艦の内部にて 前編
マクロスクォーターの内部に共同部屋に割り振れられた箒といつきは、既に運び込まれていた荷物を所定の場所にまとめていた。
「これでひとまず荷物の整理は終わったな。予定では、あと何分でJUDAに到着することになってる?」
「あと2時間でつくよ。」
「了解した。」
途中で一夏達と合流する。
7人は、空いた時間を利用するためにISの調整を行うために格納庫に向かった。
その時だった。
「ん、お前達あの時の戦いにいたな?」
偶然通りかかった集団に話しかけられた。
「そうですけど、あなた達は誰ですか?」
「名乗ってなかったな。
俺は流竜馬、真ゲッターのパイロットを務めている。」
「同じくゲッターのパイロットを務めている、神隼人だ。」
「同じくゲッターのパイロットの車弁慶だ。」
「S,M,Sスカル小隊リーダー、オズマ・リーだ。コールはスカルリーダー。よろしく頼む。」
「同じくスカル小隊所属のミハエル・ブラン、コールはスカル2。ミシェルと呼んでくれ。」
「スカル小隊所属のルカ・アンジェローニ、コールはスカル3です。」
「俺の名は早乙女アルト、コールはスカル4。よろしくな。」
「私はピクシー小隊隊長、クラン・クランだ。
よろしく頼む。」
「同じくピクシー小隊所属のネネ・ローラです。」
「同じく、ララミア・レレニアだ。」
「俺は、レントン・サーストン。よろしく!」
「私はエウレカ。」
「俺は織斑一夏。よろしくな。」
「イギリス代表候補生、セシリア・オルコットですわ。」
「フランス代表候補生、シャルロット・デュノアだよ。」
「ドイツ代表候補生、ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」
「中国代表候補生、凰鈴音よ。」
「篠ノ之箒だ。よろしく頼む。」
「元IS学園特殊特待生、ステラ・ルーシェ。またの名を明堂院いつきというよ。」
それぞれ挨拶を終えた。
「おいお前。」
「いつきと呼んでくださいよ。」
「じゃあいつき、お前はこの世界から来た人間じゃなさそうだな。」
「?!!どういうことだ!?」
箒を除くメンバー全員が驚く。
「正確には別世界からではなく、過去から来たというのが正しい。
13年前の2011年、とある出来事で僕たちはこの未来世界に飛ばされた。
そして他のメンバーとバラバラに別れてしまった僕は、篠ノ之束博士に保護されてIS学園に編入されたんだ。」
「おい、まだそれは話さないと言ったのでは。」
「いいよ箒。いつかは言わなきゃいけないことだったから。その時が来たんだよ。」
「しっ、しかし。」
「問題ないよ。」
「とりあえず事情はわかった。実は、俺達はこの世界の住人じゃねぇ、別の地球から来たんだ。」
「話を聞いてると、あり得ないことばかりだな。」
「だが、それが事実だ。」
「とりあえず事情はわかったぜ、これからよろしくな。」
「これからお前達はどうするんだ?」
「俺達はISの調整を行いにいくけど?」
「丁度いいな、俺たちも自分達のマシンを調整しに行くところだったんだ。」
そう言いながら、彼らは格納庫へと向かっていった。
次回は、ガンダムパイロット達との対面です。
過去編もよろしくお願いいたします。