ソードアート・オンライン ~闇と光の交叉~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

16 / 65

 どうも、おはこんばんにちわ、黒ヶ谷・ユーリ・メリディエスです。

 今話は、前話のリズベット武具店の直後のお話です。タイトルと現在の階層から分かる人も居るでしょうが、あの人が出てきます。ほんの少しだけ戦います。そしてすぐに退場します(笑)

 だってキリトのレベル的に絶対勝てませんもの。

 だからと言って殺しはしません、そこは原作と同じです。

 そんな訳で。原作展開に近い第十五章、どうぞ!




 ちなみに、このお話でこの《アインクラッド》は折り返しとなります。半分到達です。


第十五章 ~《完全決着》~

第十五章 ~《完全決着》~

 

 リズと別れた俺は、明日にフィリアの武器を届ける予定だったが、すぐに届ける事にした。届けてから、疲れていたから今日は一旦自分のホームに帰ることにした。二十二層の森の中にある、二階建ての家だ。かなり大きく、リビングにキッチンはもちろん、寝室は三つ、客間のようなとこは四つあった。しかも大きい庭まであり、大邸宅である。

 今までは一人だったため寂しかったが、今日からは《クリスタライト・ドラゴン》改め、《クリスタル》が一緒に暮らすのだ。大型犬よりも大きいサイズだが、中には入れる。いずれシリカとピナに会わせてみたいものだ。

 そこまで考えて思い出した。そういえば俺、七十四層でいきなり消えたのだった。

 

「…………メールがひっきりなしに着てる……」

 

 凄まじい量のメールがアスナ達から来ていた。いくつか読み飛ばし、一番最近着たのを確認すると、そこには『今からキリト君のとこに行くから待ってなさい』という内容のメールが。なんとも情報が早い……位置追跡でもしたのか、それともリズがメールで話したのか。クラインとエギルからは『生きて帰れ……』とあった。

 一体どれだけ心配させたのだろう。これでリズと一緒にダンジョン行ってたって言ったら、特大の雷を貰う事確実だ。しかし逃走するという選択肢は無い。ここで逃げれば尚更怖くなるからだ。

 そんなわけで、俺は二十二層主街区【コラル】の村の転移門広場、その隅で待っている。服装は私服の黒シャツに緩い黒ズボン。二刀は差してないし、上下黒とはいえコートでもない。そのうえ二十二層は低層に位置する為、攻略組は降りてこないという先入観がある。少なくとも一発で俺だと気付くヤツは少ないだろう。一応、あらかじめメールで俺を名前で呼ばないように頼んでおいた。その理由も含めて。

 その状態で、情報屋から買った数少ないメディアである、羊皮紙数枚分の新聞を読む。ついでに昼飯も食うことにした。

 新聞の一面は、デカデカと七十四層攻略のことについて載っていた。曰く『軍を返り討ちにした青眼の悪魔』、曰く『その悪魔を完全単独撃破した【黒の剣士】』、曰く『突如転移光とともに消え、行方不明となった【黒の剣士】』。

 原作のキリトほど無茶をしたわけでもないし、そもそも俺は五十層の時点で《二刀流》を明かしているため、そこまで特筆して書くようなことは無かったのだろう。強いて言うなら、俺がいきなり消えたことくらいか。まぁ教えるつもりは無い。面倒になるだけだからだ。

 

「にしても遅いな……いつまで待たせる気だ?」

 

 アスナ達が来ると言ってから既に一時間。クリスタルも横でスピスピ寝ている。白銀の鱗が煌いているが、よく見ると羽毛もある。いや、むしろ羽毛の方が多くないか?

 そんな思考とともにアイテムや装備、スキル熟練度の確認をしていると

 

「オ、どーだいキー坊。最近の稼ぎハ?」

 

 横から声を掛けられた。俺を「キー坊」といい、この語尾を上げる独特のイントネーションの喋り方をする女は、俺が知る限り一人しかいない。

 

「まぁ、ボチボチかな、アルゴ」

 

 そう言いながら横を見る。顔に左右三本ずつヒゲのペイントを描き、金の巻き毛を持ち、体全体を覆えるくらいの茶色っぽいフード付きローブの女。情報屋【鼠】のアルゴ。金さえ払えば自分のステータスさえも売り払ってしまうような情報屋で、色々な仲介を受け持つからか、多くの者達から恨まれている人物だ。

 情報屋の信念とやらがあるらしく、知らないという言葉を絶対に出さないため、それでトラブルが起こり、俺が巻き込まれるか首を突っ込んで解決した事も結構ある。第一層からの付き合いで、俺が得た情報の殆どをアルゴに無償で売っていた。マップデータもその一つだ。

 

「しっかし、ここで会うとは思ってなかったゾ。昨日は一体何があったんだイ? アーちゃんやリーちゃん、ユーちゃんが大泣きだったヨ。シーちゃんはまだしも、サーちゃんまで泣いてたしナ」

「ああ……まぁ色々あってな。ちょっとダンジョンに飛ばされたんだ」

「ダンジョン?」

「おう。とは言えすぐに抜けられたんだけどな。さっきまではちょっと別の用件だったんだ」

「ほウ? その別件って何だったんだイ?」

「さてね。少し調べればわかるさ」

 

 久しぶりのアルゴとの会話。昨日まではずっと無駄口を叩かない雰囲気を俺が出してたから、アルゴはカタカタ怯えていた。今も若干警戒してるらしいが、今の俺は、余程のことが無い限り荒れはしない。

 

「ふーン……まぁいいけどナ。それで、誰を待ってるんダ?」

「アスナ達だ。昨日の事だろうな……俺に会いに来るってメールが着てから一時間くらい経ってるんだが……一向に来ないんだ。こんな事はかなり珍しいんだが……」

 

 俺は本気で訝しむ。まぁ、いくつか予想はしてるが。

 俺は今転移門の近くにいてアスナ達《血盟騎士団》重役複数人と待ち合わせ。《血盟騎士団》は攻略組の最有力ギルドで、その団長と副団長二名、副長補佐一名、しかも最近台頭してきた《月夜の黒猫団》のリーダー一名という豪華な顔ぶれだ。俺の予想は十中八九当たっているだろう。原作一巻であった、転移門前の出来事。今回はエギルの店や《ラグー・ラビットの肉》イベントを挟んでいないが、ヤツとは既に面識がある。まず間違いなく妨害に来るだろう。

 なんだか憂鬱だ。俺がこの層にホームを構えているという事は、アルゴには百万コルの口止め料を払っている。知られるべきでないのなら、待ち合わせ場所を最前線にするか。

 俺は「待ち合わせ場所変更、最前線の七十五層で待つ」と書き、メールを一斉送信する。ひとまずここに来る予定だった五人と、クラインに送る。

 そして俺は立ち上がり、クリスタルを起こして転移門に向かう。

 

「どこに行くんだイ?」

「色々な事情で移動だ。またな、アルゴ」

 

 手をひらひら振ってアルゴと別れ、最前線の主街区に移動する。

 そこは昼頃だからかそれなりの、しかし多くのプレイヤーがいた。これでクリスタルの話は広まった。もしかしたら二十二層にホームを構えている話も広まるかもしれないが、その時はその時だ。既に俺は数百億コルを稼いでいるし、実力的にも黙らせる事が出来る。そもそも俺なんかに積極的に関わろうとする輩はそういない――

 そう思っていたのだが、攻略組は精神がタフなのかただの好奇心旺盛なゲーマーなのか、次々と俺とクリスタルについて話しかけてくる。昨日の話も出たが、それは適当にぼかした。

 そんなこんなで時間は過ぎていき、しかし更に一時間経ってもまだ現れない。二時間も待ちぼうけを喰らっていることになるのだが、これならもう帰って寝てしまおうか。リズと鍛冶の話でもするか、いや【ホロウ・エリア】に行こうか。

 そう考えていると、背後の転移門から蒼い光が複数と――――

 

「「「「「きゃああああぁぁぁぁぁ?!」」」」」

「うおおおぉぉぉぉっ?!」

 

 五人分の女の悲鳴が文字通り飛んできた。

 俺はいきなり視界を埋め尽くした圧倒的な質量に耐え切れず、そのままそれらの勢いで広場の石畳をガリッゴッ、ガリッゴッ、と言わせながら滑る。ようやく止まったところで色々と覚えのある気配と声と香りがし、両手を地面につけて一気に体を抜いた。

 ここで目の前にあった存在を退けようとしてしまうと、原作どおりの展開でラッキースケベと物凄い平手打ちを喰らってしまう。それを全力で回避した結果だ。予想できたからこそ出来た回避でもあるが。

 目の前で固まって伸びているのは五人の女性プレイヤー。見た目から判断して間違いない。俺を二時間待たせた五人――アスナ、リーファ、ユウキ、サチ、シリカ――だ。後方でクリスタルとピナが戯れているのが見え、周りの攻略組はそれを見て相好を崩している。

 さて、このまま放っておくと少々面倒な事になる。かといって関わっても面倒だ、一体どうしたものか。

 内心首を傾げて考えながらのびているアスナ達を見ていると、転移門に新たな光が溢れた。出てきたのは予想通り、《血盟騎士団》の甲冑を装備した大剣使いの男プレイヤー《クラディール》。最前線でちょくちょく会うが、会話は一切した覚えは無いし、ボス攻略に出ていたのを見た覚えも無い。ということはそこまでの強さではないのか。

 そんな思考を巡らせながらクラディールとアスナ達を見る。クラディールは一瞬、クリスタル達使い魔が戯れているのを見て相好を崩したが、すぐさまその顔を引き締め、アスナ達に歩み寄った。アスナ達はクラディールに気付き、俺の元に走り寄ってきて俺の後ろに隠れた。

 ……何故隠れる。

 

「アスナ様、リーファ様にユウキ様も。勝手に行動されては困ります……!」

「嫌よ! そもそも、今日は私達、ギルドの活動日割り当てじゃないわよ!」

「そうだよ! あと、何でクラディールさんはあたし達の家に張り付いていたんですか?!」

「ふふふ……こんなこともあろうかと、この不肖クラディール、一ヶ月ほど前より団長達の自宅の警護の任に就いておりました」

「それって……ギルドの勝手な決定じゃないよね……?」

 

 まぁ、アスナ達は団長副長メンバー。自分達の与り知らないとこで決定されてれば、勝手だよなぁ……。

 

「私の役目は団長達の護衛! それはもちろん、ご自宅の警護も入り――――」

「いや、それは入らないんじゃないか?」

 

 あ、やべ。思わずつい突っ込んじまった。

 クラディールが邪魔された事に苛立ってか、俺を睨んでくる。かなりの殺気、確かにこれは寒気がするかもしれない。

 まぁ、PoHやヒースクリフの殺気に比べれば、まだまだだがな。

 

「……とにかく。一緒にギルド本部まで戻りましょう」

 

 俺を無視することに決めたらしく、そう言いながらアスナに近寄るクラディール。その三白眼の目つきから読み取れる感情や思考は、どう考えてもアスナの身体を狙っている。これは邪魔しないとダメだよなぁ……なんかリーファやユウキが期待の眼差しを向けてくるし。

 内心嘆きながらアスナに向かって伸ばしたクラディールの右手を掴む。クラディールは凄い目つきで見てきた。

 

「悪いけど、あんたんとこの団長さんたちは、今日は俺の貸切なんだ。別にボス戦をしようってわけじゃない。本部にはあんた一人で帰ってくれ」

「何だと……! 貴様のような雑魚プレイヤーに、アスナ様たちの護衛が務まるかぁ!」

「第一層からの長い付き合いなんだ。あんたよりかは、アスナ達の得手不得手を理解してる分、まだマシに務まると思うぞ」

 

 言って思ったが、原作のキリト同様、後半は要らなかったか。ヤツは物凄い殺気を放ち始め、わなわなと震えながらメニューを操作している。

 ああ……もうこれ、完全に原作通りだよ……

 

「き、貴様ァ……そこまで大口叩くのなら、相応の覚悟はあるんだろうなぁ……」

 

 そう言ってメニューを繰っていくクラディール。数秒後、予想違わず決闘申請があった。しかし、その内容が問題だった。

 《SAO》の決闘、所謂デュエルには三つのモードがある。

 一つ目は《初撃決着》。どんな攻撃だろうが、掠っただけで終わる。

 二つ目は《半減決着》。強攻撃やソードスキルをヒット、HPを半減させれば終わる。

 三つ目は《完全決着》。文字通り、HPが全て無くなるまで戦う。

 デスゲームと化したSAOで、デュエルといえば基本《初撃決着》か《半減決着》だ。そりゃそうだ。《完全決着》は相手か自分が死ななければ終わらないのだ。

 だからしてくるなら、普通《半減決着》がせいぜいなのだが……

 

「おい……こりゃ何の冗談だ? 《完全決着》モードって……ふざけてるのか?」

「はっ! 【人殺しのビーター】なら、これくらいは余裕だろう? 何を怖気づいてるんだ?」

「そういう問題じゃないだろう……!」

「ハッハッハッハッハ! 【殺戮者】の異名を持ってるお前がそんなこと言っても、説得力皆無なんだよぉ!」

 

 クラディールは既に大剣を構えている。その目は完全に俺を殺すつもりだ。俺がソロでフロアボスを倒せると知らないのか。それとも、俺の強さを過小評価してるか自身の強さを過大評価しているのか。どれにせよ、性質が悪いことこの上ない。

 

「ちょっとクラディール! 幾らなんでも《完全決着》はダメよ!」

「それに、さっきから【人殺し】とか【殺戮者】って言ってるけど、事情も何も知らないあんたが偉そうに言わないでよ!」

「キリトさんは好きで人を殺してるんじゃない! 他の皆に被害がいったり、殺されたりしないように、先手を打ってるだけだよ!」

「キリトさんのことを、よく知りもしないで悪く言わないでください!」

「キュルルルル!!!」

「キリトはあたしに勇気をくれたの。臆病な私を戦えるようにしてくれた。彼を悪く言うのは、絶対に許さない!」

「うるせぇんだよ! これはコイツと俺の戦いなんだ!」

 

 アスナ達全力の俺への援護攻撃も意味を成さず、ただ尚更クラディールの殺意に燃料をくべるだけだった。事、ここに至っては是非もなし。

 

「……ハァ。仕方ない」

 

 俺はメニューのYesボタンをタップ。直後、俺とヤツの間の空中に大きなデュエルパネルと制限時間パネルが表示される。

 

「クハハッ! ご覧くださいアスナ様、リーファ様、ユウキ様! 私以外に相応しい護衛はいないという事を証明しますぞ!」

 

 アスナ達が驚愕の表情で俺を見るが、俺はそれを片手で黙らせ、ストレージに長い間放っていた武器【ニバンボシ】を取り出す。

 白の布で巻かれた柄、金色の鍔に若干反りがある片刃の片手剣。カテゴリ的には、【片手剣】にも【刀】にもなる武器。殆ど使ってこなかったが、それを今出したのには訳がある。今日鍛えたばかりの背の二刀。これを、わざわざこんな男のために振るう必要は無いと思ったのだ。だから二軍武器。

 クラディールはそれを挑発ととったらしい。実際は少し違うのだが、まぁ挑発の部分が無いといえば嘘になる。そのまま俺とクラディールは構えた。

 狙いは大剣の剣身、その腹だ。クラディールは装飾が多いものを好むのか、ギルドの制服である甲冑以外の装備は華美な装飾が多い。そして、装飾過多な装備は、えてして耐久力に劣る。俺みたいなチート装備やチートスキルが無い限り、まず確実に折れる。

 俺は右半身を前にして刀を下段に構え、クラディールは大剣を大きく構えている。大剣高位ソードスキル《アバランシュ》の構えか。あれは長い突進距離と離脱距離があり、ヒット&アウェイが苦手な大剣士に重宝すると聞く。

 セオリーに則るのは良いが、これが対人戦だという事を理解していない。セオリー通りという事は、対人戦では対策されていて当然なのだ。

 だからそんな勝ち誇った顔をしていても恥をかくだけなのだが……まぁそんなこと、俺の知った事ではないな。

 少しずつ減っていく制限時間。俺の構えは下段受け身の構えだが、これはフェイント。実は、ここから左半身を踏み込ませるだけでソードスキルが発動する。これもまた、対人戦の醍醐味だ。殺し合いはしたくないが。

 そして開始のドラムのエフェクト音が鳴り響く。

 俺は一気に半身踏み込ませて高速ダッシュ。《ソニックリープ》で右下から左上に切り上げる軌道。ソードスキル《アバランシュ》を立ち上げようとしているクラディールの大剣は、俺のいきなりの突進による動揺もあってか、オレンジ色が明滅を繰り返していてはっきりしない。そしてこれは俺が狙っていた事だ。

 大剣の腹と俺の剣が交錯、キイィィィン――! と儚い音を鳴らして剣が折れる――――

 

 

 

 ――――クラディールの大剣が。

 

 

 

 驚愕に顔を引き攣らせて対応が遅いクラディールを蹴り倒し、その首筋に剣を逆手で持って構える。少しでも動けば刺さる位置だ。

 

「俺の勝ちだ。武器を変えるのならまだ付き合うが……今の俺は機嫌が悪い。結果は変わらないだろうし、もういいんじゃないか?」

「ぐっ……………………アイ、リザイン」

 

 その瞬間、空中に俺が勝利したことを示すパネルが表示される。剣を首筋から離し、クラディールを開放する。ヤツは俺を暗く淀んだ目で睨み、何かぶつぶつと、おそらく俺に対する百通りの呪詛を呟きながら転移門から帰っていった。

 あたりはクラディールの毒気に当てられたかのように静まり返っていた。俺は溜息を一つ吐き、アスナ達に向き直る。

 

「今回の事、適当に処理しといてくれ」

「うん……ゴメンね、キリト君」

「んな事はもういい。それより、とっとと行くぞ」

「行くってどこへですか?」

 

 シリカが聞いてきた。まぁ話を聞くだけのつもりだったのだから当然の疑問だろうが……俺は今、かなり機嫌が悪いのだ。

 

「迷宮区。憂さ晴らしついでに、昨日あったことを話す。ハイペースで行くつもりだから、来るのならそのつもりでな」

 

 そう簡潔に言って【ニバンボシ】をストレージにしまいつつ、俺は迷宮区に向かって足早に進んだ。アスナ達が遅れて駆けて来る。

 そのまま七十五層迷宮区へと向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 はい、如何でしたでしょうか。

 原作のキリト同様に相手を挑発してしまい、デュエルをすることになった今作キリトは、クラディールが選んだ《完全決着》デュエルでも決して怯まずに戦いました。

 まぁ、武器破壊が出来る技量があったらぶっちゃけモードは関係無いんじゃないかと思います。だってメインウェポンはキリトみたく幾つもある筈無いですしね。

 それを考えると原作クラディールは大剣を折られたのに、キリトを殺そうとする時には別の大剣を用意していましたから、計画を練る事からしても割と用意周到な男なのかなと思っていたりいなかったり。そういう計画性のある所は尊敬出来るなと思いました。

 とは言え今後出てくる事なんてあんまり無いんですけどね!(笑)

 という訳で、そろそろ予告をしようかと思います。


 クラディールを下し、凄まじい勢いで第七十五層の迷宮区を進んで行ったキリト達。数時間の攻略の果てにボス部屋を発見。様子見のために中へ入ると閉じ込められてしまった。

 そして誘い込まれた餌を喰らわんと、白い存在が動き出す……



 次話、第十六章 ~骸骨の刈り手~


 お楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。