インフィニット・ストラトス~骸の神装機竜~   作:ヴラド·スカーレット

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どうも皆様やっはロンドン‼ヴラドです♪(*´∀`)

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さて、では久々の投稿…ゆっくりしていってね?


箱庭の天災と白き英雄の御伽話

私は今日、授業を休み束のラボへ来ている、理由としては…

 

「うん…身体に異常は無いね、後は他に違和感を感じているところは無いかな?」

 

昨日あと一箱になっていたから鎮静剤の補充とついでに身体検査に来た。

そして目の前で私のカルテを視ながら聞いてきた不思議の国のアリスの様な服に機械のうさみみをした美人こそISの生みの親 篠ノ之束である。

 

「いや、特に違和感は無いが…やはり"前世の記憶"がある分、やはりいまだ変な気分だな…」

 

「あ~…うん、それは仕方無いよいっくん、だって普通の人じゃそんな風に前世の記憶をその年で持ってる人って、そうそういないんだもん」

 

「…それもそうだな…普通は、か…フッ、なんか悲しいものだな…」

 

束や織斑姉のように人類全般の常識から外れている私はやはり普通じゃないんだな…いや?この世界全てを見ても私は外れた存在なんだな…

 

「いっくん…」

 

[大丈夫だよ、一夏は人間だよ…一応]

 

「大丈夫だよ、束…あとスクナ、私はそこまで化け物染みてないからな?」

 

[え~?生身でIS倒そうと思えば倒せる人が何言ってるの?]

 

「黙れ怨霊」

 

[ちょっ!?それは酷いよ!?Σ( ̄ロ ̄lll)]

 

「…フフフ♪」

 

私はスクナと言い争いを始めると、束はそれを見ながら笑っていた。

 

「あ、それといっくん」

 

「うん?どうした?」

 

「最近不可解な空間の歪みを観測したから気を付けてね?もしかしたらだけど…」

 

「…大体言いたいことはわかってる、了解した…まぁ、もし"奴等"がきても"あれ"を使ってでも滅する」

 

「…うん、わかった」

 

その後、私は彼女から鎮静剤の予備を大量に貰いIS学園へと帰還した…帰還した時には既に放課後だった。

 

「…"前世の記憶"、か…」

 

私は自身の部屋に戻ってきてからそんなことを考えていた。

今まで気にして来なかったが最近よく夢を見るようになった…

とある王国の数多の装甲機竜をたった一体の紅き龍が二対の剣を持って戦場を駆け巡った…紅き龍はたった一人の少女を護るために全てを敵に回して戦っていた…それが前世の自分とかどんな因果なのだろうな…

あの紅き龍は今も私の機攻殻剣の中で眠っているのだろうか?そして今の私でも使うことが出来るのか?

…いや…使うとかじゃないな…あれは私自身だ…まぁ、今はそんなことどうでもいいか…

 

「たとえ前世の記憶があろうがなかろうが…私が人では無かろうが、私は私、逆月一夏だ…」

 

そう結論付けて眠りについた…その日見たのは雲の上間から注ぐ光によって神々しく照らされた紅き龍が自らに剣を突き立てその身を貫き、自らこの世を去った夢…そしてその身に突き立てた剣は私の持つ機攻殻剣であった。

 


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