CE 71年 7月31日 中立国家連合条約機構と大西洋連邦ら地球連合が停戦条約を締結。更に同日、対ザフト戦における連携協定を締結し、即日発効した。
翌日 8月1日 中立国家連合条約機構と地球連合の共同による対ザフトにおける、宇宙要塞ボアズ並びにヤキン・ドゥーエ攻略を主目的としつつ、詳細不明の大量破壊兵器を使用される前に破壊する事を目的とした最終作戦の発動が決定された。
作戦参加戦力
日本国航宙自衛隊
独立航宙打撃群所属の全艦隊
第一、第二航宙艦隊
その他補給艦4隻(主力艦隊所属の補給艦は除く)
秘匿兵装搭載特務艦1隻
内役
三笠型1・白銀型2・扶桑型5・長門型7・改飛龍型2・鳳翔型4・金剛型14・吹雪型32・改吹雪型23・特務艦1・補給艦6
総数97隻
MS 360機 MA(隼) 144機
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ユーラシア連邦宇宙軍
第一宇宙艦隊〜第三宇宙艦隊
第一補給艦隊
内役
アガメムノン級6・ネルソン級18・ドレイク級60隻
補給艦12隻
総数96隻
MS 144機・MA 74機
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大西洋連邦宇宙軍
第一、第八、第十宇宙艦隊
内役
アガメムノン級12・ネルソン級24・アークエンジェル級2・ドレイク級120
補給艦24
総数192隻
MS 480機・MA 288機
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リクセント公国航宙防衛隊
臨時編成艦隊
内役
ロード・ハウゼン級1・ペレグリン級2・tp65警備艇 8
補給艦1
総数12隻
MS 12機・MA 4機
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オーブ宇宙軍
イズモ級2・補給艦1
MS 24機・MA 8機
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スカンジナビア王国宇宙軍
補給艦2隻・tp65警備艇1
総数3隻
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凡ムスリム会議宇宙軍
tp65警備艇8・補給艦3
総数11隻
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南アフリカ統一機構宇宙軍
ネルソン級1・ドレイク級3・補給艦1
総数5隻
MS4機・MA12機
ー
上記の戦力が投入されることとなる。
作戦主力は日本、ユーラシア、大西洋連邦の三カ国の宇宙艦隊が務め、オーブ宇宙軍がザフト軍の後方撹乱。その他の艦隊は、リクセント公国艦隊の指揮下にて、後方で各国の補給艦をまとめた補給艦隊の護衛兼予備戦力として参加。
水面下にて細かい調整も進められており、作戦は予定通り決行されることが決まり、それに伴い作戦参加部隊の最終準備も完了したことから、日本政府は作戦参加部隊に所属する隊員に対し、1日だけではあったが休暇を与えることを決定した。
艦隊の出撃は8月5日、隊員に与えられる休暇は8月4日の1日のみ。隊員達にはそれぞれ悔いが残らないようにその休暇を過ごすよう伝えられた。
第三独立戦隊に所属するMS隊の隊長である南部響介は、休暇であるにも関わらずに自身の機体のチェックをしていた。
南部響介専用機とも言えるカスタム機は、自衛隊の量産MSである白雷二型を真田特務一佐らの技術開発チームが魔改造した機体で、基礎以外は最早別物の機体になってしまっている。
それにもかかわらず部品の互換性をある程度保っていることについては、もはや意味不明な技術力である。
自衛隊での公式の愛称は【赤カブト】だが、ただし誰も呼ばない。
南部隊長命名の【アルトアイゼン】または【アルト】の方が普及している。
ザフトからは機体色をさして赤鬼と二つ名が付いている。
そして、南部響介は、そんな機体のチェックをしていると、
「キョースケ!お久しぶりー!元気してたー?」
そう声を上げて美女が後ろから抱きついてきたのである……それを見せられた整備班の独身隊員は、殺意が湧いただろう光景である。
「エクセレン!?なぜここにいる?」
「リクセントの艦隊所属のMS隊に編入されたのよ!それよりキョースケ、買い物行くわよ!ちょっと付き合って!」
「なっ、まてエクセレン!?話を聞けと…」
そして、そんな会話をしながらそのまま響介はその美女に連れ出されるのであった。
ところ変わって、基地の通信エリア…地上の家族などと会話したい隊員用に設置されているこの設備を利用して、徳田新は東京の病院へと転院した妹と通信を行なっていた。
というか、妹から聞かされる最近の出来事に内心混乱しながらその話に耳を傾けていた。
「〜でね、その泰山ていうこの病院の近くにある中華屋さんの麻婆豆腐が凄く激辛で、その激辛を音無
かれこれこの麻婆豆腐の話が20分位続いているが、それだけその激辛麻婆豆腐のインパクトが妹にとって強かったのだろうと新は思い、逆に今度地球へ帰ったら試しに食べに行こうかと考え始めていた。
ただ、ずっと麻婆豆腐の話なのもアレなので、別の話を振ることにした。
「…なあ、小春、彼氏はできたのか?」
チョイスをミスった。
しかしもう遅い…そして、画面越しに妹は明らかに動揺していた。
そして兄である新もそれをみて動揺する。
なんだこの兄妹。
「じ、実はねお兄…私と同じくこの病院に入院してる人で、屋上で会った人何だけど…話すうちに、好きになって…昨日ね、告白したの」
新はカッ!と目を見開き、妹に問いただす。
「昨日!?告白したのか!相手は!?ま、まさか、お、俺の妹に手を…手を出し…相手は誰だ!?」
「お、お兄と同じ…自衛隊の人、この間の暴動?の時に右目を怪我して入院してたんだって、告白の返事は…OKを貰ったんだけど、20歳を過ぎるまでは手は出さないって。どことなくお兄に似てる人。私あの人と出会えて良かった。足のリハビリもね、あの人が応援してくれると思うと凄く頑張れるの」
新は何も言えなかった。
彼女いない歴=年齢の新には、そして、妹が何より大切だった兄にはあまりにショックが大きすぎたのである。
「そうか…お、お前が幸せなら…うん、それでいいんだ…俺にもいつか合わせてくれよ」
「うん!当然でしょ?」
そこからたわいもない話を暫くして通信を終えた。
ー
このように、隊員たちは思い思いの休暇を過ごしていく。
出撃前にプロポーズしたら振られた隊員。
好きな女性に告白して撃沈した隊員。
久々に自宅に通信を繋げたら、妻が別の男と致してる最中を目撃する羽目になった隊員。
ーなどもいたが、大多数の隊員は英気を養い、ついにその時が来た。
CE 71年 8月5日 午前7時
『この作戦の成否により、人類の命運は決することとなる!人類の運命、その分岐は諸君らの働きにかかっている!諸君のもてる力の全てを持って戦ってもらいたい。諸君らの働きに期待する!全艦隊出撃!!』
出撃命令と共に、月基地に集結した航宙自衛隊の艦隊が次々に発進していく。
その光景はまさに壮観
戦いの火蓋はまもなく下される。
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