「お前はあの時のレ級!」
「イヤ・・・チガウネ・・・アイツモイッテタダロウ?
「ということはお前は完成型ということか・・・!」
「ソウサ!サアイクゾ!」
「こっちから先にいくっぽーい!」
一瞬でレ級の懐に潜り込み、顎に砲撃を打ち込む。
「ウゴキハワルクナイ。ダガカリョクハナイ」
「!?きいてないっぽい!」
「ワタシノソウコウハアノトキノレキュウトハオオチガイダ。コンドハコッチカライクゾユウダチ!」
「きゃあああ!」
「大丈夫か夕立!」
「うぅ・・・大破しちゃったぽい・・・」
「なんて火力だ・・・あの夕立を一撃で・・・」
「ホラホラ・・・ツギハダレカナァ・・・?」
「私が行きます」
「ヤマトカァ・・・オマエハワタシヲタノシマセルコトハデキンノカァ?」
「主砲構え!行きます」
声とともにすべての砲塔で徹甲弾をレ級にぶつける。レ級は避けることもなくすべての徹甲弾を受けた。
「ハァハァ・・・これで・・・」
「イヤァ・・・チカラハアルネ」
「なんで?!あれだけの徹甲弾を受けて立っていられるの!?」
煙の中でレ級は無傷で笑っていた。
「デモチカラダケジャワタシヲトメラレナイヨ!」
「大和さん危ない!」
「古鷹さん!!」
「チィ・・・カバッタカ・・・」
「古鷹さん!何で!」
「貴女の火力じゃなければ・・・あの化け物を止めることはできない・・・だから・・・お願いしますね・・・」
「いやあああ古鷹さん!」
「落ち着け!古鷹は気を失ってるだけだ!それと提督に緊急連絡!」
「うう・・・わかりました!」
『提督!提督!』
『何?どうした慌てて』
『今あのレ級と交戦中、夕立、古鷹が大破してます!』
『分かった。今向かう!』
「提督は何と言ってた?」
「すぐ向かうと・・・」
「分かった」
「来ました」
「はやすぎっぽい~・・・」
「瞬間移動してきたからな・・・。それより大丈夫か?夕立、古鷹」
「なんとか浮いてられる状態っぽい~」
「分かった。長門、大和は古鷹、夕立をあの辺りの岩陰に避難。あとは俺がやる」
「そいつはかなり強いぞ・・・。ひとりで行けるか?」
「力の差が見えててもここでお前らを守らなきゃチートみたいな提督やってねぇよ」
「提督・・・」
「いいから早く行きなさい」
「ああ・・・いくぞ大和」
「はい!」
「サテジュンビハイイカ?」
「あぁ・・・。行くぞレ級」
俺は瞬間移動で背後に回り、首を切り落とした。
「アマイアマイ」
「そういやこれじゃ死ななかったな・・・」
「ソウソウ。ジャアコンドハッコチノバンダ!タノシマセテクレヨ!サイキョウノテイトク!」
「こっちが先に沈めてやるよ!」
レ級は拳の艤装、俺は投影した大量の武器。両者の攻撃がぶつかり合い、爆風とともに煙が起こる。
「これならやれたか・・・?」
「キイタヨ・・・タノシイヨテイトク!」
煙が晴れ、レ級が現れる。
「あれだけやっても右の艤装しか壊せないとはな・・・」
「ワタシノカタホウノギソウヲコワシタンダカラコンドハコッチガコワシテアゲルネ!」
レ級は主砲をこちらに向けて砲撃。瞬間移動や斬撃で振り切ったと海面に足をつけた瞬間、背中に鈍い打撃音と共に肋骨が砕け、左腕がひしゃげる。
「チィ・・・!」
「ハハハハハハハハ!コワレタコワレタ!」
体に痛みが走る中、通信が入る。刻からだ。
『何だ!こっちは今戦闘中だ!』
『こっちも戦闘中だ!こっちの支援は全滅、弾も切れた!撤退する!』
『了解した!』
続けざまに通信が。今度は駿からだ。
『こちら駿。艦娘に疲労が見られる。このまま戦闘を続ければ負けは確定するし、轟沈する可能性も出てくるぞ。撤退するか?』
『刻のとこも撤退した!こっちも艦娘を回収して撤退する!』
『了解。無事帰ってくることを願ってる』
「おいレ級!俺はまたお前を倒しに戻ってくる!それまでその艤装直しとけよ!」
「ココデヒクノハオタガイノタメダナ・・・。オイオマエタチ!イッタンテッタイダ!」
俺は長門たち艦娘を連れ撤退した・・・。
今年中にコラボは書き終わりたい・・・。
今回は知り合いのイラストレーターさんに頼んでオリジナルの敵となるレ級を書いてもらいました!
イラストレーターTwitter (@fujinuma_ryo )