「はい到着!ダメージある娘はすぐにバケツ抱えてドック行って!大和は古鷹を介護、入渠終わったら一応工廠で問題ないか確認してもらって」
「了解ぽい〜・・・」
「わかりました!古鷹さん行きますよ!」
「すみません助かります・・・」
「あと明石呼んで明石!メディック!!メディーック!!」
「はいはい何ですか?!」
「やり方は言うからこの体の治療出来る?」
「えぇ!?私は貴方のとこの明石じゃないし出来ないですよ!それに人間の修理なんてした事ないです!」
「大丈夫大丈夫!ピノコみたいに手伝うだけだから!先っちょだけだから!」
「貴方はブラックジャックですか!?それに先っちょだけって意味わからないです!」
「とにかく工廠へHere we go」
「あっ待って下さいよ〜!」
「なぁ駿、あいつは本当に人間なのだろうか・・・?あれだけの傷を負ってあれだけ騒げるやつ見たことないぞ・・・」
「人の皮を被ったロボットでそのうち顔の皮剥がして中身が出てくるんじゃないか?」
「ハッハッハ・・・・・ありえそうで怖いぞ・・・」
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「うわぁ・・・人間の腕の中ってこんな感じなんですね・・・」
「そんなまじまじ見ないでくれ・・・。あ、そこの人間用高速修復材って書いてるやつ取って」
「はいどうぞ。というか人間の体に高速修復材って効くんですか?」
「これはうちのとこの夕張が作ったやつでな。試したのは俺だけだからほかの人間に効くかは分からないけど傷にこれを付着させて8時間ぐらいしたら綺麗に治るのさ」
「なんですかそれ・・・研究して人間に使えるようになれば大変なことになりますよ!」
「分かってるわいそんなこと。これを知ってるのは俺と製作者の夕張とお前だけだ。絶対誰にも言うなよ?」
「言えませんよこんなこと・・・」
「それでいい。ここを縫いつけて・・・と。次は肋骨だな・・・。ここはめんどくさいから応急処置でいいや・・・。はい終わり!おつかれー!」
「お疲れ様でした・・・。色んな意味で疲れましたよ・・・」
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「ちょっと提督さん!大丈夫なのその腕!?」
今俺の腕は包帯ぐるぐる巻きで文豪ストレイドッグス最終回の淳くんの様な見た目をしている。
「耳元でうるせーよ七面鳥。1日寝れば治るから問題ないずい」
「さらっと七面鳥って言わないでよね!まあ、大丈夫ならよかったわ」
「お前らは全員入渠は済んだのか?」
「一応ね。古鷹も体に問題は無いみたいよ」
「なら良かった。とりあえず今日はゆっくり休め」
「りょーかい!お休み〜」
「おつかれー」
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「古鷹入るぞ」ガラッ
「提督!?ノックぐらいしてください!馬鹿!」
「おおっとすまんね。終わったら呼んでくれ」
「もう大丈夫です」
「はいよ」ガラッ
「今日は足を引っ張り申し訳ございませんでした」
「気にするな。大破しない艦なんて存在しないし何より沈まなくてよかったよ」
「心遣いありがとうございます」
「じゃあ本題に入るけど明日武器の修理や俺の体を治すために一度鎮守府に帰るんだ。古鷹もあれだけの怪我をした。1日じゃ精神的にきついだろうし鎮守府に戻らないか?」
「それは・・・私はこの戦いにもう必要ない、ということでしょうか・・・?」
「それは違う。多分次の戦いで敵はさらに強くなってるだろうし無理はさせたくない。次はもしかしたら轟沈してしまうかもしれない。だからここは下がってくれないか?」
「・・・・・分かりました。でも一つだけお願いがあります」
「?」
「せっかく横須賀に来たんですから横須賀カレーを食べてから帰りたいです!」
「はははっ明日の朝好きなだけ食べてきな。午後に出発だから」
「はい!ありがとうございます!」
「じゃあ俺はそろそろ行くよ。しっかり休めよ」
「お休みなさい」
「お休み〜」ガラッ
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「おっ来たな」
「何?待ってた感じ?」
「刻と明日のことを話してたんだ」
「明日は直すものをまとめて12時出発の予定だったんだが問題あるか?」
「いや、それに関しては大丈夫なんだけどな」
「じゃあなんだ?」
「いやぁーせっかくの広島なんだ。何食べて何買おうか悩んでいたのさ」
「修学旅行じゃねーんだからな?ま、俺は疲れたから休む。今日はお疲れ。明日な」
「おう。お疲れ」
こうして最終戦1日目が終了した。
※作者は東京住みです。
今回初見の方は良かったらコラボ1話からお読み頂けると幸いです