東方転生録   作:のんびり+

18 / 83
はい、どうものんびり+です
先ずは報告です
すみません、キャラ紹介は章の最後に持ってくる事にしました
次にキャラ紹介に種族を追加しました
私の都合でこれからも奇行に走ると思いますが温かい目で見てくれると幸いです
後、茶番で分かりにくい表現等あれば報告お願いします
うp主は進化するッ!少しでも面白くして見せるッ!
というわけで今回も、のんびりしていってね


ぶらりのんびり旅②
第14話 迷ったら勘でいけ


はい、どうも琥珀だ

 

俺は今、いつも通り行く宛もなくぶらり旅。

そしていつも通り……。

 

「迷ったぁぁぁ!」

 

もう同じ所をぐるぐる回ってるだけだよ。

俺って迷い属性でも持ってるのかな?

まぁ迷っちゃったら仕方ない、のんびりいこう。

 

「俺は、この木の棒が倒れた方角に行くぞ!」

 

俺は迷った時はこの手でやり過ごす。

 

カランっと棒が倒れる。

 

「よし、あっちか」

 

俺は棒の言う通りに倒れた方向へと歩き出す。

 

 

~少年ぶらり旅中~

 

「~~♪~~♪」

 

俺が鼻歌を歌いながら歩いていると

 

「そこの者、止まれ!」

 

急に怒鳴られた。

声の方を見ると、白い髪に獣耳、白い尻尾(もふりたい)をした少女がいた。

 

「ん?なんだい?」

 

「これ以上この山に踏み込む事は許さん、去れ」

 

「え?何で?」

 

「二度は言わぬ、去らぬなら斬る」

 

そう言って彼女は腰にさした刀に手をかける。

 

「え?ちょ、落ち着こ?」

 

「最終警告だ」

 

「いや、だからさ」

 

「望み通り斬ってやろうッ!」

 

彼女が殺気全開で斬りかかって来た。

 

「やれやれッ」

 

俺は次々と繰り出される彼女の剣を最小限の動きで避ける。

 

「チィ、ちょこまかとっ!」

 

「取り敢えず落ち着こうぜ?」

 

「すぐに軽口叩けなくしてやるッ!」

 

聞く耳持たずか、仕方ない。

 

「ごめんよっ」

 

「なっ!?」

 

俺は彼女の後ろに回り込んで手刀を彼女の首に落とす。

すると彼女は意識を失い倒れていく。

 

「おっと」

 

俺は彼女を受け止める。

 

「どうするか……この山に彼女の知り合いがいるか」

 

俺は彼女を抱っこして山へと入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

「おい、貴様!止まれ!」

 

……何か囲まれたんですけど。

 

「ん?おい、あの侵入者が抱いている奴」

 

「あれは、今日見回り担当の白狼天狗じゃないか!」

 

「まさか、人質か!?」

 

「何!?卑怯な!」

 

……何かどんどん俺が悪者になってない?

 

「なぁ、お前ら何か勘違いしてないか?」

 

「黙れ!貴様のような者の言葉など聞かん!」

 

もう何なの?この山の人達……いや人ではないが……。

血気盛ん過ぎだろ、俺はただ旅をしてただけなのに。

 

「俺は別にこの山を襲ったりしねーよ、唯通りたいだけだ」

 

「五月蝿い!黙ってろ侵入者!」

 

……泣きそう。会話すら出来ないよ。ハァ、どうすればいいんだ。

 

俺がそんな事を考えているとでかい妖力が二つ近付いてくる。

 

「何事ですか?」

 

空を見上げると、俺と同じように黒い着物を着ていて、風に黒いロングヘアーをなびかせて、黒い瞳で俺達を見て、黒くて大きな翼を広げた少女の姿があった。

 

が、問題がある。彼女の着物は裾が短くミニスカートのようになっている。

そして彼女は今空にいる、お分かり頂けただろうか?

 

「あ、あの、一回降りた方が良いぞ?……その、見えそうだぞ?」

 

俺が言うと理解できたのか顔を赤くしながら降りてきた。

 

「ゴホン、失敬」

 

必死で恥ずかしさを紛らわしてる、あら可愛い。

 

俺がそんな事を思っていると

 

「琥珀?」

 

また声がした。

 

まぁ、妖力の気配で察してたけど。

 

「よ、久しぶり……か?紫」

 

「何で琥珀が此処に?」

 

俺と紫が話ているとさっきの少女がどういう事か聞いてきた。

立ち話も悪いというわけで、さっきの少女の家まで連れて行ってもらう事になった。因みに天狗達は少女が説得してくれた、もっとも「問題ない」としか言ってなかったけど。ひょっとしてすごく偉い人なのか?

そんな事を考えながら、俺は少女の家に向かう。

 

 

「それで、これはどういう状況だ?」

 

マジで理解不能なので説明してもらおう。

 

 

~少女説明中~

 

 

なるほど、理解した。

つまりこういう事だ。

 

紫は幻想郷設立に向けて頑張っていた。

そして偶々発見したこの「妖怪の山」

紫はこの山を幻想郷に招こうと思った。

 

そして例のミニスカ少女の名は空覇(くうは)

天狗達の長で「天魔様」と呼ばれている。

 

紫は幻想郷の事を空覇に話ていた。

するとそこに天狗が侵入者の報告をしに来た。

あまりに騒がしいので様子を見に行く事にした。

そこにいたのが俺。

 

 

という事らしい

 

「なるほどねぇ、つまりこの山の頂点が空覇で、紫は空覇に許可を取ってたと」

 

「ん?違うよ琥珀、この山の頂点は私じゃないよ」

 

「え?」

 

因みに空覇の素は以外に軽いぜ。

 

「この山の頂点は鬼さ」

 

「鬼?」

 

「ああ……丁度来たね」

 

 

「おぉぉい空覇、いるかー?」

 

「入っていいよ、戦鬼(せんき)

 

すると、勢い良く扉が開き、茶髪の肩まで伸びた髪に二本の短い角、赤い瞳に白い半袖とスカートに身を包んだ少女が入って来た。

 

 

 

 

 

――ゲフン、更に理解した。

 

どうやら妖怪の山は少し前に鬼達から襲撃を受けて今では鬼達が頂点にいるらしい。

 

その鬼達を束ねるのが彼女、戦鬼である。

因みにその下には鬼の四天王がいるみたいだ。

訳ありで今は二人しかいないらしいが。

 

 

 

後戦鬼だが、鬼達からは鬼子母神と呼ばれているらしい。

 

彼女は何やら山が騒がしいので、天魔である空覇の家に来たようだ。

 

 

「なるほど……して琥珀よ」

 

「ん?」

 

「ちょっと儂と手合わせしないか?」

 

「え?」

 

「ちょっと戦鬼何言ってるの?琥珀は人間なのよ?貴方と戦ったらボロボロになっちゃうでしょ?」

 

「あら空覇、琥珀を甘く見たら駄目よ?あれでも私の師匠ですもの」

 

「ほう、紫の師匠か……ますます興味が湧いたぞ!」

 

紫の奴火に油注ぎやがったよ。

 

「よし、早速やろう」

 

ガシッ!

 

戦鬼は俺の首筋の着物を掴み歩いていく。

 

「え、ちょ、」

 

ズルズル……。

こうして俺は引きずられ、無理矢理戦う事になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 




はいどうもお疲れ様です
というわけで次回は戦鬼vs琥珀ですね
次回ものんびりしていってね

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。