インフィニット・ストラトス~骸の神装機竜~   作:ヴラド·スカーレット

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どうも皆様やっはロンドン‼ヘ(≧▽≦ヘ)♪
皆様の顔文字ヴラドです♪(*´∀`)
代表決定はなんか面倒になった上、一夏視点だけの縛りなのでセッシーの心境とか書けないからとりあえずやっておきたかった千冬っちと一夏の会話を書きました‼ヘ(≧▽≦ヘ)♪
あ、ちなみに次回予告として次回は裏話や設定について喋っていくから小説としては今回で一応終了です‼
元々ここまでしか書く予定でしたのですみません、けどご要望などがあった場合は書くかも知れませんが…それでも次回裏話しますww
それでは最後までゆっくりしていってね♪(*´∀`)


最凶の見据える常世の果て

あの後、オルコットと愚弟は戦闘は行わなかったようだ、山田先生から聞いたのだが山田先生曰く、「逆月君との戦闘で失神してそのまま保健室へ送られました」らしい…確か、最後の一撃は能力使わずにそのまま攻撃した筈なんだがな…

 

[うーん…私の当てた殺気のせいかな?]

 

すると機攻殻剣から"声"が聞こえてきた…まぁ、そうだよな…

 

「せいかな?じゃなくて確実にそれが原因だ…"スクナ"」

 

そう、これが私が普段パイプ型の鎮静剤"を吸ってまで抑え込んでいる神装機竜《リョウメンスクナ》の最大の謎にして狂気の根源"スクナ"だ

 

[え~?"あの程度"で気絶なんてした向こうが悪いでしょ?]

 

「お前の"あの程度"ってのは蛙が蛇に睨まれている状況の数十倍の事だ…戦場に出ていないヤツが真っ正面から受けたら失神処かショック死してもおかしくないぞ…(汗)」

 

[え~?(´・ω・`)]

 

そう…コイツにとって狂気や殺気に対しての計りが狂っている為、昔チンピラが絡んできたときに殺気だけで数十人もショック死させたりもして、その頃から殺気や狂気を抑えるのに精神統一等もして、心を落ち着かせているとスクナの殺気もそこまでのモノでは無くなると言うことに気づいたのだがな…それまでは大変だったなぁ…

 

[け、けどちゃんとあの外道腹黒セクラハ"自称"天才(笑)だけに狙いを定めたよ‼]

 

「むしろそれで観客にまで当ててたら数日間喋れないようにロックしてる所だぞ?」

 

[えぇー‼そ、それはいやだよ~‼(。>д<)]

 

「と言うか…あの愚弟に対する呼び方が長すぎるだろ…もっと短く出来ないのか?」

 

[え?じゃあ…スケベ外道?]

 

「もはや誰だよ…いや、もう面倒だから織斑弟にしよう…(汗)」

 

[うーん…そうだね、長いしそれでいいかな?]

 

とりあえずコイツが何れだけアイツを嫌ってるのかよくわかるな…と言うか普通なら無駄に長い名前付ける奴なんていないだr…いや、寿限無みたいな架空の人物だかとから問題ないな

 

[あ、そうだ…ねぇ、一夏]

 

「あ?なんだ?」

 

[今日の戦闘…どうだった?]

 

「あ~…オルコットは磨けばまだ輝くとは思うが…愚弟は駄目だな、なんにもない…むしろ無さすぎて《白式》が可愛想に見えてきた」

 

[うんうん、私もそれは思った、"泣いてたし"]

 

「そうかそうか…うん?"泣いてた"?」

 

さっきの話題のくだりから考えてスクナの言う"泣いていた"ってのは比喩でも擬人法でもなく…"《白式》自身が泣いていた"って事だろう…

 

「ISって心あるんだな…」

 

[誰も気づかないだけで"造られた者達"にもちゃんと心はあるんだよ?]

 

「そうだな…だが、お前は例外だがな?」

 

[うっ…はい、そうですね…( ̄▽ ̄;)]

 

コイツと話をするのも良いが少し飲み物何か買いに行くか…そう思ってスクナを腰にさして、部屋から出た…のだが…

 

「む?逆月か、こんな時間にどうした?」

 

そこには元姉がいた…

と言うかまだ就寝時間まで時間もあるから問題ないか

 

「いえ、少し小腹が空いたので何か買いに行こうかと」

 

「そうか…すまんが何か奢る代わりに少し愚痴に付き合ってはくれないか?」

 

…まさかの誘いである…

まぁ、別に断る理由も無いし少し知りたいこともあるからいいか

 

「えぇ、構いませんよ?」

 

「そうか、では行くぞ」

 

~元姉弟移動中~

 

「さて、話始めるが…あぁ、無論食べながらでも問題ない」

 

「あ、はい」

 

そう答えて私は元姉に買ってもらったハンバーガーを食べながら寮の屋上で話し合っていた。

 

「さて…まず一つ確認なのだが…お前は私の弟"だった"一夏でいいのか?」

 

「……」

 

やはりきたか…まぁ、別に答えても問題ないな…

今更戻る気も無いしな…

 

「えぇ、そうですが…それが何か?」

 

「そうか、それともう一つ…もう織斑を名乗る気はないか?」

 

「えぇ、ありませんよ」

 

「そうか…」

 

「…まさか愚痴ってこれだけですか?」

 

「まさか?これはただ気になっていた事さ…お前を失って初めて考え方を改めさせられたよ…まぁ、それでもそう簡単に変えれるほど私は器用ではない…だが、お前自身の言葉を聞いて決別…とは違うが、一応これでやっと心に折り合いを付けられる…」

 

あまり元姉の顔を見ていなかったが、この時偶々見たあの顔は…今までに見たことない悲しい表情だった…が、何処かスッキリした表情でもあった

 

「…あの頭の硬い姉君とは思えない考え方だな…まるで人が変わったかのようだ」

 

「フッ…お前が変わった様に私も変わってるんだよ…人や社会は常に変わっているのだからな…」

 

…やはりやりにくい…予想していた反応と違って対応に困る…

 

「…それより愚痴は早めに言ってくださいね?そろそろシャワー浴びたいので」

 

「っと、そうだったな…まぁ、本題の愚痴と言うのは春十の事だが…アイツと闘ってどうだ?」

 

「弱い」

 

「だろうな…」

 

「「ハァ…」」と同時に溜め息が出るほどに弱すぎる愚弟…正直弱すぎる…あの元姉と息ぴったりになるくらいな

 

「アレの闘いには昔の剣道の動きもキレも感じなかっただろう?」

 

「あぁ…けど、まぁ…どうせサボってたとか辞めたとかでその後ろくにやらなかったんだろうな…」

 

「正解だ…ハァ…これは鍛えてもあまり効果はなさそうだな…本人が望まない限り意味もないしな…」

 

ほんとにお手上げといった感じに見える元姉に同情した…無論、元から恨む理由も無いから普通に同情するがな?

 

「まぁ、とりあえず《零落白夜》の使い方くらい教えてやればまだマシになるんじゃないか?」

 

「…それもそうだな、せめて少しはマシに出来るように努力してみるか…さて、そろそろ部屋に戻らねばな、すまんが"一夏"また愚痴を聞いてほしい時はいいか?」

 

「あぁ、その代わりまたなんか奢ってくれよ?"千冬姉"」

 

「フッ…それは考えておいてやる、じゃあ先に中に入っているからなるべく早めに部屋にもどれよ"逆月"」

 

「あぁ、それじゃあお休みなさい"織斑先生"?」

 

「「…フッ…」」と同時に小さく笑い私はもう少し屋上に残り、元姉…織斑先生は寮内へと戻って行った…

 

「ほんと…変わったよ…"千冬姉"…」

 

[一夏…]

 

スクナが話しかけてきたが…久々に涙を流している私はとてもじゃないが…返答できなかった…

その後、しばらくは涙を静かに流した後、自室へと戻り顔を洗って眠りについた…

 

 

 


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