インフィニット・ストラトス~骸の神装機竜~   作:ヴラド·スカーレット

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やっはロンドン‼連続投稿ヴラドです‼
今回も戦闘シーンありませんがどうぞゆっくりしていってね♪(*´∀`)


第一章~蒼き雫と虚幻の妖仏~
異例な二人


IS学園

その名の通り"IS"について学ぶ唯一の学園、通常の学業に加えISの操縦も学ぶ為、偏差値はとても高く、更にISに対しての適性も無ければならない。

そんな超難関な学園は無論女子だらけの一部の男性にとっては楽園だろう…だが考えてほしい、そんなところに一人で居てみろ…気が狂いそうだ

 

(まぁ、私はとっくに狂ってるけど…)

 

さて、そろそろ本題に行こう、何が言いたいかというと…

 

(あの"愚弟"と私以外異性とか…これは新手の拷問か!?目線もとい視線とはここまで強力な兵器なのか!?)

 

現在ホームルーム前、多分パイプを吸っているから更に注目を集めているのだろう、お世辞にも私がイケメンとか有り得んだろうし(いや、充分イケメンです by作者)

 

(って、無駄に考えていたらチャイムが鳴ったな…)

 

そう思っていたら先生らしき人が入って来たが…明らかに服装が合っていないように思えた…

 

(いや、あまり失礼かも知れないが胸囲に合わせたのか?)

 

等と考えていたら先生が自己紹介を始めた。

 

 

「入学おめでとうございます。私は副担任の山田真耶です」

 

 黒板の前で緑髪の童顔の女性教師が、自身が受け持つ私達1年1組の生徒達に向けて自己紹介する。

 改めて容姿を言うと…身長は低めで、生徒のそれと殆ど変わらない。加えて着ている服と掛けている黒縁眼鏡がやや大きめである為、一層と身体の小ささを助長しているように見える。(あと巨乳である by作者)

 

「皆さん、これから1年間頑張りましょうね」

「「「……………………」」」

 

とても笑顔で自己紹介する先生に対してクラスの女子生徒たちは無言であった…先生が「あのぉ…えっとぉ…」とオロオロしはじめていた…

 

(多分私達男子生徒に集中している為に無言なのだろう…)

 

そう思ったら申し訳なったので助け船を出すことにした。

 

「あの山田先生」

 

「ビクッ)は、はい‼」

 

「いや、そんな驚かないでもいいと思いますが…まぁ、いいか…それより早く生徒の自己紹介をやった方が良いんじゃないですか?」

 

すると山田先生が「あっ…」ってポカンとした表情で呟いていた…それでいいのか先生ェ…(汗)

 

「そ、そうでした‼逆月君ありがとうございます‼で、では"あ"行のかたから順番に自己紹介御願いします‼」

 

「「「………………」」」

 

「うぅ…」

 

本気でこの人先生で大丈夫なのか心配になってきた…

その後、愚弟の自己紹介の時に元姉が現れて愚弟を名簿板で叩いていた…名簿板ってあんな音なるもの?そして元姉の登場で黄色い声が発生していた…やはり女は怖い…因みに元姉はその声を鬱陶しがっていた。

そんなこんなしていたら私の番が回ってきた…簡単でいいか…。

 

「あ~…私の名は逆月 一夏だ、好きなものは"努力に励む者"と"誰かを守ろうとする者"、嫌いなものは"努力を馬鹿にする者"と"努力を全て才能とかで片付ける者"だ。

あとパイプはしっかり理由があって学園側からも許可が降りてるからあまり詮索しないように一年間宜しくたのむ。」

 

自己紹介が終わった後とても静かになったがどうしたのだ?あ、因みにあの姉弟は驚いた顔をしていたが…まぁ、どうでもいい…

そう思っていたら…

 

「「「キャァァアアア‼」」」

 

急に女子生徒達が黄色い声を出し始めた‼

 

「織斑君と違ってクールでカッコイイ‼」

 

「あぁ…生まれてきてよかったぁぁあ‼」

 

「しかもパイプが更にクール度を引き立たせているからなお良し‼」

 

「イケメン‼抱いて‼」

 

…まさかの好評か!?物凄く予想外だ…ただし最後の奴は大人しくしろ‼私は恋愛に発展し結婚前提の者以外抱く気はない‼(あらやだ純粋 by作者)…この回だけでかなり作者出てないか?(メタイ

 

そして全員の自己紹介も終わり、授業へと入ったが…いかんせん束さん…

 

(いや、別に束でいいか…IS関連の知識は教えられているから知ってる事ばかり教えられると暇なものだ…)

 

そう考えてる間にも授業は進むが平行思考で授業の事をしっかりノートに纏めている、知識があっても授業はしっかり受けるのは当たり前だしな(あ、これは私の持論です♪by作者)

 

そして授業も終わって休み時間に入ったので…話しかけられると面倒なので即行でトイレに向かった。

その後、帰ってきたら愚弟と誰かと言い争いしていた…

 

(まぁ、関係無いから、どうでもいいか…)

 

そう思いながら席に着き、チャイムが鳴るのを待って…いや、すぐにチャイムが鳴り先生が入って来たがどうやら次の授業は元姉のようだ。

 

「さて、授業を始めるまえに再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めなければな」

 

 思い出したように元姉は言う。単語だけで大体何をするのか想像がついた。

 面倒事である事は間違いないと判断し、成り行きに身を任せる事にする。

 

「クラス代表とはそのままの意味だ。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会に出席など……まぁ、クラス長のようなものだ。

ちなみにクラス対抗戦は、入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。一度決まれば一年間の変更はない。慎重に選べよ」

 

まぁ、推薦された者は辞退は出来ないからな?って付け加えて少し黙ってるが…人権は何処へ行ったのだ…(汗)

すると周りの女子生徒達が手を挙げ始めた。

 

「はーい‼織斑君がいいと思いまーす‼」

 

「いや、ここは強者の風格を持つ逆月君でしょ‼」

 

「千冬さまのクラスだから織斑君がいいと思う‼」

 

ギャアギャア‼ガヤガヤ‼

本人達の意見を無視しながら騒ぎ始める中、一人の生徒が立ち上がった。

 

「納得がいきませんわ!!」

 

 両手で机を叩き、怒鳴り声を上げたのは先程愚弟と言い争ってた奴だ、名前は確か…セシリア・オルコットだったか?まぁ、そいつが顔を憤怒で赤く染めながら、推薦された私と愚弟に喰いかかりそうな勢いである。

 

「男子がクラス代表なんていい恥晒しですわ!! この私にそんな屈辱を1年間味わえとでもおっしゃるのですか!? 私はそんな事の為に日本に来た訳ではありません!」

 

 ISの発表により世界は女尊男卑の風潮に染まった。彼女のように男性に対して差別的な女性は優に5割を超える事だろう。

 此方の世界で生きていた頃の忌むべき記憶が蘇るが…とても下らない物なので思い出す必要もないな、うん。

 

「実力的に言えば、私がクラス代表になるのは必然。それを、ただ物珍しいからという理由で……良いですこと? クラス代表は入試首席の私がなるべきなのです!」

 

 絶対に負けられない戦場に弱者を送り出すよりも強者を出場させるのは当然の事。この時点ではセシリアの言う事は尤もだ。

 だが、彼女の言葉は次第に過激さを増していった。

 

「大体、こんな極東の島国で……文化として後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、私にとっては耐えがたい苦痛で―――」

「イギリスだって大した国じゃないだろ。世界一不味い料理で何年覇者だよ」

 

すると愚弟が割り込んで来たが…どうでもいいがそれは料理の話でお菓子や紅茶とかはかなり良いものだぞ?

無論オルコットは見ての通り高飛車だろうからさっきの挑発に乗るだろうな…

 

「貴方、私の祖国を馬鹿にしてますの‼」

 

「先に馬鹿にしたのは君のほうだろ?」

 

ほーら下らない言い争いが始まった、知らん振りをしていたら愚弟が此方に話し掛けてきた。

 

「君は祖国を馬鹿にされてるのに何も言わないのか?」

 

「祖国?フフッ…昔、私を亡きものとしていた国がどうしたんだ?」

 

そう言うとクラス中が静かになった…ついでに機攻殻剣を鞘に仕舞った状態で手に持った。

 

「あとアンタら自身の事で互いに言い争いするのは構わんが…国の事で言い争いするな、そう言うのが戦争に発展する火種になるんだよ…わかったか?」

 

殺気を出しながら笑顔でゆっくりと丁寧に話すと全員声を出さずに顔真っ青にしながら首を縦に振っていた…あの愚弟ですら顔が真っ青だった…まぁ、一番強く殺気を当てているのだから当たり前か…

 

(更にその上"コイツ"を少し開匣してるからそれも相まってか…)

 

とりあえず言いたいことは言ったから殺気を消し機攻殻剣を腰に仕舞い席に座った。

 

「こ、ここここのままじゃな、納得できませんのででけ、決闘ですわ‼(な、なんなのですの!?あの方は本当に人間ですの!?)」

 

するとオルコットがそんなことを言い出した…確かに否定する気はないがせめて堂々としろよ…(汗)

 

「ふ、ふん‼い、いいい良いだろう‼相手になってやる‼(さ、さっきのはきっと何かの間違えだ‼こ、この僕があの屑と同じ名前の奴に恐れを抱くなんてありえない‼)」

 

愚弟もやる気のようだが…これは弱そうだな…

 

「ハァ…面倒だな…」

 

「あ、あら?まさか逃げるのですか?(そうしてくださると面倒な者を相手にしなくてよくなりますので…)」

 

「そ、そうだね?に、逃げるのかい?(い、いやなんでこんなに僕が怯えてるんだ!?)」

 

「いや、そんなに声が震えてるのに挑発しても意味がないだろ…まぁ、別にいいが…トラウマになっても知らんぞ?」

 

「「…へ?」」

 

「さて…やっと話が纏まったか…では決闘は来週の月曜日、放課後に第三アリーナだ、では授業に入るぞまずはーー」

 

さて…どうやってトラウマにせずに倒すか…だいぶ難しいな…

 

<キング…クリムゾン‼‼>

 

「なんか時間をスッ飛ばされた気がするが気のせいだろう…」

 

とりあえずもう夕暮れなので帰宅準備をしてクラスを出ていこうとしていこうとしたら…

 

「織斑、逆月」

 

元姉に声をかけられた。

 

「何?千冬姉さーー(バシーン‼」

 

「ここでは織斑先生だ、馬鹿者」

 

…この愚弟は学習能力が無いのか?さっきも叩かれていたのに…と言うかよく気絶しないな…いや、加減してるのか?

 

「それでどうかされたのですか織斑先生」

 

「うむ、お前達のISだが、予備機が無い為、政府から専用機を手配することになったのだ」

 

「そうですか…では織斑の分だけで問題ないですね」

 

「…何?」

 

「おい、お前、姉さんの好意を無駄にする気がするか?」

 

そしてまた叩かれてる…この愚弟は本当に天才だったのか?とても神童と呼ばれるようなヤツには見えない…

 

「この馬鹿者が…さて、逆月、理由を聞こう」

 

「では率直に言います、もう既に専用機を持ってるからです」

 

「専用機…とするとその剣か?」

 

「はい、と言うかそうじゃ無ければ認められませんよ?」

 

「…それもそうだな…では織斑の分だけを手配してもらうとしよう」

 

話が終わり、帰ろうとしたら…

 

「織斑君‼逆月君‼」

 

後ろから山田先生が走ってきた…いや、走ると胸に目が行ってしまうのでやめてほしい…(汗)

 

「山田先生、どうかしましたか?」

 

「かなり急なのですが御二人は今日から寮暮らしです。はい、これが鍵です」

 

「…確か最初は家からではありませんでしたか?随分と急ですね…」

 

「まぁ、無理もない…お前達は珍しい男性IS操縦者なのだからな」

 

「…そうですね、このまま帰ってたら見世物(パンダ)から実験台(モルモット)になっていましたね」

 

そう言った後に鍵のタグを見ると1070と書かれており、愚弟は1025と書かれていて安心した。

 

(もし別の愚者とかと同じ部屋は勘弁だな…)

 

そう心のなかで言いながら部屋へ向かった…

ちなみに部屋はどうやら一人部屋であった。

 


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