流星が流れる頃にー翔び立つ戦士達ー   作:イグナイテッド

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キラとヒイロが介入します

そしてスパロボUXをやったことかある人には分かる
ラインバレルの一部ストーリー再現があります


襲撃②

「あらあら、遅いわね坊や!!」

ユリアンヌの攻撃に耐えるものの、体勢を崩すいつきと箒

特に箒は紅椿を装着したばかりでまだ慣れていない

「遅いのはそっちだよ!」

イーグル形態に変型したガイアが、ビームブレイドを展開して紅椿を機体の下に連結する

「箒、スピードに耐えれるかい?」

「問題ない!」

一気に加速して、ユリアンヌのアルマの腕部を切り落とした

「やるわね、でも貴方達の相手は私だけではないのよ!」

ユリアンヌの背後にいたのは

「で、でかい!!」

菅原マサキのマキナ、グラン・ネイドルだった

ビーム突撃砲を放って狙うが、全く効いたように見えない

「攻撃が当たらない?!」

「うおォォォ!!」

ラインバレルが、太刀を二本持ってグラン・ネイドルに迫る

「遅いな、ラインバレル」

グラン・ネイドルのホーミングキャノンが、ラインバレルとガイア、箒を狙う

「くっ!どうすればいいんだ!」

『早瀬君!!』

「どうだったんです、牧さん!」

『やはりあれは特殊な装備で、後付けされたものだ』

「わかりました、俺が排除する!」

 

「どうした、ラインバレル」

「見抜いたんだよ、お前の仕掛けをな!」

「やってみるがいい」

「うおォォォ!!」

ラインバレルの手の中に光が集まったかと思うと、それを収束させ、

ラインバレルは加速する

グラン・ネイドルの上部に回り込み、その装置を捉える

「奪い取れ!ラインバレル!!」

その装置を掴み、ラインバレルは転移した

「何だと?!」

「手に圧縮したフィールドを発生させた?」

「これでお前に攻撃が当たるぞ!」

「勝ったつもりかも知れないが、お前達の敗北の運命は覆ることはない」

「何!?」

「レーダーをよく見てみるんだな」

「「「?!」」」

そこには、今にも上陸をしようとしている大軍がいた

 

ドルシア、ブリタニア、人革連、AEU各国軍は上陸を開始しようとしていた

「よし、上陸準備を開始しろ」

とある部隊の部隊長は、部下に指示を行う

「隊長!この海域に潜む者がいます!!」

「何!?」

「現れます!」

海からしぶきをあげて現れたのは

「ガ、ガンダム!!」

 

ウイングガンダムゼロのコクピットの中で、ヒイロは静に敵を見つめる

「ここ数日の間に様々な情報を得てきた

その結果からやつらは滅ぼすべき敵であることが確認された」

ペダルを踏み、ウイングゼロが飛び立つ

「ターゲット確認、排除開始!!」

 

「速い!!」

突如現れたウイングガンダムゼロのスピードに翻弄され、多くの部隊が消滅する

ツインバスターライフルを構えたウイングゼロが、付近にいる艦隊を次々と葬って行く

その時、空から高速で降りてくる者がいた

その機体はビームレイピアを引き抜いてウイングゼロに斬りかかった

ヒイロは何事もなく避け、ビームサーベルを引き抜いた

現れたのは、赤・黄色・白のトリコールに塗られた天使のような機体

それについてくるように現れたのは

「アクエリアスか」

かつてトレーズ・クシュリナーダが作り上げた機体だった

両者は何も言わずに戦いを開始した

 

ウイングゼロの攻撃を辛うじて脱した機体は無事にIS学園の敷地に侵入した

そしてその機体が向かったのは

学園の緊急司令部だった

 

「学園長!」

「どうしました、山田先生」

「AEU及び人革連のモビルスーツがこちらに到達します!」

「何だと?」

「早く撤退を!」

「間に合いません!」

到達した両軍のGN-XⅢが、ビームライフルを司令部のある建物に向ける

全員が体を伏せる

だが、ビームが放たれることはなかった、なぜなら

 

そのビームライフルを突然降り注いだビームが破壊したのだから

 

「何!?」

GN-XⅢのパイロットはビームが来た方向を向く

そのとたん、突如急降下してきた何かによって機体のあらゆるパーツを切り落とされた

 

そして目の前に現れたのは

 

蒼き翼を持ち、シールドと2丁のライフルを持った

モビルスーツだった

 

『こちらはキラ・ヤマト。援護します、今のうちに撤退を!』

 

一夏達専用機持ちは格納庫に向かい、ISを装着し、

出撃命令を待っていた

「おい、ステラはどこにいったんだ?」

「さっきから通信を開いていますが、届いていないませんわ」

「箒も見当たらないし」

「お前達」

「千冬姉」

「織斑先生だ、馬鹿者」

こんな緊急時にも出席簿の音が響く

「お前達は直ちに出撃を開始し、周辺にいる敵の掃討に当たれ」

「さっき言った有軍は近くに来るのですか?」

「もう少しで到着すると聞いている」

「人を撃つなんてして事はしたくはないのよね」

「行こうぜ!」

 

 

「数が多い!」

フリーダムのコクピットで、キラは呟く

「まだここに来て数日しか経ってないけど!」

 

ー数日前

 

サナリィ月面工場

とある技術者

「アルティメット・ウォーズの機体やモジュール77の修理で我々に受注が入ってくるな」

「ああ、どうやら鹵獲したクロスボーンバンガードのモビルスーツやフォーミュラー計画の機体の改修が多いらしいな」

と、些細な話をしていたときだった

後ろから一人の同僚が、少し笑顔を見せながら走ってくるのを見かけた

「どうしたんだ?」

「なんか、月面基地付近でなんか面白いものを見つけたらしい」

「面白いもの?」

「お前も喜びそうなものだぞ」

 

3人が向かったのは、モビルスーツのメンテナンスエリアである

そこにあるのは、修復作業中のモビルスーツばかりである

「あれが、見つかったモビルスーツか?」

「どうやらそうらしいな」

メンテナンスエリアに新しく入っていたのは、ドラグーンらしき装備がある翼と、一部の脚部と腕部、そして頭部があるガンダムだった

「こいつはたしか、デスティニーゼロとライゴウのデータの中にあった機体だな?」

「ああ、ストライクフリーダムガンダムと言うらしい」

「パイロットはどうした?」

「重傷という事で、敷地内の病棟に搬送されたそうだ」

「では、」

「ああ、俺達が大きく改修してもいいってことになった」

「例のプランを実行するのはどうだ?」

「そこら辺はお前に任せるさ」

 

翌日ーサナリィ月面工場附属病院のとある病室

「う、こっ、ここは・・・・」

目を覚ましたキラは、自分の置かれている状況について行けてなかった

「確か僕はレクイエムを破壊するために内部に入って、自爆せざるを得なくなって、そこで死んだはず・・・」

一つ一つ思い出していくキラ

「ここはいったいどこなんだ?」

「目覚めたようだね」

「あなたは?」

「サナリィ月面工場附属病院院長、山本だ」

「山本さん?」

「キラ・ヤマト君、君はこの月面工場コロニーの近くの大型クレーター、プトレマイオスに大破した状態でいたモビルスーツの中にいたんだよ」

「!!そうだ、フリーダムはどうなったんです?!」

「君のモビルスーツは、我々の技術部が修復改修を行ったと聞いているよ」

「!!早く取り戻さないと」

「取り戻す?どうしてだい?」

「あれには、核が搭載されているんです!」

「知ってるよ、核分裂炉でしょ?」

「どうしてそれを」

「こう見えても僕は本当は技術者でね、今の役職は名誉職みたいなものさ

何せ、あの機体のデータ

君がここに来る前からここにはあったのだからね」

「どういうことです!」

「数ヵ月前にこの世界に来たモビルスーツがあってね

そこに、フリーダムのデータがあったのさ」

「どういうことなんだ・・」

「取り敢えず、メンテナンスエリアに来てみたまえ」

 

山本に連れられ、工場内のメンテナンスエリアに入ったキラ

「ガンダムがこんなに」

「私達はとある勢力の支援組織でもあるからね

修復改修を請け負ってるのさ」

更に少し歩き、1つのメンテナンスエリアに入る

「紹介しよう、私の同僚でメカニック研究者の加藤、鈴木、小山だ」

「よろしくお願いします」

「こちらこそよろしく」

「ところで、このロボットの鳥は君の物かな?」

『トリィ!!』

「トリィもここまで来てくれたのかな?」

「コクピットを見たら、この鳥がいたんだよ」

 

「早速だけども、これを見てくれ」

加藤が指を指した場所を、キラは見る

「フリーダムが、強化されている?」

よく見ると、ストライクフリーダムガンダムの時の装備は勿論修復されていたが、

腰部には、日本刀らしき装備があり

左腕部にはフリーダムガンダムの時に使っていたシールドが、背中にはバラエーナプラズマ収束ビーム砲とヴェスバー、そしてハイパーフォルティウスビーム砲があり

足には、インフィニットジャスティスガンダムが使っていたビームブレイドあり、肩にはビームブーメランがあり、手にはアンカーランチャーとロケットアンカー、そしてショットランサーがあった

 

「こんなに装備が・・・」

「どうやら、本来のフリーダムガンダムのプランはこんな格闘戦も想定されていたようだが、オミットされていたらしい」

「ごてごてしてますね」

「さて、これから本題に入るが

君はこのガンダムを使って何がしてみたい?」

「え?」

「この世界は、今また戦乱の嵐が巻き起こっている

しかも何か大きい歯車が狂ったように様々なイレギュラーが入り込んでいる」

「この世界でも戦争が・・」

「コズミック・イラと同じく、世界中の人々が憎しみに捕らわれたまま戦争が続いている」

「僕は、あのとき何も守りきれなかった

だから、今度こそ全てを救いたい!」

「決意ができたようだね」

「はい!」

 

「では、君はIS学園に行きたまえ」

「IS学園ですか?」

「そうだ、あそこは様々な物が入り乱れる所だ

そして、これからの戦局を左右する重要な場所になるよ」

「これからフリーダムの調整を行おうと思います」

「その事なんだけどね、実は君の実戦訓練を手伝ってくれる人を雇っておいたんだ

入ってきたまえ」

そういいながら病室に入ってきたのは、サングラスをかけた年上でやや長髪の男と

年下であろう二人の少女だった

「紹介しよう、傭兵部隊"サーペントテール"のリーダー、叢雲劾と、わが社のテストパイロット、風鳴ナミネ、カノンだ」

「初めましてだな、キラ・ヤマト

元地球連合軍からオーブへ行った英雄か」

「あなたは何者なんです?!」

「元地球連合軍の戦闘用コーディネーターだ」

「あなたもコーディネーター・・」

「俺が使う機体は、ガンダムアストレイブルーフレームDⅡだ」

「僕たちが使う機体は、ガンダムF92とガンダムF94だよ」

「楽しみだ!」

 

「システムオールクリーン!

キラ・ヤマト、ストライクフリーダムガンダムリベリオン、行きます!」

勢いよくフリーダムが飛び立つ

そしてその目の前にいたのは

「あれが、ガンダムアストレイブルーフレームDⅡと

ガンダムF92、ガンダムF94か」

「キラ・ヤマト、私のブルーフレームは最強の装備でお前を迎え撃とう!」

背中のストライカーから放たれたのは

「ドラグーン!!」

ソード型のドラグーンが、フリーダムを襲う

「でも、負けてはいられない!」

フリーダムの羽が展開し、ドラグーンが放たれる

「いっけぇぇぇぇぇぇ!!」

ドラグーンが、ドラグーンを破壊していく

「遅い!」

いつの間にかタクティカル・アームズⅡを持っていたブルーフレームが、ビームサーベルモードにして襲う

「くっ!」

ビームサーベルを引き抜いたフリーダムが、ブルーフレームと互角に渡り合う

「当たれぇぇ!!」

展開された、バラエーナプラズマ収束ビーム砲を放つ

「遅い!これが、スーパーコーディネーターの力とは、信じがたい」

「おらおら、今度は俺達の番だ!」

メガビームバズーカとハイパーフォルティウスビーム砲を放った、F92とF94がフリーダムを狙う

「まだだ!」

突然キラの頭の中で何かが弾け、視界がクリーンになって、ハイライトが消えた

フリーダムは先程の動きが嘘のように、速くなっていた

「今だ!!」

全ての射撃装備を展開し、ブルーフレーム、F92、F94をロックオンした

「覚悟はある、僕は戦う!!」

全ての砲門から、ビームや実弾が放たれた

「どうだ?」

 

「やるな、これでお前の調子は取り戻せただろう」

エールストライカーを破損したブルーフレームを助けるように、2機が寄り添う

「ありがとうございます!」

 

「いいかい?既にフリーダムには新たな調整を施し、IS学園の座標は打ってある」

「わかりました」

「そして、君はそこでとある男達と出会うだろうね」

「またあなたに会う事が出来るのでしょうか?」

「会えるさ、これは約束できるよ」

「行ってきます!」

 

「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!!」

 

 

 

 

 

そして、時間は今に戻る

 

「当たれぇぇ!!」

ビームライフルで、次々とモビルスーツを落として行く

「これなら!」

ハイマット・フルバーストモードにして、接近していた艦隊を葬っていった

「そこか!!」

ビームサーベルを引き抜き、バッフェが撃墜される

「これじゃあきりがない!」

 

と、そこに高出力のビームが一筋流れていった

 

「なんだ?」

キラが見た先にあったのは、見覚えのある機体だった

「バスターとセイバー?でもカラーリングが違う?」

見たところ、かつてのバスターとセイバーの基本的な部分には違いはないが、カラーリングが異なっていた

 

「俺の攻撃に当たりな!」

「やめろ、僕がバランスを崩すだろ!」

ヘイルバスターのパイロットであるソキウスと、イルドの口論が、通信スピーカーから流れる

「降ろすよ!」

イルドは、強引にヘイルバスターを降ろす

「ちっ、やってくれるじゃねぇか!!」

敷地内に着陸したヘイルバスターは、上陸を開始しようとしていたヘリオス軍に攻撃を仕掛ける

「俺の餌食になりやがれ!!」

 

「くそ、連携できるか?」

キラは、ロングレンジライフルを放つ

が、それがきっかけで、背後からの攻撃に気づけなかった

「!!」

ドラグーンのバリアを張ろうとしていたときだった

何者かがフリーダムの背後に回り、フリーダムを守る

姿を現したのは、ブルーフレームに似た機体

「無様だな、キラ・ヤマト!」

ガンダムアストレイミラージュフレームサードイシューⅡに乗る、ロンド・ギナ・サハクがキラを嘲笑する

「あなたは?!」

「詳しい話など俺に聞くな!」

ミラージュフレームサードイシューⅡは、レコノイタータイプとオフィサータイプを装備した、ガンダムF90に向かう

「あらあら、私に殺されに来たのです??」

ロウ・ギュールから奪ったドレットノートガンダムのドラグーンユニットを改修した、バレルパックを装備した

F90が、重力下でドラグーンを使ってみせた

「ふん、この俺にはきかん!」

ミラージュフレームのビームサーベルと、F90のビームソードがぶつかり合う

 

「なんだ?、海から何かが出る!」

キラは、その場から1度離れる

突然海面が泡立ち始める

そしてまもなく、海から13機のガンダムが現れた

「!!あれは!でもなぜここにあるんだ?!」

その中の1機ニクスダークネスプロヴィデンスガンダムの姿を見たキラは、驚きを隠せなかった

そして、そのキラに更に追い討ちをかけるように、

聞き覚えのある声が、戦場に流れる

 

『初めまして、IS学園の諸君

私は、アルデバラン第一番小隊を率いているものだ

そして、久しぶりだなキラ・ヤマト君!』

 

「ラウ・ル・クルーゼ!なぜあなたがここにいる!」

「君も知っているはずではないかね、私の目的をな!」

「いつまであなたはそんな事を!」

フリーダムとプロヴィデンスは、戦闘に入った

 

 




現在明らかにされているF90のミッションパックは
A,B,D,E,F,H,I,L,M,N,O,P,R,S,V,W
の、16となります

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