳をしている。身長は一六〇センチ手前あたり。

 出会いは同じ。俺がちょっとした素材収集にこの層の森に降り立ったら、数匹の魔物に追われてHPを危険域まで減らしているプレイヤーを発見、すぐに助け出した。無論、全力なので二刀を使った。よって【黒の剣士】だともばれている。というかばらした。

 《二刀流》スキルは未だに使っていないが、片手剣それぞれでソードスキルを使うシステム外スキル〈スキルコネクト〉を使っているせいで有名なのだ。

 右の剣と左の剣それぞれのソードスキル終了体勢に、無理が無いものだったら繋げられることに気付き、数ヶ月鍛練したのだ。俺はシステム的にもチートという事で、【人殺しのビーター】に拍車が掛かりそうだ。

 それでも五人の態度は変わらない。若干怯んだようだが、リーダーの《ケイタ》等は『サインをください!』と頼み込んできたほどだ。お前、原作の時と色々違うな。アレはキリトのある意味の自業自得だが。

 さて、今俺はケイタ達にお礼を言われながら乾杯をした。というかお礼は何度も帰りに言われているのだが、なんでも話があるらしい。

 

「いやー、それにしても全プレイヤー中最強のキリトさんに会えるなんて、僕、嬉しいなぁ……しかも助けてもらったし」

「それは良かった。あと、俺と話すときも敬語は無しで頼む……それで、ケイタ達の頼みって?」

 

 俺はケイタに聞いた。実際のところ内容は知っているのだが、ここで一応聞いておかないと、後々面倒になりかねない。

 ケイタは俺の隣に座っている女性《サチ》に目を向ける。

 

「えっと、分かってるだろうけど、僕達のパーティーって前衛と中衛のバランスが悪くて……それでその子、サチを槍使いから片手剣使いに変えようと思ってて。キリトさん……キリトには、その指導をしてもらいたいんだ」

 

 はい、やっぱりそうでしたー。俺としても、息抜き代わりに受けるのはやぶさかじゃない。しかし、サチの場合、片手剣使いは恐らく無理だ。

 俺はそう伝えるべく、考え、言葉を気をつけて選び、口を開く。

 

「……生き抜ける、助かる可能性を広くするのなら、俺も喜んで協力する。だが……サチの場合、そもそも近接は向かない。いや、戦闘自体向いてない」

「え……どうしてだよ? 今まで戦えてきたんだぜ?」

 

 茶色のローブマントを着た少年が訝し気に言う。まあ、そうなんだが……

 

「ケイタ、話は変わるが。《血盟騎士団》にはどうして会計やら装備部やら職人プレイヤーもいると思う?」

「えっ……それは、攻略を進めやすくするためじゃないのかい?」

「一応それもある。けど、正解じゃない。正確には『フィールドに出たくないが、ギルドに貢献したい』プレイヤーがするのが後衛職、つまり戦闘以外で頑張る事を目的にして作られたんだ。まぁ、かなり助かってるらしいけどな」

「そうだったのか……でも、それだと、サチは……」

「サチは向いてない。生き残るようにするなら後衛職にして、サポートにすると良い。効率重視なら槍のままにして、他の四人の誰かが片手剣を上げると良い。俺はそれには付き合う、でもサチを片手剣使いにするなら協力するつもりはあまりない。無理にやらせようとしても、恐怖心だけは本人の問題、どうにも出来ないからな」

 

 俺の言葉にケイタは悲しげな顔をする。サチはというと、曰く言いがたい複雑な表情をしていた。恐らく、自分のせいだけど前には出たくない、という葛藤に苛まれてる。

 ここはもう一つ押すべきか、サチが何故戦いに向かないのか。

 

「そもそも、ケイタ達は知ってるか? サチが攻撃する際に一瞬目を瞑ってる事を、攻撃される際も同じ事をしてる事を。サチは戦いを恐れてる。そんなヤツに前衛を任せようとするのは、死にに行かせるもんだぞ。攻略組、最前線に出ようとしてるなら尚更だ」

「っ?! そうだったのか、サチ……?」

 

 ケイタの問いに、サチは目を伏せながら小さく、コクと頷く。それを見て、四人は驚愕をあらわにした。おそらく気付いていなかったのだろう。サチが怯えているのは知っていても、まさかここまでとは。

 

「うん……本当は、【始まりの街】から出たくなかったの」

「サチ……そうだったのか……ごめんな、気付けなくて」

「ううん……これは私が悪いの……でも、憧れがあったから。だから怖くても頑張れると思った」

「憧れ? それは……?」

 

 俺が聞くと、今度は真っ直ぐ、俺の瞳を見てきた。その瞳は煌きを持ち、ほんの少しだけ潤んでいる気がする。

 

「私の憧れは……キミだよ、キリト」

「…………は? え、どうして俺なんだ? 《血盟騎士団》の団長や副団長、その補佐の二人なら分かるけど、俺は悪名高いんだぞ? どうして俺なんかが憧れなんだ?」

「キミを悪名で、【死神】とか悪し様に言う人は少数なんだよ? たった一人で、孤独の中戦い続ける少年剣士。たった一人でアインクラッドの希望となっている星。だからこそ、私の憧れはキミなんだよ」

 

 俺が色々している事も含めて、サチは俺に憧れを抱いているのか……なんともまた、厄介な……そう言えば、アスナやリーファ、ユウキ達も似た事を言っていた。

 あの時は慰めかと思ったが、中層・下層域で動くサチ達が言うのなら、本当なのかもしれない。そんなつもりは全く無いのだが……

 

「……そうか、ありがとう…………それで、サチはどうしたいんだ?」

「キリトが一緒なら、私、剣も使える気がする……!」

「なんとまた、単純と言うか純粋と言うか……」

 

 胸の前で両手を握ってやる気を見せるサチ、結構レアなシーンな気がするがいいのだろうか?

 

「……じゃあ結局、剣の鍛練するのか?」

「うん……! キリト、ううん。キリト師匠、お願いします!」

「僕達も、攻略組を目指してる。サチのついでで良いから、レクチャーしてくれ!」

 

 そう言って俺より年上の五人が一斉に頭を下げるという、このある意味異様な光景。他の宿泊客もこちらを見ているのが分かる。

 

「…………厳しくなるぞ? 攻略組になるのなら、相当強くならないといけない。これはステータスとかだけの話じゃない。『心』の強さ、意志、覚悟もそうだ。辛いものになる。特にサチは怯えを克服しないといけない。それでも…………するか?」

「「「「「はい!」」」」」

「……よし、だったら引き受ける! ギルド同士の同盟だ!」

「「「「「おー!」」」」」

 

 こうして俺は《月夜の黒猫団》の講師となった。

 それからは毎日フィールドへ向かった。サチには俺が昔ドロップして、しかしチート装備があった為使わなかった片手剣をあげた。

 サチは俺との圏内戦闘で怯えもかなり克服。今では俺の憧れなのか、それとも俺のせいなのか、若干戦闘狂になってしまった気がする。育て方を間違えたかな……?

 一ヶ月間、俺は最前線のボス攻略には参加、それ以外はケイタ達の育成に時間を充てた。当然、経験値稼ぎや情報収集の為に二、三日に一回は最前線に出るが。

 初めて会った頃は、俺はレベル124、ケイタ達の平均レベル18だった。しかし、一月が立った今、彼らの平均レベルは54となった。これは俺とパーティーを組んだからチート装備の効果が反映されたのだ。

 現在、主に行動している階層は四十層、以前に比べれば異常な成長速度だ。勿論安全マージンもだが、各々の実力も重視させている。俺が多くの武器を使って魔物の動きを再現できるので、ケイタ達に連携を重視させている。

 そして、片手剣使いに転向したサチはというと……

 

「はあぁぁぁぁっ!」

「……ッ!」

 

 どういうことか、本気ではないとはいえ、俺と一対一で拮抗するようになった。もう以前のような怯えは無く、戦闘時は鋭い雰囲気と目つきになって敵陣に突っ込んでいる。しかも、指揮や戦い方がケイタより上手い。聞けば俺の戦い方を参考に、自分なりに動いているのだとか。だから盾無し片手剣使いなのだろう。

 人間ここまで化けるのか、と思う今日この頃。この感想は他の四人共通のものである。

 流石にここまで変わるとは思わなかった……

 

「まさか、たった一月でここまで変わるとは……」

「えへへ……どう、かな?」

「……冗談抜きで、ある意味俺より強いぞ」

「え? ほんと?!」

 

 喜色満面な顔で驚いて喜ぶサチ。初めて会った頃の暗い雰囲気は、今は全く感じられない。怯えなくなって戦闘に積極的になったのは、俺も嬉しく思おう。

 

「ああ、ホントだ。片手剣一本で初撃決着の決闘をすれば、多分俺が負けるな」

「ええ?! そっかー、これでキリトみたいにソロでも活動できるね!」

「「「「「…………ん?」」」」」

 

 ……ちょっと待て。今サチは何て言った? ソロで活動だと?

 

「サチ。拳骨とでこピン、どっちが欲しい?」

「え? ――――あうっ」

 

 一瞬でこピンの方を見たので、額に一発お見舞いする。サチは怯み、どうして? と半泣きの目で聞いてきた。痛かったか? だが謝らん。

 

「あのな、サチ。ソロっていうのは危険だ。余程じゃないとやっちゃダメなんだよ。そもそも、ソロで活動するのは存外実入りが少ないぞ」

「そうなの? でもキリトはソロなのに強いよね?」

「俺は速攻でモンスターを倒せるからな、パーティーで戦う時以上に早いから稼げるんだ。あとは色々情報を入手しまくってるし、敵のスキルは全部覚えるようにしてる。他にも状態異常に高い耐性がある装備とかもしてるし。でもパーティーならこんな手間暇掛けなくても済む。ぶっちゃけソロをするのは自殺行為なんだ、馬鹿のすることさ」

「キリト、そこまで言うのかい……」

 

 ケイタが呆れている、だが俺は間違った事は言っていない。事実なのだ。

 

「でも、私はキリトと一緒に戦いたい。そのためには、ソロでも全部出来るようにならないと……」

「……ハァ。俺はそんな危険な事をさせるために鍛えたわけじゃないんだ。そもそも、俺と一緒に戦うのならソロじゃないだろ。人間一人に出来る事なんてたかが知れてるんだ。生き残りたいなら、まずはソロで戦うという考えを捨てろ」

 

 サチはしばらく考え込んでいたが、少し経ってから顔を上げて頷いた。ソロに対する妙な憧れに気付けて良かった。それで死なれたら流石に洒落にならん。

 

「うん、ゴメン……」

「分かったら良い。俺は独りで戦わないといけないから戦ってる。ソロの理由としてはこんなとこ、サチがソロをする必要は無いんだよ」

 

 俺の言葉に再度頷くサチ。それを見守るケイタ達も頷いているが、その表情は複雑なものだった。納得出来ないのだろう。

 俺はそれに気付くも、しかしあえて無視した。この後には第五十層のボス攻略があるのだ。

 実はこの一月、俺が攻略に殆ど出ていないせいもあってか、攻略速度が非常に遅くなっている。それ以外にも、クォーターポイントということもあり、モンスターがかなりの強さなのだ。結局ボス部屋を見つけたのは一昨日、しかも俺だった。

 俺は一回ボスと戦ったが、アレばかりは一人では絶対無理だ。幾らなんでも手数が違いすぎたのだ。俺は戦闘開始三十分でHPが危険域に入ったので、仕方なく撤退した。今回のあれは、死者が出るかも知れない。というか、出なければ奇跡である。

 なので、俺のほか、実力のあるギルドやソロ、パーティー全員に参加の申請が来ている。アスナ達が俺に、直に土下座までして頼み込んでくるほどだ。余程偵察で苦戦したのだろう。俺の渡した情報も鑑み、おそらくなりふり構わず頼み込んでいる。

 俺はこの後にあるボス討伐レイドに行かなければならない事を、改めてケイタ達に伝え、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 如何でしたでしょうか?

 原作では《月夜の黒猫団》入りしていたキリトですが、今作のキリトは自分でギルドを立ててしまっています。知っている人は知っているあのギルドですね。

 ただしキリトが立てたこのギルドの名前、ちょっとだけ後に関わります。モチーフとコンセプトを活かしたいと思っていたので。

 プログレッシブ三巻はこの頃まだ出てなかったのでその辺を書いてませんが、クエスト達成条件なんかもギルドの証を取るくらいで、クエスト受領に人数どうこうは無かった覚えがあるので、一応矛盾は無いと思います。

 そしてサチの片手剣使いへのシフト、ついでに積極的な性格へのシフトもわざとです。原作では大泣きしてしまったので、せめてこの小説の中だけでも積極的に生きて欲しいなと思いまして……

 それでは次話、第五十層ボス戦……?


 あ、活動報告の方にR18の作品について、リクエストとかどんなのなら書けるとか書いているので、ご希望のカップリングで書いて欲しかったら、活動報告の方にご返信下さい。感想にはあんまり書かないで頂きたいです。何か、規約に引っ掛かるかも知れないので。
 ちなみにまだR18は投稿してないので悪しからず。

 では今度こそ、さらば!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。