最強?チート?気にするな   作:叢雲 狛

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コラボ第二話 ナツメグ諸島の防衛

「えー、カレー洋ナツメグ諸島はマレーシア、シンガポールの周辺のことであり、石油が沸く資源帯です。この辺ではインドマグロがよく獲れるそうなので作戦が終わり次第、獲ってから帰りましょう。ハイ質問ある人ー?」

 

そう尋ねると瑞鶴が手を挙げた。

 

「なんだ瑞鶴?」

 

「いやさ、修学旅行じゃないから今の説明いるの!?」

 

「だって他のやつらが飛行機で移動中で俺たちは最後に出るからそれまで暇そうにしてるお前らを気の毒に思ったから俺が島の説明してやってんだろ・・・おっと堂山さんから通信だ」

 

「こちら堂山。出撃して今向かってる藍原と護俐と合流して敵を殲滅してくれ。たぶんもう現地の防衛隊はもたないだろう。頼んだぞ」

 

「りょーかいです」

 

そういって通信を切った。大将に対する口の利き方が悪いって?そんなこと知ったことか。だって一時的な上司なだけで作戦終わればこの関係消えるしー。

 

「よし、行くぞお前ら準備はいいか!」

 

『もちろん!「ネー!」』

 

「じゃあ俺に掴まるかできるだけくっつけ」

 

「提督何するデース?」

 

「何ってあれだよ・・・《瞬・間・移・動》」

 

さあ、戦闘開始だ。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

海域の上に瞬間移動するとそこではすでに戦闘が始まっていた。

 

「じゃあ、来る前に説明したように戦え。怪我したものは遠慮せずに言いに来い。さあ異世界からやってきたFool both(愚か者共)を殺してこい!」

 

『了解!』

 

さあ、祭りの時間だ。内心テンションマックスで俺は夕張に作ってもらったライフル、

XM109ペイロード・ボルト(全長1169.4mm重量15.10kg装弾数5発、所持している弾は徹甲弾、三式弾、徹甲焼夷弾、徹甲榴弾)を手に持ち、天上天下無双刀を背中に背負って俺は飛び立った。

 

「あれはたしか駿のところの大鳳だな・・・ヌ級を炎上・・・大破ってところか・・・じゃあとどめは俺がもらうかな~っと!」

 

俺はヌ級に照準を合わせガン!ガン!ガン!と3発食らわせてヌ級を海の藻屑に変えてやった。3kスコープ(スプラトゥーン)で鍛えた腕なめるんじゃねぇぞ。この時点で頭の中で勝利のUNICORNが流れてます。

 

後ろから弾が飛んできてヌ級を沈めたことに驚いたのかあわてて大鳳はこちらを振り向いたのでとりあえずハンドサインで止まるな、とだけ伝え、俺は次の獲物のところへ向かった。

 

 

次々と現れる敵を打ち抜き、スコープでのぞいてる間に近くまで来た敵は砲撃をさせることなく、天上天下無双刀で切り裂いていく。

 

「よいしょー!よし、これで21隻目轟沈っと」

 

さあ次はあそこにいるタ級だな・・・ライフルを構えて照準を合わせようとしたら頭につけてたヘッドマイクに通信が入った。

 

「こちら木曾。衣笠と一緒に戦ってる時に敵の砲撃で衣笠が中破した。最悪なことに敵に囲まれている・・・逃げようがないから援護を頼みたい」

 

「今どこにいる?」

 

「提督から2時の方向」

 

「わかった」

 

通信を切り2時の方向に向かって水上を駆けだした。

 

 

「木曾・・・このままじゃあなたも攻撃を食らってしまうわ・・・私を置いて下がりなさい」

 

「! 何言ってんだよ衣笠!今すぐに提督が来てくれる!それまで気合い入れろ!」

 

「木曾!衣笠!耳をふさいで目を潰れ!」

 

提督か!なんだ急に目をつぶれなんて・・・疑問を持ちながら目をつぶり、耳をふさいだ。

 

 

ゴオオオオオオン・・・・そんな音がした。目を開けると目の前で俺と衣笠を囲んでいた深海棲艦が海の上で倒れていた。

 

「大丈夫かお前ら!」

 

「ああ、なんとかな・・・それより提督、これは・・・覇気じゃねえのか・・・?」

 

「覇気?覇気って何?」

 

「木曾は知ってたか・・・。覇気ってのはな3つあって武装色、見聞色、覇王色てのがあるんだ。今使って見せたのは覇王色の覇気。詳しくはwikiで調べろ」

 

 

「さすが提督だぜ」

 

「木曾も武装色できんの知ってるからな」

 

「!?なぜ知って・・・」

 

「この前球磨と多摩がお前の手が黒くなってるって騒いでたからな」

 

「姉さんたちか・・・しょうがない姉貴たちだぜ・・・まったく」

 

「まあ使うのは構わない。とりあえず俺は衣笠をつれていったん下がる。お前に貸した闇雨(ヤミサメ)で俺の代わりに他の奴らの援護を頼む」

 

「了解した。衣笠を頼むぞ」

 

「おう」

 

 

「じゃあ衣笠いくぞ」

 

「うん・・・えっ」

 

俺は衣笠を抱えて瞬間移動で横須賀に戻った。

 

「ここのドックでその傷を治せ。戦いが終わったら迎えに来るから」

 

衣笠にそう告げると俺はまた瞬間移動で海域に戻り、敵を殲滅していき、日は落ち夜になった。そう夜戦だ。昼のうちにほとんどの敵を倒し、のこるはナツメグ諸島に侵略してた部隊のボスと随伴しかのこっていない。

 

「夜戦!「ぽい!」」

 

言葉を聞くだけでわかると思うが川内と夕立は三度の飯より夜戦が好きでうちの夕立はほかの鎮守府とは違い、夜戦になると火力、移動速度などが通常の1.5倍になる狂犬開放(crazy limit)(勝手に命名)が使える特殊な子である。だがこの技にも代償はあり、まず資材の消費が激しいのと守備、装甲が無となるため被弾すると即中破以上になってしまう。だからいつもは使わずにイベントなどの海域でしか使わないように、と言って使わせていない。なにせ大和型と同じ消費だからな。ずっと使っていれば資材と毛根が逝ってしまう。

 

「川内、夕立は随伴の殲滅を頼む。夕立はあれを使って構わない。好きなだけ暴れてこい!」

 

「任せて!」

 

「殺るっぽい!」

 

そういって水上を駆け出していく二人。川内は戦艦、夕立はダイソンもとい戦艦棲姫をワンパン。他の随伴は駿、刻のところの艦娘が倒し、ボスは競ってたのかわからないが駿と刻が同時にボス(飛行場姫)を倒し、ナツメグ諸島防衛戦は幕を閉じた。

 

 

 

 

 




基本先攻ワンキルですまんな深海棲艦共

一戦目はこれで終わります。

ふざけ多かったですが楽しければいいのです。楽しければ。


では次の話もお読みいただけると嬉しいです。

覇気のちゃんとした効果音が聞きたい人は「覇気 効果音」で調べれば出ると思います。。

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