摩訶不思議アドベンチャーな世界に転生したかと思ったら一繋ぎの世界にトリップした件について 作:ミカヅキ
お待たせしました!第30話更新です。
いつの間にか、お気に入り登録が800人目前に…。
こんな亀更新の駄文にありがとうございます!
感想もみなさん、ありがとうございます!
今年もがんばって更新したいと思います。
目指せ、年内の完結!!←年が明けたばっかですけど…(汗)
さて、今回も某ナマズヒゲさんと紫パンダさんをディスるシーンが多めなので、ファンの方はご注意ください。
※1月10日、加筆修正しました。……チョッパーの存在を途中からすっかり忘れておりまして……。
ザッ……!
これまで、ほとんど秒殺で相手を倒していたジャスミンが、構えらしい構えを彼らの前で見せるのは初めてだった。
「“本物の
ジャスミンの
「ああ。来い、
(怖ぇ……!)
何の罪も無い
「なら見せてやる!!“
ダッ…!
再度ジャスミンが吐き捨てた
ガッ!!!
ジャブラの両手を、ジャスミンが左腕で受け止めた。
「クソがぁっ!!!」
「その程度?」
「っ……!!!“
ビュッ!!!
ガシィッ!
間髪入れずに放たれた“
「………
ギリ……!
「ぐあぁ!!」
「す、すげぇ……!!」
見ているしか無い
「チ、ックショウ……!!チクショウ、チクショウ、チクショウ……!!クソがぁ―――――――――――っ!!!!」
「!」
「な、何だ…………!!!?」
ジャブラの気が一気に
「“
ジャブラが
ビュン!!
ビュン!!
ビュン!!
その構えのまま、ジャスミンの周囲を駆け回った。
「“
ヒュッ!
駆け回りながら
「…っと!」
ギギイィン!!!
一瞬前までジャスミンが立っていた場所が、
「斬撃か…!」
「“
ドッ…!!!
ジャスミンが着地するより早く、ジャブラの
「くっ……!」
ボコォ……ン!!!
攻撃は受け止めたものの、空中では踏ん張りが効かずに壁に吹っ飛ばされ、辺りに破片が飛び散る。
「ジャ、ジャスミン!おい、大丈夫か?!」
「ぎゃははは!!!どうだ!!おれの“
ガラララ…
「全く…。大した決定打も与えていないのにベラベラと……。」
「っ…!?テメェ、まだ生きて……!!!!」
「ジャスミン!!!!」
多少パーカーやジーンズが汚れているものの、
「時間が無いんだ。悪いけどとっとと終わらせてもらう。見せてあげるよ。“
再度ジャスミンが構えた、次の瞬間だった。
ビュッ!!!
「!??」
「はあぁぁぁぁっ!!!」
ドドドドドドドドッ!!!!!
「へぶっ・・・・・・・・!!!!!!」
一瞬で距離を詰めたジャスミンの、激しい
“
本来の“
ジャスミンの“
あまりの速さに、もはや
「何だ、一体・・・・!」
「はぁっ!!!」
ドゴオォン!!!
「げふっ…。」
とどめに放たれた蹴りが、ジャブラを反対側の壁まで吹っ飛ばし、壁にめり込ませる。
わずか数秒間の攻撃にも関わらず、壁に叩き付けられめり込んだジャブラの姿はボロボロと呼ぶに
ピクピクと微かに
「
(……あそこまでいくと、いっそ相手が気の毒になるのはおれだけなんだろうか…。)
冷めた声で吐き捨てたジャスミンを見ながら、
「さて…。先を急ぎましょうか。」
「お、おお…!ってゾロはどうするんだ?」
頷いた後でハッと気付いた
「いや、何と言うかロロノアさんの場合は下手に
「た、確かに…!」
「取り敢えずニコ・ロビンさんのところに急ぎましょう。この2本で開けばそれに越したことは無いですけど、最悪開かなくても
「そ、そうだな…。まずはロビンくんの救出が第一だ。」
「そうと決まれば…。ロロノアさ―――――――――ん!!先に行ってます!後から追いかけて来てください!!!」
「すまんがゾロくん!!!そのキリンの相手は頼んだ!!!!」
「分かったから早く行け!!!!」
ジャスミンと
「行きましょう、
「ああ!」
日本庭園を模した
タンタンタンタンタンッ……!
「お、おい!こっちで良いのか!?」
下に降りるのかと思いきや、迷わずに階段を駆け上がり始めたジャスミンに、手を引かれてつられて駆け上がる
右手をジャスミンの左手に引かれているが、左手で意識の無いチョッパーを抱え、自身の巨大パチンコを持っている為、うっかりするとどちらかを落としそうになる。
「“正義の門”への行き方知ってるんですか?!」
「そりゃ、知らねェけど………!」
「私も知りません!でも、下に降りて
「な、なるほど…!」
振り返らないまま答えるジャスミンの言い分に、
確かに、下にはまだ海兵たちが
途中、カクの一撃のせいで階段がズレているところがあったが、走りを止めること無く飛び越えた。
タンタンタンタンタンタンタンタンタンッ…!!!
バンッ!!
「着いた!」
ゴオオオォオオオォオ……!
屋上への扉を開けた瞬間、強い風が吹き付ける。
バサバサバサッ…!
髪や服が、風を
「!“正義の門”が、完全に開いてる…!」
「おい!ジャスミン、あれを見ろ!!」
「え?!」
「ロビンだ!!!」
ここからでは
「・・・!まずい、もう門を
「行かせるかぁ……!!!」
言うや否や、
ギリリリ…!
「いっけぇえ!!!」
ビュッ!!!
ドゥン!!
「やった!」
「おりゃ!」
ビュッ!!!
ボボボボォン!!!
続けて放たれた弾も、途中で分裂してロビンの近くに立つ海兵たちに続けざまに命中する。
「この距離で、しかもパチンコでさすが・・・!」
ジャスミンが感嘆しつつ、
「……何でポーズ付けてるんですか?」
「
「いや、何で歌うの?!」
巨大パチンコを肩に担ぎ、左手で空を指してポーズを付け、何故か歌う
「って、こんなことしてる場合じゃない…!
再度チョッパーを
「お、おう!」
自分に比べてかなり
「お、重くないかね!?」
「それなりに!」
「どっちだそれ、はぁあ!!!?」
ギュン!!
「うぼぼあぼぼぼぼ……!!!!」
「
そのままロビンを目指して飛ぶジャスミンの背中で、
が、チョッパーを落とさないようにしっかり抱えているあたりはさすがである。
ズザザッ……!!
ものの10秒足らずでロビンがいる“ためらいの橋”に到着する。…着地の勢いが強過ぎて橋の
「な、何だお前たちは…!!」
「一体どこから来た…?!」
海兵たちには、速過ぎてジャスミンたちが急に現れたように見えたらしい。動揺のあまり、銃を構えることすら忘れている様子だった。
「ロビンくん!!!」
「
「私のことは気にしないでください。単なるルフィくんたちの友達です。」
「友達……?」
ジャスミンのことを知らないロビンが疑問の声を上げるが、今は細かい説明をしている暇は無い。
「
「
手に入れた鍵2本と、念の為に新しいヘアピンを1本抜いて振り向かないまま
「さて…。あなたたちの相手は私がします。……特にそこの
ザッ………!
構えて告げるジャスミンの
うまくいけば、次かその次でエニエス・ロビー編は終わりです!ドラゴンボール集めもいよいよクライマックス!!
気長に更新をお待ちください!