インフィニット・ストラトス~骸の神装機竜~ 作:ヴラド·スカーレット
課題に終われているヴラドです。
今回と次回でとりあえずこのお話を締めようかと思っております。
理由としては後書きで書くとして…
それではゆっくりしていってね♪
鈴side
「逆月一夏、神装機竜【バンダースナッチ】…目標の殲滅を開始する」
彼はそう言うと目の前の化け物を手に持つ銃で頭を撃ち抜き、刃先を展開し構えた。
化け物達も突如現れた一夏の方を見据えて一斉に襲いかかってきた。
「数は…108って所か」
そう呟いた後に背部ブースターを噴かせて化け物の大群へと突っ込んで行った。
「んな!?バカ、あんな数一人で相手無理よ!!私も加戦するから待ってなさ…え?」
助けに入ろうとした鈴だったが…目の前の光景に目を奪われた。
あの巨体では考えられない回避や素早さで敵を翻弄しながら右腕の銃剣によって確実に潰していた。
それに気をとられ、あの馬鹿が突撃しにいった事に気づくのが遅れた。
一夏side
「(数が多いだけで殆ど下級アビスか…)」
襲い掛かってくるアビス達に接近し銃剣《
「この程度なら問題ないが…面倒だ、剛撃・竜扇」
すると右腕を左側へとまるで溜めるように構え、思いっきり振り払い近くにいたアビス達を一掃した。
たった一撃で十数体のアビスが無惨な死骸へと変えた。
一夏によって滅せられたアビスは次々に大地へと墜ちていく、その様子はまるで朽ちて落ちる椿のようであった。
「(さばくのは簡単だな…)鈴、そっちは離脱した…」
アビス達の対処に慣れて鈴に対して通信しようとした時…何かが目の前を通りすぎた。
何かと思い目で追うと…そこに居たのはあの馬鹿だ。
それに続くように鈴もやって来た。
「ごめん一夏、止めるの忘れてたわ」
「いや、別にいいが…流石に邪魔だな」
あの馬鹿は雪片弐型を実体剣にしてアビス達を切り裂こうとしていたが当たったとしてもがむしゃらに振っているせいで斬るどころか弾かれて体勢を崩したりしているがアビスからの攻撃は紙一重で何とか回避してる様だ。
しかし居ても邪魔なのでヤツの後ろに近づいて安全な場所へと投げ飛ばした。
「鈴、お前もあの馬鹿みたいに投げ飛ばされたくなかったらあの馬鹿連れて下がってくれ」
「え?…うん、わかったわ」
投げられた馬鹿の方を見た鈴は地面と思いっきりキスしている馬鹿を見て、返事をした後にすぐに下がった。
「…さて、下がってくれたから残っているアビスを一気に狩り尽くすか…神装起動」
鈴が下がったのを見て再びアビスへと目を向け、一言発した。
すると機体より背部の首元辺りに何らかのコードが接続され、機械音声が流れ始めた。
《生体リンク10…30…60…99…100% 接続完了、神装<
バンダースナッチと生体リンクを繋いだことで機体から流れてくる大量のデータによって気が狂いそうになるがそれも少しして治まった。
「クッ…やはりこの感覚は馴れないな…《
すると背部に着いていた大型ブースター《
「さて…いくぞ!!」
両腕を後ろに下げ、ブースターを展開してアビスへと一瞬で近づき、右腕のみ強制超過させてアビスを砕く必殺の拳。
「砕け散れ、剛撃・極砕!!」
更にアビス達が固まっている所へと襲放剣をブレードモードからガンモードへと戻して襲放剣のみを強制超過させ、放つは破裂する閃光。
「弾けろ、剛撃・桜花!!」
放たれた弾丸は高速で放たれ、アビス達のいた場所でまるで花火の様に爆発して燃やし尽くした。
「ウラァァア!!!」
その後も巨腕と武器によって一方的に狩り尽くし、アビス達の頭を潰し、四肢を引き裂き、肉体を焼き払った。
そして鈴やセシリアと言った専用機持ちが戻ってきた時には…見るも無惨な数多のアビスの死骸と中央に返り血を浴びまくって紅く染まっている一夏が一人立っていたのである。
さて、では早速前書きで書いたことの説明をしますね?
締める理由は…この小説を連載する事にしました。
連載と言っても結局IS二期までは行かずにOVAまでにしようかと思っております。
現在は一夏の設定と一部のキャラの設定を変えております。
それでは次回までゆっくりしていってね♪