東方転生録   作:のんびり+

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はい、どうものんびり+です!
注意。
はい、いつもの事ですが、オリジナル展開と独自解釈(設定)が含まれます。
特に、スペカですね。
至らぬ点が多いと思いますが、温かい目で見てくれると嬉しいです。
それでは今回も、のんびりしていってね!


第48話 異変解決活動

 

視界はこの紅い霧のせいで良いとは言えない。

そんな空を、俺達三人は飛んでいた。

 

「全く、何で俺まで……」

 

「琥珀、いつまでグチグチ言ってんだよ!男らしく無いぜ」

 

「そりゃすみませんね。でも俺はあんま関与しないからな?」

 

そう、異変解決は博麗の巫女の仕事だからな。

甘やかすのは良くない。

 

「あんた、本当に役立たずな神様ね」

 

霊夢が冷たい視線を送って言う。

俺の豆腐のように脆い心に、霊夢の言葉の矢が突き刺さる。

 

「えぇい、うるさい!俺の事は関係無いだろうが!」

 

「で、霊夢。今はどこに向かってるんだ?」

 

魔理沙のお蔭で話題は異変に変わる。

ナイス魔理沙!

 

「そんなの、いつもの勘よ」

 

当然と言った表情で霊夢は答える。

だが事実、霊夢の勘は良く当たる。

あまりに当たるもんだから、俺は霊夢が「勘を当てる程度の能力」を持っているのでは?と疑った程だ。

でも、そうポンポン当たる訳無いよな。

異変の時や戦闘時の勘は対したもんだが、それ以外は並だ。

 

「琥珀、私の勘は常時変わらずよ?」

 

すみません前言撤回。

霊夢さん半端ねぇっすマジ。

 

俺達が呑気な会話を繰り広げていると、何者かに呼び止められる。

呼び止めたのは、三人の少女達だった。

 

「チルノちゃん!止めようよ!皆忙しそうだよ!」

 

緑の髪の少女が注意するが、返って来るのは大丈夫と言う返事だけ。

緑の髪の少女は大妖精。名前では無いらしいが。良く大ちゃんと呼ばれている。

そして大ちゃんがさっき言っていた、水色の髪に青いリボンをした少女。

名をチルノと言う。

チルノはある意味で有名人で、ある意味でとは、チルノはやんちゃでお馬鹿と言う事。

多分、幻想郷のほとんどの人達が知っている事だ。

大ちゃんとチルノは良く一緒にいる為、どちらか一方を見かけたらもう一方もいると考えた方が良い。

 

「ふっふっふ、やいお前ら!アタイとショーブしろ!」

 

「そうなのだー!」

 

ルーミアも一緒に戦うようだ。

……仕方無い。

ここは俺がやるしか無いみたいだな。

 

「俺にやらせてくれ。お遊びはここまでって事を教えてやる」

 

「そんな無茶しやがってフラグ建てて大丈夫か?」

 

「大丈夫だ、問題無い」

 

「そう。じゃ、先行ってるわよ?」

 

霊夢と魔理沙は先に進んだ。

俺は三人を見据え、宣言する。

 

「悪いが時間が無いからな、三対一で良いぜ。カードは二枚だ」

 

「良いよ!アタイは三枚!」「三枚なのだー!」

 

回数宣言を終えて、各々(おのおの)臨戦態勢(りんせんたいせい)に入る。そして、俺のカード宣言によって戦いが始まった。

 

 

 

「ふう、俺の勝ちだな!」

 

「くっそーー!悔しいぃ!」「悔しいのだー!」

 

「ふ、悪いな。じゃあ、さらばだ!」

 

チルノとルーミアコンビを瞬殺した俺は、霊夢と魔理沙の二人に合流する為に、紅魔館へ向かった。

ん?何で紅魔館かって?あの方向にあるものって言ったら紅魔館ぐらいだからな!

 

 

 

 

 

私の勘を頼りに進むと、何とも怪しい真っ赤な館を発見した。

この紅い霧と言う状況でこの館、怪しいと言わざるを得ない。

さらに館に近付くと、門の前に人影を見つけたので降りてみる。

すると、チャイナドレスを着た怪しい奴が構えを取って言った。

 

「来ましたね、博麗の巫女!さあ、どこからでも掛かって来なさい!」

 

との事なので、

 

「魔理沙、お願い」

 

「任せろ!恋符「マスタースパーク」!」

 

魔理沙の宣言と共に、鮮やかな色をした光線が奴に向かって放たれ、直撃。魔理沙の勝ちだ。

 

「さあ、次だ!」

 

「そうね、行きましょう」

 

私達は館の中へと進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、お疲れ様でした!
回数宣言はカットする場面が多々あると思いますがご了承下さい。
アドバイス、ご意見などありましたら是非ともお願いします!
それでは次回も、のんびりしていってね!

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