投稿遅れてすみませんでした!
時間が無くてですね……。
それでは今回も、のんびりしていってね!
私の視界はまるで目を瞑っている時のように真っ黒で何も見えない。
そんな中でルーミアさんの声が聞こえる。
「闇の中で私に勝てるかしら?フフ、精々もがきなさい」
高笑いをするルーミアさんに、私も負けじと反論する。
「ルーミアさんこそ見えてませんよね?立場は同じですよ」
私が言うと、ルーミアさんはさらに笑って返した。
「あんたバカ?私が自分の能力で自分の首を絞めるアホな訳無いでしょ?私にはあんたの位置も動きも丸分かりよ」
刹那、後ろから嫌な感じがしたので、私は即座に上へ飛んだ。
「へぇ、良い勘してんじゃない。まあ、寿命が少し延びただけだけど」
そんな声が闇から聞こえる。
真っ暗でよく分からないが、どうやらルーミアさんの攻撃が来ていたらしい。危ない危ない。
私は気を引き締めて、再びお札とお祓い棒を構える。
するとまた、嫌な感じが四方八方からしてくる。
私は勘を頼りに攻撃を避けて行く。
「お返しです!」
ルーミアさんがいるであろう場所に向かって、私はお札を数枚投げつける。
「随分と厄介な勘だこと」
だが私の放ったお札はルーミアさんに全て躱されてしまった。
やはり、この闇の中ではルーミアさんの圧倒的有利だ。
私はルーミアさんの攻撃を避けながら、この状況をどう打開すれば良いのか考えを巡らせる。
「考え事とは余裕ね?」
攻撃の数と速度が上がった。
すると、流石に全ては避けきれず、所々で攻撃がかすり始める。
それでも何とか勘で躱していく――が、私が正面から来た攻撃を避けた先には、既に予知してたかのように次の攻撃が飛んで来ていた。
「しまっ――」
私は闇の中なのに反射で目を瞑った。
だが、その攻撃は私に当たる事は無かった。
目を瞑った直後、私は大きな衝撃と熱風に襲われた。
その衝撃がルーミアさんの攻撃を相殺したのだ。
私が目を開けると、さしこむ月明かりに照らされた草むらと木々達が見える。闇は晴れていた。
「悪い、待たせたな霊陽!」
そんな声と共に、妹紅さんが私に駆け寄って来る。
「妹紅さん遅いですよ!」
私が言うと、妹紅さんは顔の前で合掌しながら言う。
「本当に悪かったって!ここに来る途中で男が気絶してたから起こしてたんだって!」
「あの人ですね、ありがとうございます」
「何、良いって事よ!」
「お喋りはもう良いかしら?」
痺れを切らしたルーミアさんが漆黒の大剣を担いで言った。
私と妹紅さんはすぐにルーミアさんへ体を向ける。
「妹紅さん、気を付けて下さい。ルーミアさんは闇を操ります」
「闇?そりゃ大層なこったな」
「一人だろうが二人だろうが変わらないわ。まとめて始末してあげる」
ルーミアさんの妖力がさらに上昇していく。
彼女を倒すには……これしか無い。
私は妹紅さんに告げた。
「妹紅さん、ルーミアさんを少しの間お願い出来ますか?」
「分かった。どうする気だ?」
「私はもうお札を使いきってしまったので戦うのは少し厳しいです。
だから私は私に出来る事をします。――ルーミアさんを封印します!」
「成る程……任された!」
「お願いします!」
そして、妹紅さんはルーミアさんの元へ向かって行った。
私も早くしなくては。
私はルーミアさん封印の準備に取り掛かった。
はい、お疲れ様でした!
この章ももう終わりますね。
まだ記念茶番の要望お待ちしてますのでよろしければお願いします!
それでは次回も、のんびりしていってね!