「これで終わりだぁ!」
川内が放った魚雷で駆逐棲姫を沈める。
「こちらもタ級の撃沈を確認しました。古鷹さん!戦艦棲姫をお願いします!」
「任されました・・・。これでっ!」
古鷹は中破してる戦艦棲姫に主砲をぶちかます。
「マダマダァァ!」
「川内さんお願いします!」
「よっしゃあぁぁ!沈めぇ!」
川内は自分の持ってるほとんどのクナイを戦艦棲姫に投げ、沈める。
「終わりましたね・・・。提督に連絡を」
「わかりました。提督ですか?こちら古鷹です」
「どうした?」
「こちらの敵は倒し終わりました」
「わかった。今長門にバケツを使うために鎮守府に戻ってる。こっちが終わり次第、長門たちと合流、残党を殲滅」
「わかりました。では失礼します」
「提督はなんだって?」
「長門さんの傷を治しに鎮守府に戻ってるとのことなので戻ってくるまで待機のことです」
「了解しました。では少し待ちましょう」
十分ぐらいして私たちのところに長門さんと衣笠さんを連れて提督が戻る。
「待たせたな」
「けがはもう大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。さぁ行こう!」
『はい!』
ーーーーーーーーーー
「すまない。またせたな」
「気にするな。今、湧いてきたレ級の対策を練っていたところだ。あいつをみてくれ。あいつをどう思う?」
「すごく・・・かっこいい」
「そうじゃないだろ・・・。まぁいい。あいつの名前どうする?」
「あれだがな、うちの長門と夕立が既に戦っていてな、かなり強いらしい。名前はレ級後期と呼んでいる。あの背中にある大きな手の形の艤装は元の艤装を変形してあの形にしてるらしいがまず砲撃はしてくるし、殴ったりもしてくる。長門が言うにはあれでまだ失敗作らしいからな」
「なるほど・・・つまりあの背中の艤装に気を付けながら殺せと?」
「まぁそういうことだな。たぶんだが艤装さえ壊してしまえばあとは余裕だろう。問題はそれをどう壊すかだ」
「俺はランチャーがあるから遠距離から。デッドプールは?」
「俺ちゃんは手榴弾があるよん」
「俺は刀だ」
「なら、遠距離から刻とデップーで攻撃、壊しきれなかったところは俺と駿で壊す。壊し終わったらあとはわかってるな?」
「了解だ」
「俺も問題はない。それで行こう」
「OK。じゃあ行くぞ!」
ーーーーーーーーーー
「じゃあ作戦通りに頼むぞ」
「任せろ」
刻はランチャーをデップーは手榴弾を海面に立つ
「ニンゲンゴトキガ・・・」
「コノウラミ・・・」
「ハラサセテモラウ!」
「よそ見してるんじゃねーぞ」
ランチャーが当たって刻のほうにレ級の意識が向いた瞬間に駿が刀で艤装を切り落とす。
「さてこっちも切りますかねぇ~」
デップーの手榴弾で艤装の七割を損壊したレ級に斬撃を放って艤装ごと体を切る。
「もう一体は俺がやるか・・・」
刻は近づいて近接で戦ってレ級を気絶させる。
「ちょっと怪我したのと
「え!ちょ・・・」
「まぁあとはボスだけだしゆっくり行こうぜ」
「そうはいかないみたいだぞ・・・」
沈めたあたりの海の中からまた新たにレ級が六隻湧いて出てくる。
それはまるで死んだ仲間のフェロモンに誘われてやって来るスズメバチのようにーーー。