東方転生録   作:のんびり+

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はい、どうものんびり+です
今回ものんびりやっていきますよ
それでは今回も、のんびりしていってね



第28話 紫の手伝い②

どうも、琥珀だ

俺は今日も旅をしている。

それにしても最近髪が伸びてしまった。

肩ぐらいまであるぞ……。

よし、切ろう。

 

俺がハサミを具現化して髪を切ろうとした時、

 

「琥珀殿、お話があります」

 

突如として背後から聞こえる声。

バサッ。

……前髪切りすぎちゃった☆

 

「……誰だ?俺の散髪の邪魔をしたのは!」

 

俺が後ろを向くと、九つの黄金の尻尾をなびかせる少女の姿。

 

「ん?君は……!あの時の!」

 

思い出した。

紫に頼まれて助けた狐の妖怪だ。

かれこれ2、3年前かな?

 

「はい、八雲藍(やくもらん)と申します、宜しくお願いします」

 

「俺は琥珀だ、宜しくな藍」

 

「はい、宜しくお願いします」

 

俺と藍は握手を交わす。

 

「後、敬語外して良いぞ?俺は堅苦しいのは苦手なんだ」

 

「……分かった、これで良いな?」

 

「ああ」

 

「では用件を言おう、紫様が手伝って欲しい事があるようだ」

 

「やれやれ……分かった、行こうか」

 

俺は藍についていく。

 

 

 

 

 

 

「来たわね」

 

俺は藍に連れられ紫の所までやって来た。

 

「で?何の用だ?」

 

「琥珀……貴方、女の子みたいよw」

 

紫が目から涙を出して大笑いしている。

 

「言うな!切ろうとしてたら藍が来たんだ!」

 

「まあ用と言うのはね」

 

急に本題に入るスタイルである。

 

「幻想郷を囲う結界を張ろうと思うわ」

 

「……結界ね……成る程」

 

幻想郷の事は紫と念入りに計画を作っている。

そして計画では、幻想郷の場所が決まったら結界を張ると言う順だ。

 

結界は2つ張る予定で、1つは“幻と実体の境界の結界”。

これは一言で言うと、“現実の世界”と“幻想郷”を隔離しようと言うものだ。

理由は省くが、まあ1つとしては人と妖怪の共存と言うのが大きい。

幻想郷は人と妖怪が共存出来る場所だ。

だから今の“場所”を“幻想郷”に変える必要がある。

要するに“人と妖怪が共存出来る専用の場所”を創る。

さらに付け加えると、この結界により、現実世界で忘れられたもの。

つまり幻想になったものを自動的に幻想郷に送り込む。

これにより、現実世界での生活が厳しくなった妖怪達を幻想郷に引き込む。

これがこの結界の役割だ。

 

もう1つは“博麗大結界”。

この結界の役割は、現実世界と幻想郷との行き来をほぼ不可能にする事だ。

これにより、幻想郷の秩序を守り、現実世界からの幻想郷への介入を阻止する。

まあ、ほぼ不可能と言うだけで完璧にと言う訳では無い。

例えば、能力を使ったり、力ずくで破壊したり……。

だがそんな芸当が出来る者は少ない、相当な手練れで無くては先ず無理だ。

そしてこの結界を張る上で大切な事がある。

それは、博麗の巫女、博麗神社とその周辺の木々だ。

博麗の巫女と協力し、博麗神社周辺の木々を境界とし、結界を張る。

因みに、まだ博麗神社も無ければ博麗の巫女も居ない。

 

「分かった」

 

「ありがとう、じゃあ配置について」

 

紫の言葉で、俺と藍はそれぞれ場所へと向かう。

結界は幻想郷全体を囲う必要がある。

だから規模もそれなりだ。

 

俺は配置につくと、目を瞑り、手を前へかざす。

すると、そこから蒼い線のようなものが、円を描くように走り出す。

やがて蒼い線は、幻想郷を1周する。

すると蒼い線の他に紫色の線も現れ、再び円を描くように幻想郷を1周する。

そんな状況が暫く続く。

すると、線がどんどん光を帯び始める。

光は強くなっていき、やがて辺り一面を光が包み込んだ。

目を開けると、確かに“幻想郷”が目の前にあった。

「成功だな」

俺は問題が無い事を確認して、紫の元に向かった。

 

 

 

「成功して良かったわ」

 

「そうですね」

 

「お疲れー」

 

「ああ、全くだ」

 

「そうね」

 

「何だ何だ?この程度で音をあげるとは情けないぞ?」

 

「「貴方(琥珀)が異常なのよ(なんだ)」」

 

息ピッタリだね。

良い事だ。

 

「後は博麗大結界ね……」

 

「どうすんだよ?」

 

「後でで良いじゃない?」

 

「そうだな」

 

「琥珀、そろそろ髪戻したら?」

 

「あ!忘れてたぜ」

 

俺は急いで髪を元に戻す。

 

「また琥珀の変な髪を見たいわねぇ」

 

「そうですね」

 

「絶対に見せないからな!」

 

 

そしてこの日は、紫と藍と一緒にご飯を食べて、お酒を飲みました。っと

あれ?作文?

 

 

 




はい、お疲れさまでした。
短めでも、良いんじゃないかな(開き直り
それでは次回も、のんびりしていってね

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