暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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仕事で投稿が遅れてしまいました。
その割には駄文ですが良ければどうぞ。
感想待ってます。


共に戦うもの

「茅野ーー!!」

 

茅野が捕らわれている工場に着くと天井に吊るされる茅野がいた。

 

「はぁ・・はぁ・・・」

っ!?様子がおかしい?あの顔色は毒か!

「今助ける!」

ゼンリンシューターで落とそうと構えるとどこからか攻撃が来た。

やっぱり居るよな・・・

「来ましたね。仮面ライダー」

出てきたのはスーツ姿のサラリーマン風の男だ。こいつは大したことなさそうだな。ただ・・・

「ん?ああ、気づきましたか。あなたの相手は特別に改造されたこの044がしますよ」

男の後ろにいるフードの奴・・・こいつはやばい・・・・

「おや、どうしました?後ろに下がって。怯えましたか?」

「なっ!?誰が!」

一気に終わらせてやる・・

トップスピードで近づいてゼンリンシューターを振るう

―ガキッ―

ゼンリンシューターはフードの奴044の右手に防がれた。044の左手が引かれたのが見えてあわてて距離を取る

「うっ!うう・・!」

茅野がうめき声を上げた。

やばいな。速く治療しないと・・・でも・・・・

「行くぞ・・・」

044の攻撃が激しい。さっきからパンチが高速で襲って来る。

何とか躱しているけど反撃に出れない。

「調子に乗るな!」

反撃に出ようと044の拳に弾いてそのまま体を回転させて遠心力を加えた蹴りを食らわせた。

そして044が怯んだ隙に距離を取ってベルトを装填した。

「変身!」《シグナルバイク!ライダー!マッハ!》

俺が変身すると044もスパイダー型のロイミュード体になった。

 

「では、私も行きましょうか」

サラリーマン風の男もロイミュードの正体を現した。

その姿は、紫色の禍々しい色に右手が注射器のようになっている。

一目見て分かった。茅野に毒を打ったのはこいつだ!

「わたしは、ポイズンと言います。宜しくお願いします」

ポイズンは深々とお辞儀をするが、右手の注射器からは毒が垂れたいる。

044が向かってきてポイズンは右手を向けてくる

ポイズンの手から毒が飛び出る。躱すと毒は後ろにあったコンベアに命中した。

するとコンベアは溶け出し、数秒後には影も形もなくなった。

その間に迫った044が攻撃してくるさっきより速いパンチが迫る。けど、マッハになった状態なら十分見切れる!

パンチを捌きながら攻撃していく、時折ポイズンの毒液が飛んで来るけどスピードは遅い。十分対処できる。

「りゃあぁ~!」《ゼンリン!》

ゼンリンシューターをを振り上げ044を打ち上げさらにポイズンに光弾を撃った。

いける!このまま一気に!!

―ドクンッ―

っ!?まずい!時間が・・・

メット内に警戒音が響く活動限界時間が近づいている

一瞬の動揺の隙にポイズンの毒が掛かる

「がっ!あああぁっぁ~~!!」

顔が焼けるように熱い!ポイズンの毒がメットを通り顔を焼く

「今だ!044!」

ポイズンが044に右手の針を刺し薬物を注入する。すると044の身体が赤く変色し蒸気を発する

「があーー!!」

獣のような雄叫びを上げ044が飛び掛る。その拳を避けると拳は地面に2メートルほどのクレーターを作った。

「うそだろっ!?」

すぐさま2撃目3撃目が迫り、その気迫に避けることしか出来なかった。

この気迫何処かで・・・まさか!

「気づきましたか?そう!私が044に投与した薬にはハートの細胞を元に作り出した物、つまり!今、044はハートと同等の力を持っていることになる!」

またっハートかよ!

「いい加減・・・しつこいんだよ!」《ゼンリン!フルスロットル!》

ゼンリンストライカーを回し突っ込む。044の光弾を弾き懐に入りゼンリンシューターを叩き込む

しかし、044はまったく動じず静かに右手を引いた

「・・・その程度かーー!」

ハートを思わせる重い衝撃が顔面に響いた。

砲弾のような拳が何度も叩き込まれた。

一発食らうごとに飛ばされそうになる意識を何とか踏み留まらせるが次に受けた腹部への拳で大きく吹き飛び機材に突っ込んだ。

それと同時に変身が解け生身の体に機材の部品が刺さった。

もう・・・駄目か・・俺一人じゃ・・ハートには勝てない・・・

一歩づつ近づいてくるポイズン達を睨み付けるがゼンリンシューターもポイズンたちを挟んだ反対側に飛ばされ抵抗も出来ない。

く・・そぉ・・!

044が静かに手のひらを向ける深紅のエネルギーが徐々に大きくなる

結局俺は何も・・・

《シューター!》「きゃっ!?」

一発の銃声と悲鳴と共に044の背にゼンリンシューターの光弾が命中した。

背後を見るとゼンリンシューターを持ち尻餅をついている速水がいた。

「ばっ!お前なんでこんな所に!?逃げろぉ!」

「友達が捕まってるのよ!黙ってられるわけないじゃない!」

「これは俺の戦いだ!お前らが首を突っ込むことじゃな「ふざけないで!!」え・・・?」

速水の叫びに郷は言葉が詰まった

「あんたが未来でどんな戦いを経験したかも何で焦ってるのかも知らないわよ!でもね!ここは私たちの時代よ!だったら私たちにも戦う理由はあるわよ!」

速水が再び引き金を引くが反動でまた倒れてしまう。さらに先程は不意を突かれただけだったのか044は何事もないかのように速水に手のひらを向ける

「っ!?逃げろ!」

だが、速水は足が竦んでしまい動けない。

044が放った光弾が速水に向かう。

速水の居た場所が爆炎に飲み込まれた。

「速水ぃ!!」

 

「にゅ~・・・ギリギリでしたねぇ」

郷が後ろから聞こえる声に振り返ると速水を抱える殺せんせーがいた。その触手にはクリムも巻き付いている。

「速水さん大丈夫ですか?」

「は、はい・・・」

殺せんせーは速水を静かに降ろすとゼンリンシューターでポイズンたちを牽制し茅野を救出した。

 

『殺せんせー!速くドクターを!』

「ええ!」

クリムが連れてきた救急車型のシフトカー【マッドドクター】をゼンリンシューターに装填した。

《ナオール!》

銃口を茅野に当て引き金を引くとゼンリンシューターから解毒薬がデータとして茅野の身体に打たれた。

茅野の顔色が少しづつ治っていった。

「馬鹿な!?私の毒が!」

ポイズンが驚いている隙に郷はマッハドライバーを拾った。

 

「変身!」《ライダー!マッハ!》

 

「くぅ!044!」

ポイズンが叫ぶと044がマッハに襲い掛かる。

マッハと044は互いの拳が交差し互いの腹部に命中する。

やはりパワーで勝る044の方が強くマッハは後退するがすぐさま蹴りを放つが044に掴まれ投げ飛ばされた。

殺せんせー達の所まで飛ばされたマッハにクリムが言う

『郷!1人で戦うな!君は1人ではない!』

「ああ・・そうだったな・・・速水!」

「なっなによ・・」

「謝謝(シェイシェイ)・・」

 

再び走り出したマッハ、その手にはフレアが握られていた。

《シフトカー!タイヤ交換!モエール!》

ドライバーにフレアを装填し拳に炎を纏わせた拳で044に殴り掛かる。フレアの力が加った拳は044のガードを破った。

炎の拳が何度も044に叩き込まれていく、ポイズンが援護しようとするがそこにスパイクが割って入る。

回転しポイズンを退けたスパイクはそのままフレアと入れ替わるようにドライバーに装填された。

《ササール!》

マッハの足に緑色の棘状のエネルギーが纏われた。その蹴りはポイズンに刺さり確実にダメージを当てえていく。

「殺せんせー!シューターを!」

殺せんせーからゼンリンシューターを受け取りスパイクを装填した。

《ゼンリン!ササール!》

銃口から無数の棘が撃つ出され044とポイズンを攻撃した。二人は防ごうとするが命中した棘が爆発した。

「確かに俺1人じゃハートの力には勝てないけどな!シフトカー達や仲間と一緒なら俺はもう負けねぇ!」

マッハは爆発で怯んだ044に向かい跳びながらシャドーを装填した。

《シノービ!》《ヒッサツ!フルスロットル!シノービ!》

5人に分身したマッハが一斉に蹴り掛かった。

「ぐあっ!」

5人のマッハの蹴りを受けた044は吹き飛び機材の中に突っ込み爆発した。

 

「次はお前だ!」

マッハはドライバーにシグナルマッハを装填しポイズンと対峙する。ポイズンも右手の注射器を構え毒打ち出す。

《ズート!マッハ!》

高速移動したマッハは毒を躱していき蹴りを打ち込む。

その蹴りはポイズンの注射器を破壊した。

そのままドライバーに手を掛けた。

《ヒッサツ!フルスロットル!マッハ!》

「はぁぁーー!!」

マッハはその場で回し蹴りを放つ。

「がっぁぁーー!!」

ポイズンのボディは破壊されコアも爆発した。

 

 

 

変身を解いた郷が駆け寄ると丁度茅野も目うを覚ました。

「う・・ん・・あれ?わたし・・・」

「茅野さん!大丈夫ですか!」

「殺せんせー・・・うん・・大丈夫・・・詩藤君もありがとう」

「ああ・・良かった」

 

 

その後駆けつけた烏間に連れられ茅野は病院に行った。それを見送った郷に殺せんせーが近づく

「詩藤君、君がロイミュードと戦う使命を持っているのは分かります。しかし、どんなに力を持った者でも1人では限界が訪れます。だからこそ共に戦う仲間が必要なのです。今日、あなたを助けようとした速水さんのような仲間がね。」

「わかったよ。もう1人で無茶はしない。みんなを守る。みんなと一緒にな。な、速水」

郷が笑顔で速水に話しかけるとその顔を見て速水は顔を赤くした。

「////とっ当然よ!しっかり守ってよね・・・・いきなりあんな笑顔反則よ」

「えっ!なんか言ったか?」

「////何でもないわよ!かっ帰るわ!!」

足早にその場を去っていく速水を見ながら郷は訳が分からない顔をしている隣で殺せんせーは顔をピンク色にしてニヤニヤ笑っていた。

 

 

 

 

病院での診察を終えた茅野は家に向かいっていた。

「あ~あ、今日は災難だったな~思わず使っちゃいそうになっちゃったし・・・」

線路下のトンネルに入った時。壁際で誰かがうめき声をあげていた。

「う・・うう・・・」

フードを被ったその人物は044だった。

一瞬顔を強張らせ後ろ髪に手を伸ばす茅野だったが何かを考えた後笑顔で044に近づいた。

「ねえ、助けてあげるから私に協力してね!」

044はその笑顔に深く悲しい何かを感じた。




登場ロイミュード
・ポイズンロイミュード
034が進化した姿
毒々しい紫色の姿で右手が注射器になっている
注射器から様々な薬物を打ち出せる
ハートのデータから作った薬物を打つことで他のロイミュードをパワーアップさせる。
コピー元は医師免許を剥奪された元医者の男

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