ソードアート・オンライン ~闇と光の交叉~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

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 どうも、おはこんばんにちわ、黒ヶ谷・ユーリ・メリディエスです。

 今話はちょびっと展開を原作に似せています。原作の《心の少女》のお話で出てきた人達の登場です。

 今までチラッとキリトが言っていますが、第一層の子供を預ける施設である教会とは既に顔馴染みの状態です。当然ながら巻き込んでしまった事への罪の意識から援助をしていました。

 今回はその辺のお話ですね。

 では、どうぞ!


第二十八章 ~幸せな一時と罪の影~

第二十八章 ~幸せな一時と罪の影~

 

 俺がユウキと結婚した事を皆に伝えた翌日、数多の情報屋が二十二層南にある俺のホームに押しかけてきた。

 一体ドコでその情報を知ったのだと思ったが、おそらくクラインかアルゴあたりだろう。あの二人に口止めをするのを忘れていた俺が悪い。場所の方はアスナ達【SAO三大美女】が足繁くここに通っていれば、バレもする。

 とにかく大量の情報屋から逃げる為、俺とユウキは超高レベル補正の敏捷力にものを言わせ、《神速》も併用して誰にも追いかけられない速度で第一層へ逃げた。第一層始まりの街の東七区にある、子供たちが集まっている教会へ避難するためだ。最近行っていないのと、俺に関しての謝罪をしなくてはならなかったからだ。皆が《SAO》に囚われているのは俺の責任でもあるし、俺は自分が《桐ヶ谷和人》だという事を二年近く黙っていたのだから。

 その目的もあり、その教会がある始まりの街へ来たのだ。

しかし――――

 

「ねぇキリトさん。気のせいじゃないなら、なんだか人が少ないと思うんだけど……」

 

 ユウキが持った疑問の通り、始まりの街にいるプレイヤーが圧倒的に少ない。

 存命中のプレイヤーは約八千。内、軍に所属するプレイヤーや街から出ていないプレイヤーは推計五千はいる筈なのだ。

 だから転移門周りなら誰かいてもおかしくは無いのだが、なぜか人が見当たらない。

 気配としては無数にあるので、おそらく屋内に引き篭もっているのだ。軍に関しては偶然会わないだけだろうけど。

 

「確かに人通りはないな。まあ気配はあるから屋内にいるだけだろうけど」

「これってどういうことかな……?」

「多分、最近軍の過激派がやってる『徴税』とやらのせいだ。最近軍の内部で頭角を現したらしい……えっと、たしか《べルナー》とか言う男が過激派の首領だった筈だ。『KoBなんかに遅れを取ってはならない!』とか言ってるらしい。七十四層でコーバッツ率いる軍がいたよな? アイツを派遣したのもソイツらしいぞ」

「へぇ……なんて言うか、その人、バカだよね」

「まぁ、攻略も何もせずに吠えてるだけらしいからな」

 

 何せ攻略会議には一切出ない男らしいのだ。しかもレベル的にも中層上位レベル、つまり50前後らしい。完全職人のリズよりも弱いという事だ、レベルだけ見れば。

 

「とはいえ、圧倒的に強いキバオウやディアベルに対しても臆さずする無謀としか思えない言動、野心を誰にも気付かせなかった智謀…………それらをさせるだけの何かがある、ないし持っていると推測はしておいた方が良いかもしれない」

「それって例えば…………?」

 

 不安そうに俺を見てくるユウキ。気持ちは分からんでもない。

 

「そうだな…………半年前の『圏内事件』ははただの演出でそう見えていただけだったけど、本物の『圏内事件』……圏内PKを可能とするスキルとか。まぁ、それは可能性的に見てまず無いから、俺のチート装備みたいな物を持っているとか」

「圏内PKを可能とするスキルか……その事件の時に団長にアドバイスを受ける為に相談したんだけど、団長は『その可能性は除外して良い。フェアネスを貫いているのが《SAO》の特徴なのだ、そんなスキルが入って入ればフェアではない』って即答してたよ」

「茅場が断言したなら残るはチート装備か…………いや、もしかしたらシステムの穴を突くアイテム、ないしシステム外スキル、か……?」

 

 顎に手を当てて熟考する間も俺達は歩いているわけだが、その中でも俺の感覚は研ぎ澄まされている。それは前世や長いソロ歴で身についた習慣だ。

 そして、それが今回は幸いとなった。

 

 

 

 ――――離せよ! 何でまた俺達に関わるんだよ!

 ――――お前らは税金を滞納してるからな、保母さんを釣る餌だ!

 

 

 

「「ッ!」」

 

 その声は子供のものと大人の男のものの二つだった。子供は少し涙声で震えており、大人の方は下衆特有の声質だった。しかも会話内容からしてロクでもない上に、十中八九“軍”に所属しているヤツだ。

 ユウキも声を聞き取ったらしい、俺と顔を見合わせた直後、同時に路地に入った。互いに凄まじい速度で疾駆する。

 すぐに目的地に着いたが、俺とユウキはそこで止まらずに細い路地で固まっている軍を飛び越えた。そのまま子供たち――東七区で過ごしている子供たちの前に降り、俺とユウキは軍へ振り向いた。

 いきなりの事で全く反応出来ていない連中。鈍い鉄色のフルアーマーの男たちは横に広がって隙間を無くしている。

 《SAO》のシステムにある【アンチクリミナルコード】は結構融通が利かない部分がある。その最たるものがプレイヤー同士の接触関連だろう。今の軍のように、隙間を無くしての通せんぼを『ブロック』、それで人を囲う事を『ボックス』と言い、立派な非マナー行為だ。一応これは圏外でも見られる、まぁあくまでそれはプレイヤー限定だけれど。

 とにかくそれのせいで、無理矢理の通行は出来ない。

 だから俺とユウキは何の躊躇いも無く、軍の連中を飛び越えたのだ。

 一応注釈を付けておくと、これを出来るのは敏捷力や敏捷補正が多大な数値の者だけだ。俺以外で挙げるとユウキ、アスナや黒&金髪リーファ、シリカ、フィリア、アルゴの七人くらい。

 つまりそれだけ敏捷補正が無ければ出来ない。それを理解出来れば、俺とユウキが如何に強者なのか分かる。逆に言えば、それが理解できないのは弱者であり、気付かないうちに喧嘩を売る馬鹿という事だ。

 

「お、オイオイオイオイ! お前らいきなりなんだぁ?!」

「通りすがりの【黒の剣士】キリトだ。ちなみに、今のこの姿がリアルな。今までの姿は手鏡を使っていなかった状態の、自作アバターのままだったんだよ」

「そしてボクは《血盟騎士団》第一副団長【絶剣】ユウキだよ」

 

 ちなみに第二副団長は黒髪リーファである。

 

「はぁ?! お前らみたいなガキがそんなわけねぇだろ! お前ら軍を舐めてないか?!」

 

 ゲラゲラと馬鹿笑いする軍の連中に、ユウキが段々剣呑な空気を出し始めた。

 とりあえず軍はユウキに任せ、俺は後ろの子供たちへ向き直る。

 

「ギン、今の内に服を着直しとけ。俺とユウキがいるからにはもう大丈夫だ」

「ほ、本当にキリト兄ちゃんなのか……? それがリアルの姿なのか……?」

「そうだ、俺のリアルは《桐ヶ谷和人》、《SAO》を作った者だったんだ。今まで騙してて悪かった。とにかく今は服を着ろ」

 

 俺の言葉に呆然と頷きを返しつつ服を着直す子供達。赤毛のギン、茶髪のリン、長い青髪のエミナが慌てて足元の鎧や服を着直す。

 それを見て、軍の連中が怒鳴り始めた。

 

「貴様! 軍の公務妨害として本部に来てもらうぞ! それとも圏外行くか?! おぉ?!」

 

 俺を見ながら腰から大振りのブロードソードを抜く男。装備のランクは周りより一つ上、つまりこいつらのリーダー格か。

 しかし右手で持って左手の平にペチペチと音を立てているブロードソードは、まだ一度も強化・修復を経験していない武具特有の薄っぺらさしか持っていなかった。つまりこの男はロクに戦闘を経験していないという事になる。

 そして圏外へ行くという意味も、コイツは真の意味で理解できていない。

 

「……ユウキ。悪いが、後ろのギン達の方に付いててくれ。コイツらの相手は俺がする」

「えっ、でも……」

「ユウキは《血盟騎士団》第一副団長としての立場がある。今ここでユウキが戦ったら、団長のアスナに迷惑しか掛からないだろ?」

 

 俺の言葉に渋々頷き、ギン達のもとまで下がる。そして俺はリーダーの男と相対した。

 今の俺とユウキは変装の為にいつもの装備をしていない。つまり外観から俺を【黒の剣士】キリトと判断出来ないのだ。しかも今の俺は一週間ほど以前とはアバターが違い、《桐ヶ谷和人》としての姿。尚の事【黒の剣士】とは分からない。

 だからだろう。俺とユウキのやり取りを芝居だと判断して、圏外戦闘を仄めかしたのは。

 俺はメニューを開き、そこにある【クイックチェンジ】のタブをクリック。

 一瞬で俺の装備は【黒の剣士】の代名詞の二刀黒衣の姿になった。続いて黒剣の方だけ抜き、男に向けて構える。

 そして少しずつ近寄っていく。

 

「お……お?」

「……わざわざ圏外まで行く必要は無い――――」

 

 まだ反応出来ていない男に向けて、その場で袈裟斬りを放つソードスキル《スラント》を放つ。それを受けて、凄まじい轟音と閃光が炸裂した。

 圏内戦闘はデュエルと違ってHPは絶対に減らないので、友人同士の模擬戦でよく利用される。その際、攻撃がヒットする時に【アンチクリミナルコード】に遮られる。つまり俺がヒースクリフを攻撃した時と同じ事が起きるわけだ。

 そしてこの轟音と閃光、攻撃側プレイヤーのスキルやステータスによって過剰演出になっていく仕様になっており、ソードスキルでの攻撃で威力が過剰な場合、ノックバックも発生する。それだけの過剰演出がされていてノックバックも発生するとなれば、慣れていない者からすればHPが絶対に減る事が無いと分かっていても恐怖を覚える。

 つまり、今のこの状況にはもってこいなわけだ。

 

「その代わり、永遠に続くがな」

 

 再びのソードスキル、今度は《ヴォーパル・ストライク》。重突進攻撃なため、リーダー格の男は十数メートル吹っ飛んだ。やはり過剰な轟音と閃光と共に。

 それでようやく俺が本物と分かったのだろう。少しずつ怯えが混じり始めた男たちに、リーダー格は戦えと命じた。それを受けて俺に剣を向けてくる。

 それに対した俺は、子供達を助けるついでに今朝から溜まっていた鬱憤を晴らすべく、男たちを蹂躙していった。

 

 ***

 

「はぁぁぁああああっ!!!」

「「「「「ぎゃああああぁぁぁぁ?!」」」」」

「うわぁ……はっちゃけてるなぁ……」

 

 ボクはキリトさんの大暴れ振りを見て、ちょっと引いていた。

 さっきまではボクも子供達を襲う卑劣な連中に怒っていたけど、その怒りはキリトさんの方が大きかったらしい。いや、アレは絶対、今朝の情報屋の事で溜まった鬱憤晴らしも入ってる。

 

「な、なぁあんた。あの人ってやっぱりキリト兄ちゃんなんだよな? そんで、リアルは……」

 

 ボクのクロークの裾を引っ張って、赤髪のギンと呼ばれた少年が不安そうに言う。その瞳は裏切られ、捨てられた子供のようだった。

 

「……うん。彼は確かに【黒の剣士】のキリトさんだし、リアルは《桐ヶ谷和人》でもある。少し前までは正体を隠してたけどね……」

「じゃあ……もしかして、キリト兄ちゃんもヒースクリフと同じ、このゲームのラスボスなのか……?」

 

 そう聞かれ、ボクは即答出来なかった。もしそうなら、今まで人を遠ざけてきた彼の行動にも説明はつく。

 けど、ボクはそれを認めたくなかった。だからボクは、ギンに微笑みかけながら不明確なことを口にした。

 

「それは違うよ。キリトさんはラスボスじゃない……茅場とは違う」

「そっか……ならどうして俺達全員に対して黙ってたんだ?」

「《SAO》最初期の頃、彼がリアルバレまでしてたら、きっと殺されてた。キリトさんはそれを見越してたんだよ。殺人に対する精神的な壁を壊さないために……誰かが悪いのなら処刑なんて、安直な結末に至らないように」

 

 無論これは今考えた理由だ。本当は自分が殺されないように、自分が集めて流す情報の信憑性を疑わせないようにするためだ。彼がアバターをリアルにしたのも、その必要性が無くなったからと言っていた。

 つまりこれは、ボクが都合の言いように嘘を言っているに過ぎない。彼が嫌われないよう、ボクが満足できるように矛先を向けるためにしている嘘なのだ。

 それを疑わない少年少女。かなり罪悪感が生まれる。

 

「……どうしたユウキ? 少し苦しそうだぞ」

 

 いつの間にか軍の連中全員を気絶させたらしいキリトさんが、声を掛けてきた。黒剣を収めて、さっきまでの緩い上下黒の服装へと戻っている。

 

「……ううん、なんでもないよ――――あ。あの人が保母さんじゃない?」

「ああ、ギン、リン、エミナ! 無事だったのね! ――――って、あなた方は……?」

 

 路地を子供と一緒に駆けて来た保母さんが、ボクとキリトさんを見て警戒して短剣に手を掛けた。それを制したのはギンだった。

 

「サーシャ先生! この黒い人、キリト兄ちゃんだよ! リアルの姿になったんだってさ!」

「え……キリトさんって……その姿、だったんですか……?」

「…………今まで黙ってて、悪かった……」

 

 ギンの言葉にうろたえるサーシャさん。その彼女にキリトさんは頭を下げた。

 

「え……いえ、それは……と、とにかく! お礼と話を聞きたいので、教会の方に……」

 

 サーシャさんに促されて、ボク達は教会の方へ向かう事になった。

 

 *

 

「なるほど……だからアバターが……そしてリアルの姿を隠していたと……」

 

 教会に着いた後、ボクとキリトさんはさっき何があったのかを話してお礼を言われてから、キリトさんのことについて話していた。

 キリトさんは顔を顰めて俯いていて、彼の周りには教会にいた子供達がいた。初めは少し離れていたのだけど、話が進むにつれて彼が落ち込み始めた辺りから周りに来たのだ。

 

「サーシャさん、それに皆も……今まで黙ってて……それと《SAO》に巻き込んでしまって、ごめんなさい…………」

 

 再び頭を下げるキリトさんに、サーシャさんは声を掛けた。

 

「キリトさん……あなたのお話はよく聞きます。PKキラー【嘆きの狩人】としても、フロアボス単独撃破のことも……他にも多くの事を聞きます。今までの行動、その根本は何だったのですか……?」

「…………贖罪だ……俺だけが罪を被れば、誰も苦しまない。誰かを殺す必要があるのなら、それは俺がすればいい。フロアボス討伐も危険なら俺一人ですればいい。俺が死ねば、俺はそこまでの男だっただけ……そう思って行動していた。今もそう思ってる」

「キリトさん……」

「……だけど」

 

 そこで言葉を切って、キリトさんはボクを見てきた。その瞳は以前までの暗い闇を宿していても、光の方が多かった。

 その瞳でボクを見ながら、キリトさんは続けた。

 

「虫の良い話だけど……俺に、一生を懸けて守りたい存在が……出来た。彼女……俺が《桐ヶ谷和人》と知っても受け入れてくれたユウキが、俺にとって大切な存在だ。絶対に一緒に生きるって、誓った……俺の罪は消えないし俺の行動も変わらないだろうけど…………絶対に死ねない理由が出来た」

 

 彼の話を聞いて、サーシャさんは息を呑んだ。

 今まで、彼が生きる意志を見せた事は無いのだと思う。ボクも見たことが無い。そして、それの元になってるのがボクだという事に嬉しくなった。

 

「そうですか……キリトさんは今まで、ずっと自分を殺して生きてきました。それは同年代の子供達に比べれば、圧倒的に辛かったでしょう?」

「まぁ……それが俺の贖罪の道なのだし、俺が歩まなければならない道だ。《SAO》を作り、こんな事件が起こる原因の一つが俺なんだから…………」

「だからといって、あなた自身の命を粗末にしてはならないし、巻き込まれた一人なのですから……そんなに自分を追い詰めなくてもいいでしょう? もう十分だと思います。これからは、あなた自身の幸福を探しても良いと思いますよ……」

 

 サーシャさんの言葉はキリトさんにとっては意外なものだったようで、彼は眼を見開いて、涙を流していた。それは勢いを増していき、彼は深く俯いて口に手を当てて嗚咽を漏らし始める。

 子供達はそれを見て、彼の頭や背中を撫でたりとあやし始めた。彼が泣くなんて想像も出来なかったからか、皆かなり慌てていた。そして、その気遣いが更に涙を流させ、嗚咽を激しいものにするということに気付かない。 

 サーシャさんとボクは、暖かく彼を見ていた。

 

 

 

 

 

 




 はい、如何でしたでしょうか。

 原作で《軍》が暴走していたのはキバオウですが、本作では別の人をその立場に宛がっています。ただ彼は名前だけ、つまり登場はしません(笑)

 そしてユウキの思考がとても大人っぽくなっています。精神的には三十歳ですから、まぁ、これくらいの思考があってもおかしくは無いと思います。今までそれっぽい思考を彼女視点の際には他よりも多く展開させているので、本作に限れば違和感は少ないと思います。原作の描写は少ないので違和感大きいでしょうが。

 本作のユウキは原作に比べ、少しずつ大人になっていく予定です。具体的には原作のアスナ以上となり、ISの織斑千冬や篠ノ之束すら頭が上がらないくらいになります。キリトも慕われつつ尻に敷かれます。つまり怒れば最強という訳ですね。

 私のユウキのイメージなのですが、彼女は天真爛漫に振る舞う裏ではかなり思考を巡らせ、人の顔を窺ったり、人の気を悪くしないようにしている一面を持っていると考えています。それで自己嫌悪に陥る事もしばしばです。

 原作でもそれによってアスナの為と自ら距離を取りました。

 ここが決め手となり、ユウキは基本的に人の心情を察する事が出来る子となっています。

 まぁ、ユウキだけではないのですが(笑) それに皆の成長はそんな所では終わりません、まだまだ成長していきますよ? にふにふ。

 そんなキャラのチート化を無意識に推し進めるキリトを、これからも温かく見守って下さい。



 ではそろそろ次回予告です。


 今までの行動を肯定され、涙を流すキリトを周囲の人間は温かく見守った。暫く雲隠れする為に一時的に部屋を借り、キリトとユウキの二人は同じ部屋で夜を過ごす。

 その時、ユウキはある質問を投げ掛けた。


 次話、第二十九章 ~光支える闇、闇支える光~


 お楽しみに!



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