東方紫藍談  ~紫と藍の幻想談~   作:カテサミン

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 この章は『流行りの言葉シリーズ』というもので幻想郷で流行っている言葉を紫が勝手にラインナップして選び、言葉の意味と使い方を学んでみよう! といった物になります。

 言葉を使う本人も登場します、今回は紅霧異変で活躍した皆様です。


 それでは始まります♪




【流行りの幻想郷シリーズ】
《紅霧異変 壱の談》


 

 

 

 マヨヒガにて

 

 

 

 

八雲紫「ねぇ藍」

 

 

八雲藍「なんですか? 紫様」

 

 

紫「私ってさ、幻想郷の管理人さんじゃない?」

 

 

藍「そうですね…そんな感じなんですかね」

 

 

紫「そんな感じじゃなくてそうなのよ」

 

 

藍「そうなんですか?」

 

 

紫「そうなのよ」

 

 

藍「そうなんですか…」

 

 

紫「…」

 

 

藍「…」

 

 

紫「はぁ、あなたってほんとバカ」

 

 

藍「は!?」

 

 

紫「もう…何て言うか呆れて物も言えないわね、あなたってほんとに私の式なの?」

 

 

藍「また始まった!! なんなんですか突然に! こっちは貴方がサボって私に押し付けた仕事を今終わらせてやっと…! やっと一息いれたところなんですよ!?」

 

 

紫「ゆかりん仕事嫌い!」

 

 

藍「上司の言うセリフじゃないですね!? 本当に何なんですか!?」

 

 

紫「だから振ってやったでしょ!? そうなのよ、そうなのよ、って」

 

 

藍「分からないですよ!? どうせあれですよね!? スキマの隙間で隙を作ってやったとか訳の分からない振りか何かでしょう!?」

 

 

紫「んな訳の分からないこと私がやってるわけないでしょ!? 察せよ!」

 

 

藍「察せるかぁ!!」

 

 

紫「はぁはぁ…」

 

 

藍「はぁ…はぁ…」

 

 

紫「…疲れた」

 

 

藍「なにもしてないじゃないですか…十七歳なんでしょう? 頑張りましょうよ」

 

 

紫「ゆかりん今日は三十七歳…」

 

 

藍「十七歳の時から思ってましたけど若すぎません?」

 

 

紫「…ねぇ藍、本当に分かんないの?」

 

 

藍「えぇまったく、一から説明していただけると助かります」

 

 

紫「ふう、やれやれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【少女、説明中】

 

 

 

 

藍「は…? 幻想郷の管理人としての勤め?」

 

 

紫「そ♪ 私は幻想郷の管理人、全てを受け入れるこの地を管理するのがこの私、管理の為には幻想郷の流行りには敏感でなければならないの」

 

 

藍「…」

 

 

紫「分かる? 今幻想郷でトレンドの、流行りの言葉を身につけ、調査して、スーパーフェクトゆかりんになることでもっと幻想郷の事を管理出来るのかもと思ってね、それにここの住人の事よく知る良い機会だと思わない?」

 

 

藍「サボっていた理由はこれですか…」

 

 

紫「サボってないじゃない、私のお仕事は幻想郷がより良い場所になるように管理することなのよ?」

 

 

藍「さっきご自分で仕事嫌いって言ってたじゃないですか」

 

 

紫「あ~あ~ゆかりん難聴~♪」

 

 

藍「……スキマのおばあちゃん」ボソッ

 

 

紫「なんですって!?」

 

 

藍「聞こえてるじゃないですか!!」

 

 

紫「ふん! というか藍、これは貴方も知っておくべきことなのよ? 管理人の式としての職務を全うしなさい!」ビシッ!

 

 

藍「…」

 

 

藍(あなたは大妖怪、八雲紫としての職務を…いえ、もう慣れました、えぇ慣れましたとも)

 

 

藍「それで…そのスーパーパーフェクトゆかりんになるための調査ですか? 具体的には何をなさるのですか?」

 

 

紫「スーパーフェクトゆかりん」

 

 

藍「は?」

 

 

紫「スーパーフェクトゆかりん」

 

 

藍「…」ジトッ

 

 

紫「パが一個多い!!」クワッ

 

 

藍「めんどくさいなぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍「調査はしてたんですよね? 経過は何処まで?」

 

 

紫「ん~とねぇ…ほら、こういうのって沢山聞いた方がいいでしょ? 人、妖怪、妖精、神…様々な者が現れる人里で調査をしたの、もちろん私だとばれない様に変化をしてね」

 

 

紫「ほんと私の知らないところでかなり住人が増えたのね、最初調査しててあまりの数に驚いたわ…だから霊夢達が解決してきた異変一つ一つに的を絞って調査をすることにしたの、まずは…紅霧異変ね」

 

 

藍「今となっては懐かしいですね、あの異変から全てが始まった様な気がします」

 

 

紫「昔から吸血鬼達は大暴れしてたけどね…さて! 今回の流行りの言葉、人里で聞いてきた物の中から私が選び抜いたラインナップはこれよ!」バサッ!

 

 

 

 

 

『あー?』

 

『そーなのかー』

 

『あたいったら最強ね」

 

『むっっきゅしょい!』

 

『う~☆』

 

『か~ごめ♪ か~ごめ♪』

 

 

 

 

 

藍「なんか聞いたことのあるのがちらほらあるような無いような…」

 

 

紫「普段から幻想郷で生活してたら聞く機会はあるでしょうね、さ! 次は身に付けるための実践よ」ギュオン

 

 

藍「…? えっ、紫様!? 実践ってまさかここに呼ぶ気ですか!?」

 

 

紫「当たり前じゃない、どんな用途で使ってるのか、どんな時に使ってるのか調査しないと意味ないじゃない」

 

 

藍「…スキマで無理矢理ですか?」

 

 

紫「ちょっと協力してもらうだけよ? それに協力してくれたらお土産もあげるから大丈夫よ、それにほら! スキマで呼んだ子はこのフカフカクッションの上に落とすから! ゆかりんやっさし~!」バフバフ

 

 

藍(大丈夫かな…あ)

 

 

藍「紫様」

 

 

紫「?」

 

 

藍「最初の『あー?』なんですけど霊夢か魔理沙ですよね?」

 

 

紫「あら、良く分かったわね」

 

 

藍「魔理沙はともかく年柄年中貴方に振り回されてる霊夢…いきなり呼びだして大丈夫ですか?」

 

 

紫「…」

 

 

藍「…」

 

 

紫「だっ、だだだ大丈夫よ! 問題ないわ! だって霊夢はこのゆかりんの事大好きなんだからぁ!」ダラダラ

 

 

藍「冷や汗がすごいですよ!?」

 

 

紫「大丈夫だって! さぁ! スキマを繋げるわよ!」

 

 

 ギュオン ヒュー ポスッ ポスッ

 

 

霧雨魔理沙「うおっ!?」

博麗霊夢「わっ!?」

 

 

紫「はぁい♪ 霊夢、魔理沙♪ 最近ぶりね♪」

 

 

魔理沙「ぬぁっババア!? と藍か、なんだいきなり…お? 霊夢、お前も居たのか」

 

 

霊夢「…」

 

 

紫「いきなりババアはないでしょ魔理沙!」

 

 

魔理沙「いきなりスキマに落としてくれやがっただろうがよ!」

 

 

藍「霊夢、魔理沙、すまないないきなり」

 

 

魔理沙「おう藍、またお前ら変なことやってるんのか? 説明してくれよ」

 

 

藍「かくかくしかじか…でな」

 

 

魔理沙「へぇ流行りねぇ…ってか私達最近はそれ言っ」

 

 

霊夢「…」イライラ

 

 

魔理沙「ん、霊夢どうした?」

 

 

紫「霊夢~♪ そんな訳だからこのゆかりんに協力して? ね♪」

 

 

 ゴゴゴ

 

 

藍「! 紫様!」

 

 

霊夢「夢想封い」

 

 

 ガシッ

 

 

霊夢「! 離しなさい藍! って魔理沙ぁ! あんたまでなにしてんのよ!」

 

 

藍「すまん霊夢悪かった! 悪かったから夢想封印はやめてくれ!」

 

 

紫「霊夢、どうしてそんなに怒るの? 私霊夢に悪いことした?」

 

 

霊夢「あぁん!?」クワッ

 

 

紫「ひぃ!」

 

 

魔理沙「まぁまぁ霊夢、いきなり呼び出されたのはムカついたけど答えてやれば謝礼付きで帰されんだぜ? もらってさっさと帰ればいいじゃないか♪」

 

 

霊夢「はぁ、あんたは相変わらず現金ね…まだ納得してないけど…まぁ良いわ 」

 

 

紫「ありがと霊夢♪」

 

 

魔理沙「んで『あー?』だっけか?」

 

 

紫「そ♪ 教えてくれる?」

 

 

魔理沙「…いや、教えるもなにもな」

 

 

霊夢「私達そんなにあー? って言ってないと思うけど?」

 

 

紫、藍「え?」

 

 

 

 紫と藍は目をパチクリさせた

 

 

魔理沙「普段生活しててあー? は普通に言う言葉だろ? 口癖になるほど言ってるって自覚はないな」

 

 

霊夢「確かに、私達そんなに言ってたかしら」

 

 

魔理沙「私の方が回数多そうだな、お前は最近『ああん?』 じゃないか?」

 

 

霊夢「私ってそんなにガラ悪いかしら…」

 

 

魔理沙「たまにな、ま気にする程でもないだろ」

 

 

霊夢「べ、別に気にしてないわよ!」

 

 

魔理沙「ははは♪ まあそういうわけだ紫、私達は最近使ってねぇよ」

 

 

霊夢「使いたかったら勝手に使えば? 流行りでもなんでもないと思うけど」

 

 

紫「…」

 

 

藍「…」

 

 

魔理沙「? ババア?」

 

 

霊夢「固まるのが最近の流行りなの? 前も何かが原因で固まってたけど」

 

 

紫「あ、ありがと…霊夢、魔理沙…はい謝礼」スッ

 

 

魔理沙「お! 外の世界のお菓子か? キノコの形のチョコか!」

 

 

霊夢「ん? 紅白饅頭? またベタなものを」

 

 

魔理沙「要らないならくれよ」

 

 

霊夢「駄目、あげない」

 

 

紫「はい…お帰りは足元のスキマからどうぞ」ギュオン

 

 

魔理沙「おう、じゃあな霊夢、後で神社行くからお茶用意して待っててくれよな!」スッ

 

 

霊夢「あ、ちょ…ったく仕方ないわね、じゃあね紫、藍、あんまし遊びすぎるんじゃないわよ」スッ

 

 ギュオン

 

 

紫「…藍」

 

 

藍「はい…」

 

 

紫「どうしましょ…こんなんで流行りの調査なんて出来るのかしら」

 

 

藍「やるなら頑張りましょうよ、まぁその…『あー?』は流行でも何でもなかったですし、幸先悪く感じるかも知れませんけど」

 

 

紫「言わないでよぉ! シクシク…霊夢には夢想封印されそうになるし、魔理沙にはババア呼ばわりされるし… ゆかりんこれからどうなるの!?」

 

 

藍「珍しく弱気ですね」

 

 

紫「ま、負けないわ! ゆかりん負けない!」

 

 

藍「その調子ですよ、最後までお付き合いしますから」

 

 

紫「藍、ありがと…んじゃ次行きましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍「『そーなのかー』って聞いたことないですね」

 

 

紫「藍ったら遅れてるわねぇ~♪ 私これだけは知っていたわよ?」

 

 

藍(あ、もう復活してる)

 

 

紫「知ってたかと思って私が最初に貴方に振ったじゃない、そうなのよって『そーなのかー』で返してほしかったわ」

 

 

藍「…? えぇっ!? あんなわかりづらいのにですか!?」

 

 

紫「わか…!? い、いいもん! ゆかりんが元祖じゃないもん」プクー

 

 

藍「何で拗ねるんですか…」

 

 

紫「うっさい! さぁ呼ぶわよ!」ギュオン

 

 

 ヒュー ポスン

 

 

ルーミア「おー?」

 

 

紫「はぁいルーミア♪」

 

 

ルーミア「お? おー♪ 紫じゃないかー、久しぶりだなー♪」

 

 

藍(! ルーミアだったのか)

 

 

ルーミア「藍も久しぶりだなー 元気かー?」

 

 

藍「あぁ元気だよ、お前も相変わらずだな」

 

 

ルーミア「わはー♪」

 

 

紫「ルーミア、ちょっと頼みがあるんだけど」

 

 

ルーミア「なぁなぁ紫、前に話した私の頭のリボ」

 

 

紫「はーい♪ くんせい肉♪」スッ

 

 

ルーミア「! うまー♪」ムシャ

 

 

藍(餌付けされている…)

 

 

紫「ルーミア、かくかくしかじかなんだけど」

 

 

ルーミア「おー、そーなのかー」

 

 

紫「そーなのよー」

 

 

紫、ルーミア「わはー♪」

 

 

藍(…うん? あれ?)

 

 

ルーミア「んー♪ 私は使いたい時に使ってるなー♪」

 

 

紫「そーなのかー?」

 

 

ルーミア「そーなのだー♪」

 

 

紫、ルーミア「わはー♪」

 

 

藍「何で早速使いこなしてるんですか!?」

 

 

紫「藍これ使いやすいわ! そーなのかなー? って思った時にさっと使えるし、何より可愛いじゃない! 両手をこうブーンって!」

 

 

藍「……そうですね」

 

 

藍(他の大人の前ではやらないでほしいと思ったけどこの願いは届かないんだろうなぁ…)

 

 

ルーミア「紫~♪ そんなことより私の頭のリボ」

 

 

紫「はーい♪ ほねつき肉♪」スッ

 

 

ルーミア「! うまー♪」ムシャ

 

 

藍「…紫様、この言葉は使い方から何まで全部知ってたんじゃないんですか?」

 

 

紫「知ってたけどやり方まではねぇ、でもほんとに気に入ったわこれ、幽々子にも教えてあげよあかしら♪」

 

 

藍(幽々子殿なら直ぐに飽きそうだから別に良いかな…)

 

 

紫「ふふふ♪ ありがとねルーミア、はい、お帰りは足下のスキマから」

 

 

ルーミア「ムグムグ…んー? もう帰っていいのかー?」

 

 

紫「えぇ」

 

 

ルーミア「んじゃ紫、最後にこの頭のリボ」

 

 

紫「はーいしもふり肉♪ お土産よ、じゃね♪」スッ

 

 

ルーミア「!! わはー♪ ありがとなー! バイバーイ♪」スッ

 

 ギュオン

 

紫「バイバイ♪ 良いわ、そーなのかー♪ うん良いわね」

 

 

藍「…紫様、『そーなのよー』と『わはー』なんなんですか?」

 

 

紫「あれはノリよ…ルーミアにあわせるためのノリ」

 

 

藍「あぁ、そうなんですか」

 

 

紫「くらぁ!!」クワッ

 

 

藍「!?」

 

 

紫「そこで、そーなのかーでしょうが!! 調査の意味!」

 

 

藍「この言葉めんどくさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍「『あたいったら最強ね』私は聞き覚えがありますね」

 

 

紫「そーなのかー?」ビシッ!

 

 

藍「……そんな期待された目で見られてもやりませんよ」

 

 

紫「ぶー」プクー

 

 

藍「紫様がこの言葉を知らないことに驚きですけど」

 

 

紫「小耳には挟んだ事あるけどねぇ」

 

 

藍「人里でこれがトレンド…? もう口癖のような気が」

 

 

紫「ま、とりあえず呼ぶわね♪ は~い、スキマオープン♪」ギュオン

 

 

 ヒュー ポスッ

 

 

チルノ「うごっ!?」

 

 

藍「顔面から落ちたな…」

 

 

紫「はぁいチルノ、橙と仲良くしてる?」

 

 

チルノ「ん? 橙は友達だぞ? ってうおおお!? ここはどこだ!? あたいは何処に来たんだ!? うわっ!? ババア!」

 

 

紫「ババアって言うなぁ! 二度目は切れて良いわよね!?」ニッコリ

 

 

藍「紫様落ち着いてください、きっと魔理沙が吹き込んだんですよ」

 

 

紫「…チルノ、実はかくかくしかじかなんだけどね? 協力してくれる?」

 

 

チルノ「は?」

 

 

紫、藍「へ?」

 

 

チルノ「何言ってんの? かくかくしかじかって何? 意味わかんない…あっ!? これが馬鹿って奴か?」

 

 

紫「ゆかりんイラッとした♪」ニッコリ

 

 

 ゴゴゴ!

 

 

チルノ「な、なんだよ! やんのか!?」

 

 

藍「紫様大人気ないですよ!? チルノ悪かったな、私が解りやすく説明するからな!?」

 

 

チルノ「う、うん」

 

 

 【九尾、説明中…】

 

 

 

チルノ「へー、そーなんだー」

 

 

藍「そうなんだ、チルノの口癖のようだと私は思うんだがよければ教えてくれ」

 

 

チルノ「んー…教える? 決まってる事なのに?」

 

 

藍「決まってる?」

 

 

チルノ「そうだよ、あたいは最強なんだからあたいったら最強ねって言うに決まってんじゃん」

 

 

藍「うん…いやだから」

 

 

チルノ「あたいは最強なんだから言うの、よしんばあたいが最強じゃなくてもあたいったら最強ねって言うと思うよ?」

 

 

藍(よしんばって言葉の意味を知ってるんだな…)

 

 

チルノ「何故ならあたいが最強だから!」ドン!

 

 

藍「…いや、意味がわからんのだが」

 

 

チルノ「意味なんか無いって! 最強なのはあた」

 

 

紫「私ったら最強ね」ユラァ

 

 

 ゴゴゴゴゴゴ

 

 

藍、チルノ「!?」

 

 

紫「ねぇチルノ…私ったら最強だと思わない?」ニッコリ

 

 

 ゴゴゴゴゴゴ!

 

 

チルノ「ひっ!?」ビクッ

 

 

紫「よしんば私が最強じゃなかったとしても、今日も明日も明後日も毎日ずーっと私は最強なのよ」ニタァ

 

 

 ゴゴゴゴゴゴ!

 

 

チルノ「ま、負けないぞ…あたいがさいきょ」ビクビク

 

 

紫「ねぇ…チルノ…」

 

 

 

紫「私ったら最強よね♪」ニッコリ

 

 

チルノ「う、うわー!!」タタタ

 

 

藍「あ、チルノ!」

 

 

チルノ「く、くそー! 覚えてろー!! ってうわあああぁぁぁ……」ヒュー

 

 

 ギュオン

 

 

紫「あらら、スキマに落っこちちゃった、チルノが元いた座標に落としておきますか」

 

 

藍「何やってんですか!?」

 

 

紫「おバカのがきんちょに美しいお姉さんがちょっとしたイタズラをしましたの♪ オホホホ♪」

 

 

藍「貴方の妖力全開の詰め寄りでちょっとした!? 本気だったじゃないですか! チルノと言えどトラウマ物ですよ!?」

 

 

紫「明日になったら忘れてるでしょ? ババアって言った仕返しよ♪」

 

 

藍「魔理沙にはしてないのに…」

 

 

紫「うっさい! ゆかりんイラッとしたんだもん! 良いでしょ、チルノのとこに駄菓子詰め合わせも送っておくから♪ ほらゆかりん優しいお姉さん♪」ギュオン

 

 

藍「まったくもう…」

 

 

紫「『私ったら最強ね』か、私なりにアレンジしちゃってるけど良いかも…そこら辺のやんちゃしてる妖怪には効くかもね、これも気に入ったわ♪」

 

 

藍「むやみやたらに使わないなら結構です…」

 

 

紫「これで半分か、続きはまた今度にしましょう、藍」

 

 

藍「はい…一応お疲れ様でした」

 

 

紫「一応は余計!」ビシッ!

 

 

 

 

 【ゆかりんメモ】

 

 

『あー?』誰しも日常で使ってる 無し…でもあの二人に使い続けてほしい言葉よね♪

 

『そーなのかー』お気に入り 今度幽々子にも教えてあげましょ♪

 

『あたいったら最強ね→私ったら最強ね』 まあまあ使えるわね、でも保留にしておいてって藍がうるさいから一応保留。

 

 

 

 

 続く!

 

 






 幻想郷の流行りの言葉を探して紫と藍が挑戦していく物語…なのかも


 ここまで読んでいただきありがとうございました! お疲れ様でした♪


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