流星が流れる頃にー翔び立つ戦士達ー   作:イグナイテッド

37 / 57
新章スタート


第3章 とある天災科学者の超転移装置
とある天災科学者と魔法少女


モジュール77にて、ガングニール襲撃が起こっていたのと同じ頃、地上では

 

 

 

「もすもすひねもすー

やっほー、みんなのアイドル篠ノ之束さんだよ~

今私は、隠れ家のとある島にいるよ~

どうしてこんなところにいるかって?

ISを作っちゃったから、そのコアをほしいが為に各国に狙われてるからだよ~

今は戦争中でそんな場合じゃないのに、それでも狙ってくる国はあるんだよ~参ったね~」

天災科学者である、篠ノ之束はそう言う

「束さま」

「おー、クーちゃんどうしたのかな?」

束があえて娘として愛するクロエに向かって言った

「実は、浜辺に人が一人と小さい謎の生物が倒れていたのですが」

「なになに~?よぉ~し、一緒に見に行ってみよ~!」

 

二人が浜辺について、その現場に到着する

「おやおや?黄色いワンピースにジーパン、ふぅーん

かわいいとはいえ、束さんや箒ちゃんには勝てないと思うけどね~

ふぅーン、この子たぶん妖精だよ

で、手に握っているものは興味ないんだけどな~

ん?首からぶら下がってるのは、たぶんこれってISだ

なんで持ってるんだろうね~

クーちゃん、この子たちをつれてきてあげてね?」

「わかりました、束さま」

 

『消えてもらうぞ、プリキュアども!』

(うっ、ラウ・ル・クルーゼ・・・・)

「は、こっここは・・・・」

いつきは、自分がなぜかベッドで寝かされているのに気が付く

「そうだ、ポプリは?!」

「いちゅき~」

「ポプリ!」

いつきのパートナーの妖精、ポプリを見付ける

「お目覚めになりましたか?」

「あなたは.....」

「私はクロエと申します」

「ここはいったい...」

「ここは篠ノ之束博士の隠れ家です」

「篠ノ之束博士?」

「詳しい話は博士が話してくれるでしょう

博士が待っています」

 

「束さま、連れてきてまいりました」

「おつかれ~待っていたよ~」

機械のうさみみをつけた人に戸惑ういつき

「この方が?」

「そうだよ~私が天災科学者、篠ノ之束さんだよ~よっろしくね~!」

「明堂院いつきです」

「明堂院?ああ、あの日本が誇る一族のひとつだよね~」

「僕の家をご存知なんですか?」

「知ってるよ~13年前に跡継ぎになるはずだった娘が、突如行方不明になって日本中が大騒ぎになっていたね

そしてそれが、当時日本で起こっていた少女同時多発行方不明事件のひとつだったということもね」

「行方不明?!」

「今、病弱だった息子が跡継ぎになっているって話だよ

まさか今ここに現れるとは思っていなかったけどね~

「そんな..」

「帰れないと思うよ、ただでさえ危険な世界情勢であるのに、今会えるなんて思わないことだね」

「・・・・・・」

 

「話は変わるんだけどね、君が持っていたISはなんなのかな?」

「IS?」

「あちゃー、知らなかったね

じゃあ、ちょっとついてきてもらえないかな?」

 

「コレが君の持っていたISだよ」

いつきが、束に見せられたISとは

「全身装甲で、目がある?」

「データによると、このISの名前は"ガイア"っていうんだって」

「"ガイア"ですか」

「ちょっとさわって見てくれないかな?」

「さわるんですか?」

「うん、そうしないとISは起動しないから」

いつきはガイアに手を触れる

その瞬間、様々な情報と、記憶、思いが入り込む

「?!これって!」

 

《やっぱり僕は、一度死んでたんだ

ステラ・ルーシェとして・・・・シン、会いたいよ》

 

「どうだった?」

「やっぱり、僕はガイアを知っていました

そして思い出しました

僕は、ステラ・ルーシェであることを」

「そっか・・・・」

「いちゅき・・・・」

「大丈夫だよ、ポプリ」

「で、これからどうするのかな?」

「しばらく、ここでガイアの操縦訓練をしていきます」

「なら、IS学園に行った方がいいね」

「IS学園ですか?」

「そう、私の大事なちーちゃんに頼めばちょちょいのちょいで入れるんだよ~」

 

ドゴォーン!!!

 

「なんだ?!」

「ちぇ、もうばれちゃったかぁ・・・」

「どうなってるんです?!」

「隠れ家が見つかっちゃったんだよ~どうしようかな~」

「敵の種類は、量産型ラファール、打鉄です

あと、よく分からない敵もいますね」

「僕がやります」

「いいよ~実力を見せてもらうよ」

「いくよ、ポプリ!」

「はいでしゅ!」

 

「プリキュア!オープンマイハート!」

 

「日の光を浴びる、一輪の花!キュアサンシャイン!」

 

「おー、いいじゃん、いいじゃん!」

「ポプリ!」

ポプリを肩に乗せて、ガイアに触れる

「いくよ、ガイア!」

ガイアも答えるように、サンシャインを包み込む

 

黒かったガイアの装甲が、きらびやかな黄色へと染まってゆく

 

モビルアーマーモードになったガイアは、ビームブレイドを展開して次々と打鉄やラファールを落としてゆく

「でやぁァァァァァ!!」

ビーム突撃砲で牽制しながら打ち落とす

駆逐形態に変形し、ビームサーベルを連結し、もう片方の手にビームライフルを持つ

ホバーリングしながら残存する敵を落としてゆく

 

「あれが敵?!」

敵ーエイグスが、ビームライフルを放って襲いかかる

(この技、効くかな?)

「プリキュア、ゴールドフォルテバースト!!」

サンシャインが、ガイアを介して放った攻撃は、

残存していた敵を落とした

 

「面白かったねぇ~やっぱり前世の時に覚えた操縦技術が染み付いているんだねぇ」

「そんな事はありませんよ」

「じゃあ、IS学園での生活の時の名前は、

ステラ・ルーシェという事でいいんだね?」

「お願いします」

 

「IS学園か・・・」

 

いつきの物語は、始まった

さて、これからどんな物語が展開されていくのか




いよいよISとのクロスオーバーです
物語の時系列としては、二巻からです

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。