注意。
はい、いつもの事ですが、オリジナル展開と独自解釈(設定)が含まれます。
特に、スペカですね。
至らぬ点が多いと思いますが、温かい目で見てくれると嬉しいです。
それでは今回も、のんびりしていってね!
視界はこの紅い霧のせいで良いとは言えない。
そんな空を、俺達三人は飛んでいた。
「全く、何で俺まで……」
「琥珀、いつまでグチグチ言ってんだよ!男らしく無いぜ」
「そりゃすみませんね。でも俺はあんま関与しないからな?」
そう、異変解決は博麗の巫女の仕事だからな。
甘やかすのは良くない。
「あんた、本当に役立たずな神様ね」
霊夢が冷たい視線を送って言う。
俺の豆腐のように脆い心に、霊夢の言葉の矢が突き刺さる。
「えぇい、うるさい!俺の事は関係無いだろうが!」
「で、霊夢。今はどこに向かってるんだ?」
魔理沙のお蔭で話題は異変に変わる。
ナイス魔理沙!
「そんなの、いつもの勘よ」
当然と言った表情で霊夢は答える。
だが事実、霊夢の勘は良く当たる。
あまりに当たるもんだから、俺は霊夢が「勘を当てる程度の能力」を持っているのでは?と疑った程だ。
でも、そうポンポン当たる訳無いよな。
異変の時や戦闘時の勘は対したもんだが、それ以外は並だ。
「琥珀、私の勘は常時変わらずよ?」
すみません前言撤回。
霊夢さん半端ねぇっすマジ。
俺達が呑気な会話を繰り広げていると、何者かに呼び止められる。
呼び止めたのは、三人の少女達だった。
「チルノちゃん!止めようよ!皆忙しそうだよ!」
緑の髪の少女が注意するが、返って来るのは大丈夫と言う返事だけ。
緑の髪の少女は大妖精。名前では無いらしいが。良く大ちゃんと呼ばれている。
そして大ちゃんがさっき言っていた、水色の髪に青いリボンをした少女。
名をチルノと言う。
チルノはある意味で有名人で、ある意味でとは、チルノはやんちゃでお馬鹿と言う事。
多分、幻想郷のほとんどの人達が知っている事だ。
大ちゃんとチルノは良く一緒にいる為、どちらか一方を見かけたらもう一方もいると考えた方が良い。
「ふっふっふ、やいお前ら!アタイとショーブしろ!」
「そうなのだー!」
ルーミアも一緒に戦うようだ。
……仕方無い。
ここは俺がやるしか無いみたいだな。
「俺にやらせてくれ。お遊びはここまでって事を教えてやる」
「そんな無茶しやがってフラグ建てて大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題無い」
「そう。じゃ、先行ってるわよ?」
霊夢と魔理沙は先に進んだ。
俺は三人を見据え、宣言する。
「悪いが時間が無いからな、三対一で良いぜ。カードは二枚だ」
「良いよ!アタイは三枚!」「三枚なのだー!」
回数宣言を終えて、
「ふう、俺の勝ちだな!」
「くっそーー!悔しいぃ!」「悔しいのだー!」
「ふ、悪いな。じゃあ、さらばだ!」
チルノとルーミアコンビを瞬殺した俺は、霊夢と魔理沙の二人に合流する為に、紅魔館へ向かった。
ん?何で紅魔館かって?あの方向にあるものって言ったら紅魔館ぐらいだからな!
私の勘を頼りに進むと、何とも怪しい真っ赤な館を発見した。
この紅い霧と言う状況でこの館、怪しいと言わざるを得ない。
さらに館に近付くと、門の前に人影を見つけたので降りてみる。
すると、チャイナドレスを着た怪しい奴が構えを取って言った。
「来ましたね、博麗の巫女!さあ、どこからでも掛かって来なさい!」
との事なので、
「魔理沙、お願い」
「任せろ!恋符「マスタースパーク」!」
魔理沙の宣言と共に、鮮やかな色をした光線が奴に向かって放たれ、直撃。魔理沙の勝ちだ。
「さあ、次だ!」
「そうね、行きましょう」
私達は館の中へと進んだ。
はい、お疲れ様でした!
回数宣言はカットする場面が多々あると思いますがご了承下さい。
アドバイス、ご意見などありましたら是非ともお願いします!
それでは次回も、のんびりしていってね!