デート・ア・ペドー   作:ホワイト・ラム

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ゴールデンウィークで時間がようやく出来たので、GO!


それ逝け!!ヘンタイマン!!

僅か3度の本の発表で『伝説』となったサークルが有った。

切っ掛けは何処にでもある、一つの小説投稿サイトだった。

その中の18歳以上用のページに、一つの小説が投稿された。

幼女好きな平凡なサラリーマンがひょんなことから、近所の小学生と懇意の中になり、そして――というありがちな作品だった。

一つ違うのがその作品のクオリティの高さ、『ありきたり』がその作品では『王道』となっていた。

その作品は一部のロリコンたちに支持され、濃密な投稿スペースも有って人気を博していた。

作者は決して多くを語らない。

アンチにもファンにも作品で応えるとばかりに無口だった。

だがある日、投稿小説のあとがきに一文乗った。

 

『書き溜めした小説を挿絵付きでフェスで売ります』

その宣言の通り、当時のマンガのフェスで一部の追記と作者本人が描いた挿絵が足され、製本されて100部だけ売られたらしい。

とあるサークルのメンバーが気に入り、作者にアポをとり自身のサークルで売ることを打診した結果だ。

噂では、出版社から専属で書いてくれと契約の話もあるらしいが、作者はきっぱり断ったとの話だ。

その後、自身のサークルを立ち上げ、年に2回欠かさずフェスに、薄い本を売りに来ているのだ。

 

和姦から鬼畜プレイ、イチャラブから分からせまで、ありとあらゆるプレイを網羅するそのサークルの名は〈ぺどふぃり屋〉。

 

そして――――

 

「俺が〈ぺどふぃり屋〉の代表、五河 士道です」

ペドーが自身の手に持った本を二亜に見せつけた。

 

「あー、はいはい……そう来ましたか……」

何処か呆れた様な口調で、二亜がため息を吐く。

 

「うん、勝利条件は『自分たちが作った本をたくさん売った方』だったよね。

本の種類は入れてないし、サークルを複数またいじゃいけないってルールも無いね。

けど――」

 

「こんなの、正直言って反則スレスレです」

まるで、知っているかのようにペドーが二亜の言うとしていた言葉に先回りした。

 

「…………」

不機嫌そうに二亜が黙り、ペドーを睨む。

 

「本当は、みんなの本で勝ちたかったんですよ!!

けど、けどですね?

実力の差はどうしても埋められなくて……

けど、先生には絶対に『みんな』と描いた本を読んで欲しかったんです!!

その為なら、俺はどんな手でも使います!!

さぁ!!俺と俺達の本を読みたいなら、負けを認めてください!!」

掲げるモザイク必須の本の横に、みんなで描いた本を掲げる。

 

「くっ……守備範囲外だったから、その本は手に入れてない……

しょ、正直言って読みたい!!

けど、けど……っ~~~~!!!

分かったわよ!!アナタたちの本、読んであげるわよ!!」

二亜が2冊の本をひったくると、まじまじと表紙を見る。

 

「はい、散った散った!!じっと見られたら、楽しめるモンも楽しめないでしょ!!」

大切そうに本を抱いて、反対側の手でシッシッ!と追い払うジェスチャーをする。

 

「そ、そうですね……はい、みんな少し向うで時間つぶし――ぅお!?」

振り返ったペドーを貫く、複数の冷ややかな冷めた瞳。

四糸乃、シェリ、琴里と皆が皆、今まで見た事の無い様な凍てつく視線を放っていた。

作業を手伝わされた中でも、メインの作画をした七罪は今にも泣きそうな、悔しそうな目をしていたのがひどく印象的だった……

 

「み、みんなごめん!!マジで、出来る限りの事はするから許して!!」

申し訳なさを隠す様にペドーがスライディング土下座を慣行した。

 

 

 

「なるほど、カッコいいじゃん」

精霊たちの描いた本を読みながら二亜が小さくうなづく。

2次元キャラライズされた、ペドーが面白おかしく、しかし必要な要所要所ではキッチリと決めるキャラとなっている。

正直に言って、なかなかに好感が持てる。

 

「カッコいいだけじゃないってのは、良いんじゃない?

けど――」

絵のクオリティはそこそこだが、やはりそれは初心者に()()()というだけだ。

本のページは足りず、それゆえ物語が駆け足になってしまっている。

主人公の2面性を見せるには、致命的だ。

これでは、ただの情緒不安定とも取れてしまう。

 

「ま、厳しいけど不合格ってほどじゃない……って所かな!」

二亜が本を閉じ、立ち上がる。

幾度となく本を作って来た二亜には〈囁告篇帙(ラジエル)〉を使わなくても分かっていた。

この本のクオリティを出すため、彼らがすさまじい修羅場を潜ったという事を。

きっと鬼気迫る文字通り魂を削って描いたのであろう本の表紙を撫でる。

フレンドリーに笑う主人公を描くため、どの様な努力が有ったのか……

 

「先輩漫画家として、無碍にするのはな~んか、気が進まないんだよね」

自身に良い訳するかの様に二亜が本を閉じ歩き出した。

 

 

 

 

 

「先生!!」

少し離れた位置で、幼女精霊に土下座をしていたペドーが気配を感じて頭を上げる。

 

「はろー少年、なんていうか、あの本の主人公とは煮て似つかない恰好だよね」

なんだかなぁといいながら二亜が額に手を当てる。

 

「先生、本は……俺達の本はどうでしたか!?」

土下座のスタイルのままペドーが二亜を見上げる。

 

「あー、可もなく不可もなく?

だけど、一応は『可』寄り的な?」

頬を掻きながら、二亜が視線を泳がす。

 

「お?日本人特有のお茶を濁す表現?」

 

「もう一回チャンス位はあげる。

デートもう一回し――あ」

二亜の言葉にペドーが希望を持ったその時、その『異常』は起きた。

 

「おやおや、こんな所に精霊とは……

そして我らが宿敵『イツカ ペドー』までいるじゃないか。

なんという偶然だろうね?」

若く精悍な顔つきに、鈍色の瞳、アッシュブロンドの髪に、一目で上等と分かる黒いスーツ。

そしてそれらを台無しにするオムツとおしゃぶりを装備した男。

ウェすちゃまがその姿を見せた。

 

「てめぇ!!赤ちゃんプレイ野郎!!どしてこんな所に!!

日本の警察はなんで、オマエをほおっておくんだろうな!?」

 

「くくく……『イツカ ペドー』知らないのか?

今日は近くでコミックフェスが有ったのさ。

私も勿論さんかして、この恰好コスプレで押し切ったのさ」

自慢げにウェすちゃまが自身の姿を見せる。

 

「ええ……お前もかよ……

いや、そんなことより――」

ペドーが言葉をつづけようとした瞬間、その声が二亜の声によってかき消される。

 

「ああ、ああああ!!ああああああああ!!!!!ああああああああああああああ!!!!あああああ!!!!あああ!!!あああああ!!!あああああ!!!」

耳をつんざく二亜の声、その様子は尋常ではないのはすぐに分かった。

それとほぼ同時に、ペドーの耳のインカムがアラームを鳴らし始める。

 

「な、なんだ一体!?」

混乱するペドーの前で、二亜が真っ黒な血の様にも漏れ出たインクの様にも見える黒い光を全身からこぼし始める。

ペドーはここに来て、ようやくこのアラームの意味を思い出した。

 

「反転?先生が反転しようとしてる、のか?」

 

「ああ!!ああああああ!!!」

黒い霊力を迸らせ、二亜が乱雑に腕を上部に構える。

そして――

 

「〈神蝕篇帙(ベルゼバブ)〉!!!」

漏れた霊力が一瞬だけ、本の形を取る。

その瞬間、一瞬だけ姿を見せた『怪物』がペドーとウェすちゃまの間を通り抜ける。

地面に切り傷、頬を撫でる風には明確なまでの『死』の香りが染み付いていた。

 

神蝕篇帙(ベルゼバブ)と名乗った本から、闇を固めた紙吹雪が漏れ出し、怪物へと姿を変えていく。

アレもまた十香や折紙の時と同じく――『魔王』なのだろう。

 

【ぶるぅあああああ!!!】

 

【げぇっげっげっげ!!!】

怪物がペドーに襲い掛かる。

 

「ホワッチャ!?このっ!!みんな、先に逃げろホォーイ!!」

〈サンダルフォン〉を呼び出し怪物たちをあしらうペドーが、幼女精霊たちに声をかける。

 

「くくく、この状況でも幼女優先とは、恐れ入ったよ」

ウェすちゃまの声が視界の端から聞こえてくる。

その声に、ペドーが二亜が反転する寸前に、この男が姿を見せた事を思い出す。

 

「ウェすちゃま!!お前、先生に何か細工をしたんじゃないのか?

拷問しまくって、記憶消してたった今思い出させたとか、やったんじゃないのか?」

 

「そんな事する訳無いじゃないか。

思った以上に残酷な事考えるな、君は!!

あと、助けて!!お願い!!」

ペドーが視線を向けるとウェすちゃまは怪物に頭を齧られていた。

 

「イタイイタイ!!死んじゃう、死んじゃう!!」

 

「なぁーにやってんだ!!」

ペドーがサンダルフォンの一撃で怪物を薙ぎ払う。

助ける義理など無いが、求められると反射的にやってしまう。

 

「え、なに?この状況お前がやったんじゃないの?」

 

「いや、私は知らない。なんで反転してるの?

エレンいないから、事実上お手上げなんだけど……」

 

「うあぁああああ!!!お前は!!お前らはァ!!」

反転途中の二亜が怪物を二人の元に放ってくる。

よくよく考えてみれば、さっきから怪物たちは二人しか狙っていない。

この魔王はあまりに作為的だった。

 

「ほぉーら!!露骨にコッチ狙ってるじゃない!!」

 

「ええー!?なんかしたかなぁ?研究途中で裏切り者に拉致られたから、そこまでプレイもして無いんだけど……」

二人が同じポーズで怪物から逃げる。

 

「裏切り?ああ、例の島に引きこもっていたアイツか……

ってか、プレイってなんだよ?」

逃げながらペドーがウェすちゃまに問いかける。

 

「え?お漏らししたからオムツ変えて貰ったり、お風呂入れて貰ったり、薬品でホルモンバランス変えて母乳を出させて飲んだりしただけだけど……」

 

「犯人オメーじゃねーか!!

おま、おま!!赤ちゃんプレイ強要させ過ぎて反転してるんじゃねーか!!」

 

「えええ!?私のプレイが原因だと!?

いい加減な事を言うな!まだやりたいプレイの半分も――

ああそうだ!!君が何かしたんじゃないのかね?」

 

神蝕篇帙(ベルゼバブ)から生み出された怪物から必死に逃げながら二人が言い合う。

 

【ゼンカイ!!セカイ!!ゼンカイ!!セカイ!!】

銃身の様な体をした怪物が、霊力の砲撃をウェすちゃまに放つ。

 

「ふぃ!!ママ助け――」

霊力がウェすちゃまの全身を焼く寸前、天空から影が下りてその流れを断ち切った!

その姿にペドーが驚愕する。

 

「何者だ!?」

広がる両の掌が、赤いエネルギーで盾の様な物を展開して攻撃を防いでいた。

 

『…………』

ソレの第一印象は『黒い騎士』だった。

装甲は非常にシンプルで、飾りも最低限。

目立つとしたら、背中に装備された小さな4つの角の様な装置だろうか?

決して凝った装飾はしていないが、不思議とその黒い人型は、中世の騎士を思わせた。

掌を下ろすとエネルギーの盾が消える。

 

「おお、完成したか」

 

「何者だよ!?」

 

「紹介しよう、我がDEM社の期待の大型新人。

名前は便宜上【フォース】と呼んでくれたまえ」

 

「フォース?」

新人とウェすちゃまは言った。

この騎士の形をした奴は少なくとも、バンダースナッチとは違うらしい。

 

『…………』

僅かな機械音を鳴らしフォースは尚も暴走する二亜とその魔王へ向かう。

 

【ブルン!!ブルン!!ブルン!!】

 

【ヌヌヌヌヌヌヌヌ!!!】

怪物2体がフォースに向かう、その瞬間――

 

「くッ!?」

突如ペドーの全身に圧力が襲う。

ナニカ見えない手で押さえつけられた様な、凄まじい力だ。

それは怪物たちも同じ様で、動きが遅く成っていく。

フォースの背中の装置の一つが、白い光を発している。

さっきの攻撃を無力化した赤い光とは別物の様だった。

 

【ガァオーン……ぎぃ!?】

僅かに動けた獣の様な異形をフォースが黒い刃状のエネルギーで刺し貫く。

刺された瞬間その異形の体が霧散しフォースに吸収される。

 

「な、何者なんだ……アイツ……」

 

「彼は精霊を研究して作り出した、対魔王捕獲用の兵器さ。

ようやく実用段階まで、こぎつけた様だね……」

白いフィールドの中なせいか、ペドーと同じく動きを制限されたウェすちゃまが話す。

 

「お前も、喰らうんかい!!」

 

「ははは……まだ、完璧ではない……みたいだね……」

ペドーとウェすちゃまが床に縫い付けられた状態で視線を躱す。

 

『…………』

フォースが黒い刃で次々と異形を切り裂いていく。

そして遂に――

 

「先生!!逃げろ!!逃げてくれ!!」

暴走する二亜の前にフォースが立ちふさがる。

ペドーが必死に声を漏らすが、二亜は反応しない。

目の前の、怪しげな存在に向かって本を振り上げた時――

 

ザッシュ――!

 

「かっ!?」

二亜の腹に赤い刃が突き刺さった。

そしてフォースが左手を二亜の前に掲げる。

 

「やめろぉおおおお!!」

ペドーが声を上げるが、フォースは止まらない。

 

赤い刃、白いテリトリー、黒い刃に続き今度は青白い波動がその手から発された。

その波動は二亜を中心にする様に、波紋の様に覆いながら収束していく。

そして、一瞬後には――

 

「お、おお!!素晴らしい!!それが!!それこそが!!反霊結晶(クリフォ)か!!」

ウェすちゃまが興奮気味に見るフォースの手に宿るのは、何時ぞや【ファントム】が持っていたセフィラに酷似していた。

 

「はっはっはっは!!これは思わぬ収穫だよ。

まさか、こんな所で私の目標の一端が叶うなど――痛い痛い痛い!!」

フォースがグリグリと反霊結晶をウェすちゃまに押し付ける。

 

「ちょ、すと、ストップ!!今、今取り込むから!!」

数秒の後、ウェすちゃまの中に反霊結晶が取り込まれていく。

 

「な!?何が」

混乱する、ペドーの前でウェすちゃまがゆっくりと立ち上がる。

 

「吸収した、のか?あの結晶を?」

 

「おや、別にあり得ない事じゃないだろ?()()()()?」

そうだ、あり得ない事ではない。

なぜなら、ペドー自身がその現象をなんども起こしてきている張本人だからだ。

 

「さて、と、今日は気分も良い。

ついでに他の精霊たちの分も――」

 

「はい、君、ちょっとお話良いかな?」

ドヤ顔するウェすちゃまに青い服の国家公務員のお兄さんが話しかける。

 

「近隣の人から、通報が有ってねー?

公園でオムツ姿の怪しい男が暴れてるって。

ちょっと、署の方でお話お願い出来るかな?」

 

「は、はぁい!?

フォース!?フォースは!!」

ウェすちゃまの声がどもり裏返る。

必死になって味方を探すが、自身の仕事を終えたと判断したのか、そこにはもういなかった。

 

 

 

 

 

「くくく、イツカ ペドー!!今は、今はこの平穏を愉しんでおくんだね!!

はっはっはっは!!!さらばだ!!はぁっはははははは!!!」

数分後、パトカーに連れられてウェすちゃまが去って行った。

 

 

 

「ふぅ、国家権力万歳だぜ……」

ペドーがついさっき通報したスマフォをポケットに戻す。

 

「っと、そんな事より――先生!!」

ペドーが慌てて二亜の方へと走る。

腹から流れる血、口からの吐血、そして先ほどの話が本当ならセフィラさえ……

 

「と、とりあえず〈ハニエル〉!!」

二亜の腹の傷を、ケガをしていない状態に戻す。

 

「げっほ……少年……」

 

「先生!?」

吐血しながら、二亜が口を開く。

 

「ん?どすたんですか?」

何かを言おうとしている事を察して、ペドーが二亜に耳を近づける。

 

「…………」

 

「え?」

微かに動く唇、ペドーは言葉を聴きとろうと更に、耳を近づけると――

 

「掛ったな!!アホが!!」

その言葉と共に、二亜がペドーにキスした。

何時もの様にペドーの中に、温かい何かが流れこんでくる。

 

「先生!?一体何を???」

突然の行為にペドーが目を白黒させる。

混乱するペドーは琴里がこちらに走ってくるのを茫然と眺めていた。

 

 

 

 

数日後、ペドーと琴里はラタトスクの基地の一角に来ていた。

 

「うぃーす、少年……今日も元気にオトコノコしてるー?」

病院着を身に着けた二亜が手を上げて挨拶する。

 

「先生、そんな無理しないで。

かなりの傷なんですからね?」

 

「そうよ!まさか、あのタイミングで()()()()()()()()()()()とは思わなかったわ」

ペドーの隣で琴里が、攻める様に声を上げた。

 

「いやー、一応〈囁告篇帙〉で封印後どうなるか知ってたし?

霊力無いなら、ペドー君の力使って霊力循環させただけだしー」

バツが悪そうな顔で二亜がそっぽを向く。

 

「ってか、封印出来た以上好感度そこそこあったんですね……」

 

「あたぼうよ!少年!こーんな、良いロリ漫画かける人、速攻で好感度爆アガリよ!!」

二亜は傍らに置かれた本を手の甲で叩く。

 

「あー、みんなと描いた方の本のおかげって、事にしといてもらえますか?」

ペドーの抱える事情を何となく読み取って、二亜は苦笑した。

皆がはははと、小さく笑う。

そして――

 

「んで?何が知りたいの?

覚えてる限りの事なら、私話すよ?」

二亜はまるで悪戯をする子供の様な表情で笑った。

 

「んじゃ、琴里が脳内で俺にさせてるプレイを――ぐぅへ!?」

琴里が笑顔のまま、ペドーの顔面に拳を叩き込んだ。




次回予告!!

ちゃーらーらーらーらー、らーらーらーらー!

大気圏外で発見された ロリ巨乳(パンドラボックス)の引き起こした『ロリ巨乳の惨劇』から早10分……
ペドーの脳内は東都(幼女ならOK)・西都(巨乳は無い)・北都(人格次第じゃね?)に別れ混迷を極めていた……!!

対峙するは宇宙の精霊!!
「ふむん?ぬしらは何者じゃ?」

「ぐっへっへっへ!!お前のご主人様になる男さ!!
その堕肉で存分にご奉仕してもらおうか?」

「アイツ宇宙に捨てちゃダメ?」

「知的生命体の居る惑星にたどり着いたら、戦争起きないかい?」

「宇宙の精霊だと!?そいや、昔会ったわ(第一章参照)」

そして、物語の世界に紛れ込む一同!!
「なるほど、私がマッチ売りの少女で……」

「むふふ、おじさんマッチどころか君自体を買っても――ぎゃふん!!」

「ああもう!!本物のペドーは何処よ!!」

「お、お前たちは!?」

新章開幕――六喰メイズ

「むくは、心を閉じておるのだ、何も感じぬ」

「お、お、お?エロ同人で快楽堕ちするフラグかな?」

※予告は報告なしに変わる事があります。ご了承ください。

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