やはり俺の夢の世界は間違っている。   作:コウT

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続きです。


彼女と俺のデートはまだ慣れない(雪ノ下雪乃)

 

 

 

鳥が鳴く声が聞こえ日差しが窓から入り目を覚める。

重い体を起こしてベットから立ち上がる。

体を伸ばして両腕をあげる。

 

昨日は家から帰った後雪ノ下から電話があった。

 

 

 

「今日はずいぶんと楽しいデートだったようね」

 

電話口から雪ノ下の微笑む声が聞こえるが

その様子は電話口からでも冷気を感じるかのような声だった。

 

「もう聞いたのか」

 

「あら報告については由比ヶ浜さんから聞いているはずだと思うけど」

 

「聞いたよ。何かよくわからないけど」

 

「まああなたはそういうところ適当そうだから気にしなくていいわ」

 

「そう言われると余計気になるんだが・・」

 

俺が呆れ顔していると電話口からはコホンと咳払いする音が

聞こえ、雪ノ下が会話を続ける。

 

 

「さて・・明日の私とのデートのことなんだけれども」

 

「ああ・・なんか由比ヶ浜から聞いたけど何、毎日デートしてるの?」

 

「毎日じゃないわ。あなたみたいに暇じゃないのよ、私達は」

 

いや俺も暇じゃないよ。

本読んだりアニメ見たり小町と会話したりと

ほら、忙しい。

 

「はいはい・・で明日はどうすればいいんだ?」

 

「私の家に来なさい。12時にね」

 

「どこか行くんじゃないのか?」

 

「まあどこか行ってもいいけれどもどこ行くかも決めてないし

一度私の家で話し合ってからでいいでしょう」

 

「そうだな、そのほうが俺も楽で助かる」

 

「あら、私とのデートをそんなに楽に済ませたいのかしら?

由比ヶ浜さんには頑張ってネックレスを取ったらしいじゃない、

UFO谷君?」

 

「芸人っぽいからやめろ。大体・・」

 

 

 

 

 

とまあこんな感じで話し合いを続けていたら朝4時になっており

寝たのは5時だった。

んで今の時間は11時。

んーちょっと間に合うかわからん。

俺は起きてから目が覚めるまで最低一時間はかかる。

とりあえず二度寝・・

 

 

 

「あー!お兄ちゃん、まだ寝てる!」

 

ドアがバタンと開かれると我が最愛の妹小町が入ってくる。

そしてずかずかと俺のベットの前に向かってくる。

 

 

「お兄ちゃん!起きろ!朝だぞ!」

 

と俺のベットの上に乗ってくる。

ああ・・阿良々木君って朝からこんなご褒美を受けていたのか。

しかも二人の妹から。

おまけに自分にも最高に可愛い吸血鬼いるんだから

もう三人いるようなもんだよな、羨ましい。

 

 

「ほらー早くー」

 

と俺から布団をはぎ取る、寒い。

仕方なく再び体を起こす。

 

「ふわあ・・・なんだ小町。俺は今から眠りに入るのだ、

邪魔をしてはならない」

 

「お兄ちゃん、永遠の眠りにつかせてあげようか?」

と笑顔で言う妹。すぐに目が覚めた。

何、その技?雪ノ下から伝授でもしたの?

 

 

「とりあえず雪乃さんとデートなんだからおしゃれしなきゃ!

ほら、もうコーディネートの準備できたからとりあえず顔洗ってきて!」

 

「へいへい」

 

と言われるがままに俺は洗面所に向かう。

洗面所の鏡見るといつも通り濁った眼とピョンとアホ毛がはねている。

うん、いつも通りだな、今日もいい感じ。

ちなみに俺はアイロンとかワックスとか使わない。

あれ使うとハゲるらしいぜ、今からでもハゲ対策は遅くないっていうし。

べ、別に気にしているわけじゃないんだからね!

 

「お兄ちゃーん、早くー」

上から妹が俺を呼ぶ声が聞こえタオルで顔を拭き再び部屋に戻る。

 

それでは今日も一日がんばるぞい。

 

 

 

自転車を颯爽と漕ぎ、雪ノ下のマンション前につく。

相変わらずのタワーマンションは見上げるとほえ~と言葉がこぼれる。

さて時間は11時50分でギリギリだがまあ大丈夫だろ。

俺はエントランスへ行きベルを鳴らす。

すると鳴らして1秒も経たずにスピーカーから声が聞こえる。

 

「ずいぶん遅いじゃない、早く上がってきなさい」

と声と共に入口の自動ドアが開き俺は部屋へと進む。

そのままエレベーターに乗り雪ノ下の部屋へと向かう。

 

 

いやまあなんか緊張してきた・・

前に行ったときは由比ヶ浜がいたけど今回は一人だからな。

緊張を隠しきれないっていうのがある。

とまあ考えるうちに家の前ついたのでインターホンを鳴らす。

するとガチャという音と共にひょこっと雪ノ下が顔を出す。

 

「とりあえず入って」

「おう、お邪魔します・・」

 

玄関に案内されそのままリビングへと進む。

 

リビングに入るとおいしそうな匂いがし、テーブルの上には

カレーライスが置かれている。

 

「とりあえず座って。食べながら話しましょう」

 

「あ、ああ・・てか作ってくれたんだ、ありがとな」

 

「ふふ・・大したことないわよ」

と雪ノ下は微笑む。

うん、今日はこっちの雪ノ下なのね。デレノ下さんのほうが

俺は好きだぞ、千葉も好きやぞ。

 

「じゃあいただきます」

 

「いただきます」

とスプーンを手にとり食事が始まる。

 

おお・・

俺好みのいい感じの中辛。

甘いのが好きな俺だがカレーは甘口だとあまり食欲がわかない。

だからこそ辛口過ぎない中辛がいいのだ。

ちなみに具はジャガイモ、豚肉、ニンジン

それにまさかのあさりである。

 

「・・カレーにあさりってなかなかないな」

 

「こうすると海鮮の風味が出て味がでるのよ」

 

 

確かに。あさり入れるだけで少し海っぽさというか

海鮮系な味がする。

なるほど、これが意外である。

よくココイチとかでトッピングで見るたびにあさりはいーやと

思ってたけど馬鹿にできんな。

 

 

 

「さてと・・とりあえずまずはこんにちは、八幡」

 

「おう、こんちわ」

 

 

雪ノ下はじっと俺を見つめてくる。な、何でしょう・・

 

「ど、どうしたんだ?」

 

「名前」

 

「え?」

 

「また名前で呼んでくれない・・」

と雪ノ下は不服そうな顔をした。

あれ・・これまさか雪ノ下さん拗ねてる?

あの雪ノ下が拗ねてる?

これはレアだぞ、SSレアだぞ。

 

「・・・ごめんな、雪乃」

とちょっと声を低めにニヒルな感じで言ってみる。

どうだ!俺の渾身の一撃。

 

「・・・ありがとう」

 

雪ノ下はニコっと笑い俺に微笑み返す。

はい、渾身の一撃来ました。大ダメージです。

 

「・・昨日は電話長引いて悪かったな。

あんまり寝られなかったろ」

 

「ううん・・八幡と電話できたしよかった・・

あんまり学校ではああいう話できないから」

 

「いや学校でもあんな感じで罵倒してるような・・」

 

「あら?罵倒してほしいのかしら?やはりあなたはそういう・・」

 

「違うから違うから」

 

そういう方向に持っていこうとするな。

雪ノ下さんはいーつもそうする。

 

「何かいったかしら?」

 

「いや何も」

 

スプーンを動く手をどんどん早める。

うん、おいしいおいしいおいしいな。

 

「由比ヶ浜さんから大方のことは聞いたから

大体の事情は理解できたと思うけど

まだわからないことがある?」

 

「うーん・・それを一つ一つあげたらきりがない気もするからいいよ。

まあ強いて一番気になるのはよく俺が二人と付き合うことを

容認したな」

 

「あら?プレイボーイ気取りさせたほうがいいかなと思ったのよ。

二股谷君」

 

「その言葉を頑張って避けてるんだから言うな」

 

「冗談よ」

とフフと笑う雪ノ下。楽しそうですねえ・・

 

「私は最初は反対しようと思ったのよ。

でも由比ヶ浜さんがこの関係を壊したくないっていう気持ちが伝わり

私が折れてその提案に乗ったのよ。

まあ比企谷君も不本意そうだけどちゃんと認めてくれたし」

言い終えると雪ノ下は立ち上がり

「今、紅茶を入れるわ」

とキッチンに向かう。

 

「・・このことについて知ってるのは?」

 

「奉仕部の三人と小町さんだけよ。

他の人に知られたら何言われるかわからないしね」

 

「・・本当にそれだけか?」

 

「・・何か思い当たる節があるようね」

 

紅茶を持ってきた雪ノ下が帰ってきた。

俺のもとに紅茶を置いて椅子に座る。

 

「・・昨日葉山に説教されたんだよ。

俺が二人と付き合っていることがバレたら

奉仕部とお前達のイメージ悪くなるから別れろみたいなことを」

 

「はあ・・」

雪ノ下は深くため息をついた。顔も笑顔から一気に深刻そうに変わる。

 

「あの男はまだそんなことを・・というよりどこで私達が

付き合っているという情報を手に入れたのかしら」

 

「まあどっかから聞いたんだろ、一色とか」

 

「一色さんはこのことについて知らないはずよ、ありえないわ」

 

「そうなると・・あとは誰かいるか?」

 

「わからないわ。いずれにせよ何も知らない癖にそういうことを

言われるのは不愉快だわ。私が彼に文句を言っておくから

安心しなさい、八幡」

4P

 

 

「いや俺もその時は一緒にいくわ。そのほうがいいだろ」

 

「八幡・・」

 

そんな嬉しそうな顔で見つめるな、照れる。

 

「ま、葉山のことは置いとこうぜ。あいつも自ら噂を流して

俺達の立場を悪くさせるなんてことはしないはずだ」

 

「そうね、あの男は簡単に軽率な行動はとらないわ」

 

「そうだな・・」

と俺はバルコニーから見える景色を眺める。

 

 

葉山がどういう考えなのかは知らないが

少なくともあの男は雪ノ下と由比ヶ浜を傷つけるようなことはしないはず。

どちらかというと俺に対しては何かやってきそうだが。

まあそういうときはその時だ。

 

 

 

 

 

 

 

葉山なあ・・

そう考えると邪魔だな、あいつ。

 

 

 

 

 

 

 

「それより今日はこのあとどうする?」

 

「そうね・・正直どこか行く気が起きないわね。

家でのんびりするっていうのもいいのじゃないかしら」

 

「さんせーい」

 

「賛成の声だけすごい嬉しそうな気がするのは気のせいかしら・・」

 

仕方ない。

アウトドア派な人間ではないのだから。

インドアな人間は休みの日は家から一歩も出ずにただ体を休めることを

しなければならないのだ。

 

 

「んじゃ何する?」

 

「映画でも見ましょう」

と言って雪ノ下は立ち上がりテレビの隣にある本棚に向かう。

本棚には本の他にもDVDが並んでるのが見えるが・・

 

「・・心なしか並んでいるDVDが全てパンさんに見えるのは気のせいか」

 

「あら?せっかくの休みだもの。

一緒に見てより理解度を深めてもらうのにいい機会だと思って」

 

「え、待て待て。もしかしてこれからずっとパンさん見るの?」

 

「そうね・・今日一日だと時間的に三本か四本ぐらいだけど

十分に理解度は深まるはずだわ」

 

 

いやいや。

理解度深めたいなら帰ってから調べるから。

Wikiに載ってるから大丈夫だから。

 

 

「・・その・・違うやつとか見ないか?」

 

「たとえば?」

 

「えーと・・」

 

 

そう言われるといまいち見たい作品が浮かばない。

雪ノ下と俺が一緒に見れそうな作品ね・・

まあアニメは問題ないだろ。

問題はそのあとだ。俺が見るようなアニメを見ても

つまらないと思うしかと言ってパンさんをこれから

何時間も見続けるのは辛い。

 

 

「・・・・そうだ、ジブリにしよう」

 

京都行こうみたいなノリで俺は告げる。

 

「・・・どんなのがあるの?」

 

「うーんそうだな・・例えばだけど」

 

 

 

 

ちなみに俺はジブリではナウシカである。

単純な理由だ。

小さいころ見てあの歌が忘れられないと。

てかあれを小さいころ見るとトラウマになるだろあのシーン。

らんらんらららんらんらーん

 

 

 

 

 

 

「ん・・」

 

 

俺はソファーで寝てしまったようだ。

気付けば時刻は夜八時を回っている。

隣を見るとすーすーと雪ノ下が寝息を立てながら寝ている。

やれやれ・・結局あのあとナウシカを借りにいって

見たはいいが途中で寝てしまったのね。

ま、せっかくの休みだから体を休めたということで

いいのではないでしょうか。

 

「んっ・・」

と雪ノ下も起きたようで目を擦っている。

 

「おはよう、雪乃」

 

「おはよう・・もう夜?」

 

「ああ、どうやら寝てたようだな」

 

「そう・・せっかくのデートなのに」

 

しょぼんとする雪ノ下。

可愛い!写真にとって記録に残しておきたい!

 

「さて・・雪乃も起きたしそろそろ帰るわ」

 

「待ちなさい」

と後ろから静止の声が聞こえる。

 

「何だ?」

 

「その・・ご飯を食べていきな・・いえ食べてってくれないかしら?」

 

「いいのか?」

 

「簡単なものだけど今から作るからちょっと待って」

とキッチンへ向かう。

 

「俺も手伝うよ」

 

「あなたはお客様でしょ、座ってなさい」

 

「お客様じゃなくて彼氏だろ」

 

「はう・・」

 

 

どうやら雪ノ下にクリーンヒットしたらしいです。

顔を赤らめながらもじもじしている。

てか俺もこんなセリフを平然と言えるってどうしたの。

何か悪い物でも食べた?

 

「それじゃあ・・そこの野菜を切ってちょうだい」

 

「はいよ」

と俺は包丁を取り作業を始める。

 

 

二人で並びながら料理。

まあこういう夫婦みたいな絵も悪くないだろう。

由比ヶ浜の時が少しはしゃぎすぎた反面

雪ノ下はこういう落ち着いた感じのデート。

お互い性格が出たようなデートだけれども

二人らしさが出てるからこれはこれでよしだと思う。

 

 

 

 

 

 

さて出来上がりだ。

簡単に野菜を切って

麺をゆでて炒めて完成―!

簡単クッキング過ぎて由比ヶ浜でもできるぞ。

今回は家にあるものということで

パスタを作ることになり

とりあえずホウレンソウとベーコンがあるので

クリームパスタを作ることにした。

 

 

「じゃあ・・いただきます」

 

「召し上がれ」

と雪ノ下は俺を眺めて頬杖をついて微笑んでいる。

 

「おいしい?」

 

「ああ・・うまい」

 

 

 

「よかった。ゆっくり食べてね」

 

「ああ、まあもうなくなりそうだけど」

 

「おかわりは?」

 

「いや大丈夫だ。もういい時間帯だし帰るよ」

 

俺は最後の一口を食べ終えて席を立ち荷物を取る。

 

 

 

すると後ろから何かが引っ張られた。

振り向くと雪ノ下が俺の服の裾を引っ張っている。

 

「雪乃?」

 

「・・・明日は・・ひま?」

 

「まあ・・何も予定はないと思うが・・」

 

 

すると雪ノ下はいきなり俺のもと抱き着いてきた。

え?あれ?ゆ、雪乃さん!?

 

 

「えーと・・その」

 

「・・お願い。今日は泊まっていって」

雪乃は俺の俺の服に顔を埋め、よく見ると涙を流しているようだ。

まあここは八幡スキルの一つであるお兄ちゃん特性を発動してみよう。

俺は雪乃の頭を撫で始める。

すると雪乃が顔をあげ俺のことを見つめる。

目は泣いたおかげで腫れていた。

「・・・わかったよ。今日は泊まるよ」

 

「・・ありがと・・」

 

そういってお互い抱きしめあう。

昨日は由比ヶ浜とこうしたこともあるため

少し罪悪感を感じないわけではないが

それでも目の前で泣いている女の子を放置はできない。

 

 

「・・寂しかった・・一人で・・いつも部活が終わると

寂しくなるから辛くて・・家帰っても一人で・・」

 

「そうか」

と俺は雪乃の頭を撫で続ける。

雪乃はうれしいのか抱きしめる力が強くなる。

考えてみれば雪ノ下雪乃も一人の女の子だ。

そして彼女も由比ヶ浜同様奉仕部の関係が壊れることを

恐れていたに違いない。

そしてさっきの発言でわかったことがある・・

 

 

 

彼女は寂しかったのだ。

母親からも姉からも愛情というものきちんともらったことがなく

ずっと一人で生きてきた彼女が誰かを好きになったことはない。

だから俺という恋人ができて初めて愛情をあげたりもらったりすることが

できるようになったのだ。

それを知ってしまったらもう何も言うまい。

 

 

 

「ねえ、八幡」

 

「なんだ?雪乃」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大好き」

 

 

「俺もだよ」

 

 

 

俺達はそのまま顔を近づけ唇が触れ合った。

 

 

 

やれやれ・・

雪乃だけに贔屓するわけにはいかないから

ちゃんと結衣にも・自分からいかないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

「たーでまー」

 

 

あー疲れた。

ほんとは友達の家にお泊りの予定だったけど

まさか彼氏と遊ぶからって・・

うーん小町的にちょっとなぁ・・

 

 

 

てかお兄ちゃんいるじゃん。

遊びいこーっと。

 

「お兄ちゃーん、愛しの小町が帰ってきましたよー」

 

 

私は兄の部屋の扉をいつも通り開ける。

そこには兄がいつも通り寝ているはずだった。

もしくはパソコンでアニメを見ているはずだった。

 

 

 

けれどそこに映った光景はイヤホンをつけたまま寝ている兄。

そして机の上にキラリと注射器と白い紙が置いてあるのが見える。

 

 

「お兄ちゃん・・?」

 

恐る恐る近づく。

兄は寝ているようだった。

音楽を聞いているかと思えばイヤホンが刺さった先は小さい箱みたいなものだった。

何も表示されていない・・

 

 

そして机の上を見ると注射器がおいてありその隣に白い紙がおいてある。

 

 

そして紙の一番上にこうかかれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小町へ

恐らく俺を最初に見つけるのはお前だと思う。

だからこそ最初に言わせてくれ・・・ごめん。

 

 

 

 

 

 

 

そこから先は読むことができず力が抜けその場に座り込んでしまった。

 

 

そして比企谷小町が唖然としている中比企谷八幡がつけているイヤホンの先の端末が

小さく光り5という数字が表示されたがそれはすぐに消えた。

 

 

そのことを比企谷小町が気づくことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

このまま続きます


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