東方転生録   作:のんびり+

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ハイどうものんびり+です
先ず報告です
プロローグの最初の場面を改変させていただきました。
すみません許して下さい
後、前回古代編は早く終わらすと言ったな――あれは嘘だ
少し余裕ができたのでまぁ順を追っていこうと思います
では今回も、のんびりしていってね


第2章 大昔編~諏訪大戦~
第4話 諏訪の国の神様


「…………うぅ……」

 

 パチッと目蓋(まぶた)を勢い良く開く。

 

「あれ? ……何がどうなったし」

 

 俺の視界は真っ暗で何も見えない。

 

「ふぁぁぁ」

 

 俺は背筋を伸ばしながら大きく欠伸(あくび)をする。どうやらある程度のスペースはあるようだ。

 そして、まだ寝ぼけ半分の頭で何があったのかを思い出す。

 

「そうか、俺はミサイルにぶっ飛ばされて……」

 

 今まで気を失っていたらしい。

 

「取り敢えず俺に光をぉ」

 

 真っ暗だと目覚め悪いじゃん?

 真っ暗だということはここは洞窟とかの可能性が高い。

 

「んー、能力使うか」

 

 俺は能力で【俺が地上にいる】嘘を【本当】にしてみた。

 

「ビンゴ! 楽しいビンゴ! ヘイ!」

 

 俺は無事地上に出られた……太陽の光はええのう。

 軽く周りを見渡してみる。ここは安定の森のようだ。

 

「どうしようかな」

 

 とにかく突き進め、ということで俺は勘を頼りに歩きだした。

 

 

 ~少年移動中~

 

 

 暫く歩いてたら森を抜けて開けた土地に出た。

 目の前には、たくさんの人々が賑わっていた。

 村にでも出たかな。

 

 俺が入り口で考えていると声をかけられる。

 

「よう、兄ちゃん」

 

「こんにちは」

 

「おめぇ見ねぇ顔だな」

 

「あぁ、えっと、旅の者です」

 

「ほう、旅人とは珍しい。ここは諏訪の国だ。まぁゆっくりしていきな」

 

「ありがとうございます」

 

「あぁそうだ、ここを見てくならまずは諏訪大社に行きなよ」

 

「何から何まですみません」

 

 俺は言われた通り諏訪大社を目指した。

 

「こんなに長くする必要があったのか?」

 

 地味に長い階段を上がり終え一息ついていると。

 

「誰だお前は!」

 

 正面を向くと、俺の腰くらいの背で、謎の帽子を被っている金髪の幼女がいた。

 

「あーえっと、俺は旅の者で名前は雨宮琥珀だ。君は?」

 

「……私は洩矢諏訪子(もりやすわこ)。この諏訪の国を治める祟り神さ」

 

「そうか、よろしくな諏訪子」

 

「……あぁ、よろしくね琥珀」

 

 俺達は握手を交わす。

 

 

 

 

 

 私は、今日も神社でゴロゴ……、暇をもて余してたら何やら気配を感じた。

 誰かくる? わざわざここまで来るなんて珍しい。

 そう思って階段を見ていると、黒い着物を身に付けた男が登ってきた。

 見たこともない男だ。村の人じゃない。

 私は少し警戒しつつ尋ねてみた。

 

「誰だお前は!」

 

 男は私を見て微笑みながら言った。

 

「あーえっと、俺は旅の者で名前を雨宮琥珀だ。君は?」

 

 名を聞かれたので一応答えた。

 

「……私は洩矢諏訪子、この諏訪の国を治める祟り神さ」

 

 私が名乗ると男は相変わらず微笑みながら近寄って来て

 

「そうか、よろしくな諏訪子」

 

 手を差し出して来る。

 私は驚いていた。

 

 大抵の人は私を祟り神だと知ると恐怖したりするのだが、目の前の男は特に変わった様子もなく、笑顔で手を差し出してきた。

 

 改めて男を見る。

 私は人を見る目はある方だ。

 特に、良い奴と悪いヤツの違いはすぐ分かる。

 

 男からは邪気が感じられない。どうやら悪い奴ではなさそうだ。

 

 それならばと、私も琥珀という男に手を差し出し言った。

 

「……あぁ、よろしくね琥珀」

 

 

 

 

 

 ――俺は諏訪子に誘われて今は社の中でお茶を頂いている。

 因みに、お茶を淹れてくれたのは東風谷香葉(こちやかよ)という巫女さんだ。

 

 そして、お茶を飲みながら俺は、諏訪子からこの諏訪の国について話を聞いていた。

 

「ふーん、ミシャグジ様ねぇ」

 

「そうだよ」

 

「あ、お茶おかわり持ってきますね」

 

「ありがとう」

 

「あ、そうだ琥珀」

 

「ん?」

 

「あんた住む所に困ってるんだろ?」

 

「まぁな、今日ここに来た身だしな」

 

 俺が答えると、諏訪子は「じゃあさ」と続けた。

 

「じゃあさ、この諏訪大社に住んじゃいなよ」

 

 それは思いがけない、とてもありがたい提案だった。

 

「え? 良いのか!?」

 

「私は大歓迎さ、香葉も良いだろ?」

 

「勿論ですよ」

 

 香葉さんが言うと諏訪子は再びこちらに向き直り、俺の返事を待つ。

 

「おぉ、ありがとう、諏訪子、香葉さん!」

 

 折角だしお世話になろう。俺は暫くここで厄介になる事にした。

 

「よし! 早速琥珀の歓迎会だー!!」

 

「「おー!」」

 

 

 ――この時、諏訪子達は知らなかった……琥珀の酒癖の悪さを……。だが同時に琥珀も知らない……諏訪子の料理の味を――。

 

 

 

 

 

 

 




ハイ、キャラ紹介見た方なら分かると思いますが琥珀君
酒癖が悪いですw
はてさて、どーなることやら
実を言うとこの話ミスって一回消えたんですよw
なんとか戻せて良かった( ;∀;)
消えた時の俺氏
「WRYYYYYYYYYY(泣」でしたねw
後、評価してくださった方ありがとうございます!!
その時の俺氏
「WRYYYYYYYYYY(喜」でしたねw
良ければ感想、評価をしていってみて下さいね?
泣いて喜ぶと思うので。
それでは次回も、のんびりしていってね

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