東方紫藍談  ~紫と藍の幻想談~   作:カテサミン

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 美顔を計画しなくても紫は美顔な気がする…とかつっこんでいただけると嬉しがると思いますよ♪


 それでは始まります♪




《第4談》ゆかりん美顔計画

 

 

 【私、綺麗…?】

 

 

 

 

八雲紫「ぐへぇ…」グデーン

 

 

八雲藍「お疲れ様でした…ふぅ」

 

 

紫「あ~っ…くぅぅ…! はぁ、疲れた…」ノビー

 

 

藍「本当にお疲れ様でした、紫様」

 

 

紫「ほんとよ…あの閻魔、私を朝から昼まで働かせて…ほんとやんなっちゃうわ」

 

 

藍「朝に家を訪ねてきて紫様叩き起こされてましたよね」

 

 

紫「『これ以上小町の様に成り、部下に仕事を押し付け、怠けきるのならば貴方の死後、永遠なる地獄を与え続ける事になるでしょう』って言ったのよ!? この私に対してよ!? 挙げ句の果てに悔悟の棒で殴られたし! ゆかりん暴力反対!!」

 

 

藍「寝起きにはキツいですよね、というより何故殴られたんです?」

 

 

紫「分かんないわ…私が『私、死神、違う、ゆかりん、死なない、オーケー?』って言った後に急に殴られたの!」

 

 

藍(布団の中でスキマ越しにそんな片言で言ったら殴られますよ…一応あの方上司の立場にあるんですよ!?)

 

 

藍「でもその後の仕事振りは見事なものでしたよ? 私驚いたんですから、紫様が自室で見えない速さで二日分の書類の束を捌く姿を見て」

 

 

紫「今日は個人的にやりたい事があったからね、ま、私にかかればあれくらい楽勝よ♪」

 

 

藍(いつもそうしてくれると助かるんですけどね…いやもう慣れましたけど…)

 

 

紫「しかしあんにゃろう…あの仕事量はなんなんだってのよ…! 書類の束が富士山ヴォルケイノかってぐらい盛られてたし、あれは寝起きの妖怪のやる仕事じゃないっての…いつもの十二時間睡眠がぱぁよ…一妖怪の生活リズムを考えてから仕事回せっての! ねぇ藍」

 

 

藍「そうですね…」

 

 

紫「?」

 

 

藍(…最早何も言うまい)

 

 

藍「…お茶を淹れてきますね」スッ

 

 

紫「…藍」

 

 

藍「? はい?」

 

 

紫「…まぁその、何よ…いつもありがとうね、私の仕事してくれて…///」

 

 

藍「…!!」

 

 

紫「…! こ、これはあれよ!? 私があの書類共を片付けているときに藍もこんな感じなのかなぁって少し…! ほんのちょっぴり思っただけで別に深い意味とかないからね!」

 

 

藍「…/// す、直ぐに茶を淹れてきます…!」タタタ

 

 

紫「す、素直じゃないわね、誰に似たのかしら…」

 

 

紫「ま! そんなことより、スキマ~そい!」ギュオン

 

 

 ガサゴソ ガサゴソ

 

 

紫「う~んと…あ、あったあった!」ヒョイ

 

 

 ペラッ

 

 

紫「ふふふ、さてと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍(きょ、今日はいつもよりも高級な茶葉にしよう! うん、不意打ちをくらって舞い上がって高級な茶葉に手が延びてしまったのだうん、それだけのことだ)ブンブン

 

 

藍(しかし今日は尻尾の調子もいい日だな! 先程から荒ぶりが止まらないよ)ブンブン

 

 

藍(は、早く持っていって差し上げねば…)トテトテ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「…」ジィー

 

 

藍「ゆ、紫様、お茶をお持ちしました!」コトッ

 

 

紫「…」ジィー

 

 

藍「紫様…?」

 

 

紫「…」ジィー

 

 

藍(…? 本? こんなに熱心に何を読んで)

 

 

紫「これだ!」バン!

 

 

藍「うわビックリしたぁ!!」ビクッ!

 

 

紫「藍! これよ! これしかないわ!」

 

 

藍「えっ? はい!? なにが、なんなんですか!?」

 

 

紫「ここよ! ここ読んでみなさい!」スッ

 

 

藍「はっ!? …? あ、これ外来本じゃないですか、しかし随分とハイカラな…『nan nan』…?」

 

 

紫「違~う! 誰が表紙見ろって言ったのよ、ここよ! このページ!」

 

 

藍「はぁ、えっと…?」

 

 

 

 

『非モテ女子必見! 早口言葉で口角アップ! 貴女もなれる! キレイな美顔の作り方!! 貴女も小顔に!?』

 

 

 

 

 

藍「  」ポカーン

 

 

紫「藍! 私やるわ! キレイな美顔よ!? 綺麗なび・が・ん♪ いい響きだし今の私に必要な物! ふふふ、今日中に手にいれてやるわ!」

 

 

紫「というわけだから藍、あなたも手伝ってね? あ、お茶ありがと♪ いただくわね」スッ

 

 

藍「な…」

 

 

紫「ズズッ、! あら、すっごく美味しいわ! ねぇ藍、この茶葉前に阿求にもら」

 

 

藍「なんでこうなるんですかぁぁぁあああ!!!」

 

 

紫「!!?」ビクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「いい? 人、妖怪問わず顔には表情筋という筋肉があるらしいの」

 

 

藍「…」

 

 

紫「普段こうして喋るだけでも表情筋は動き、鍛え上げられるそうなの、でもただ喋るだけではダメ…何故ならそれだけでは何時もと同じ筋肉しか使っていないから、普段飛んでいるのと同じようにね」

 

 

藍「…紫様」

 

 

紫「つまり早い話が飛ぶ+弾幕ごっこを表情筋のトレーニングに置き換えればそれはそれは素晴らしい美顔に」

 

 

藍「紫様!」

 

 

紫「な、なに?」

 

 

藍「紫様がなさりたい事はわかりますよ」

 

 

紫「さすがね藍、ゆかりん感動」

 

 

藍「手伝いますし手伝わされます、なので手伝えとおっしゃったからには私にもそれなりの責任が来るので色々と確認ならぬツッコミをいれさせていただきます」

 

 

紫「はぁ?」

 

 

藍「今日個人的にやりたい事というのはこれだと」

 

 

紫「そうよ、本の中身はまだ見てなかったから正確にはこの本を読むが正解ね」

 

 

藍「その幻想郷に似つかわしくないおぞましき書物はどこから」

 

 

紫「無縁塚に落ちてたの」

 

 

藍「何故拾う」イライラ

 

 

紫「好奇心♪」

 

 

藍「何故そのページに興味が」

 

 

紫「好奇心&ゆかりん、やりたい」

 

 

藍「何故挑戦なさる」

 

 

紫「……黙秘♪」ニコッ

 

 

藍「何故っっ!!」

 

 

紫「!?」ビクッ

 

 

藍「一番重要なことでしょうがよぉ!? 何故そこだけ黙秘なさるのですか!!」

 

 

紫「別にいいじゃないの! 言いたくないのよ!」

 

 

藍「手伝わされるこっちの身にもなってくださいよ!! 目的がないなら意味がないじゃないですか!」

 

 

紫「藍、あなたいつからそんなつまらない狐になってしまったの? というよりやる意味はあるじゃないのよ」

 

 

藍「だからそこを聞いているんですよ! 美顔だか小顔だか分かりませんけど何故やるのかを!」

 

 

紫「あ~んもう五月蝿いわねぇ! 黙秘黙秘黙秘!」

 

 

藍「ぬぁぁぁああ!!」イライラ

 

 

藍(く、くそぉ…! さっきの感動は何処に消えた!? 紫様とて顔を赤らめていたのにこれだよ! また私は紫様の戯れの犠牲者に!? く、くぅぅ…)

 

 

紫「……」ペラッ

 

 

藍「はぁ…」

 

 

紫「ほぉほぉなるほどねぇ…」

 

 

藍「…紫様」

 

 

紫「黙秘っ!」

 

 

藍「もう問いませんよ…はぁ分かりました、もうどうにでもなれです、とことん付き合います」

 

 

紫「そう! ありがとね、藍」ニコッ

 

 

藍「…」

 

 

藍(紫様、本当に何故…大体貴方が美顔…いや考えるな八雲藍、これはただの戯れだ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「じゃ、やってみますか」グッ

 

 

藍「いきなりやって大丈夫なんですか? 仕事明けですのに」

 

 

紫「私を誰だと思ってんの? あんな仕事ごときで体力削られるほどやわな妖怪じゃなくってよ?」

 

 

藍「そうですか」

 

 

紫「そうなのよ」

 

 

藍「それで、その…美顔ですか? 具体的には何をすればよろしいので?」

 

 

紫「さっき読んだでしょ? 早口言葉よ」

 

 

藍「それだけですか?」

 

 

紫「そうよ? でもただの早口言葉じゃダメみたいね、この本によれば自分で自分の顔の表情を動かすのに最適な早口言葉を作り、意識して発音することでよりよいトレーニングになるみたい…それしか書いてないわね」

 

 

藍(ほぼ読者に丸投げなうえに効果があるのか分からないじゃないですか! そりゃ幻想入りもしますよ!)

 

 

藍「紫様、こう言ってはなんですが顔のマッサージなどでも表情筋は鍛えられるのではないでしょうか? 顔を普段動かさない方向に動かしてみたりとか」

 

 

紫「そんなやり方じゃダメよ、私がやったら人前で見せられない方向に目とか口が行くのよ? 福笑い妖怪になっちゃうじゃないの」

 

 

藍「…そうですね」

 

 

紫「うん…あ、藍には早口言葉作りを手伝ってほしいのよ、なんなら一緒にやる?」

 

 

藍「え!? い、いや私は」

 

 

紫「橙に『藍様、またお顔が一段と美しくなられましたね!』とか言われたくないの?」

 

 

藍「!? や、やるだけやってみます…」

 

 

紫「その意気はよし、さぁてねぇ…」

 

 

藍「早口言葉…隣の客は~とか、赤青黄からなるものとかがお馴染みですかね」

 

 

紫「ありきたりよねぇ…あ」

 

 

藍「?」

 

 

紫「隣の藍はよく橙食う藍だ」

 

 

藍「!?」

 

 

紫「楽焼で蘭が藍を焼きつける」

 

 

藍「はい!?」

 

 

紫「藍か燐か燐か藍か分からないので藍と燐を比べたら燐か藍か分からなくなった」

 

 

藍「狐と猫ですよ!?」

 

 

紫「ちぇんこ 子ちぇんこ 孫ちぇんこ」

 

 

藍「ちぇぇぇぇん!! …はっ!?」

 

 

紫「あなた手伝う気あんの!?」

 

 

藍「紫様がポンポン変なの出すからでしょう!?」

 

 

紫「じゃああなたが次出してみなさいよ!」

 

 

藍「…あ…赤河童 青河童 黄河童」

 

 

紫「ひねりがないわ、赤河童 青河童 黄ばっぱ」

 

 

藍「ふはっ…! ゆ、紫様今」プルプル

 

 

紫「ち、違う! ゆかりん噛んでない!」

 

 

藍「…」ジト

 

 

紫「…」ムスッ

 

 

藍「…紅魔の牢屋の広い廊下を 六十六のろくろ首がロウソク持って オロオロ歩く」

 

 

紫「紅魔の牢屋の広い廊下を 六十六のろくろ首が ロウソク持って オロオロ歩く」

 

 

藍「怖いですね、六十六のろくろ首」

 

 

紫「吸血鬼も裸足で逃げるわね」

 

 

藍「文やや 八百屋にあややまり」

 

 

紫「文やや 八百屋にあややまり」

 

 

藍「自分で言っておいてなんですが、あややまりってなんなのでしょう」

 

 

紫「…知らないわよ」

 

 

藍「…こう作るというのも難しいですね」

 

 

紫「ゆゆゆか優遇幽香床」

 

 

藍「彼女が聞いたら怒りそうですね…」

 

 

紫「聞いてないわぁ」

 

 

藍「次は…う~ん」

 

 

紫「マーガトロイドトロトロマーガリン」

 

 

藍「マーガリンって…」

 

 

紫「洩矢ケロケロ三ケロケロ 合わせてケロケロ六ケロケロ」

 

 

藍「増えた!?」

 

 

紫「お? おお!? ねぇ藍、なんか私口角アップしてない!?」ニコニコ

 

 

藍「え!? 早くないですか!?」

 

 

紫「この調子よ! 夜までには美顔、小顔ゆかりんよ!」

 

 

藍「そんな簡単には…」

 

 

紫「不可能を可能にするのが八雲のゆかりんよ! さ! 続けるわよ」

 

 

藍「…はい」

 

 

 

 

 

 

 

 八雲のゆかりんの美顔、小顔猛特訓は申の刻、夜まで続いた…

 

 そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「う、うふ、うふふふ!」ツヤツヤ

 

 

藍「ゆ、紫様…」

 

 

紫「やったわ、私やったわ、大成功ようふふ」ツヤツヤ

 

 

藍「は、はい…そ、そうですね…」メソラシ

 

 

紫「外来のものを取り入れ、それでトレーニングを積み進化し、美顔を手に入れたゆかりん…♪」ニコニコ

 

 

藍「…」

 

 

紫「パーフェクト~…ゆかりんっ!!!」ニコニコ

 

 

藍「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍(誰か私を助けてくれ!!!)

 

 

紫「うふふふふ!」ツヤツヤ

 

 

藍(いや、なにを助けてほしいかというとこの雰囲気と状況だ! もうやるべき事も終わり、直ぐにでもこの場から立ち去り夕飯の準備を始めたいのだがそれは出来ない…何故なら)

 

 

 

 

 

藍(私の目の前にいる美顔妖怪の監視をしなければならないからだ…! 確かにトレーニングをしたという状況を知っていればこの顔の様について納得できるだろう、だが知らぬものが見ればこれは異変レベルのものだ、手伝った私も共犯…だが)

 

 

 

藍(こうなるとは思わなかった…口角をつり上げ、不気味な笑顔のまま固定された幻想郷の大妖怪…! 我が主、八雲紫…!! このお方が野に出れば確実に異変が起きる…! 見るものが見れば気味悪がり、喧嘩を売られている様に見られるだろう…! 夕飯の準備をしている最中にスキマを開けられ、逃げられでもしたら幻想郷が大パニックに陥る!)

 

 

紫「うふふふ…! 楽しみ、これで…きゃっ♪」キャピ

 

 

藍(そもそも紫様がこの不気味な顔を手にいれようとした理由はなんだ!? それさえわかれば…)

 

 

紫「さぁてと……♪ よし、心は決まったわ」ギュオン

 

 

藍(もう戯れでは済まされない! 紫様に直接…!)

 

 

紫「じゃあね藍、私行ってくるから夕飯宜しくね♪」

 

 

 スッ ギュオン

 

 

藍「はい、いってらっしゃいませ……って」

 

 

 シーン…

 

 

藍「うわぁああ! し、しまったぁ! ついいつもの癖で反射的に!」

 

 

藍「紫様ぁ! 紫様! スキマを開けてください…! くっ! もうだめか…!」

 

 

藍「不味い不味い不味い非常に不味いっ…! どこだ! 紫様は何処へ行った!? 考えろ…! 考えろ八雲藍……!」

 

 

藍「……! どっ…ちだ…?」

 

 

藍「はっ…!? 考えても仕方がない! 行動あるのみだ!」

 

 

 スッ ヒューン

 

 

藍(頼むぞ…私の勘よ! こっちにいてくれ紫様!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【白玉楼】

 

 

 

魂魄妖夢「セイッ! やぁ! はぁっ!」ブンブン

 

 

 ヒュン ヒュン ヒュン

 

 

妖夢「…ふぅ、今日の稽古はここまでにしておこう」

 

 

妖夢「次は…幽々子様の夕飯の準備をしなくちゃ、今日は3倍増し増しの日だから楽かな、よし! 気合い入れなおさないと!」グッ

 

 

 ヨウムー

 

 

妖夢「ん? 今声が…」

 

 

 ヨウム-!

 

 

妖夢「! 私を呼んでいる? 一体…」

 

 

 ヨウムー!

 

 

妖夢「! 上…?」

 

 

藍「妖夢!」

 

 

妖夢「え!? ら、藍さん!?」

 

 

 シュタッ

 

 

藍「妖夢! 無事か!? 固定美顔大妖怪に威圧されていないか!?」

 

 

妖夢「は、はい!? なんですかその怖そうな妖怪は!?」

 

 

藍「あぁ、まちが…いや間違ってはいない! 間違ってはいないのだがと、ともかく紫様はここにいるか!?」

 

 

妖夢「へ? 紫様ですか? 今日はお見えになっていませんが…」

 

 

藍「! 外したか! ならばあっちの方か!」

 

 

妖夢「? 藍さん、なにかあったんですか? ここに来る時もかなり急いでいた様ですし」

 

 

藍「! い、いやなんでもない! なんでもないんだ! そうか、紫様はいないか! はははは!」

 

 

妖夢「…藍さん、やはり何かあったん」

 

 

藍「邪魔したな妖夢! 私がここに来てからの事を忘れてくれると助かるよ! それではな!」ググッ

 

 

 バヒューン

 

 

妖夢「え!? あ! ちょっと! …行っちゃった」

 

 

 スッ

 

 

西行寺幽々子「妖夢~? あら…?」

 

 

妖夢「幽々子様」

 

 

幽々子「ん~? 今飛んで行ったのは藍ちゃん?」

 

 

妖夢「はいそうです、何でも紫様を探しているらしく」

 

 

幽々子「紫を?」

 

 

妖夢「えぇ、でもその前に大妖怪がどうとか…かなり急いでいた様子でした」

 

 

幽々子「ふ~ん…そう」

 

 

妖夢「紫様がいなくなってしまったのでしょうか… はっ!? これはまさか異変では!?」

 

 

幽々子「…ねぇ妖夢」

 

 

妖夢「はっ! では直ぐに調査を」

 

 

幽々子「今日は人里に外食しに行きましょうか♪」

 

 

妖夢「はい! …はい!?」

 

 

幽々子「はいは一回で十分、さ、行きましょ♪」

 

 

妖夢「…よろしいのですか? 紫様がもし行方不明だとしたら」

 

 

幽々子「大丈夫大丈夫♪ 歩く行方不明さんがいなくなるなんて幻想郷じゃあり得ないことなのよ♪」

 

 

妖夢「またそんなこと言って…何かあったらどうするんですか」

 

 

幽々子「心配性ねぇ…なら今はお財布の中身を心配なさい、妖夢」

 

 

妖夢「え!?」

 

 

幽々子「外食でも3倍増し増しよぉ♪」

 

 

妖夢「お、お金持ってきます!」タタタ

 

 

幽々子「…今夜も月が綺麗ねぇ? 紫?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 《博麗神社》

 

 

 

博麗霊夢、霧雨魔理沙「いただきます」

 

 

 カチャ パクッ

 

 

魔理沙「ムグムグ、お! 美味いなこれ! やっぱりキノコご飯は最高だぜ!」

 

 

霊夢「…」ジィー

 

 

魔理沙「ん? なんだよ霊夢、食わないのか?」

 

 

霊夢「ふーん、毒は無いみたいね、このキノコ」

 

 

魔理沙「おいおい毒味させたのか? ってか私が採ってきたキノコなんだぜ? 少しは信用してほしいもんだが」

 

 

霊夢「あんな毒々しい色のキノコ初めて見たんだもの、疑わない方がどうかしてるわよ」

 

 

魔理沙「まぁ確かに見た目は悪いが味と安全さはこのキノコマスターの魔理沙さんのお墨付きだぜ?」

 

 

霊夢「あんたこれ食べたことあったの?」

 

 

魔理沙「あぁ美味しくいただいたな、シチューに入れて食った」

 

 

霊夢「図鑑に載ってない新種のキノコだって言ってなかった?」

 

 

魔理沙「あぁ、だから自分で食って確かめた」

 

 

霊夢「あんたねぇ少しは…キノコマスターも大変なのね」

 

 

魔理沙「キノコマスターは魔法使いでもある、魔法使いに実験は付き物だぜ」

 

 

霊夢「たくましいわねぇ、魔理沙は」

 

 

魔理沙「褒めても弾幕とキノコしか出ないぞ? ほら、冷めないうちに食べようぜ」ニコ

 

 

霊夢「えぇいただくわ、あーんっ…! おっ!? 美味っ!? なにこれ!」

 

 

魔理沙「だろ? すげえ美味いだろ?」

 

 

霊夢「すげえわ! 本当にすげえわ! ムグムグ! ムグムグ! ハグハグ!」モグモグ

 

 

魔理沙「おお、そんなに食ってもらってキノコも満足だろうな、今度アリスにも分けてやるか」モグモグ

 

 

霊夢「魔理沙! このキノコ何ていうの? この私を唸らせたキノコ、名前を一生覚えておいてやるわ」

 

 

魔理沙「そこまでかよ…てか新種だって言ったろ? 名前なんかついてないぜ」

 

 

霊夢「じゃあこういうのって発見者が名前付けるんじゃないの?」

 

 

魔理沙「私がか? お、そりゃいいな、う~む」

 

 

霊夢「ムグムグ…んっ……そんなに悩むんだったら他の人に付けてもらえば?」

 

 

魔理沙「このキノコはこの霧雨魔理沙さんが発見した唯一のキノコなんだぜ? 容易く付けらんねぇよ、付けてもらうとしても誰に頼むんだよ?」

 

 

霊夢「……レミリア」

 

 

魔理沙「ぶふっ! ははははははっ!! おい霊夢笑わせんな、絶対ないぜ!」

 

 

霊夢「ふふっ、やっぱり?」

 

 

魔理沙「あぁ!『魔理沙が見つけたキノコ…フフフ、決めた! このキノコの名はマリッシュルーム!』とか言うに決まってるぜ、ははははは!」

 

 

霊夢「ちょ、ちょっと魔理…ふふふっ! あんた声似すぎよ、あははは!」

 

 

魔理沙「でも語呂はいいぜ『マリッシュルーム』検討させていただくとするか」

 

 

霊夢「…カリスマッシュルーム」

 

 

魔理沙「ふはっ…! 霊夢、もうやめてくれ…! くふふっ♪」

 

 

霊夢「ふふっ♪ ほら魔理沙、食べないと全部私が食うわよ」

 

 

魔理沙「あ! ズルいぜ霊夢!」

 

 

霊夢「では改めて、二杯めいただきま」

 

 

 ギュオン

 

 

紫「はぁい♪ 霊夢…と、あら魔理沙」ニコニコ

 

 

霊夢「…」

 

 

魔理沙「…」ジト

 

 

紫「あ、あら? あなた達今楽しくおしゃべりしてなかった?」ニコニコ

 

 

霊夢「…」

 

 

魔理沙「萎えたぜ…」

 

 

紫「な、萎え…!?」

 

 

霊夢「今晩は紫、素敵なスキマはすぐそこよ?」

 

 

紫「また遠まわしに帰れって言う! ゆかりん悲しいわ! 悲しい」ニコニコ

 

 

霊夢「悲しいんかい」

 

 

魔理沙「まだ自分の事ゆかりんとか言ってんのかよ」

 

 

紫「あら? いけない?」ニコニコ

 

 

魔理沙「いけないというか恥ずかしくないのか?」

 

 

紫「恥ずかしくなっていたら何事も挑戦出来なくってよ? あなたが一番良く知っている事でしょう?」ニコニコ

 

 

魔理沙「このや…まぁいいや」

 

 

紫「ね、霊夢、あなたもそう思うでしょう?」ニコニコ

 

 

霊夢「…」

 

 

紫「? 霊夢?」ニコニコ

 

 

魔理沙「おい霊夢、どうした?」

 

 

霊夢「…魔理沙、ご飯冷める」モグモグ

 

 

魔理沙「お、おう…いただくぜ」モグモグ

 

 

紫「…?」ニコニコ

 

 

霊夢「…」モグモグ

 

 

魔理沙「…」モグモグ

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

霊夢「…」モグモグ

 

 

魔理沙「…」モグモグ

 

 

紫「…」ニコニコ ツヤツヤ

 

 

霊夢「ズズズッ…」モグモグ

 

 

魔理沙「…」

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

霊夢「…」モグモグ

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

魔理沙(何なんだよこの空気は!?)

 

 

魔理沙(こえぇよ、何してんだスキマババア…霊夢の事ニコニコしながらずっと見てやがる…いや何がこえぇって口だよ、あいつ鏡見たことあんのかってぐらい口角がつりあがってるぜ、幽香のお楽しみモード以上にあがってる…新種のオカルトか? 『顔面凶器! スキマから貴方を見ているぞ』か!?)

 

 

魔理沙(それに対する霊夢はどうだ…動じていない、ただ淡々と飯を食らっている…何でだよ!? 何でこの空気の中で平然と飯を食らえるんだ霊夢!?)

 

 

霊夢「…」モグモグ

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

魔理沙(…ダメだ、耐えらんねぇよ)

 

 

魔理沙「な、なぁ、れい」

 

 

霊夢「魔理沙」

 

 

魔理沙「…! ん、ん!?」

 

 

霊夢「ご飯、冷める」

 

 

魔理沙「お、おう…」

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

霊夢「…」モグモグ

 

 

魔理沙(…いやいやいや! それさっき聞いたぜ!? …! そ、そうか霊夢、手を出すなって事だな!? 霊夢があの顔面凶器に気付いてない訳がないじゃないか!)

 

 

霊夢「…」モグモグ

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

魔理沙(この勝負、見届けさせてもらうぜ…!)

 

 

霊夢「…」モグモグ

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

魔理沙(…)

 

 

霊夢「ズズズッ…ふぅ…ご馳走さまでした」パン

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

魔理沙(霊夢が食い終わったな、どうする気だ?)

 

 

霊夢「…」

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

霊夢「…」ポリポリ

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

霊夢「…」イラッ

 

 

紫「…」ニコニコ

 

 

霊夢「はぁ…」スッ 

 

 

魔理沙(霊夢が動いたぜ!)

 

 

霊夢「…」ジッ

 

 

紫「! …!」ニコニコ

 

 

魔理沙(おぉっ! やっと二人の目があったぜ、さぁどうなるんだ!?)

 

 

霊夢「紫…」

 

 

紫「!! な、何かしら!? 霊夢♪」ニコニコ

 

 

霊夢「ふふふ…」ニッコリ

 

 

紫「! ふふふ♪」ニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「歯ぁ食いしばれ」スッ

 

 

紫「え」ニコニコ

 

 

 霊夢はそう言うと紫の背後に回り込み

 

 綺麗なジャーマンスープレックスを決めた

 

 

 

霊夢「おらぁ!!」ブン!

 

 

紫「ぐほぉ!!」ズダン!

 

 

魔理沙「おぉっ!? あれ咲夜が美鈴にやってた技じゃないか!」

 

 

霊夢「何なのよあんたぁ! さっきから人の顔を凝視しやがって!」

 

 

魔理沙「霊夢見事だったぜ、やっぱり気付いてたのか」

 

 

霊夢「気付かないわけないでしょ!? こんな顔面凶器にずっと見られてんのよ!?」

 

 

魔理沙「私と同じ感想で何よりだぜ」

 

 

霊夢「ったく、ほら紫立ちなさい! なに企んでんのよ!」

 

 

紫「痛い! いきなりなにするのよ霊夢!」ニコニコ

 

 

霊夢「…!?」ゾクッ

 

 

魔理沙(か、顔が顔面凶器のままじゃないか!)

 

 

霊夢「ゆ、紫…! あ、あんたその顔…」

 

 

紫「!!! れ、霊夢! 顔!! 私の顔がどうかしたの!?」ニコニコ

 

 

魔理沙「いや、どうかしたもなにもだな…」

 

 

霊夢「…」

 

 

紫「ねぇ霊夢! 私の顔! 私の顔はどうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「キモい!」

 

 

紫「 」ピキッ

 

 

魔理沙「あ、固まった」

 

 

紫「 」

 

 

霊夢「? あら、動かなくなったわ」

 

 

魔理沙「霊夢、あれはキモイじゃなくて恐いだぜ」

 

 

霊夢「いや、私にはキモく感じたわ」

 

 

魔理沙「ま、どっちでもいいぜ…んな事よりコイツは何がしたかったんだ?」

 

 

霊夢「さぁね…真っ白になって動かなくなったし」

 

 

紫「 」orz

 

 

霊夢、魔理沙「???」

 

 

 ユカリサマ-!

 

 

魔理沙「ん?」

 

 

 ユカリサマ-!

 

 

霊夢「この声…」

 

 

 ガララ!

 

 

藍「紫様! 霊夢! 紫様はいるか!?」

 

 

霊夢「次から次へと…」

 

 

魔理沙「今度は藍か、お前は…普通だな」

 

 

藍「! 今度は!? 魔理沙! 紫様はここにいるんだな!?」

 

 

魔理沙「いるっつーか、置いてあるっつーか…」

 

 

霊夢「藍、保護者ならしっかりと管理してほしいもんだわね! これ!」

 

 

紫「 」orz

 

 

藍「!? あぁ紫様!」ダッ!

 

 

霊夢「…これはなに? 八雲家の喜劇?」

 

 

魔理沙「こころでもやらないぜ、能楽でもないな」

 

 

紫「 」orz

 

 

藍「紫様ぁ! あぁ! 私がもう少し早く到着していればこんなことには、でも回りに被害が出ていなくて良かった様な良くないような…!」

 

 

魔理沙「なんなんだよ…」

 

 

霊夢「…藍、あんたなら知ってるわよね、説明してくれる? コイツが顔面凶器になった理由」

 

 

藍「……あぁ、分かった…」

 

 

魔理沙「こっちで何が合ったかも説明してやるぜ、お前紫の事探してたみたいだしな」

 

 

藍「あぁ、頼むよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【藍、説明中…】

 

 

 

魔理沙「あははははは!! ひぃー! はははは!」ゲラゲラ

 

 

藍「笑われても文句が言えないよ…」

 

 

霊夢「ばかね、バカの極みだわ…」

 

 

紫「 」orz

 

 

魔理沙「わ、あははははは! 笑い死ぬ…! び、美顔って…! ふ、ふふふっ! あはははは!」ゲラゲラ

 

 

藍「私が悪いのだ、全てな…」

 

 

霊夢「あんたも被害者じゃない? ある意味さ」

 

 

藍「…」

 

 

霊夢「コイツが来たときからなんかいやな感じがしてたのよね、だから耐えてたんだけど流石の私もイライラが押さえきれなかったわ」

 

 

魔理沙「ふ、ふふふっ! で、でもよ? 何で本当にそんなことやり始めたんだろうな、美顔なんて」

 

 

藍「それがわかればな…理由を聞いても教えてくれないのだ」

 

 

霊夢「…バカじゃないの」

 

 

藍「…そうだな、理由があるなら教えてほしかったのだが…」

 

 

霊夢「…? いや違う違う、そのバカじゃなくってさ」

 

 

藍「…?」

 

 

魔理沙「なんだよ霊夢、どういう事だ?」

 

 

霊夢「だからやる理由もなにもないでしょ? コイツの場合さ」ポンポン

 

 

 霊夢は紫の頭をポンポンと優しく叩く

 

 

紫「 」orz

 

 

魔理沙、藍「??」

 

 

霊夢「私からして見ればこのおバカが美顔だか小顔だか知らないけどやる必要性が無いし、意味が分からないって言ってんの、最初っから顔が憎たらしい程に整っている奴が何に挑戦してんだって話よ」

 

 

紫「 」ピクッ!

 

 

魔理沙、藍「……」

 

 

霊夢「大体藍、あんたが最初っからそう言っとけば」

 

 

 ガバッ

 

 

紫「れいむぅ~!!」ダキッ

 

 

霊夢「うわっ!?」

 

 

紫「うえ~ん! グスッ! ヒグッ!」ポロポロ

 

 

霊夢「な、何なのよ!? ちょ、ちょっと! 離しなさい! 紫!」

 

 

紫「ねぇねぇ霊夢ぅ! 私綺麗?」ニコニコ

 

 

霊夢「あぁ!?」

 

 

魔理沙「…! はは~ん成る程な…そういうことか」

 

 

藍「紫様…」

 

 

魔理沙「紫は霊夢に顔が綺麗だって言われたかったわけか、んでトレーニングしたと」

 

 

藍「だが霊夢は初めから紫様の事を綺麗だったと思っていた…」

 

 

魔理沙「綺麗とは言ってないがまぁ本人が幸せならいいんじゃないのか? トレーニングも無駄になっちまったな」

 

 

藍「ふふっ…いいや、無駄じゃないさ」

 

 

 

 

霊夢「離しなさい紫ぃ! 暑苦しい!」

 

 

紫「ねぇ霊夢! 綺麗? 私綺麗?」

 

 

霊夢「…! あぁもう、綺麗よ! 綺麗なんじゃないの!? 幻想郷では綺麗な方でしょ!?」

 

 

紫「!!! 霊夢ぅ~♪ 大好きよ~♪」

 

 

霊夢「いい加減に離れろぉ!!」

 

 

魔理沙(嬉しいもんかねぇ…綺麗って言われて)

 

 

藍(良かったですね紫様…♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「あぁやっと帰った、これで喜劇も幕引きね」

 

 

魔理沙「…なぁ、霊夢」

 

 

霊夢「ん? なによ」

 

 

魔理沙「…私ってさ…どうだ? 綺麗な顔してんのか?」

 

 

霊夢「…」

 

 

魔理沙「なぁ、どうなんだ? 答えてくれないか」

 

 

霊夢「…」ジィー

 

 

魔理沙「…!」ゴクリ

 

 

霊夢「あんたさ…」

 

 

魔理沙「お、おう」

 

 

霊夢「……肌荒れてない?」

 

 

魔理沙「…あ?」

 

 

霊夢「キノコばっか食ってるからじゃないの? アクが強いから人によっては肌が荒れるらしいわよ?」

 

 

魔理沙「…気を付けるぜ…」

 

 

霊夢「? ほら、暇なら片付け手伝いなさいよ、ただ飯は許さないわよ」

 

 

魔理沙(期待した私がバカだったぜ…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「ふふふふふふふ! ヤバイわ! ニヤニヤが止まらないわ、ふふふ♪」

 

 

藍「トレーニングの成果が実りましたね」

 

 

紫「もうほんとにね! あぁ私は幸せ者だわ、うふふふ!」

 

 

藍「…」ニコッ

 

 

紫「…そういえば藍、あなた何で博麗神社にいたの?」

 

 

藍「え? あぁいや、それは…」

 

 

紫「…ってことは夕飯の準備が出来ていないわけね」

 

 

藍「はい……はっ!?」

 

 

紫「もう本当にしょうがないわねぇ! 今回は許してあげるわ! 今日は気分がいいから外食! 人里で飲むわよ!」

 

 

藍「あ、待って下さいよ! 紫様!」

 

 

紫「ふふふのふ! さ、急ぐわよぉ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の事心配して来てくれたんでしょ?

 

 

 いつも感謝してるわ

 

 

 ありがとうね、藍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おしまい!

 

 






 この後、紫と藍は幽々子、妖夢と偶然出会い今日の出来事を肴に酒盛りをしますがそれはまた別のお話し



 幽々子様はエスパータイプ…というか紫のことに関しては霊夢以上に勘が働き、紫の気持ちを察する事が出来るのでしょう、きっと。


 ここまで読んでいただき、ありがとうございました! お疲れ様でした!



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