どこぞの実力派エリートを思い出した?
主人公曰く あんなものは序の口だそうですよ。
”フォレス・ガロ”との決戦当日の朝。もう数十分もすれば日が昇ろうとしている頃 俺は”ノーネーム”本拠の端のほうにある林の中で日課の鍛錬に励んでいた。
型稽古が一通り済んだあと、木陰でこちらを覗いている者に声をかけた。
「緊張でよく眠れなかったのか?耀」
「!・・・・何時から気づいてたの?」
おずおずといった風に耀が木陰から出てきた。
「お前がそこに陣取ったときだな」
「初めから・・・・あと緊張じゃなく、興奮のほうが正しい」
「ん?そうか、じゃあそういうことにしておこうか」
俺の返事にまだ不満そうな耀が口を開く。
「それにしても昨日は驚いた。零仁があんなこと言うから」
「後腐れにならないように先手を打ったまでだよ」
それは、昨日 俺が白夜叉の所から帰ったときにまで遡る。
――――――――
「俺はジンをリーダーとして認めていない」
風呂から上がった黒ウサギたちが俺に、ジンをからかっている理由を聞いてきたので、俺は素直に答えた。
「・・・・・いったいどういう意味でしょうか?」
「そのまんまの意味だよ、黒ウサギ。・・・・・・お前たちは、人の上に、人を指図する立場の者が一番に行うべきものは何だと思う?」
「?・・・責任の取り方の勉強かしら」
「・・・利益が出るかどうか?」
「リスクの計算でしょうか?」
「どれも必要だが、少なくとも俺の考えは違う。俺は下の者の把握だと考えている 自らが仕事を任せるにあたり、その人物がどんな事が出来、何を考え、どんな風にその仕事をこなすのか。それらを理解することが一番だと思うんだ」
紅茶を飲んで、一拍空けて言う。
「だからこそ、それを行わないものに全てを預ける気はない。まぁ、他にもいろいろとあるが一番はそんな理由だ。要は試験みたいなものだと把握してほしい」
「あなたの性別を見抜くことが?」
「いや、もちろんそれもあるが 他にも俺の能力、あと俺が”ジンを認めていない”と言うこと自体だな」
「合格するまで、ジン坊ちゃんの命令に従う気はないと?」
「いや、そういうことはしないよ。少なくとも輪を潰すような真似はしない。さっきも言った通り試験なんだ、だから種明かしはするなよ」
「そういうことでしたら、まぁ」
「わかったわ」
「わかった」
「本人に聞かれたらとりあえず、認めていない旨だけ言ってくれ」
――――――――
という会話があった。
「ま、コミュニティのリーダーならその程度こなさないとあとで苦労するからな」
「零仁はすごいね。もうコミュニティについて考えているんだもの」
「すごくなんてねぇよ。それに、
「・・・・・・・・でも、私なんかより ずっとすごいよ」
・・・・ふむ、まだまだ青いねぇ。どれここは一つ。
「なあ、耀 昨日白夜叉に勝負を挑んだとき、相手との力量差がわかったのに勝負を降りようとしてなかったな。それはなぜだ?」
「それは・・・・・」
「プライドが邪魔したか?ならそんな安いプライド捨てちまえ」
「・・その言い方は酷い」
わかりやすく むくれる耀。
そんな耀をしっかりと諭してやる。
「俺がすごいのはな、今こうやって生き残っているからすごいんだよ」
「・・・? そんなのは当たり前 生き残ってなかったらここにはいない」
「ああ、そうだ。でも、俺だって初めから強かったわけでは無いんだ。俺は元の世界で それこそ、一歩間違えたら死ぬような経験を幾つもしてきた。 そんな中で時にはプライドなんてかなぐり捨てて逃げ延びたこともあった。だからすごいんだ」
「・・・・・・」
「お前を含め、呼び出せれた三人とも、命の危機を感じたことなど無いに等しいだろう。そんな殻すら割って無いお前たちに負ける気は毛ほどもないな。ま、無茶と無謀は違うんだよ」
「そっか、零仁は修羅場を潜ってきたんだね。・・・・・でも、その上から目線は腹立つ、絶対にいつか見返す」
「はは、その向上心や良し!あと小一時間ほど続けるつもりだがどうする?」
「見てく、出来そうなら技を盗む」
「ククッ なら良いものを見せてやる」
そう言って俺は魔力で人型を編んでゆく。
「『影舞』と言ってな。俺レベルだと中々組手相手が見つからないから自分で用意するようになったんだ。魔力操作も鍛えられるし一石二鳥だろ?」
人型が完成したら、俺の意思通り動くか確認し、お互いに構える。
「悪いが合図もらってもいいか?」
「うん・・用意・・・・・始め!」
耀の合図とともにお互いが動き始める。
このことが切っ掛けで、耀にあることを頼まれるようになったのだが、それはまだすこし先の話
――――――――――――――――――――――――
箱庭二一〇五三八〇外門。
俺たちは約束したゲームのために〝フォレス・ガロ〟のコミュニティ本拠地を訪れる道中、〝六本傷〟の旗が掲げられた昨日のカフェテラスで声をかけられた。
「あー! 昨日のお客さん! もしや今から決闘ですか!」
ウエイトレスの猫娘が近寄ってきて、飛鳥たちに一礼する。
「ボスからもエールを頼まれました! ウチのコミュニティも連中の悪行にはアッタマ きてたところです! この二一〇五三八〇外門の自由区画・居住区画・舞台区画の全てでアイツらやりたい放題でしたから、二度と不義理な真似ができないようにしてやってください!!!」
「ええ、そのつもりよ」
「おお! 心強いお返事だ!!」
満面の笑みを浮かべて返す猫耳少女。だがしかし、急に声を潜めてヒソヒソと呟き始めた。
「・・・・実は皆さんにお話があります。”フォレス・ガロ”の連中、領地の舞台区画ではなく、居住区画でゲームを行うらしいんですよ・・・」
「居住区画で、ですか?」
黒ウサギは不思議そうに呟いた。
舞台区画とは、コミュニティが保有するゲームを行う為の土地である。白夜叉のように別次元にゲーム盤を用意できるものは極めて少ないためだ。
他にも商業や娯楽施設などの自由区画、寝食や菜園・飼育などをする移住区画など一つの外門にも莫大な数の区画があるのだ。
その中で、今回のゲームは本来使われるだろう舞台区画ではなく、居住区画で行うという。
「しかもっ! 傘下に置いているコミュニティや同士を全員ほっぽり出してですよ!」
「それは確かにおかしい話ね・・・・」
飛鳥と耀は顔を見合わせ首を捻る。
十六夜は興味もないのかあくびをしているが、それでも多少の疑問は感じているようだ。
「でしょでしょ!? 何のゲームかは知りませんが、とにかく気を付けてくださいね!!」
猫娘からの熱烈なエールを受けつつ”フォレス・ガロ”の居住区画を目指す。
目指して、ついたのは良いが目の前に広がる光景に黒ウサギは驚愕している。他のメンバーも同様・・・・いや、十六夜だけは特に反応はなかったが、平然としてた。
「・・・・ジャングル?」
「虎の住むコミュニティだし、おかしくないだろ」
目の前の森のように豹変した居住区を見ながら十六夜はそう言うが、ジンは首を振って否定する。
「いや、おかしいです。”フォレス・ガロ”のコミュニティは普通の居住区画・・・それにこの木々ははまさか」
ツタの絡む門、鬱葱と生い茂る木々。
ジンはそっと木々に手を伸ばす。俺も手を伸ばし触れてみる、触れた樹枝はまるで生き物のように脈打ち肌を通して胎動のようなものが感じられた。
「やっぱり・・・・”鬼化”してる? いや、まさか・・・・」
飛鳥が”
内容はゲーム名そのままに”ハンティング”、勝利条件は討伐。
「ガルドの身をクリア条件に・・・指定武具で打倒?!!」
「こ、これはまずいのです!」
黒ウサギとジンが悲鳴のような声を上げ、飛鳥は心配そうに問う。
「このゲームはそんなに危険なの?」
「いえ、ゲームそのものは単純です。問題はこのルールです、このルールでは飛鳥さんのギフトで彼を操ることも、 耀さんのギフトで傷をつける事も出来ない事になります・・・!」
「・・・どういうこと?」
「これは”
ルールを決めるのが”
こうなってしまったのはジン達がソレを理解していなかったゆえのミスだ。今までゲームに参加したことがないゆえの弊害とも言うべきだろう。
「敵は命懸けで五分に持ち込んだってわけか。観客にしてみれば面白くていいけどな」
「気軽に言ってくれるわね」
「おいおい、何言ってんだよ。”指定武具”って書いてあるだろ? ってことはこの指定武具は必ずフィールド内にあり、尚且つ使えば確実に相手を倒せるって事だ。何か書かれていなくとも、それが何かは必ずフィールド内にヒントがある。なければルール違反だ。そうだろ?」
俺の問いかけに、黒ウサギは頷くことで返事を返す。
「なら大丈夫だろ、なぁ飛鳥、耀」
「・・・・うん、頑張る」
「・・・・そうね。むしろあの外道のプライドを粉砕するためには、コレぐらいのハンデが必要かもしれないわ」
意気込んでる二人とは別に、十六夜とジンが何やら話している。きっと、
まぁ、俺は俺の仕事をこなすだけだけどな。そう笑いながら、今朝方用意したブツを準備し始めた。
「にしても暇だなぁこの舞台といい、前評判よりは面白いゲームになってるじゃねえか。なぁ、俺達見に行ったらまずいのか?”
「無理でございます。お金を取って観客を招くギフトゲームも存在しておりますが、最初に取り決めがない限りはダメです。ウサギの素敵耳はココからでも大まかな状況が分かってしまいますし状況が把握できないような隔絶空間でもない限り侵入禁止です」
黒ウサギの言葉にため息交じりに言葉を吐き出す十六夜。
「・・・・貴種のウサギさん、マジ使えねぇ」
「だから、聞こえないように言ってください!本気で凹みますから!」
ペシペシと叩く黒ウサギ。
「まあ、言ってやるなよ十六夜。いくら身内とはいえ、参加者じゃない奴がウロチョロすんのは無粋ってもんだぜ」
「それはそうだが・・・・何やってんだ?オマエ」
そういう俺は白いスクリーンとその前にレジャーシートを引いて準備していた。
「何ってそんなもん観戦準備に決まってんだろ」
「観戦って一体それでどうやって観戦しようと言うのですか?」
「はん、魔法使いをなめるなよ。多少 精密な演算なり座標指定をすれば―――――ほれこの通り、光を屈折させて遠くを見るくらいわけねえよ」
白いスクリーンに映し出される三人の姿。
盛大にどや顔する俺に、十六夜は好機の、黒ウサギはあきれ返った視線を返す。
「音声はどうすんだよ」
「それならほれ、この通り」
そう言ってポケットから取り出した宝石から向こうの音声が流れてくる。
「周囲の音を拾って発信する、術式を仕込んだ宝石をジンのフードに仕込んでおいたのさ」
「半端じゃねえ、黒ウサギなんて足元にも及ばねえな」
「それは言わないお約束ですよなのですよぉぉぉ」
十六夜がクリティカル攻撃を放ってしまった。だが、無視だ!
「ほら黒ウサギ項垂れてないでこっちにおいで、今朝作ったポップコーンもあるから」
「何故ポップコーンが!?と言うかどうやって作ったのですか!!?」
「何故って、なんか観るならポップコーンが基本だろ。あと持ち込んだもんの中に種が残ってたからな。ほれ、塩バターにキャラメル、チーズ味まで用意してるぞー」
「至れり尽くせり!? ではなく、それなら子供たちに―――」
「ちゃんとガキどもの分も置いてきてるぞ、リリたち年長組に渡しておいた。ちなみにあの三人の分も別にして取ってるぞ」
「ああ、もう! 黒ウサギが審判中にお菓子を食べているのは零仁さんのせいですからね」
そう言うとあきらめたように黒ウサギもレジャーシートに座り込みポップコーンを食べ始めた。
すると、耀から預かっていた三毛猫も話しかけてきて、
『小僧、わしにも何かないんか?』
「おう、お前の分も一応用意してるぞ。カツオ風味のクッキーっぽい奴だがいいか?」
『オッシャー、サンキューな、小僧恩に着るで~♪』
「・・・・(モシャモシャ) ホント無駄に多芸だなオマエ」
「味のほうはどうだ?」
「ああ、塩バターが良い感じだな」
「黒ウサギは、このキャラメルとチーズの相性が良いですね」
『こっちも美味いで~小僧』
「もっと褒めてくれてもええやで?・・・・と、そろそろあいつらも屋敷の中に突入するみたいだぞ」
すると、宝石と屋敷、その両方から叫び声が聞こえてきた。
スクリーンには白い虎が三人に襲い掛かる姿が写しだされていた。
「・・・鬼化、・・・・ふむ、アレがガルドで、その奥に見える銀の十字剣が指定武具か」
吸血の衝動に駆られながら、血走った眼で三人に襲い掛かる虎に辺りを付ける。
「ああ、なるほどあいつはワ―タイガーだって言ってたな。人の部分を”吸血鬼”に変えられればあの姿も、指定武具も納得だな」
「ちゃんとアイツも気づいたみたいだな。だが、一人で相手すんのは下策だな。・・いや・・」
そう、今 耀は一人でガルドに挑んでいるのだ。
しかし、その狙いは一人だけで倒そうというものでなく、十字剣を持ち帰ろうとだけしているものだ。
朝方に言ったことをしっかりと守ろうとしている耀にこっそりと感心した俺だった。
飛鳥の起点と策略によりゲーム終了が終了した。
樹によって支えられていた廃屋が倒壊していく音を聞きつつ俺達は一目散に走り出す。
「それにしてもミスったな 一本位ジンにポーション持たしといたら良かった」
「仕方ねぇだろ。ゲームのルール聞いてなかったんだから」
「見えてきました。あそこです」
視線の先にはジンが耀を抱え込んで座っていた。
「あ、・・・れい、じ・・・に、三毛猫・・」
「随分こっぴどくやられたじゃないか」
「・・・うん、頭が、クラクラする」
「黒ウサギ、耀さんを早く工房に」
「その必要はねぇよ。黒ウサギこいつを飲ましてやってくれ」
そう言って、赤色の蓋のポーションを黒ウサギに渡す。
対する俺は治療魔法の詠唱を始める。
「
見る見るうちに外傷が治っていくのを確認し、一息つく。
「・・・・リンゴ味・・おいしい」
「ほんとに貴方、何でもできるのね」
そこに、飛鳥も合流してくる。
「多芸なのは認めるが、何でもってレベルじゃねーぞ。ほれ、お前さんもポーション飲んどけ」
今度は、紫色の物を渡す。
「ブドウ味、ねぇもしかして味ごとに蓋を変えているの?」
「もちろん、俺自身忘れるしね」
なんて冗談を言っていると、耀が訪ねてくる。
「・・・・ねぇ、零仁。私うまくやれてたかな?」
「・・ま、及第点ってとこだな。最終的に一人で挑んでいたのは減点だが、ちゃんと第一目標を間違えずに達成していたのには、加点しといてやる」
「むぅ、辛口・・」
「甘めに採点してほしいのか?・・なんにせよお疲れさん、よく頑張ったな二人とも」
そう言って二人の頭をなでる。なんだかんだ言って、心地良さそうに撫でられる二人を見て、年相応なのだと実感した。
―――――――
ゲームが終わり、〝フォレス・ガロ〟の解散令が出たのはそれから間もなくのことだった。
居住区から避難していた人たちが鬼化した木々が消えたのを知り、集まってきたのだ。
ガルドを倒したことを伝えれば、不安が広がる。それは己も〝ノーネーム〟を背負わなければならないのかという、明日を憂う心からくるものだった。
そんな観衆に十六夜は前に立って説明していたジンの肩を後ろから抱き寄せ高らかに宣言する。
「今より”フォレス・ガロ”に奪われた誇りを、このジン=ラッセルが返還する!」
一斉に衆人環視の的になるが、気になんてしないでらしくなさすぎる尊大な物言いでもう一度衆人に向かって叫ぶ十六夜。
「聞こえなかったのか?お前たちが奪われた誇りである〝名〟と〝旗印〟をガルドを倒したこのジン=ラッセルが返還すると言ってるんだ!」
「ま、まさか」
「俺たちの旗印が帰ってくるのか・・・・!?」
観衆は身内同士で顔を見合わせながら、ジンの前に一斉に雪崩れ込む。
ジンを押しつぶしてしまいそうな人の群れを、十六夜は一喝で押し返す。
「列を作れ戯けっ! 統率の取れぬ人の群れは獣畜生にも劣るぞっ!」
歳不相応な威圧感と口ぶりで衆人に列を作らせる。”階層支配者”から預かったリストをジンに手渡して後は任せたとばかりに少し距離をとる。
「面白いことを考えているようね?」
「・・・十六夜だけずるい」
「さて、何のことかな」
「人材確保にはうってつけの方法と言うわけだ。考えたじゃないか」
「・・・・お前はすでに知ってそうだよな」
「ええ、なんと言うか零仁君は裏で糸を引いてるようにしか思えないわ」
「・・・『計画通りだな』って言いながら優雅にお茶を飲んでそう」
「散々だな、俺の評価。そんなに期待するならやるぞ?」
なんて冗談めかしていると、ジンがすべてのコミュニティへの返還を完了させた。
「ほら、十六夜出番だ、トリを飾ってこい」
「うっせ、ったく」
「名前と旗印を返還する代わりに、いくつか頼みたいことがある。お前たちの旗を取り返した、このジン=ラッセルのことを今後も心にとどめておいてほしいのが一つ。そしてジン=ラッセルの率いるコミュニティが”打倒魔王”を掲げたコミュニティであることを覚えておいてほしい。知っているだろうが、俺たちのコミュニティは”ノーネーム”・・・・魔王に奪われた旗と名を取り戻すために今後も魔王とその傘下と戦うことがあるだろう。しかし組織として周囲に認められないと、コミュニティは存続できない。だから覚えておいてくれ、俺たちは”ジン=ラッセル率いるノーネーム”だと。そして名と旗を取り返すその日まで、彼を応援してほしい」
俺の役目はここまでだとジンの背中を押す。
隣で笑いを噛み殺す耀と飛鳥、普段の十六夜を知っている分複雑な感覚だった。
まあ、こんなもんか・・いや、計画通りだな。だっけか
『ふふ、皆さん中々的を得た推察でしたね』
いや、否定できないけどお前さんは言っちゃいけないだろ?俺の共犯だろ?
『ええ、私はどのようなことがあってもマスターのご期待に答え、最後の時まであなたの御傍にお仕え致しますとも』
おおう、いきなりだな。まぁ、とりあえず、
「とりあえずは一歩目だ」
俺のそのつぶやきは、茜色の空に吸い込まれていった。
一応原作 リムルの能力は「暴食之覇王」に統合されています。(一部劣化もしくは欠落)
統合能力一覧
「誓約之王」、「魔力探知」「分身体(劣化)」、「擬態(劣化)」、
「自然変化耐性(劣化)」、「状態異常耐性(劣化)」「精神攻撃耐性」
忘れていたわけではありませんよ?(白目)