モモンガさま漫遊記   作:ryu-

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【ご注意】

 ・短いです。
 ・時間軸は王国~帝国編のどこかです。厳密には決めておりません。
 ・本編とはほぼ関わりがありませんので、読み飛ばしても問題ありません。
 ・途中で唐突に台本形式が混ざります。嫌いな方は同じく読み飛ばしてください。
 ・ギャグでありn……一部ギャグです。


第9話:番外1

 森だ! 川だ! 湖だ!

 

 

 

 ここはトブの大森林が奥地にある巨大な湖。

 モモンガは冒険者として自らの足場を固める事に成功した。その為、ついに本願であった自然大探索へと躍り出たのである。

 今日は前もって目をつけていた瓢箪みたいな形をした湖を、隅々まで探検しようと訪れていた。

 

(リアルじゃ自然どころか水族館だって高級な娯楽だったし、天然の湖なんて贅沢の極みじゃないか)

 

 ウキウキ気分を隠さずに湖へ足を差し込む。

 今回は湖の底を『散歩』するつもりなので重りとして全身鎧のままだが、その中に侵入してくる水がひんやりとして気持ち良い。

 

(う、うーむ。ちょっと怖いな……ぬるぬるして歩きづらいし)

 

 リアルでは洗浄機器の発達と住居スペースの最小化により『風呂に浸かる』という事すら滅多にない。当然遊泳経験も無いモモンガとしては体中が水に浸かるという事が少々恐ろしい。とはいえ、呼吸の必要が無いアンデッドである為に溺れる恐れはなく、Lv100の体を害する敵などそうはいない。

 

(よし、行くぞ!)

 

 自らを理論武装して立ち止まっていた足を推し進める。ついに肩まで水に浸かり顔まで、という所まで来た時に――――

 

「待て!」

 

 突然陸の方から焦りを抱えた声が掛けられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日、ザリュース・シャシャはとても良い気分だった。

 空は程良く曇り、風もそれほど強くない蜥蜴人(リザードマン)にとって非常に過ごしやすい気候。そして試行錯誤を繰り返し上手くいきつつある生簀の存在が、彼の気分を高揚させていた。

 

「今日は良いことがありそうだな」

 

 生簀の様子を見に来たついでに湖へと魚を取りに向かう。獣道を慣れた足取りで進んでいく中で、ふいに耳慣れない音と気配を感じた。

 

(―――鉄の音と、何だかわかりにくい気配……?)

 

 浮ついていた足取りを止める。警戒心を強め、姿勢を低く音を立てないように進む。

 ザリュースが警戒する理由は、いくつかある。まず音だが、『鉄と鉄が重なりあう音』というのはリザードマンの世界であまり聞く音ではない。彼らは鎧を着ること自体があまりないし、鉄は刀身に用いるのが殆どだからそれが重なり合うという事はまずない。

 そして気配だ。動物のような分かりやすいモノではなく、さりとて同族のモノではない。何故だか形容し難い不思議な感覚がするのだ。

 以上の事から、この先に居るものは自分達とは別種族の生き物で、鎧を着る知恵のある者だとザリュースは考えたのだ。そうなると無警戒という訳にもいかない。

 

(見えた……全身鎧、人間か?)

 

 立派な全身鎧を着た人間らしき者が、湖のほとりに立っていた。

 それはストレッチをして体の各所をほぐすと、意を決したように湖へと足を踏み入れた。

 

(狩り、だろうか。人間は雑食と聞くし、魚を捕りに来たのか?)

 

 そうなるとしばらく離れた方が良いな、とザリュースは考える。侵略してきた相手ならともかく、一人で魚を捕りに来た異種族に喧嘩を売る程にザリュースは無鉄砲ではない。時間を置いて彼が去ってからまた来れば良いと考えた。

 

(しかし道具は使わないのか……? 人間は水中を泳ぐのに適した種族とは聞かないし、そもそもあんな鉄の塊を着込んで泳げるのだろうか)

 

 さっさと去ればよいものを、ザリュースは気になって鎧の人間が湖へと進んでいくのを観察する。彼がリザードマン種族の社会構造から抜け出て『旅人』になったのも、結局はその好奇心の強さが原因に他ならない。

 

(む、もう肩まで……このままでは……いや、まさかっ)

 

 ザリュースはある可能性に気づく。

 見聞の広い彼だからこそ知っている概念。知恵ある種族で見られる、忌むべき自傷行為。

 

(自殺か!?)

 

「待て!」

 

 なりふり構わず、異種族という事も忘れ、彼は声をあげていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 肩まで水に使ったまま、モモンガは呆けた。

 水に顔を付けるぞ……よし、怖くないぞっ! とまるでお子様初めてのプールみたいな事をしてた時に、横から「待て!」だ。『えっ、何か悪いことしちゃったかな!?』と少々子供返りしてもおかしい事ではない。おかしい事ではないのだ。

 

「リザード、マン?」

 

 ビクッとしてから横を向けば、そこにはあからさまに異種族、リザードマンがいた。

 

「その、話をしよう。あー、いや、まず驚かせてすまない、というべきか……君は人間、だよな? 見ての通り俺はリザードマンだが、危害を加える気は無い、安心してくれ」

 

「は、はあ」

 

 何だか戸惑いながらも話しかけてくるリザードマンに、モモンガは同じく戸惑う。

 

「うん、そうだ、話をしよう。まずは一度陸へと上がったらどうだ。人間は長い間水に浸かれないと聞くし」

 

「は?」

 

「いや、だから……その、まああれだ。魚は嫌いか!? よければご馳走しよう」

 

「いや、別に腹は減ってませんが……」

 

「ぐ、では……では、うーん」

 

 いまいち要領を得ないリザードマンの言動に、少し冷静になるモモンガ。何故だかは判らないが、引き留められているらしい。

 

「あー……、悩みがあるのか!? 言ってみたらどうだ、少しは気がまぎれるかもしれないぞ」

 

「特には……あの、結局何を言いたいんでしょうか」

 

 らちが明かないと考え、モモンガから話を切り出す。リザードマンは言いにくそうに躊躇を繰り返すと、意を決したように口を開いた。

 

「異種族の俺に何の筋合いがと思われるだろうが……自殺は良くないぞ!」

 

「……は?」

 

 モモンガからすれば突拍子もない事を言われ、大いに疑問符を浮かべて少し、自らの状況を省みて少し、30秒程ぐるぐると頭を凝らしてようやく答えを得た。

 

「あ、ああ! 違いますよっ、別にこれは自殺とかじゃありません!」

 

「そ、そうなのか? では何をしているのだろうか」

 

「これは……あー、」

 

 今度はモモンガが思い悩む番だった。さて、全身鎧を着た人間が湖に沈む理由とは何だろうか?

 食料調達、鎧を着ける必要無し。遊泳、同じく。体を洗う、同じく。鎧を洗う、いや脱げよ。

 色々考え、モモンガは結局リザードマン相手ならいいか、とネタばらしをする。

 

「実は私こういう者でして」

 

 ヘルムを取り、素顔をさらす。正確には顔ではなく頭蓋骨だが。

 

「アンデッド!?」

 

 当然、リザードマンは警戒を浮かべて武器を構える。

 ふとモモンガは思う、何故モンスター同士でここまで警戒されるのだろうかと。アンデッドは何処まで行っても生命体の敵なのだろうか、と悲しくなった。

 

「ええ、ですので溺れ死ぬ事はありません。自殺もできませんね、自滅はできるかもしれませんが」

 

「……何が目的だ?」

 

 会話ができると判断したのか、リザードマンは襲いかかってくる事はない。だが警戒は解ける事なく、いまだ武器を構えたままではあるが。

 

「どう言えばいいかな……水中観光? 私の故郷ではこんなに綺麗な湖を見た事がなかったので、水底を歩いてみて廻ろうかなと」

 

「ええ……?」

 

 思ってもいなかった返答に、リザードマン……ザリュースは再度戸惑いを浮かべる。

 アンデッドってそういう感性あるの? 『ふはははお前達を殺しにきたのだー』と言われた方がまだ納得できる、と彼は素直に思った。

 

「あの、行ってもいいですか?」

 

「ん? あ、ああまあそういう事なら……」

 

 それでは、と今度こそ水中へ進み歩くモモンガ。

 ザリュースはその小さな波が消えていくまで見届けて、『やべ、嘘だったらどうしよう』と遅まきながらに焦り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(すげー! きれー!)

 

(魚ってああやって泳ぐんだなあ……きらきらしてて綺麗だけどなんかグロい)

 

(おいヤメロ、つつくな! ええい<魔法無詠唱化(サイレントマジック)雷撃(ライトニング)>! あばばばばば)

 

(……水中って感電するんだ、そういえば小学校で習ったかも)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 水中観光に躍り出て1時間程。

 十分に楽しんだモモンガは、最初に居た湖のほとりへと戻ってきた。

 

「おや」

 

「あ」

 

 すると先ほど会ったリザードマン……モモンガに彼らの見分けはつかないので同じか断定はできないが、たぶん彼だと思われるトカゲ顔が変わらずそこにいた。

 

「あー、先程の?」

 

「え、ええまあ」

 

「何か御用でしょうか」

 

「いや、俺に用というか、そちらというか……」

 

 先程と変わらず要領を得ない。ただ違う所は、武器を手にしているままだという事。

 

(ああ、監視されてたのか。俺が悪さしないかどうか)

 

 考えてみれば当然の事だ。敵対していると思われる相手が本当の事を言っているとは限らない。というよりそう簡単に信じられる方がおかしい。

 

「……」

 

「……」

 

 お互いに気まずい空気で押し黙る。ザリュースとしても「怪しいから監視してた」と言い出せる程に図太い精神をしていない。

 そこでモモンガの手元からバシャリと水音が鳴る。二人?が目をやると、そこには先程モモンガに絡んできた大きな魚がいた。蘇生実験用に回収してきたのだが、どっこい生きていたらしい。

 

「あー……魚、食べられますか?」

 

「え? ま、まあ我々の主食だが……」

 

「じゃあ、どうです?」

 

 何とも不思議な空気が流れる中、フレンドリーなアンデッドの様子にザリュースは肩の力を抜き。

 

「い、頂けるのなら」

 

 食いでのありそうな魚を受け取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「成る程、それで鎧を」

 

「ええ、今回は水中に沈む為のものですが。流石に骨の体で人の世界は居づらいですからね」

 

 モモンガとザリュースは向かい合い、少なからずお互いの事を語り合った。その為に生きの良い魚が役に立ったのは言うまでもない。

 ちなみに現在モモンガは鎧を解除していつもの魔法詠唱者(マジックキャスター)の格好に戻っている。すぐ乾くだろうがずぶ濡れの上にひんやり冷えた鋼鉄を纏い続けるというのも少々辛いからだ。

 

「俺も旅をしていた事がある。流石に人の街に入ったことはないが、旅の途中で色々と話だけは聞いたことがあるな」

 

「ほう、旅を。確か集落に住んでいると聞きましたが、リザードマンは他種族と進んで交流を持つのですか?」

 

「少数派だ、物好きと言ってもいい。俺に至っては好奇心に負けて飛び出しただけさ」

 

「いえいえ、冒険心というものは恐ろしい病気のようなものですから。何しろアンデッドですら時にかかってしまう訳ですからね」

 

「モモンに言われると説得力があるな」

 

 僅かながらも会話の中に笑いが交じる。片やスケルトン、片やリザードマンと互いに表情を読み取ることはできていないが、言葉の端に乗る感情は正直だ。理性的な態度は少しずつ二人の態度を軟化していった。

 次々と話題を切り替えていく中で、モモンガは一つの事柄に食い付く。

 

「生簀、ですか」

 

「ああ、少しだけ聞いた話を試行錯誤でなんとか作ってみたんだ。失敗も多かったが、ようやく軌道に乗った所でな」

 

「私も見たことはありませんが、聞いたことはあります。見せてもらっても良いですか?」

 

「構わないが……アンデッドなのに興味があるのか?」

 

「まあ知的好奇心というやつですよ」

 

 

 

 

 

 

 

「ほおー、これが……」

 

 そこには掘り込んだ地面に水が張られた池、まさしくモモンガが昔ギルドメンバーから聞いた生け簀があった。数匹の魚が元気そうに泳いでいるのが見てとれる。

 

「踏み固めた土に砕いた石を敷き詰めて作ったものだ。本当にこれで正しくできているか分からんが、ようやく形になったところなんだ」

 

「ふむふむ」

 

 モモンガは生簀を珍しそうに見ながら、ふと思いついて有るものを探す。

 

「水質はどうやって維持しているんですか? 水草や循環器も無いみたいですが」

 

「水質?」

 

 余り聞くことにない言葉にザリュースは首をひねる。

 

「魚も生き物ですから、生きていれば排泄物等で水を汚します。水が汚れれば魚も生きづらいでしょうから、水を定期的に入れ替える機能か、汚れを浄化する水草……が確か必要だったかと」

 

「水が目に見えて汚れた時には入れ替えていたが……いや待ってくれ、水草で水が綺麗になるのか?」

 

「ええ、流石に何がいいかまでは知りませんが。それこそ湖だってそう汚れないでしょう? 川や雨で水はある程度入れ替わりますから全てが水草の力ではないでしょうが。植物の力は私達が思っている以上に偉大なんですよ」

 

 ってブループラネットさんが言ってた、という言葉をモモンガは飲み込む。ちょっと格好つけたかったのだ。

 

「水を綺麗にする方法なんて今まで考えたこともなかった……」

 

 新たな知識……いや、もはや概念と言ってもいい。モモンガからもたらされる新たな情報は、まさしく天啓そのものだった。

 

「ほ、他は、他に考えるべき事は何か無いだろうか?」

 

「他ですか……例えば」

 

 モモンガは昔聞いた話をどうにか絞り出してザリュースに話し出す。

 循環器の考え方、陽の光の重要性、環境による魚へのストレス、完全養殖、直接湖水に網で作る生簀など。

 

「おお……おお……っ!」

 

 もはや言葉にならない。数年掛けて作り上げた自慢の生簀が、まるで水たまりのようにさえ感じてくる。それ程に彼が話す内容は衝撃的で、刺激的な発想にあふれていた。

 

「モモン、いやモモン様!」

 

 話の途中で突然土下座するザリュース。

 

「は? え、なにを?」

 

「数々の知恵に恐れ入った! どうか、その知識をもっと詳しく授けて欲しい! まずは俺を弟―――」

 

「弟子は要らんぞ!」

 

「―――子……に」

 

 過剰に反応して弟子入りキャンセルをするモモンガ。それはもはや条件反射だった。

 

「あ、ああいや、知っている事についてはいくらでも話しましょう。弟子になる必要なんてありませんよ」

 

「……弟子入りにトラウマでも?」

 

「いや、そんな事はないのですが……弟子を作ってもこっちが気をつかってばっかりで損しかないというか……」

 

「それは、申し訳ない……か?」

 

 互いの間に妙な空気が流れる。

 

「ん゛ん゛! ま、まあ話自体は懐かしい記憶を思い出せて私も楽しいので、ザリュースさんさえよければいくらでもお話します」

 

「ああ、ありがとう。それでは何か欲しいモノなどは無いだろうか、礼の一つでもしたいのだが」

 

「礼、ですか……」

 

 そう言われてモモンガは少し考える。魚などいらないし、あちらとて余裕はなさそうだ。

 ザリュースが背負っている魔法の武器らしいものは後で鑑定させて貰うとして、他にやりたい事を考える。そこでふと思い出すのは、カルネ村だった。

 

「もし、よろしければなんですが」

 

「何だろうか、言ってみてくれ」

 

「生簀。もう一つ作ってみませんか?」

 

 

 

 

 

 

 

MOMONGA村 エクストラ編

 

【生簀作り】

 

※以下、唐突に台本形式

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモンガ「作業用にアンデッドを作りたいのですが」

 

ザリュース「それは……安全なのか?」

 

モモンガ「私が作ったものは安全ですよ。ゴーレムも作れますが、基本でかくて細かい作業に不向きなんで」

 

ザリュース「それなら、まあ」

 

モモンガ「下位アンデッド創造」

 

ザリュース「こわい」

 

 

 

 

 

モモンガ「ここに水路を通すとして、氾濫した際に逃げ道を作りたいんですよね」

 

ザリュース「通常時はどうやって流れないようにするんだ?」

 

モモンガ「仕切りでも入れます?」

 

ザリュース「……深さの違う道を作れば氾濫時だけ逃がせないだろうか」

 

モモンガ「おお、それ採用で」

 

 

 

 

 

モモンガ「生簀ですが、とりあえず深さ3m程掘ってみました」

 

ザリュース「直下型か……あのスケルトン達はどうやって上がってくるんだ?」

 

モモンガ「あ」

 

 

 

 

 

ザリュース「おお、平たくて良い感じの板だな」

 

モモンガ「ええ、程よく四角い平たい板ですね」

 

ザリュース「……かなりまな板だな」

 

モモンガ「まな板にしましょうか」

 

ザリュース「まな板にするか!」

 

真祖「……」

 

モモンガ「まな板にしましょう!」

 

ザリュース「誰だ今の」

 

 

 

 

 

 

ザリュース「道具はどこから持ってきたんだ?」

 

モモンガ「そこはまあ、魔法で」

 

ザリュース「鎧と同じ理屈か」

 

モモンガ「ええ、便利でしょう」

 

ザリュース「もしかしてその魔法で生け簀まるごと作れたんじゃないか?」

 

モモンガ「それは、まあ……でもそれじゃつまらないじゃないですか」

 

ザリュース「そういうものなのか?」

 

モモンガ「そういうものです」

 

ザリュース「そうなのか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おお……」

 

 ザリュースの目の前には、それは立派な生け簀が出来上がっていた。先程聞いたばかりの新たな知識の宝庫が、半日と経たずして目の前に完成したのである。

 

「やはりアンデッドは肉体労働に向いてますね。休みはいらないし愚痴も言わないし」

 

 何故ああも皆に嫌がられるのかと、モモンガは首を捻る。ザリュースが終始引き気味にしていたのは無視である。

 

「すぐにでも魚をいれて調子を見てみる」

 

「ええ、そうしてください。そろそろ暗くなってきたので私は帰りますが、今度様子を見に来ても良いですか?」

 

「ああ、いつでも来てくれ、歓迎する!」

 

 

 

 

 

 そういって彼等は別れた。

 後日、上手いことに機能した生け簀を見て、彼等は互いに大きく喜んだ。

 その後、ザリュースはモモンガに許可を貰って他の部族にもこの技術を伝え歩くことになる。その際に嫁だとか生涯のライバルを得たりするのだが、それはまた別のお話である。

 




真祖「途中で出てきたわらわ……もとい私はただのつるぺた担当です。伏線とか本編に絡むとかは全くありません。アシカラズ(棒ヨミ)」

夢魔「ゲラゲラゲラゲラ」

黒エルフ「ゲラゲラゲラゲラ」

真祖「ムキー!!」





イビルアイ「……」

ガガーラン「お前の可能性もあったんだとよ」

イビルアイ「何がだ!」

ティア「ラキュースとザリュースって」

ティナ「こんがらがる」

ザキュース「ならないわよ! ちょっ、名前!」




【追記】

Q:モモンガ様アンデッドだし電気攻撃無効化だよね?なんであばばばしてるの?
Q:ザリュースの生簀は湖畔に網だよね? 4巻27P読めば判るよね。
Q:ザリュースの口調とか色々、全体的に雑じゃない?

A:ああ、全部後で気づいたさ。書き終わって投稿した後に全てな。
  書き終わった後に4巻復習しなおして再度直そうと思っていたんだよ。
  思っていたんだよ……

  俺の全てを許してくれ(震え声)

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