東方古神録   作:しおさば

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閑話/Collaboration~ふらふらと裏話②~

し「はい、kanさんが後編を投稿したのでコチラも後編!!」

 

霞「あ、はい」

 

k「え?そんな理由?!」

 

霞「kanさん。気にしちゃいけない」

 

し「アチラでの裏話を読んでいただけるとわかりますが、結構な裏話をしてましたね」

 

ユ「コッチではどんな話をするんだ?」

 

し「そうですね……。コチラの制作秘話、とでも言いましょうか」

 

霞「そんなもんあるのか?」

 

し「ありますよ〜」

 

 

--制作時の話--

 

し「今回、『ふらふらと』の世界にお邪魔したのは霞さん、姫咲さん、めーーーーりーーーーん!!だったわけですが」

 

霞「美鈴だけおかしいのは無視してくれ」

 

k「あ、はい」

 

し「アチラの裏話でも言っていましたが、実は最初、行くのは美鈴では無く夢乃ちゃんにするつもりだったのですよ」

 

霞「そういやそんな事を言ってたな」

 

ゆ「なんで変わったんだ?」

 

し「それには深い深い事情があるのです……」

 

霞『あ、これは下らない理由だな』

 

k「そ、それはいったい?!」

 

し「kanさん。今回のような相手の世界にお邪魔するコラボでの、ポイントになるのってなんだと思います?」

 

k「??……なんでしょう」

 

し「それは『同じ人物なのに作品でキャラクターが違う』って事ですよ!!」

 

ユ「あ〜。確かに、紫なんかは全く違うキャラだったな」

 

し「読者の皆様にとっては違和感があったりするかも知れませんが。作者としたら、『こういった見え方なのか』と思うわけです」

 

k「そうですね。うちではあんな問題児の紫も、コチラでは淑女に育つ可能性が見えましたから」

 

霞「ここで敢えて『可能性』と言うのはどうなんだろうな……」

 

ユ「深くは聞くまい」

 

し「つまり、作者それぞれのキャラクターへの見え方が知れる。また、自分では気がつけなかったキャラクターの個性が見えるのです」

 

霞「それが美鈴が登場した理由に?」

 

し「そうです。まぁ、せっかくコチラではまだ出来ていない幻想郷に行くので、成長した美鈴を書きたかった、というのもありますが」

 

霞「なら、それこそ紫でも良かったんじゃないか?」

 

し「……残念ながら、あの時には紫さんは卒業した後でしたから。実際、本編では『幻想郷が出来たらまた会おう』と言ってますから、出しにくかったのです」

 

k「あ……。それなのに紫βを出しちゃって申し訳ない」

 

し「いえいえ。それは良いのです。夢乃と紫が顔を合わせていないから、この先の展開にはなんも影響無いので」

 

霞「……それ、この先のネタバレにならないか?」

 

し「細かい事は気にするな!禿げるぞ!?」

 

ユ「ま、まぁ。しおさばさんの言う通り、同じキャラクターなのに違う目線で見る、いい機会にはなったな」

 

k「コチラでは美鈴はまだ出てませんけどね」

 

し「しょうがないのです。さっきも言いましたが、紫さんは出せません。となると、オリキャラ以外で出せるのは美鈴だけですから」

 

霞「そういやそうか」

 

k「何も考えてないようで、意外と考えてるんですね」

 

ユ「おい失礼だろ」

 

霞「いやいや、良いんだよ。コイツはプロットが出来てるのに、書いてる途中で話をガラリと変えるような奴だから。勢いだけで書いてる時もあるんだ」

 

し「勢いって、大事」

 

 

 

--制作時の話②--

 

し「制作時の話でもう一つ。kanさんは投稿するまでの3日の間、2日をネットに使っていた、とアチラの裏話で言っていましたよね」

 

k「それに関しては申し訳ない」

 

霞「……お前、それは責められないよな?」

 

ユ「どういう事だ?」

 

し「前回でも言いましたが、今回のコラボのプロットは、最初の時点で既に完成しております!!」

 

霞「って事は、1日置きどころか、下手すりゃ1日で全話書くことも出来たんだよ」

 

k「つまり、私の投稿を待ってくれていたと?」

 

霞「違うな。多少の手直しには確かに時間を使っていたけれど、それ以上に時間を使っていたのは……酒だ」

 

ユ「酒?」

 

霞「コイツ、投稿が終わればその度に酒を飲んでいたんだ。その結果、次の日は二日酔いしてるし、その次の日はグダグダとダラケてるし」

 

ユ「ダメ人間だな」

 

し「だってお酒が好きなんだもん!!」

 

k「受験生の身としてはわからないですけどね」

※『受験生』という単語から、勝手に未成年だと判断しております……。

 

し「でもでも、飲んだ後は色んなアイディアが浮かぶんですよ?」

 

霞「知らん」

 

し「冷たい!!」

 

霞「まぁ、そんな理由であのペースでの投稿になったんだ」

 

ユ「コチラも強くは責められないな」

 

k「や〜い!ダメ人間〜♪」

 

し「ダメ人間っていう方がダメ人間なんだぞ〜!!」

 

霞・ユ「子供か!!」

 

 

 

--どうして?--

 

ユ「そう言えば、どうしてコラボをしようと思ったんだ?」

 

霞「……確かに。今回、お前からお願いをしたんだろ。なんでこのタイミングでコラボだったんだ?」

 

k「確かに気になりますね」

 

し「あ、気になる?気になっちゃいます?」

 

霞「うぜぇ」

 

し「お答えしましょう!!今回、コラボに踏み切った理由を!!」

 

霞「……」

 

し「なにか?」

 

霞「いや。続けて、どうぞ」

 

し「ふむ。今回、コラボをお願いしたのはですね。kanさんがいつも感想を書いてくれていたってのが大きいですね」

 

k「感想、ですか?」

 

ユ「そういや結構書いてるな」

 

し「いつもありがとうございます」

 

k「いえいえ。こちらこそ」

 

し「そんでもって、kanさんの作品を読んで、この主人公を自分が書くとしたら、どんな話に出来るだろうか。と思いまして」

 

霞「たんなる好奇心か?」

 

し「そう言ってしまえば終わりですが。立ち位置的にも似ているじゃないですか、オリキャラだし、強い神様だし」

 

霞「ふむ」

 

ユ「似てるか?」

 

k「きっとしおさばさんの中ではそうなんですよ」

 

し「でも気になるからこそ、二次創作なんて作っているんだと思いますよ?原作の世界にこんなキャラクターがいたらどうだろう、とか自分だったらこの事件でこういった立ち回りをするのに、とか思うからこそ、二次創作でそれを実現させていると」

 

k「それは否定出来ませんね」

 

し「それがたまたま同じ原作の作品で、別の二次創作だったってだけです」

 

霞「まともな理由だった……」

 

k「普段どんな目で見られてるのか、わかるな」

 

し「そんな趣味はないですよ?」

 

ユ「……この人、よくわからん」

 

--大団円--

 

霞「エンディングでいいだろ?!」

 

し「さて、長々と続きましたコラボ回ではございますが、これにて本当に終わり!!」

 

霞「告知回も含めれば、コラボだけで8話も書いたのか」

 

し「いや〜、いい勉強になりました!」

 

k「こちらこそ、勉強させていただきました」

 

ユ「いい思い出になったよ」

 

霞「それじゃ、kanさんとユウさんには一言いただきましょうか」

 

k「そうですね。偶然の産物ではありますが、この様なコラボをする事が出来て、とても楽しかったです」

 

ユ「これがそれぞれの作品に活かされて、より面白くなることを、俺達登場人物もだが、読者の皆も望んでいると思う」

 

k「その期待に答えられるよう頑張りますので、これからも『幻想郷をふらふらと』をよろしくお願いします!!」

 

し「んじゃ、コチラは代表でかすみん!」

 

霞「まだその呼び方するんだな……。あー。突然のコラボって事で、色々と迷惑をかけたかもしれないが、良い機会だったと思う。これからkanさんの作品は一つの事件を迎えるわけだし、コチラも転換期に突入した。今回のコラボでより良い物になるよう、作者と俺達も頑張るので、読者の皆様には変わらず暖かい目で見守って欲しい」

 

し「ってなわけで、『Collaboration』は終了です。これからも『幻想郷をふらふらと』と『東方古神録』をよろしくお願いします!!」

 

し・k・ユ・霞「「「「ありがとうございました〜!!」」」」


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