流星が流れる頃にー翔び立つ戦士達ー   作:イグナイテッド

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ついに始まる
後に世界解放戦争と呼ばれる戦いが・・・・


開戦①〜宇宙へ〜

多数の協力者とともにすべての戦闘を終わらせたシン達は、立川基地に帰還した。

 

「エル、協力者の人はついてきてくれるか?」

『リーダー、問題はありません。』

「よし、じゃあ・・・・」

「あのう、どこへ向かってるんですか?」

コクピット内に隠れるふたばと優香がシンに問いかける。

「連邦共和国軍立川基地。俺達の拠点だ。

二人の事は既に上層部に伝えてある、問題は無いはずだ。」

『リーダー、着陸態勢に入ります。』

「戦闘機モードから変形し、格納庫に着陸する。」

『着陸まで5秒前、4.3.2.1.着陸します!』

デスティニーゼロを先頭に、エピオン、ライゴウ、ストライク、メサイアバルキリー、ニルヴァーシュが着陸し、月光号とマクロスクォーター艦も着陸地点に無事に降り立つ。

 

コクピットタラップがコクピットハッチにドッキングされ、各機体のコクピットハッチが開く。

「二人とも、降りてきていいよ。これから司令部に向かわなきゃならないんだが、二人も来てほしい。」

と、コクピットから出ると、隣に格納されたガンダムエピオンからパイロットが降りてくる。

「あんたがこのガンダムのパイロットか?」

「そうだ。」

「俺はシン・アスカ、このデスティニーガンダムゼロのパイロットを務めている。」

「私はゼクス・マーキス、ガンダムエピオンのパイロットだ。」

「あんたのガンダム、射撃装備を全く持っていないな。」

「こいつを作ったのは私の親友でな、そいつは決闘を好んでいた。だからエピオンには射撃装備は無い。」

「なるほど。ところで、これから司令部に向かわなければならないけど、あんたも来てくれ。案内はする。」

「・・・・わかった。あとは頼む。」

 

「うわぁ、のび太君派手にやらかしちゃって。ザンダクロスの修理どうするのさ。」

大破したザンダクロスを見て、ドラえもんはため息をつく。

幸いザンダクロスとストライクガンダムの予備パーツは多くあるので修復ができた。

「ちょっとのび太君!!あのさあ・・・・」

ドラえもんはのび太の乗るライゴウガンダムの方向を向く。

出て来るであろうのび太に言い聞かせようとしていたのだろう。

だが、そこにいたのは

「やあドラえもん。どうしたの、変な物を見たような目で僕を見て。」

「いっいや・・・・」

背が175センチに程までに異常に成長してかつ、眼鏡をつけていなかった。

少し声が低くなっていた。

髪もやや茶色っぽくなってややボソボソになっていた。

異常なまでに成長したのび太だった。

「どうしたのその格好。」

「ん、気づいたらこんな事になっていたんだ。」

「ありえないでしょ・・・・・」

「僕のことはともかく、早く司令部に戻った方がいいんじゃないの。」

「・・・・後で調べるからね。」

「ああ、いいよ。」

 

「先程の援護はとても感謝しております。」

「いえ、転移した後でしたのでただ行動したまでです。」

山岡真一郎大佐は、ホランド、ジェフリーに礼を言う。

「ところで、これからどうされるのです?」

「いえ、行く宛がありません。」

「ではしばらくの間、我々の部隊の一員として戦ってほしいのです。」

「つまり我々は、傭兵として参加するのか?」

「ええ、報酬も必ず出しますので。」

「わかった、我々は全面的に協力しよう!」

 

「シンさん!」

「のぞみ、無事だったかのか!」

司令部に向かう途中、基地に帰還して同じく司令部に向かう途中だったのぞみ達と合流した。

「その様子だと何かあったみたいだな・・・」

「はい、いろいろありすぎました。」

「まぁ、お互い様だな。」

「あのう、このひとたちは?」

「ん、ああ俺の仲間だ。のぞみ、自己紹介をしとけよ。」

「わかりました。初めまして、夢原のぞみです。」

「花咲ふたばです。」

「鹿山優香です。」

「ちょっと、今花咲って言った?」

「ええ、言いましたけど。」

「やっぱりつぼみちゃんの・・・・」

「何で私のお姉ちゃんの名前を・・・・」

「それは・・・」

「どういう関係かはしらねえけど、今はここで言い合ってる場合じゃ無いだろ。」

「・・・そうでした。」

「話は俺が後で聞いてやる。走れ!」

 

司令部に到着すると、シン達以外のメンバーはすでに到着していた。

「全員揃ったようだな。」

司令官でもある山岡真一郎大佐は、司令室に集まったメンバーと向かい合う。

「君たちにここに来てもらったのは、これからの事だ。いつ争いが起こってもおかしくはない状況にある。

できるならば君たちを巻き込みたくはない。

逃げるのなら今のうちだ。」

「俺達は逃げるつもりはありませんよ。」

「ならば、これからの事を説明しよう。」

「大変です、司令!!」

「どうした、何があった!」

「突然テレビなどの通信が何者かにジャックされました!!」

「どういうことだ!」

「画面を写します!」

 

『地球圏の諸君、聞こえているかね。

私の名はマイッツァー・ロナ。

私設軍事組織"クロスボーンバンガード"総司令官だ。

諸君、今の地球圏をどう思うかね。

腐敗した絶対民主主義を維持する者達。

皇帝の専制によって堕落した者達。

この数十年間の間で人々は大きく堕落してしまった。

このままでは世界が崩壊してしまうであろう。

そして私は考えた。

どのようにこの問題を解決していくべきなのかを。

考えぬいた末、コスモ貴族主義だけが世界を救うことができるのだという事を!!!

私は今ここにコスモバビロニア建国戦争の開始をここに宣言する。

誇り高き貴族の世界のために、勝利を得るために!!!!!!!!

立ち上がれ、戦士達よ!!!!!』

 

「なんてことを・・・・・!!」

「クロスボーンバンガード、すでに多数のコロニー及びスフィアの攻略を開始しているとのことです。」

「奴らの進行を食い止めろ!!」

「っ?!政府からの連絡です!ドルシア軍事盟約連邦がジオール及び、学園都市に宣戦布告し、ジオール本国及びスフィア、学園都市に侵攻を開始したとの事です!」

「この混乱に乗じて来たか!!」

「人民革命連合軍もドルシアと中華連邦に侵攻を開始し、中華連邦もドルシアに宣戦布告をして交戦状態に入ったとのことです。」

「政府からの命令はどうした!」

「既にこれらの国とブリタニアに宣戦布告し、交戦状態に入ったとの事。我が基地すべての部隊は軍籍を離れて独立遊撃部隊アルティメットウォーズとして再編してジオールスフィアに向かえとのことです!!」

「よし、この基地に配備されている最新艦"ガングニール"と"ロキ"、"オーディーン"でジオールスフィアに向かう!!」

「総員準備しろ!マクロスクォーターも発進準備に入る!」

「月光号も発進準備しろ!」

「これより立川基地は撤収作業に入れ。すべての設備を使い、全飛行戦艦及びその他艦船を宇宙仕様に改修しろ!」

「シンさん、私達も準備をしましょう!!」

「あ、ああ。でもふたばたちはどうするんだ?!」

「ここまで来たらついていきますよ。何か手伝いができれば何でもしますから!」

「よし、足手まといになるなよ!!」

 

「ドラえもん、俺達も準備しようぜ!」

「よし、のび太君達が作っていた戦艦と空母、戦闘機のプラモを大型化して材質変換器で頑丈にして僕たちの艦隊を形成しよう!」

「待って!その作戦に私達も参加させて!」

「?!!」

そこにいたのは、この世界に来ていないはずの静香とリルル、そしてドラミだった。

「どうやってここに来たの!」

「過去のメカトピアに行く途中で時間気流に巻き込まれてここまで飛ばされたらしいわ。」

「過去のメカトピアだって!?」

「ええ、歴史を変えようとしてね。」

「そうか、でも鉄人兵団が・・・」

「わかってるわ。でもそんなのこの世界の人達に任せればいいわ。」

「・・・リルル、ザンダクロスを君に返す。」

「のび太・・・・」

「みんな、準備を急ごう!!」

 

ー数時間後 

「撤収作業完了!いつでも発進できます!」

「これよりアルティメットウォーズは、ファースト・ミッションエリアへと向かう!全員死ぬなよ、発進!!」

 

20隻の艦船で構成される艦隊がそらを駆けて行った・・・・。




いよいよ本当の戦いに入っていきますが、それだけ書くのが楽しみになってきます。
ぜひ、最後まで見てやってください。

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