召喚したらチートだった件   作:uendy

10 / 27
いや~、鉱石とか、オイルとか、セメントとか集めるのが大変だから更新が遅れました

仕方ないね、ストーリー網羅は記念として最低限やっときたかったし。


八話~ 吸血少女

 

 その後、本拠に戻った零仁たちはそれぞれ別行動を取っていた。

 飛鳥と耀は風呂に、ジンは書斎に、そして、零仁・十六夜・黒ウサギは談話室でくつろいでいた。

 

「春日部の傷、あんなきれいに治るなんてな」

「ああ、女の子の肌だからなその辺は注意して治療したんだよ。それよりも血だな、ポーションで多少は増やしたとはいえ足りないもんは足りないからな。」

「その辺は、飯食ってりゃ問題ねえだろ」

「YES♪ 耀さんの食欲でしたら何ら問題ないと思いますよ」

 

 そう、耀は中々の大食漢で、あの細身では信じられないほど食べるのだ。

 

「それより、例のゲームはどうなったんだよ、黒ウサギ?」

 

 十六夜は、昔の仲間が出品されるゲームに参加することになっており、それを聞いた黒ウサギは歓喜して、参加申請に行ったのだが、戻ってくると、泣きそうな顔になっていた。

 

「ゲームが延期?」

「はい・・・・・申請に行った先で知りました。このまま中止の線もあるそうです」

「・・・・中止かその線は読んでなかったな(ボソッ)」

 

 零仁のつぶやきに向かいにいた十六夜が半眼で睨みつける。

 そんな十六夜の視線を表情筋一つ動かさずにスルーする零仁。

 

「ㇵぁ。・・・にしても所詮は売買組織ってことかよ。エンターテイナーとしちゃ五流もいいところだ。”サウザンドアイズ”は巨大コミュニティじゃなかったのか?プライドはねえのかよ」

「いや、この場合は逆だ十六夜、巨大だからこそ一枚岩にはなれないってことだよ」

「はい、”サウザンドアイズ”は群体コミュニティで、白夜叉様のように直轄の幹部が半分、参加のコミュニティが半分なのです。

 今回の主催は傘下の幹部コミュニティ”ペルセウス”。双女神の看板に傷つくことも気にならないほどのお金やギフトを得られれば、ゲームの撤回ぐらいはやるでしょう」

 

 努めて冷静に説明を行う黒ウサギ、その内心は十六夜たち以上に遺憾の念でいっぱいだった。

 そんな、黒ウサギを励ますように零仁は聞く。

 

「ま、今回は諦めるしかないだろう。・・・・・そういえば、今回出るはずだったのはどんな人なんだ?」

「そうですね・・・・一言でいえば、スーパープラチナブロンドの超美人さんです。指を通すと絹糸みたいに肌触りが良くて、湯浴みの時に濡れた髪が星の光でキラキラするのです」

「へぇ?よくわからんが見応えはありそうだな」

「それはもう!加えて思慮深く、黒ウサギよりも先輩でとても可愛がってくれました。近くにいるのならせめてもう一度お話ししたかったのですけど・・・・」

「・・・・だそうだぞ?先輩さん(・・・・)?」

 

 そういって、窓を開ける零仁に二人は え?と呆気にとられる。

 

「おや、、しっかり気づかれていたようだな」

「レ、レティシア様!?」

「様は止せ。今の私は他人に所有される身分。”箱庭の貴族”ともあろうものが、モノに敬意を払っていては笑われるぞ」

 

 美麗な金髪をリボンで結び、赤いレザージャケットにロングスカートを着た少女は、苦笑しながら談話室に入ってきた。

 

「こんな場所からの入室で済まない。ジンに見つからずに黒ウサギと会いたかったんだ」

「そ、そうでしたか。あ、すぐにお茶を入れますので少々お待ちください!」

 

 久しぶりに仲間と会えたことが嬉しかったのだろう、黒ウサギは小躍りするように茶室へ向かう。

 

「フム、なるほど君が零仁か。君のことは白夜叉が熱弁していたよ」

「・・・・・随分と気に入られちまったようだな」

「彼女は人の努力を、その輝きや尊さを何よりも愛しむからな。純粋に嬉しかったのだろう、努力だけで自らに手傷を負わせた君の存在が」

 

 十六夜の存在に気付いたレティシアは、彼の奇妙な視線に小首をかしげる。

 

「どうした?私の顔に何かついているか?」

「別に。前評判通りの美人・・・いや、美少女だと思ってな。目の保養に鑑賞してた:

 

 十六夜のいたって真剣な回答に、レティシアは心底楽しそうな哄笑で返す。

 

「ふふ、なるほど。白夜叉の話通り歯に衣着せぬ男だな、十六夜。しかし、鑑賞するなら黒ウサギも負けていないと思うのだが。あれは、私と違う方向性の可愛さがあるぞ」

「あれは愛玩動物なんだから、鑑賞するより弄ってナンボだろ」

「ふむ。否定はしない」

「否定はしない」

「否定してください!」

 

 紅茶のティーセットを持ってきた黒ウサギが口を尖らせて怒る。

 なお、一連の会話を咎めもせず笑って聞いているあたり、零仁も同意見なのだろう。

 少々不機嫌そうな顔で紅茶を注ぐ黒ウサギは続ける。

 

「レティシア様と比べられれば世の女性のほとんどが観賞価値のない女性でございます。黒ウサギだけが見劣るわけではありませんっ」

「いや、まったく負けちゃいねぇぜ?違う方向で美人なのは否定しねえよ。好みでいえば黒ウサギのほうが断然タイプだからな」

「・・・・。そ、そうですか」

 

 十六夜の不意打ちにカッと頬とウサ耳を赤らめる黒ウサギ。

 今まで似たような言葉を送られてきた黒ウサギだったが、十六夜の言葉だけは不自然なくらいにウサ耳に残った。

 

「・・・・なぁ零仁。もしかしなくても二人はそういう関係なのか?」

「うーん、俺の知る中じゃ違うはずだが 人の心を正確には図れないからなぁ」

「め、滅相もございません!そ、それよりもどのようなご用件ですか?」

 

 わかりやすいぐらいに話を反らした黒ウサギを突っ込まないくらいには二人は大人だった。

 

「それは、俺も気になるな――――試験結果(・・・・)はぜひ聞いておきたい」

「予め言われていたこととはいえ、こんなに簡単に看破されているとさすがに傷つくな」

「どういうことだよ」

 

 またもや半眼で零仁を睨み付ける十六夜に、またもや素面で答えを返す零仁。

 

「何、簡単なことだよ。彼女の種族は”吸血鬼”で、今日のゲームを隠れて観察していたってだけだよ」

「そういうことだ、新生コミュニティの実力がどの程度のものか、それを見に来たんだ。ジンに会いたくないというのは、合わせる顔がないからだよ。お前たちの仲間を傷つける結果となってしまったからな」

「そうか、ガルドがああなっていたのはお前が関わったからか。・・・・・・にしてもテンプレが過ぎんだろ」

「言うな、十六夜俺も思ったから」

「「?」」

「いや、いい続けてくれ」

 

 十六夜はヒラヒラと手を振って続きを促す。

 

 レティシアはコミュニティの幸先を案じて、今回ガルドに鬼種を授けたようだ。

 白夜叉がこの最下層に足を運んでいたのもそのためだった。

 

「してレティシア様、結果は?」

 

 黒ウサギは真剣な双眸で問う。レティシアは苦笑しながら首を振った。

 

「生憎ガルドでは当て馬にもならなかったよ、ゲームに参加した彼女達はまだまだ青い果実で判断に困る。・・・・・こうして足を運んだはいいが、さて。私はお前達になんと言葉をかければいいのか」

 

 自分でも理解できない胸の内にまた苦笑するレティシアに対し、十六夜は呆れたように笑う。

 

「違うね。アンタは言葉をかけたくて来てんじゃない。古巣の仲間が今後自立した組織としてやっていける姿を見て安心したかったんだろ?」

 

「・・・・ああ、そうかもしれないな」

 

 十六夜の言葉に首肯する。しかしその目的は果たされずに終った。

 飛鳥と耀では人間の中ではずば抜けた才能を持っているのだろうが、如何まだ原石。

 仲間の将来を安心して託すには至らず、かといって解散して新たなコミュニティを作るように諭す段階は過ぎてしまった。もう手遅れと言い換えてもいいだろう。

 危険を冒してまで古巣に来たレティシアの目的は何もかもが中途半端に終わってしまったのだ。自嘲が脱ぎ得ないレティシアに十六夜は軽薄な声で続ける。

 

「その不安、払う方法が1つだけあるぜ」

「何?」

「実に簡単な話しだ。アンタは”ノーネーム”が魔王相手に戦えるのか不安で仕方が無い。ならその身で、その力で試せば良い――――どうだい、元・魔王様」

 

 立ち上がった十六夜の意図を理解したレティシアは一瞬唖然としたが直ぐに哄笑に変わった。弾けるような笑い声を上げたレティシアは涙目になりながら立ち上がる。

 

「なるほど・・・それはおもいつかなんだ。実にわかりやすい・・・・下手な策を弄さず最初からそうしていればよかったかもしれないな」

「ちょ、ちょっと御二人様?」

 

 慌てる黒ウサギをスルーして、十六夜はレティシアに改めて向き合って問いかける。

 

「ゲームのルールはどうする?」

「どうせ力試しだ、手間暇をかける必要もない。双方が共に一撃ずつ撃ち合いそして受け合う。どうだ?」

「地に足を着けて立っていたものの勝ち。いいな、シンプルイズベストって奴?」

 

 笑みをかわし、二人は揃って窓から中庭へ飛び出した。

 

「へえ、箱庭の吸血鬼は翼が生えてるのか?」

「ああ、翼で飛んでいるわけではないが・・・・制空権を支配されるのは不満か?」

「ルールにはそんなのなかったしな」

 

 飄々と肩を竦める十六夜。自らの不利を別段口にすることなく構える十六夜。

 レティシアはまずその態度を評価した。

 ギフトゲームにおいて対戦者は全てが未知数であると考えるのが基本であり、その未知に対して自らの持つギフトでいかに対抗するか、それこそがギフトゲームの真髄にして醍醐味なのだ。

 

(なるほど、気構えは十分。あとは実力が伴うか否か・・・・!)

 

 満月を背負うレティシアは微笑と共に黒い翼を広げ己のギフトカードを取り出した。金と紅と黒のコントラストで彩られたギフトカードに黒ウサギは蒼白になり叫ぶ。

 

「レ、レティシア様!? そのギフトカードは」

「下がれ黒ウサギ。力試しとはいえ、これが決闘であることに変わりはない」

 

 ギフトカードが輝き、封印されていたギフトが顕現する。

 

「互いにランスを一打投擲する。受けては受け止められねば敗北。悪いが先手は譲ってもらうぞ」

「好きにしな」

 

 レティシアは翼を大きく広げ怒号と共に槍を打ち出した。

 一直線に落下してくる槍に十六夜は―――

 

「カッ――――――しゃらくせぇ!」

 

 ――――――殴りつけた(・・・・・)

 

「「―――は・・・・!??」」

 

 素っ頓狂な声をあげる黒ウサギとレティシア。

 しかしそれは仕方ないことだろう、音速に届くかと思われるような速度で飛来する槍を拳で迎え撃つなど、ましてや、槍のほうが一撃で拉げ、無数の凶弾となって飛来するなど予想できているほうがおかしいのだ。

 

(こ、これほどか・・・しかし、これならば あるいは・・・・!)

「レティシア様!」

 

 尋常外の才能を目の当たりにし、自らの目測の甘さに恥じるレティシア。

 しかし、尋常ならざる者はもう一人いた。

 

「喰い散らせ」

 

 その瞬間、目の前にまで迫っていた凶弾が文字通り、消失した(・・・・・・・・・)

 高性能なウサ耳を持つ黒ウサギでさえ、そのつぶやき以外何の予備動作も感じ取れなかった零仁の攻撃。

 しかし、繰り出した本人はいつもと変わらぬ調子で窓から飛び降りてきた。

 

「ったく、何でもかんでも力任せに殴り飛ばすなよ、十六夜。そんなもん二流のやることだぞ?」

「じゃあ、お前だったらどうずんだよ、零仁」

「そだなー、方法は三つ。一つは片手で軽々しく止める。二つ目は、合気的な技術を使って、勢いそのままに投げ返す。」

「・・・・最後は?」

「ちょいと難しいが、飛んでくる槍の勢いと完全に釣り合う衝撃になるように拳打をたたき込み、余剰分を浸透系か、振動系の衝撃に変換して文字通り槍を粉砕する、だな」

「オーケー、化け物め」

「おいおい、元の世界じゃこれくらいやってのける奴は、知り合いだけでもダース単位でいたぞ」

「どんな人外魔境だ!」

「八割がたは人間だよ」

「残り二割は?」

「エルフとかドワーフ的な亜人」

「さすが、魔法のある世界」

「正確にはちょいと違うんだがな。・・・・所で黒ウサギなんかわかったのか」

 

 ギフトカードを見て驚愕に固まる黒ウサギに、零仁が問いかける。

 

「ギフトネームが変わっております。鬼種は残っているものの、神格が残っていません」

「つまり、吸血鬼のギフトしか残ってないってことか?」

「・・・はい。武具は多少残してありますが自身に宿る恩恵ギフトは・・・」

 

 十六夜は隠すことなく盛大に舌打ちをし、込み上げる苛立ちを押さえ込む。

 

「どうりで歯ごたえがないわけだ、他人に所有されたらギフトも奪われるのかよ」

「いいえ・・・魔王がコミュニティから奪ったのは人材であってギフトではありません。武具などの顕現しているギフトとは違い”恩恵”は様々な神仏、精霊などから受けた奇跡であり云わば魂の一部・・・隷属させた相手から同意なしにギフトを奪うことなど」

 

 つまり、レティシアは自分からギフトを差し出したということになる。

 

「レティシア様は鬼種の純血と神格の両方を備えていた為”魔王”と自称するほどの力を持っていたはずです、今の貴女はかつての10分の1にも満ちません。どうして・・・・」

 

「・・・それは」

 

 2人は沈鬱そうに頷いた。屋敷に戻ろうと足を向け、歩き出した直後に異変が起きた。

 顔を上げると同時に遠方から褐色の光が射し込みレティシアはハッとして叫ぶ。

 

「あの光・・・ゴーゴンの威光!? まずい、見つかった!」

 

 焦燥の混ざった声と共に、レティシアが光から庇うように2人の前に出る。

 しかしそれを零仁が止め、前に出る。

 

「動くなよ」

 

 そして、四人を褐色の光が包み込む。確かに、光が通った地面だけが石化している。

 しかし、十六夜・黒ウサギ・レティシアを含む零仁の周囲1mほどだけが一切石化していなかった。

 

「なんだ、こんなもんか(・・・・・・)。これなら、あいつのほうがもっと強力だな」

「おいおい、これ以上が居たってのか?」

「ああ、停止系全般を得意としていてな、数秒とはいえ時間すら止める奴だよ」

「やっぱ、人外魔境じゃねーか」

 

 笑い合う二人だったが、周囲はそうにもいかないようで、

 

 

「なっ、石化していないだと!?」

「構わん、すぐに確保しろ!」

「例の”ノーネーム”もいるようだがどうする!?」

「邪魔するようなら構わん、斬り捨てろ!」

 

 空を駆ける騎士たちの言葉に、十六夜は不機嫌そうに、尚且つ獰猛に笑って呟く。

 

「まいったな。生まれて初めてのおまけ扱いだぜ。手をたたいて喜べばいいか、怒りに任せて握りつぶせばいいか、お前らはどっちだと思う?」

「初めては、誰にでもあるとりあえず噛み締めとけよ」

「冗談を言っている場合かっ!」

「そ、そうです。とりあえず、本拠に逃げてください」

「まぁまぁ、落ちついて。その必要はないから」

 

 慌てるレティシアと黒ウサギをなだめつつ、零仁は騎士たちに言う。

 

「おーい、”ペルセウス(蚊蜻蛉)”共、悪いことは言わねえから、さっさとここから出て行った方が良いぞ」

「―――貴様っ!”ノーネーム”風情が我らを侮辱するかっ!!」

 

 憤る騎士たちだが、零仁は違う部分に驚愕を覚えていた。

 

「嘘だろ、いくら下っ端とはいえこの程度の連中で五ケタになれんのかよ。いくら何でもぬる過ぎるだろ」

「一度ならず二度までもっ、生かして返さん!」

「はぁ・・・そんなんだから舐められてんのがわかんねえのかよ」

「何っ!!」

「忠告はしたぞ?まさか”ノーネーム”風情には対不審者用のトラップ(・・・・・・・・・・)すらないとでも思ってんのか。落ちろ蚊蜻蛉」

 

 その言葉と共に、空中に浮かんだ魔法陣から雷が放たれ、”ペルセウス”の騎士たちを落としていった。

 それは、前方の一団だけでなく、背後にも放たれていた。

 

「これは・・・」

「透明化の兜、伝説通りだな」

 

 近くに撃ち落された騎士が吠える

 

「・・・・・き、さま・・・こんなことをして・・ただで―――――

「おいおい、俺は止めないけど、まさか”ノーネーム”風情のトラップに全滅しましたって言いふらす気か?」

―――――く、くそ・・・が・・・」

 

 そういって力尽きる騎士たち、それを確認した零仁はフィンガースナップをする

 その快音と共に、先と同じように消え失せる騎士たち。

 その光景に黒ウサギが詰め寄る。

 

「零仁さん何をしているのですか!それに今のは一体・・・?」

「落ちつけよ黒ウサギ、騎士たちは連れ易いようにギフトで収納しただけで、殺しちゃいない。

 雷撃の方はさっき言ってたように、不審者用の罠だ。昨晩”フォレス・ガロ”の連中がガキどもを攫いに来てな。十六夜が止めたが、同じことが起こったら困るから開発して、さっき設置したところだよ」

「お前は本当に―――ってか、やっぱ知ってたんじゃねーか。どんだけ、糸を引いてんだよ」

 

 とわめく十六夜をしり目に、先の轟音を聞きつけてやってきたジン・飛鳥・耀の三人に声をかける零仁。

 

「おい、お前ら準備しろカチコミ行くぞ」

 




追記:プロローグで書き忘れていた主人公の能力の名前を前回書きましたが、「誓約之王」の能力だけ、出しときます。

 空間支配:一度行ったことのある場所や、仲間のいる場所、そして視界内を自在に入れ替え、転移する能力。(距離制限あり)
 防御結界:多重構成された複合結界と、一瞬だが空間断絶による絶対防御を張れる。
 無限牢獄:対象を究極の絶対封印空間へ閉じ込める。
 断熱空間:慣性制御及び、熱量操作。自在に熱の出し入れを可能とする。
   誓約:何らかの誓約を立てることにより、一時的に能力を強化したり、逆に弱めて使い勝手を良くしたりできる。権能の発動条件があって無いようなものと言ったのはこの能力の御蔭(と言うことにする)

こんな感じで原作とは多少異なっております。

といった感じで、また次回に

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。