今回ものんびりやっていきますよ
それでは今回も、のんびりしていってね
どうも、琥珀だ
俺は今日も旅をしている。
それにしても最近髪が伸びてしまった。
肩ぐらいまであるぞ……。
よし、切ろう。
俺がハサミを具現化して髪を切ろうとした時、
「琥珀殿、お話があります」
突如として背後から聞こえる声。
バサッ。
……前髪切りすぎちゃった☆
「……誰だ?俺の散髪の邪魔をしたのは!」
俺が後ろを向くと、九つの黄金の尻尾をなびかせる少女の姿。
「ん?君は……!あの時の!」
思い出した。
紫に頼まれて助けた狐の妖怪だ。
かれこれ2、3年前かな?
「はい、
「俺は琥珀だ、宜しくな藍」
「はい、宜しくお願いします」
俺と藍は握手を交わす。
「後、敬語外して良いぞ?俺は堅苦しいのは苦手なんだ」
「……分かった、これで良いな?」
「ああ」
「では用件を言おう、紫様が手伝って欲しい事があるようだ」
「やれやれ……分かった、行こうか」
俺は藍についていく。
「来たわね」
俺は藍に連れられ紫の所までやって来た。
「で?何の用だ?」
「琥珀……貴方、女の子みたいよw」
紫が目から涙を出して大笑いしている。
「言うな!切ろうとしてたら藍が来たんだ!」
「まあ用と言うのはね」
急に本題に入るスタイルである。
「幻想郷を囲う結界を張ろうと思うわ」
「……結界ね……成る程」
幻想郷の事は紫と念入りに計画を作っている。
そして計画では、幻想郷の場所が決まったら結界を張ると言う順だ。
結界は2つ張る予定で、1つは“幻と実体の境界の結界”。
これは一言で言うと、“現実の世界”と“幻想郷”を隔離しようと言うものだ。
理由は省くが、まあ1つとしては人と妖怪の共存と言うのが大きい。
幻想郷は人と妖怪が共存出来る場所だ。
だから今の“場所”を“幻想郷”に変える必要がある。
要するに“人と妖怪が共存出来る専用の場所”を創る。
さらに付け加えると、この結界により、現実世界で忘れられたもの。
つまり幻想になったものを自動的に幻想郷に送り込む。
これにより、現実世界での生活が厳しくなった妖怪達を幻想郷に引き込む。
これがこの結界の役割だ。
もう1つは“博麗大結界”。
この結界の役割は、現実世界と幻想郷との行き来をほぼ不可能にする事だ。
これにより、幻想郷の秩序を守り、現実世界からの幻想郷への介入を阻止する。
まあ、ほぼ不可能と言うだけで完璧にと言う訳では無い。
例えば、能力を使ったり、力ずくで破壊したり……。
だがそんな芸当が出来る者は少ない、相当な手練れで無くては先ず無理だ。
そしてこの結界を張る上で大切な事がある。
それは、博麗の巫女、博麗神社とその周辺の木々だ。
博麗の巫女と協力し、博麗神社周辺の木々を境界とし、結界を張る。
因みに、まだ博麗神社も無ければ博麗の巫女も居ない。
「分かった」
「ありがとう、じゃあ配置について」
紫の言葉で、俺と藍はそれぞれ場所へと向かう。
結界は幻想郷全体を囲う必要がある。
だから規模もそれなりだ。
俺は配置につくと、目を瞑り、手を前へかざす。
すると、そこから蒼い線のようなものが、円を描くように走り出す。
やがて蒼い線は、幻想郷を1周する。
すると蒼い線の他に紫色の線も現れ、再び円を描くように幻想郷を1周する。
そんな状況が暫く続く。
すると、線がどんどん光を帯び始める。
光は強くなっていき、やがて辺り一面を光が包み込んだ。
目を開けると、確かに“幻想郷”が目の前にあった。
「成功だな」
俺は問題が無い事を確認して、紫の元に向かった。
「成功して良かったわ」
「そうですね」
「お疲れー」
「ああ、全くだ」
「そうね」
「何だ何だ?この程度で音をあげるとは情けないぞ?」
「「貴方(琥珀)が異常なのよ(なんだ)」」
息ピッタリだね。
良い事だ。
「後は博麗大結界ね……」
「どうすんだよ?」
「後でで良いじゃない?」
「そうだな」
「琥珀、そろそろ髪戻したら?」
「あ!忘れてたぜ」
俺は急いで髪を元に戻す。
「また琥珀の変な髪を見たいわねぇ」
「そうですね」
「絶対に見せないからな!」
そしてこの日は、紫と藍と一緒にご飯を食べて、お酒を飲みました。っと
あれ?作文?
はい、お疲れさまでした。
短めでも、良いんじゃないかな(開き直り
それでは次回も、のんびりしていってね