最強?チート?気にするな   作:叢雲 狛

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第六駆逐隊

執務室でコーヒーを飲みながら某番組のオリーブオイルをめちゃくちゃ使う料理コーナーを見ている。いくらオリーブオイルでもこんなドバドバ入れたらさすがに体に影響あんじゃね?って思いながらテレビを見ているとバン!と勢いよく扉が開いた。

 

「おはよ司令官!今日の秘書艦は雷よ!」

 

「おはよう・・・。今日一日よろしくな。あと徹夜明けだからもう少し静かにしゃべって」

 

「徹夜はよくないわ!しっかり休みなさい!」

 

いや寝ようと思ったんだよ?でも昔のジャンプとかって見返したくなるじゃん?しかもギア4とか出てきて熱い展開じゃん?読む手が止まらなかったわ。

 

「まあ、ちょうど八時だし始めるか・・・」

 

「私は何すればいいかしら?頼ってくれていいのよ!」

 

騒がしい・・・。徹夜明けだから余計にうるさく感じる。とりあえずテレビとWii Uの電源を入れてコントローラーを渡す。

 

「特にやってもらう物はないしゲームとかしててもいいぞ。ソフトはマリオからスプラトゥーンとかあるから」

 

「はーい!」

 

雷はソファに座ってゲームを始めた。これでしばらくは静かだな。耳にイヤホンを装着して書類を片付ける。

 

始めてから2時間後。俺は休憩がてらポケモンGOを開いた。お、近くにニョロボンいんじゃん。ていうかなんで俺の部屋と戦艦寮がジムになってるんだよ。しかも俺の部屋のジムリーダーの名前がノーモアオリョクル。これ絶対58だろ。ちなみに戦艦寮のジムリーダーの名前はアドルフ・ヒトラー・・・ビスコだなこれ。とりあえず自分の部屋を奪還せねばと思いバトルを始めたら、むぅーっと唸っている雷がいた。

 

「どうした?デデンネ」

 

「デデンネじゃないわ!なんで仕事させてくれないの!?」

 

「だって子どもは遊ぶのが仕事だろ?そんなことできるの今のうちだからな」

 

「私はお手伝いがしたいのよ~!」

 

「じゃあ食堂言って今日のランチは何か聞いてきて。あと帰りに工廠で建造してきて。バーナーとか使っていいから」

 

「任せて!」

 

そのまま走って執務室を出ていく。これでまた静かだな。俺はWii Uを片付けて再び目を通す。

 

大体の書類が終わり、一息つきながら机の上のシャアザクを眺めているとまた扉がバン!と開いた。もう少し扉さんにやさしくしてやれよ・・・。

 

「今戻ったわ!今日のランチは鯖味噌ですって!あとこの子新しい子よ!」

 

「の、能代です!よろしくお願いします!」

 

「能代はうちじゃ初めてだな。よろしく。じゃあ鎮守府の案内するから付いてきて」

 

「わかりました」

 

執務室を出ようとすると俺の手を雷が引く。

 

「どした?」

 

「司令官!案内も大切だけど仕事は終わったの!?」

 

「9割終わったよ。案内してくる間そこの書類にハンコ押しておいてくれ」

 

「わかったわ!」

 

雷に残りの仕事を託して能代と一緒に執務室を出る。まぁハンコ押すだけだし苦ではないだろう。

 

「ところで提督。質問が2つあるのですがいいですか?」

 

「おーどぞどぞ」

 

「なんで私服で仕事をしているのですか?しかもこの季節にアロハシャツ・・・」

 

言えねぇ・・・これが土御門のコスプレなんて言えねぇ・・・。

 

「あんな堅苦しい服は雑巾に変えたよ。アロハシャツなのはあんま気にしないで・・・」

 

「はあ、わかりました。では二つ目の質問ですがあそこに立ってるロボット?は何ですか?」

 

「えっとエヴァ初号機だけど・・・もしかしてエヴァ知らない?」

 

「知りませんよ・・・」

 

今どきの子はエヴァ知らないか・・・。

 

「まあいいけどよ。ここがトイレな」

 

「結構大きいですね」

 

「まあうちもそれなりに艦娘がいるしねぇ~。あ、ここが食堂ね」

 

「うわ広っ!バスケットボールコートぐらいありますよ!」

 

「トイレ同様多いしね。それにこのレバーを引くとな・・・」

 

レバーを引くと同時に天井が開き日差しが入ってくる。ちなみに食堂の右側から中庭に出れるのでバーベキューもできる。ちなみに考えたのは加賀さんと赤城。さすが飯のことになると発想が神ががってる。

 

「うわぁすごいですねぇ・・・。というかさっきのエヴァ?とか食堂の天井をこんな風にして上司とかに怒られないんですか?」

 

「ばれてないからな・・・。エヴァに関してはあれのおかげで深海棲艦が攻撃してこないって言ったら信じてくれたから・・・」

 

「えぇ・・・」

 

そんなこんなで能代に鎮守府の説明を終え、寮に案内して執務室に戻ってきた。

 

「ただいま戻りましたよー」

 

「ああまたやられた!」

 

「暁ちゃんリスキルされてるのです!」

 

「きゃはは暁よわーい!」

 

「これはおいしいな・・・。力を感じる」

 

第六駆逐隊全員集合かよ。まだ八時じゃねーぞ。しかもカーペットは捲れてテーブルはお菓子と冷蔵庫にあったジュースで散らかっている。

 

「あっ司令官おかえりなさい!」

 

「なぁ雷・・・これどういう状況?」

 

「お仕事が終わってから一人でつまんなかったから皆を呼んで遊んでいたのよ!」

 

「まあ仕事終わってるならいいんだけどね?とりあえず今日はもう仕事ないから遊んでいいけどさ、ちゃんと片付けて行ってくれよ?」

 

「司令官も一緒にやろ?」

 

「俺はラノベを消化したいんだが・・・」

 

「レディの誘いを断るっていうのかしら?」

 

「・・・わーたよ。やればいいんでしょやれば」

 

結局就寝時間までマリカーで対決してたが響にだけは勝てなかった。




オチがなかなか決まらず雑になってしまったことをお許しください。

次回提督キレる。デュエルスタンバイ!

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