「また出てきやがった・・・。刻が戻ってくるまで少しでも数減らすぞ」
「そうだな・・・うぅおぉぉぉぉっ」
六体いるうちの一体を駿が沈める。俺は斬撃で三体の首を飛ばす。首を飛ばした三体の中にはその巨大な手で斬撃を防ごうとしたがその手ごと切り飛ばす。だが、首を飛ばしたはずの一体の胴体が動き、手で自分の首を拾い、接着剤でくっつけるかのように首が元通りになる。自己再生なのかわからんがまじかよ・・・。なんなんだよ鬼畜ゲーなんですか?そうですよね。湧いてくる時点で鬼畜ゲーです。
首をくっつけて同じように笑うレ級に向けて空から砲撃があり、レ級の体を吹き飛ばす。腹に穴を開けてもまた傷を再生して元に戻る。化け物め。
「五分と少々、待たせたな」
砲撃をしながら背中にレ級と同じ艤装を装備した刻が空から降りてくる。
「遅えよ。」
「また深海の艤装か・・・もう慣れたよ」
「艦娘のは使えなくてな。それよりも、あれとあれとあれは殺しちゃって問題無いな」
「問題ないが・・・お前も見たと思うが殺したくてもあいつらは再生しやがる」
「それだがな・・・
「御坂のとこの長門が倒した時はハープーンを使ったのだから木端微塵だったんだろうけど今見たやつはその『大体の確率』ってやつなんだろうな・・・。大体の確率を80%すると残りの20%を引くまで殺し続けるしかないのか?」
「そうなるな・・・。とりあえず残り三体、一人一体で殺るぞ」
「「おうよ!」」
刻は艤装の手で殴りながら艤装に付いてる主砲でゼロ距離で攻撃する。それでも再生して狂気に染まった笑顔で殴ってくる。
俺は見真似でできるようになった剣技、
レ級を再生不能になるまで切り殺す。
駿も持っている刀で頭、胸、腰のあたりを綺麗に三等分にする。この攻撃でレ級の復活はあり得るかと思えたがどうやら20%を引いたようでレ級はそのまま海に沈む骸となる。
「こっちは終わった!刻!殺りきれるか?!」
「問題ない!これで!」
脳天からゼロ距離で主砲打ち込み、無理矢理海に沈める。浮かんでこないのを確認すると頭から主砲を食らって死んだのだろう。
「これで片付いたな・・・。これで失敗作なのだから成功したやつは一体どんなやつなんだよ・・・。」
「にしても、戦闘してる間、他の敵が来なかったな・・・。」
俺がそう言うと刻に通信が入った。
「どうした?」
『こちらシエル、深海棲艦が出現しているゲートらしき物を発見、空爆中です』
「なるほど、それでか。・・・聞いたな?今から俺たちはその仮称『ゲート』を破壊、しかる後に集積地棲姫を殺す。良いな?」
「了解」
『・・・待って下さい!集積地棲姫が・・・ゲートの発生装置らしき物を取り込んでいます!』
「ハァ?・・・チッ、分かった、行くぞ、お前ら」
「ああ、って何ふざけてんだ全身赤タイツ」
「シーッ!これ小説なんだから言うなよ!言わなきゃ刻チンと勘違いしてもらえたのに!」
「で?あんた誰?」
「御坂チンは知ってたみたいだけど駿チンは知らないみたいなので・・・俺ちゃんね、地獄からの死者、スパイダーマッ!・・・だと思った?残ね~ん、マーベルのアイドル!デッ↑プー↓だよー→。よっろしくぅ〜!」
「ふざけてる場合じゃないぞ。作戦変更だ。全戦力で徹底的に破壊する」
「分かった。今からうちの艦娘に連絡をとるから三分待ってくれ」
「了解した」
「こちら御坂。長門聞こえるか?」
『こちら長門。どうした提督?』
「今からここのボスを叩く。今からこっちに来れる艦娘は誰がいる?」
『私、金剛、木曽、島風、大鳳、瑞鶴が近くにいる。他はまだ敵と戦っているから手が離せそうにない!』
「OK。とりあえず、ボスのところに向かうから皆連れて来てくれ」
『了解した』
話が終わり、通信を切る。三分ジャスト。さすが俺。
「終わったか?」
「おう」
「じゃあ行こか」
ーーーーーーーーーー
「テートクー!」
「来たか・・・ってか金剛ちょっと邪魔」
後ろから声がして振り返ると俺の顔に金剛がうまるダイブ。この場合、金剛ダイブか・・・。まぁそれは置いといて・・・。
「さぁそろそろこの戦いも終わりにしようか!」
《おう!》
次で二戦目終わらせます。
一応言っときますけどあのレ級はまだ失敗作です(笑)
御坂が使った黒刀・死・獅子歌歌はゾロの剣技です。詳しくはGoogle先生に聞いてください←
これまでずっとコラボ読んでいただいた方は薄々わかると思うのですが・・・コラボとなると中盤、終盤で面白くなってくる思う(作者自身書いてて面白いです)のでもしこの話を初めて読んだ方はコラボの最初から読んでほしいですが、二戦目の最初からでも十分面白いのでぜひお願いします!