流星が流れる頃にー翔び立つ戦士達ー   作:イグナイテッド

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作戦を前にして、新たなガンダムが主を待ち構えていた。


突入〜666を越えて〜前編

機体の改修が終わったとの連絡が入り、シン達は格納庫に向かった。

 

「ゼクスさんよぉ、あんたの機体の修復は全て終えて、大きく改修しておいたぞ。」

顔なじみの整備士に改修されたエピオンをゼクスは見つめた。

「どこが大きく変わったのだ?」

「まず機体全体なんだけどな、ガンダニュウム合金の装甲を修復した。だが、これだけではまた今のようになってしまうであろうから、ライゴウガンダムから得たデータを元にVTPS装甲と耐ビームコーティング、Iフィールド発生器をつけてある。

防御力では他の機体に負けることはあるまい。」

「装備はとうなっている?」

「全体として、新たに射撃装備を追加させてもらった。頭部に機関砲とビームバルカン砲を搭載し、肩部にはマシンキャノン、腕部とシールドにはビームガンと機関砲をつけさせてもらった。」

「・・・・後は?」

「格闘装備としては、腰部にヒートロングダガーとヒートロングブレードを取り付け、シールドにはヒートロッドクローとヒートクロー、ヒートウエップとビームサーベルが追加されいる。

携行装備として、ビームランサーを持っている。」

「これらの装備を持つことで変形は問題ないのか?」

「ああ、それぞれ接触されないようにしておる。」

「すまない、助かる!」

「こちらこそ、大事な機体に手を出してすまなかった。」

「いや、必ずこいつの力を引き出しきってみせよう!」

 

「これが私の機体か・・・」

翼は、メンテナンスベットに収まる機体を見上げる。

「ガンダムF90Ⅱだ。いい機体だろ?別の戦線で使用されたのを、サナリィが回収して我々に譲られたものだ。」

「装備はどうなっている?」

「バルカン砲とビームサーベル、ビームライフルとシールドだ。他にも各種ミッションパック換装して戦う事が可能だ。

と言っても、お前さんはあまりミッションパックを使わなそうだから、サナリィに特注してあるよ。」

「私の為にわざわざか?」

「ああ、その名も"ムサシタイプ"と"ムラサメタイプだ。"

両方とも格闘装備を持つんだが、ムサシタイプは対機動兵器を主に装備し、ムラサメタイプは対艦用装備を主に持つ。」

「いろいろすまないな。」

「いや、お前さん達のサポートをするだけさ。」

 

「アタシの機体がこれかい?」

「ああ、クリス。これがこれからお前の相棒になる、

バスターガンダムMkー2だ。」

「バスターガンダム?」

「ああ、コズミックイラのデータから出てきたバスターガンダムとカラミティガンダムの設計図を再設計したものだ。

エピオンと同じくVTPS装甲とIフィールド発生器、ビームシールドを装備しているから、防御力はかなり高い。

後、ミノフスキークラフトと大型バーニアブースターを装備した事によって大気圏内の飛行が可能となっている。」

「へぇぇ、装備はどうなってんだよ。」

「バスターガンダムと同じく、ガンランチャーとミサイルポッド、高エネルギー火線収束ライフル。

カラミティガンダムと同じく、複列位相ビーム砲"スキュラ"、2連装衝角砲"ケーファツヴァイ"、2連装高エネルギー長射程ビーム砲"シュラーク"、プラズマサボット砲"トーデスブロック改"。

F90のヴェスバー装備のメイン武装"ヴェスバー"、長射程ロングバレルビーム砲、クスフィアレアスレール砲。そして、機体のいたる所にビームサーベルとアサルトナイフが格納されている。」

「すっげえ!アタシにピッタリな装備だぜ!」

 

「私達の機体は・・・」

「あんた達の機体は、これだよ。」

初老の整備士が指さした先にあったのは

「これって、ソレスタルビーイングのガンダムじゃないですか!どうしてここにあるんですか!?」

「決戦後に、サナリィが放棄されていたガンダムを回収して、修復調整を行っていたんだ。」

「でも、外観があまり変わってないような気がしますが・・」

「内部機器やGNドライブ、装甲が変わってるけど、問題はない。」

「機体の説明をしよう。

まずこの4機には、GNドライブΤが搭載されている。だが、このまま使用すると危険だ。だから機体の後ろには、それぞれの機体に合ったグラスバーパックを換装して、浄化作業を自動で行う。

 

キュリオスは元々持つ装備の他にもGNグレネードランチャー、GNビームライフル、GNビームシールドクロー、ビームマシンガン内蔵GNショットランサー、グラスバーパックにはGNマイクロミサイルポッドとGNレールガンが装備されている。

 

デュナメスにはGNマイクロミサイルポッド、GNシールドビット、GNライフルビット、グラスバーパックにはGNレールガンとGNレールガトリング砲が追加装備されている。

 

ヴァーチェにはGNバスターランチャー、GNロングレンジビームライフル、GNハイパーメガカノン、GNバスターライフル、グラスバーパックにはGN対艦ミサイルランチャーとGNプラズマキャノンを装備している。

 

スローネアインには新造された頭部に対空バルカン砲と対空ビームバルカン砲を装備。

スローネシリーズに搭載されている装備を全て装備している。

グラスバーパックにはGNレールガンとGNビームブレイドが装備されている。」

「こんなのを私達が使っちゃっていいんですか?」

「いいに決まっているだろ。生き残る為に託されたんだぞ!」

 

「全員集まったな。これより作戦を説明する。」

ブリーフィングルームにシンを始め、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずか、ドラえもん、リルル、ゼクス、翼、響、マリア、クリス、切歌、調が集まる。

作戦指揮官が説明を開始する。

「各メンバーの搭乗機を確認する。

シン・アスカ、デスティニーガンダムゼロ

ゼクス・マーキス、ガンダムエピオンバビロン

野比のび太、ライゴウガンダム改

ドラえもん、ライザーストライクガンダム

剛田武、アヴァランチストライクガンダム

骨川スネ夫、ラムダドライバストライクガンダム

源静香、ドライストライクガンダム

リルル、ザンダクロスデルタストライク

風鳴翼、ガンダムF90Ⅱ

雪音クリス、バスターガンダムMkー2

立花響、ガンダムキュリオスリペアード

月読調、ガンダムヴァーチェバスター

暁切歌、ガンダムデュナメスエレクトロン

マリア・カデンツァヴナ・イブ、ガンダムスローネアインシグマ

 

今回の作戦は、ジオールスフィア突入時の侵入路を確保することだ。

そのためには、このガンダムチームを3つのチームに分ける。

 

先行チームのゼロチームには、シン・アスカ、ゼクス・マーキス、野比のび太が入る。

 

次に向かうチームには、ドラえもん、剛田武、骨川スネ夫、源静香、リルルが入る。

 

最後に向かうチームには、風鳴翼、雪音クリス、立花響、月読調、暁切歌、マリア・カデンツァヴナ・イブが入る。

 

先程連絡が入り、クロスボーンバンガードがジオールスフィアに侵攻して、ドルシア軍と激しい戦闘を繰り広げている模様だ。

間違えるなよ、我々の目的はあくまで人命を救う事だ。

各自、出撃準備しろ!」

 

「いいか、攻撃されたら撃墜しても構わない。必ずスフィアの人々に手を出すな!」

 

《モビルスーツ発進どうぞ!》

「シン・アスカ、デスティニー、行きます!」

「ゼクス・マーキス、エピオン、出る!」

「野比のび太、ライゴウガンダム、出ます!」

「剛田武、アヴァランチストライク、出るぜ!」

「骨川スネ夫、ラムダドライバストライク、行くよ!」

「ドラえもん、ライザーストライク、行きます!」

「ドライストライク、行きます!」

「ザンダクロス、出る!」

「風鳴翼、ガンダムF90、出撃する!」

「立花響、ガンダムキュリオスリペアード、出撃します!」

「雪音クリス、バスターガンダムMkー2、出撃するぜ!」

「月読調、ガンダムヴァーチェバスター、出撃開始する。」

「暁切歌、ガンダムデュナメスエレクトロン、出撃しまぁぁす!」

「マリア・カデンツァヴナ・イヴ、ガンダムスローネアインシグマ、出撃開始!」

 

14機のガンダムが飛び立っていった。




次回は、ヴァルヴレイヴの話から行きます。

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