東方転生録   作:のんびり+

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はい、どうものんびり+です!
ルビが大変な事になっていた……(´・ω・`)
何かおかしくなっちゃうのでルビが使えません……orz
まあ、取り敢えず、今回ものんびりしていってね!


第7回キャラ紹介

名前・博麗霊夢(はくれいれいむ)

 

種族・人間

 

能力・空を飛ぶ程度の能力、霊気を操る程度の能力

因みに、霊夢さんはあらゆるものから()()事が出来るそうです。

 

好きなもの・お金、平穏な生活

 

 

 

名前・霧雨魔理沙(きりさめまりさ)

 

種族・人間(職業・魔法使い)

 

能力・魔法を使う程度の能力

光と熱に関する魔法を使う……らしい。

 

好きなもの・キノコ、バナナ

 

 

 

名前・チルノ

 

種族・妖精

 

能力・冷気を操る程度の能力

氷の妖精らしい能力ですね。

 

好きなもの・遊ぶ事

 

 

 

名前・大妖精

 

種族・妖精

 

能力・不明

 

好きなもの・平穏

 

 

 

名前・十六夜咲夜(いざよいさくや)

 

種族・人間

 

能力・時間を操る程度の能力

その名の通り。凄いですねー。

 

好きなもの・お嬢様の観察

 

 

 

すみません!

後、前回の琥珀達のスペカの説明を簡単に……。

 

嘘符「有象無象」

実体のある弾幕と無い弾幕の嵐!

実体の無い弾幕を避けようとすると実体のある弾幕に当たってしまうぞ!

 

 

空符「波紋旋風」

前後左右から竜巻状のような弾幕が発生!

そこから米粒弾幕乱射!おー怖い怖い!

 

 

鬼符「全方滅却」

自分を中心として全方位に大きな弾幕、その後に続いて小さな弾幕を乱射!

レッツ気合い避け!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、お疲れ様ッした!

で、茶番なんですが、注意。

 

今回は番外編です。

あくまで“もしも”の話ですのでお願いします。

注意

※キャラ崩壊

※キャラ崩壊

※ヤンデレ

以上が苦手な方は即刻ブラウザバックして下さい。

 

 

 

 

 

『もしも、大妖精がヤンデレだったら』

 

 

――チルノちゃんの事が好き。

私が初めてその事に気付いたのは、もう何年も前の事だ。

私と彼女との出会いは本当に偶然で、私の彼女への第一印象は“お馬鹿さん”だった。

でも、何かとウマが合った私と彼女は良く行動を共にするようになって、私は次第に彼女に惹かれていった。

彼女の声が、笑顔が、とても恋しく感じて、彼女がどうしようもなく欲しいと思った。

もっともっと彼女と一緒にいたい!

もっと彼女と話したい!

もっと私を……私だけを見て欲しい!

……そんな彼女への独占欲だけが、私の中で大きく膨れていった。

 

だが、彼女と私の間に割って入って来る邪魔者がいた。

彼女は、その可愛らしいルックスと明るい性格から、結構モテる。

もちろん、私達が通っている寺子屋にもそんな奴等がいた。

その中に一人、無海道明(むかいどうあきら)と言う人間がいた。

彼もまた陽気な人物で、チルノちゃんとはすぐに仲良くなり、私も表面上は仲が良いふりをしておいた。

そして、私達は良く三人でツルむようになった。

 

 

明がチルノちゃんに好意を寄せているのは明白だった。

まあ、チルノちゃんと話す度に顔を赤くさせていたら誰でも分かると思うけど。

 

そして、ある晴れた日の午後。

寺子屋の授業から解放され、帰ろうとした時の事。

 

「悪いな、だい。ちょっとチルノと二人にしてくれるか?」

 

明は私にそう言って、チルノちゃんと一緒に教室を出て行く。

………………まさか。

暫く考えて、最悪の予想が浮かび上がる。

そして、悪い予想に限って当たってしまうものだ。

時間にして十分程すると、二人は教室に帰って来た。

……恋人繋ぎをして。

明は緊張が解けて安堵に満ちた、チルノちゃんは逆に顔を赤くして緊張に満ちた表情をしている。

 

「二人共、ひょっとして……」

 

必死に笑顔を作って、震える声で真相を尋ねる。

 

「ああ!今日から俺とチルノは恋人だ!」

 

「うぅ……は、恥ずかしくなんて無いもん」

 

耐え難い、残酷な現実が、私に突き付けられた。

……駄目だ。

チルノちゃんにお前は相応しく無い。

お前じゃあチルノちゃんを幸せに出来ない!

お前なんかいなくなれば良い!

お前なんか――

 

「どうした?だい」

 

明の声で正気に戻る。

私とした事が……少し取り乱し過ぎた。

 

「ううん、何でも無いよ!」

 

……そうだ。問題無い。

大丈夫、私とチルノちゃんとの間に割って入って来る邪魔者は消せば良い。

ちょっとだけ我慢してね? チルノちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

私は早速行動に出た。

 

「――さてっと。後はそこら辺に捨てとけば勝手に妖怪に食べられてくれるかな……」

 

私は、頭から血を流して動かない明を森の奥に放り投げる。

これで邪魔者は消えたかな。

静かに通り過ぎていく涼風が心地良い。

……後はチルノちゃんだけ。

私は、チルノちゃんを探して暗い森の奥へと歩を進めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アタイは、たまたま見つけた大きな木の大きな枝に腰掛けて夜空を眺めていた。星達の光に照らされる夜空が綺麗で、見ているととても落ち着いた。

そして、アタイはふと今日の出来事を思い出してみる。

明の事を。

明とアタイは、今日から恋人同士。

前々から面白い奴だと思っていた。

……異性として意識した事も……無い訳じゃ無い。

……だから、友達としても異性としても明に好意を寄せていたアタイには、明からの告白を断る理由何て無かった。

大ちゃんも喜んでくれてたし、明日が楽しみだなぁ。

っと、そろそろ寝ようかな。

そう思った矢先だった。

ガン!!!! と、頭に強い衝撃を感じる。

私は考える暇も無く、意識を失ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

起きると同時に、頭部に鈍い痛みが走る。

 

「あ、起きた? チルノちゃん」

 

聞き覚えのある声で、意識がすぐに覚醒する。

アタイの目には大ちゃんの姿が写る。

 

「……大ちゃん?」

 

天井は岩。

ここは……洞窟かどこかだろうか……?

アタイは、どうやら仰向けで寝ている状態のようだ。

アタイが体を起こそうとすると、手足が動かせない事に気付く。

何かで拘束されているからみたいだ。

 

「大ちゃん、ここはどこなの?」

 

考えても仕方が無いので、大ちゃんに聞いてみる。

 

「ふふ、それは秘密」

 

でも、大ちゃんは笑ってあしらう。

アタイが望む答えは返って来ない。

 

「じゃあ、何でアタイは拘束されてるの?」

 

ならば次の疑問をぶつけるのみ。

すると、今度は答えが返って来た。

 

「ふふ、それはね? 今からチルノちゃんを教育する為だよ」

 

「……え? な、何言ってんの? 大ちゃん……」

 

「チルノちゃんを教育するんだよ! もう私しか見えないように、私無しじゃ生きていけないように……」

 

色々と理解不可能だったけど、一つ感じた事がある。

それは、大ちゃんへの恐怖だ。

このままでは不味いと、アタイの本能が告げる。

アタイは急いで逃げ出そうとするけど、拘束具のせいで身動きが取れない。

 

「どうしたの? チルノちゃん」

 

「――っ嫌!」

 

怖い。大ちゃんが怖い。逃げなきゃ!

でも、依然として状況は変わりない。

 

「誰か!! 助けて!! 誰か!! ――――明ぁ!!」

 

がむしゃらに助けを求める。

だけどその行為が、状況を更に悪くした。

 

「ふふ、無駄だよチルノちゃん。明は来ない。きっと今頃は妖怪のお腹の中だと思うよ? っふふ」

 

「…………今、何て……?」

 

「だーかーらー、明は今頃妖怪のお腹の中だってばー! あっははは」

 

大ちゃんの笑い声が空間に響く。

その笑い声は、この世のなにものより不気味で恐ろしかった。

 

「怖いの? チルノちゃん」

 

恐怖、悲しみ、絶望が湧き出て止まらない。

息苦しい……喉が、目が熱い。

力が入らない。

 

「大丈夫だよ、チルノちゃん」

 

耳元で大ちゃんの声が聞こえる。

その声は驚く程優しく、アタイを安心させるものだった。

 

「私はずっと……ずぅっと、チルノちゃんと一緒だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、お疲れ様でした!
もしもの話ですよ?(しつこい)
この作品には珍しいバッドエンドです。
それでは次回も、のんびりしていってね!

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