番長と捻くれぼっち   作:judolover

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はじめまして、judoloverです。
小説は初めてなので見苦しいところはあるとは思いますが頑張ります。
ご意見ご感想を厳しいものでも受け止めさせて頂く所存であります。
よろしくお願いします。


プロローグ

夏休みの終わりが近くなったのある日、

 

里中千枝が慌ただしく駆け寄ってきた。

 

そして息をあげながら、

 

千枝「鳴上君!聞いた!聞いた!?」 

 

鳴上「里中、どうした?」

 

俺が質問すると横から茶々を入れるように、

 

花村「なんだ、また肉の話かー?」

 

花村「女子として慎みをもて慎みを~」

 

と花村陽介がおどけながら言うと

 

千枝「違うわ!!慎みぐらいもってるし!」

 

千枝「てか昨日はビフテキ串しか食べてないし!」

 

するとやや呆れながら、

 

雪子「でも、食べたんだ…」

 

天城雪子がつぶやく。

 

千枝「別にいいじゃん、旨いし!」

 

千枝「じゃなくて、ニュースがあるんだって!」

 

りせ「ニュース?」

 

久慈川りせが首をかしげると、

 

完二「そんなすごいニュースなんすか?」

 

と巽完二が期待せずにたずねる。

 

千枝「そうそう、なんと二学期から…」

 

花村「二学期から?」

 

ゴクリと皆が唾をのむ。

 

千枝「千葉から転校生がくるらしいのだぞよ!」

 

全員「転校生!?」

 

完二「この時期に珍しいっねー」

 

雪子「何年生かはわかるの?千枝?」

 

千枝「何年生かはわかんないけど柏木が舌なめずりしてたから多分、いや間違いなく男だね」

 

花村「なんだよ、男かよ…」

 

鳴上「陽介泣くな。」

 

完二「花村先輩、どんだけ期待してたんすか…」

 

??「ナニナニクマが働いてる間に何楽しい話してたクマか?」

 

暗いムードを壊すようにして来たのはクマだった。

 

鳴上「そっとしておこう。」

 

りせ「それがいちばんかもね。さっすが先輩!」

 

雪子「じゃあ行こうか。」

 

花村を置いてフードコートから去っていく。

 

花村「待って!置いて行かないで。」

 

鳴上「そっとしておかなくて良かったのか?」

 

花村「おくなよ!寂しいだろ!!」

 

そしてはははと、笑い声が響くのであった。

 

………………………………………………………

 

一方その頃駅では、

 

 

 

ここでしばらく過ごすのか、

 

空気も美味いし悪くはねえな

 

てか喉渇いたしマッカン飲みてぇな

 

って、マッカンねぇじゃん!

 

小町もいなくてマッカンもないんじゃどうしようもないな、てかまじでどうしょう!

 

あの甘さが味わえないと思うと辛すぎる…

 

不幸だー

 

あ、やっべどっかのレベル0みたいなこと言っちった

 

そげぶしないとそげぶ

 

てか平塚先生もひどいよな

 

稲羽市に半年行ってこいなんて

 

雪ノ下も由比ヶ浜もなぜか勧めてくるし

 

俺そんなに嫌われてたっけ

 

やだ八幡泣いちゃう

 

 

 

こんなことを考えながら

 

駅を後にし借りたアパートへと歩みを進める。

 

 

 

来たものはしょうがないしやるしかないよな

 

 

 

自分と向き合う強さを探しに

 

 

 

こうして比企谷八幡は八十神高校へ通うことになるのであった。

 

 


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