インフィニット・ストラトス~骸の神装機竜~   作:ヴラド·スカーレット

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皆様、やっはロンドン‼ヴラドです♪
今回からやっと続章~鈴唱の甲竜と禁忌の魔龍~です‼
あ、ちなみに今回もそんなに長くはありません‼
だって一夏くん視点だけですもんww
それではどうぞ‼ゆっくりして行ってください♪(*´∀`)


第二章~鈴唱の甲竜と禁忌の魔龍~
鈴の音響き渡る


とりあえずクラス代表も決まって次の日の事…

 

「ねぇねぇ、あの話聞いた?」

 

「聞いた聞いた‼2組に転校生が来るんだって! さっき職員室で聞いたって人がいるらしいよ」

 

教室内のクラスメイトの間ではその話題で盛り上がっている、別に何処の誰だろうと関係はないがな?

 

「確か噂だと中国の代表候補生だったよね?」

 

「そうそう」

 

「…中国、か」

 

中国って聞くとアイツの事を思い出すな…まぁ、今の私はもう"織斑一夏"じゃなく"逆月一夏"なんだけどな…

 

[…気になる?]

 

(別に…と言うか急に話しかけてくるな…いくらこう言う風に会話出来るとはいえ認識できるやつがいたらどうするんだ)

 

[その時はその時だよ、それより代表候補生ねぇ…もしかしたらクラス対抗戦に出てくるかもね?]

 

(十中八九出てくるだろうな…)

 

「二組の転校生のお話で今は話題がいっぱいですね、一夏さん」

 

「セシリアか…私の知り合いは急に話しかけてくる事が多いな…」

 

「え?」

 

「気にするな、こっちの話だ…所で何か用か?」

 

「あ、いえ暇でしたので話しかけただけなので…」

 

「そうか…しかし転校生ねぇ…この時期と言うことは何らかのトラブルで遅れたのだろうな」

 

「まぁ、誰であろうと私はそう簡単に負ける気はありませんがね‼」

 

その[無駄に]大きな胸をつき出すように少し威張っていた…スクナ、地文に被せて来るな…

 

「そう言うならまずは平行思考しながらビットを様々な角度から撃て更にスターライトでの射撃が出来るようになれ」

 

「うっ…はい…」

 

…少し言い過ぎたか?見るからに落ち込んでるが…まぁ、さっき言った事ができない限りはあの機体を最大限に活かせんから仕方ないな…

 

「まぁ、誰だろうとこの僕には勝てないけどね?」

 

「そう言うならまずは自主練をしろ"自称"天才」

 

「フッ…何故この僕がそんな無駄な事をしなきゃいけないんだ?あと自称じゃないからな?僕みたいな人を天才というんだよ、そこら辺きっちりしてくれないかな~凡人くん?」

 

なんか威張っているが…要は自主練しなくても俺TUEEEとかって思ってるのか?呆れて何も言えんな…

 

「あっそ、お前みたいなのを天才って言うなら凡人で十分だ」

 

「フン、どうせこの前のは偶然なのだから威張るなよ」

 

すると愚弟の様に呼んでもいないのに何処からともなく現れた掃除道具

 

「貴様が威張る理由もないのに威張るな"天災の妹"…いや、ここは掃除道具の方がよかったか?」

 

「なッ‼き、貴様馬鹿にしてるのか‼」

 

「むしろクラス代表戦に関係ない貴様が急に威張るのだ…少しは怒りを覚えて馬鹿にするに決まってるだろ私とて人間だ…なぁ?」

 

まぁ、いつも通り少し殺気を当てるとさっきまで真っ赤な顔だったのに一瞬で真っ青になっていた…ここまで人って顔色変わるんだな…ってかお前ら二人揃って真っ青って…

 

「…そう言えばセシリア」

 

「は、はい、なんでしょうか?」

 

お前にも当ててたか…なんかすまん…と心の中でセシリアに謝罪した

 

「クラス対抗戦って優勝すれば何か賞金あったか?」

 

「えっ…と、確か食堂のスイーツ半年フリーパスだったと思います」

 

「そうか」

 

なるほど、確かにそれならクラス代表に対して対抗戦が近づくにすれて期待の眼差しを持っていたものがいたのも頷けるな…食堂のスイーツの半年フリーパスとか女性なら尚更嬉しいだろうしな。

 

「まぁでも、今のところ専用機持ってる代表は1組と4組だけだから余裕だよねー」

 

すると他のクラスメイトがそう言っているが…確かに"今まで"ならそうなんだろうが二組に代表候補生が転入してくるのだから私の予想が正しければ恐らく…

 

「ーーその情報、古いわよ」

 

すると扉を開けて誰が入ってきた…小柄な身体にツインテールをし、活発的な印象を与える少女がいた

 

「2組も専用機持ちが代表になったのよ…中国代表候補生のこの凰 鈴音にそう簡単に勝たせる気は無いからヨロシク‼」

 

そこには私が俺"だった"頃の友…凰 鈴音が立っていた

 

「やぁ、久しぶりだね鈴」

 

「失せろセクハラ太子、その面を能面で隠して喉を潰してから二度と私の前に来るな変態」

 

愚弟の挨拶に対する返答のキレが上がってるな…と言うか眼からハイライトを消した状態で言うな、愚弟と掃除道具以外の生徒達も驚愕してるだろ…

 

「い…いきなり随分な挨拶だね…」

 

「アタシが言った事、全てアンタが昔やってた事なんだから言われて当然でしょ?人類史最低のド変態が」

 

あ、そこまで言うか…いや、それ以前に掃除道具は何も言わな…あぁ、鈴もなんか殺気当てながら話してるのか…さて、そろそろ言っとくか…

 

「おい、そろそろ席に着けよ」

 

「はぁ?なんで君に指示されなきゃいけないの?」

 

「そうか、なら立ってろそろそろ…」

 

鈴の方は…私を見て驚いた表情だったが、それも一瞬だった…そして後ろから声をかけられていた…

 

「…おい」

 

「うん?誰ですーー(ペシンッ‼」

 

鈴が声をかけられて振り返った瞬間に頭を軽くぶたれていた…だから言ったのだ…

 

「ち、千冬さん!?」

 

「ここでは織斑先生だ馬鹿者…さっさと自分のクラスへ戻れ」

 

「は、はい…あ、その前にそこのアンタ‼」

 

すると突然、指を指された

 

「なんだ?」

 

「名前は?」

 

「逆月だ」

 

「そう…それじゃ、また後でね‼」

 

そう言って彼女はこちらに笑顔を向けながら颯爽と二組へ戻って行った…

 

[(彼女もしかして…)]

 

鈴が戻った後、暫くスクナから話しかけられてはこなかった…

 




如何かな?いきなり暴言をはく珍しい鈴ちゃんは
まぁ、むしろこう言われるようなことをしてたのが彼なのですがね?( ̄▽ ̄;)
そして今回から本格的にスクナも喋っていきます‼
では、次回また会いましょう‼

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