東方古神録   作:しおさば

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はい、どーも。しおさばです。

昨日初投稿して1日……

( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …!

お気に入り……4……だと?!

ありがとうございます……ありがとうございます!!

期待に添えるよう頑張ります!!


4話/はじめましてではないらしい

どーも。霞です。

 

先程助けた永琳という女性と、都市へ向かっています。

 

道中色々と話を聞いてみると、彼女はどうやら都市では重要な位置にいる人物のようで。

……というか、さっきから凄い気になっていたんだが。

 

なんでこの時代にこんなちゃんとした服が有るの?

あれ?まだ地球が誕生してからそんなに経ってないよね?

オーバーテクノロジー?

 

「いやいやいや……」

どうやら着いたようです。

はい、おかしいね。なに?このドーム状のバカデカイの。

一度後ろを振り返ってみる。うん、間違いなくあの森から出てきた。途中でタイムマシンなんかに乗ったりもしてないし。いやあるのかわからんが。

 

「八意様!!ご無事ですか!!」

門番であろう大男が急ぎ永琳に駆け寄る。

「え、えぇ。大丈夫よ」

「軍部から妖怪共に襲われたと聞いて、肝が冷えましたぞ」

と、永琳の無事を喜んでいる。

「それで、そちらの方は?」

大男が俺の方を値踏みする様に見る。いや、男にそんなジロジロ見られても嬉しくないんだが。

「彼は神条霞。妖怪共から私を救ってくれた恩人よ」

「おぉ!左様でしたか!!神条殿、八意様を救っていただき感謝致しますぞ」

まぁ、悪いやつではないみたいだな。

「いえいえ。運良く駆け付ける事が出来て良かったですよ」

「それで、彼にお礼がしたいから中に連れて行きたいのだけれど」

「はっ、かしこまりました」

男がタブレットの様なものを操作すると、鉄製の大きな門は鈍い音を響かせながらゆっくり開いていった。

 

 

 

「まぁ、外があれなんだから、中も時代錯誤だよねー」

この場合、時代錯誤という言葉が正しいのかどうかわからないけど。

「何か言ったかしら?」

「いや、なんでもないよ」

俺と永琳はとりあえずこの都市のトップに無事帰ったことを報告、そして俺の事を説明する為に、1番デカイビルのような建物に向かっていた。

「この都市のトップってどんなやつなんだ?」

「あら、知らないの?ここは神様が治めているのよ」

……?神様?

あ、なんか嫌な予感。

「神様って?」

「名前は月夜見様」

はい、アウトー。

いや、感覚的にはさっきバイバイした奴にまた直ぐ会うって、物凄い気まずいんだが。

「あー。永琳さん?それって俺も行かないとダメ?」

「え?まぁ、貴方の説明をするのに貴方自身が居なければ、意味は無いわよね」

「ですよねー」

うわぁ、今すぐ逃げ出してー。

だって、月夜見だよ?

あの中だと1番融通の効かない神だったんだから。

「どうすっかなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

大きく取られた窓から外を眺める。

先程、外に出ていた八意永琳が無事に帰ってきたと報告があった。どうやら、旅人に助けられたらしい。

ふむ、永琳の事だからそのまま一度、ココに報告に来るだろうから、その時に旅人を見てみるとしよう。

もし心身共にちゃんとした人間ならば、都市に残ってもらう様、頼むのもアリかもしれない。なにせ妖怪に勝てるような人間は極稀なのだから。

 

そんな事を考えているとドアがノックされた。

「月夜見様、八意です」

「はい。どうぞ」

さて、どんな人間なのでしょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

「失礼致します」

永琳がドアを開ける。

あー。もう逃げられない。

どんなに考えてもいい案が浮かばない。

……こうなったら後は出たとこ勝負で行くしかない。

「月夜見様、ただ今戻りました」

「えぇ、おかえりなさい。無事で何よりです」

はい、やっぱりあの月夜見ですねー。

「はい。彼に助けられました」

永琳がコチラを振り向きながら紹介しようとする。とうとう来てしまったか。

「……」

「……」

「……」

「……あ、どうも神条霞です」

「あ、どうも月夜見です」

この間、 約3秒。

その間には。

『霞様!?何してるんですか!!』

『何してるもなにも、人助けしたらお礼がしたいって言われたんだよ!』

『ついさっきお別れしたのに!!』

『んなもんコッチだってわかっとるわ!』

『っていうか、アレ?永琳を助けたのは人間だって……』

『人間にイキナリ、どうも創造神です。って挨拶するのか?!』

『……あぁ、なるほど』

『とりあえず、この場は初対面って事で済ませろ!』

『あ、はい』

というやり取りがアイコンタクトのみで行われていた。

どうやら永琳には気が付かれなかったようだが。

「あー。永琳?この方と少しお話がしたいので、席を外してもらってもよろしいですか?」

「え?はぁ」

永琳が部屋を出ていこうとする。

すれ違う時、永琳が「貴方、なにかしたの?」と聞いてきたが、答えないことにした。

ドアが閉められたのを確認し、月夜見が遮音の結界を張る。これでどうやっても外に俺達の声は聞こえない。

「で?何してるんですか、霞様」

「だから、地上に降りたらどうやら人間が襲われてると。んでそのまま見捨てるのも寝覚めが悪いから、ちょっと助けた結果がコレだよ」

俺は懐から煙草を取り出す。まぁこんな文明を築いているんだから、煙草くらいあるだろう。吸ってもいいよな?

「まぁ、あの者を助けていただきありがとうございます」

「なに。単なる気まぐれさ」

 

「それで、これからどうされるのですか?」

「んー?そうだなー。この都市も面白そうな所だし、少し観て回るってのも良いかなって思ってる」

「観光ですか」

「迷惑か?」

「主に私の精神的に」

なんて正直なんだ月夜見よ。

 

まぁ、そんなこんなでしばらくの間、この都市で暮らすことに決まったようです。




と、いうわけで、月夜見とのやり取り回でした。

てか、もしかしてコレ短いのかな?
よくわかんないや。


まぁ、次回も生暖かい目で見てやってください

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