銀輪蓮廻魂≼⓪≽境東夢方界   作:カイバーマン。

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#46 弐ノ其 徹冷の灯鬼

現世の地獄の補佐官・鬼灯はかつて桃太郎と共に鬼を懲らしめた犬・シロと共に幻想郷へ視察に来ていた。

 

「ほへーこれが幻想郷かー」

「あまりウロチョロしないで下さいね」

 

やや興奮した面持ちで人里の中を走り回るシロに後ろから注意すると、鬼灯はすぐに彼の横へと並んだ。

 

「シロさんは幻想郷に来るのは初めてみたいですけど、ここがどういう場所なのかぐらいは当然把握してますよね」

「んとね、ルリオから聞いた事あったんだけど、確か現世と地獄の中間にある場所なんだっけ?」

「その答えはあまり正確ではありません、世に忘れられた者が流れ着くと言われるあの世とこの世の狭間の境に置かれた秘境スポット、そして人間と妖怪が共存して住んでる場所というのがこの幻想郷です」

 

仲間の雉であるルリオから聞いたのであろうがどこかうろ覚えなので

 

人里を散歩がてら鬼灯は簡単に幻想郷の説明を始めた。

 

「まずここに住む人間はかつて昔はよくあった村を栄える為の生贄として選ばれた者達の様な、いわゆる信憑性の無い風習によって理不尽な目に遭った者達の子孫なんです」

「生贄かー、昔はどこにでもあったよねー。雨が降らないから子供を神に捧げるとか」

「そんな彼等を幻想郷を創り上げた大妖怪・八雲紫が神隠しの如くここに連れて来た事が始まりです」

「その八雲紫?って妖怪はどうして人間をここに連れて来たの?」

「一つは人間の文明開発力は他の生き物より優れているから、それともう一つは妖怪を生き残らせる為ですね」

 

ふと目に入ったとある古本屋を眺めながら鬼灯は顎に手を当てる。

 

「妖怪というのは人間の存在は必要不可欠なんですよ、人間に「いる」と強く認知されていなければ次第に存在の力が薄れ、最終的に存在その者が消滅してしまいます」

「あーそれは俺も聞いた事ある、あんま覚えてないけど……」

「現世で妖怪が減っているのはそのせいです、だから人間が妖怪の存在を認知しているこの幻想郷では、妖怪もまたなんとか存在を保つことが出来ます」

「八雲紫さんは生け贄に子供達や忘れられた妖怪を救ってくれた救世主なんだね、めっちゃ偉い人じゃん!」

「どうでしょうね、私あの人とは何度かお会いしましたが、どうも胡散臭いですよ」

 

古本屋から出て来た店主と思われし少女と軽く会釈を交えた後、鬼灯は再びシロと共に歩きだした。

 

すると向かいから千鳥足でフラフラーっとしながら歩いて来る男女を発見する鬼灯

 

「こうして説明してみると幻想郷の役割は確かに忘れられた妖怪や人間達のオアシスだと言えますが、もしかしてそれはただの建て前であって、ホントは別の目的があるんじゃないかと最近思う事があるんです」

「流石に鬼灯様の考えすぎじゃないの?」

「いえ、彼女は確かに人間や妖怪、更には忘れられた神でさえこの地に住ませてあげていますが、どうも彼等に対してはさほど関心が無い様に見えるんですよね、彼女が唯一関心・強い愛情を持つ相手は……」

 

徐々に向こうからやって来る男女と距離を縮めていく、その二人は……

 

「あ~もうダメだ、俺もう飲めねぇ……やっぱ昼間っから鬼と一緒に呑むなんざやるもんじゃなかった……」

「うぃ~なに勝手にグロッキーになってんだ我が宿敵~、これからあと10、20件ははしごするんだから付き合え~」

「20件って人里の飲み屋全部回る気かよお前! ん?」

 

こんな日も昇ってる時間から堂々と飲み歩いているのはかつては人々に恐れられた存在の鬼・伊吹萃香と

 

そんな彼女を過去に討伐した事がある不死者・八雲銀時であった。

 

どういう経緯があったか知らないが、二人は身長差があるにも関わらず、仲良く肩を組み合いながら上機嫌でフラフラ~と歩いて来たのだ。

 

「なぁ、アレどっかで見たツラじゃね?」

「あ~? ああ確かに、どこぞで見た仏頂面だな」

「……」

「……」

 

 

そして橋の上でバッタリと鬼灯と出くわす二人。

 

顔を赤く染めすっかり酔った様子で二人は首をダランとさせながら仏頂面の鬼灯の顔をしばし見つめた後……

 

 

 

 

 

 

「逃げるぞ」

「言わずもがな」

 

先程まで酔ってまともに歩く事さえ出来ていなかったのに、鉢合わせした相手が誰かと分かった途端回れ右して全速力で駆けて行く銀時と萃香

 

しかし鬼灯は無言で手に持った金棒を上に掲げると

 

「あだすッ!」

「えぎるッ!」

 

逃げる彼等の後頭部目掛けて勢いよくぶん投げた。

 

綺麗に食らった二人はそのままバタリと前のめりに倒れると、鬼灯はやや速足で彼等の方へ歩み寄り

 

「まっ昼間からなに酒飲んでんだ、働け」

「イテテテ……テメェいきなり金棒投げるとかなに考えてんだコラ!」

 

珍しく敬語ではない口調で鬼灯が窘めると、銀時はすぐにガバット起き上がって彼に向かって叫び出した。

 

「つうかなんでテメェがここにいんだよ! テメェがいつも用があるのは幻想郷じゃなくてここの地獄だろ!」

「ああ幻想郷の地獄には先刻顔を見せて来ました、今はここがちゃんと機能しているのか視察に来ているんです」

「オメェが来なくてもここはちゃんとやっていけてんだよ! 帰れテメーの地獄に! 塩ばら撒くぞ!」

「その程度の魔除けが効くと思うなら好きなだけばら撒いて下さい」

 

不死身であっても痛いモンは痛いので、やられた後頭部を摩りながら銀時が凄い剣幕で怒鳴るも

 

鬼灯は全く悪びれも無い様子で真っ向から立ち向かう態勢。

 

そうしていると二人の下へ慌ててシロが駆けてきた。

 

「どうしたの鬼灯様! その銀髪のモジャモジャ頭って誰!? もしかして鬼!?」

「いえ、確かに鬼は基本天パが多いですが彼は違います、鬼はこっちの小さい方です」

「はぁ~、相変わらず同族に対してなんという真似をするんだお前は……」

 

驚いてるシロに鬼灯が萃香の方を指差しながら説明していると、萃香もまたムクリと起き上がる。

 

「やはり同じ鬼であってもお前とは相容れないな、鬼灯。我々が牙を剥くのは同胞相手ではなく人間相手だろうに」

「鬼を自分基準に考えないで下さい、真っ当な鬼は私と同様まともに働いています、あなたもいい加減仕事に就こうとか考えないんですか?」

「たわけた事を……昔から鬼は人間に恐れられ人間を襲う事が仕事なのだよ」

「たわけはどっちだ、また退治されたいのか」

 

鬼灯は地獄の補佐官として休日出勤する程の激務を行っているのに対し

 

同族である萃香は未だに職に就かずにダラダラと酒を飲み歩いているだけの日々

 

そんな彼女に鬼としての定義を言われても全く説得力が無かった。

 

鬼灯と同じ鬼の萃香、シロは彼女を見ながら尻尾をフリフリと左右に振る。

 

「ホントだ頭におっきな角が二本生えてる、でも普通の鬼と比べるとちょっと小さいね、唐瓜さんや茄子さんと同じ小鬼なのかな?」

「あ~? なんだこの白い犬は? お前のペットか鬼灯?」

「ペットじゃないよ俺はシロ! 桃太郎の仲間なんだけど今は鬼灯様の下で獄卒として働いているんだ!」

「桃……太郎……?」

 

目を細めながら尋ねて来た萃香にシロはいつもの様に元気にご挨拶

 

しかし彼の口から出て来た桃太郎というワードを聞いて

 

萃香の目つきがガラリと変わり

 

「貴様ァー!!! 我等が鬼を退治したあの桃太郎の仲間かァァァ!!! よくもノコノコと私の前に姿を現したな! 仲間の仇をここで取ってやるわ!!」

「ひぃごめんなさい!! あの頃は若くて俺達もブイブイいわせてただけなんです!」

「そんな言い訳が通用すると……ぎぶッ!!」

 

怯えるシロに対し可愛げのある見た目とは裏腹に、鬼としての本性を見せようとする萃香

 

しかし彼女が襲う寸前にまたもや鬼灯が彼女の頭に金棒を振り下ろす。

 

「桃太郎さん達が退治した鬼は人間に害をもたらす”薀鬼”。無闇に人を攫い続けていた貴女と同様退治されるのは自業自得なんですよ」

「くぅ……! 何故だ! かつては鬼の四天王と呼ばれた私がこうも一方的に……!」

「日々の積み重ねがモノを言うんです、自堕落に生きて来た己自身を恨みなさい」

 

頭からポタポタと血を垂らしながら悔しそうに歯を食いしばって嘆く萃香に鬼灯が至極現実的な正論を述べていると

 

シロが桃太郎のお供だったと聞いていたのか、今度は銀時の方が「ほーん」と呟きながらしゃがみ込んでマジマジとシロを見つめる。

 

「あの有名な桃太郎の犬がコレかぁ? なんか軽くデブってるしどうも胡散臭ぇなぁ、ホントにこんなのが鬼を退治したのか?」

「俺だって昔はもっとスマートだったよ! 現代のご飯が昔より美味しくなったせいで食べ過ぎただけですー!」

「つーかそもそも鬼退治した犬が鬼の所で働いてるってどうなんだよ、おかしくね?」

 

太ってるという部分には敏感なのか、尻尾を逆立てながらムキになって言い訳するシロを見て、銀時はますます怪しむ様に眉間にしわを寄せる。

 

「俺も昔は鬼や色々退治したのによ、現世ではこんなメタボ犬の方が有名だってのが腹立つよなホント」

「メタボ犬って言うな! え? ていうか鬼退治した事あるの?」

「彼はかつて源頼光の配下として多くの妖怪を懲らしめて伝説になっています」

 

銀時とシロの会話の間に鬼灯がシレッと加わる。

 

「ちなみにその退治した鬼というのが彼女です」

「そうなの!? 退治した鬼と一緒にお酒飲んでるとかそっちだっておかしいじゃん!」

「うるせぇワン公、カミさんのダチのよしみでたまたま付き合ってやってるだけだっての」

「カミさん?」

「ああ、実を言うと彼は」

 

ギャンギャン吠えて来るシロにウンザリした様子で銀時が後頭部を掻き毟っていると

 

そんな彼を鬼灯が指さしながらシロを見下ろす。

 

「先程話していた幻想郷の管理人・八雲紫の旦那・八雲銀時です」

「はぁ!? ここで一番偉い人の夫がコレ!?」

「映姫さんといい、どうもここの女性陣は変な男とばかり所帯を持つんですよね。まあぶっちゃけ女性陣もかなりアレな方が多いので似たり寄ったりなんですけど」

 

幻想郷には変わり者が多い、男も女もてんでまともな者はいやしない奇人変人の巣窟だ。

 

それは勿論、今目の前にいる銀時や萃香も例外ではない、そしてこの幻想郷を統治する八雲紫もまた

 

「しかしシロさんが驚くのも無理はありません。妻が管理人として働いてる傍ら、この男は毎日こうしてプラプラと遊び回っている、こんな典型的なヒモ男とどうして何百年も夫婦関係を築いてるのか私も不思議です」

「俺達の夫婦の間柄に疑問持つ前にテメーの相手でも探してろワーカホリック馬鹿」

「余計なお世話だニート馬鹿、さっさと何でも屋なり教師なり働いたらどうなんですか?」

「そっちこそ余計なお世話だ、てかなんでその二択?」

「……なんだろう鬼灯様と白澤さんの下らない口喧嘩思い出した……」

 

天界に住むどこぞの神獣とよくやっている様な事を銀時相手にしている鬼灯を見て

 

あー鬼灯様と一番合わないタイプだなこの人と内心密かに思うシロであった。

 

「それより鬼灯様、もっと幻想郷回ってみようよ、あそこにあるデッカイ山とか面白そう」

「あそこは天狗が統治している妖怪の山ですよ、こちらから鴉天狗を派遣する趣旨を伝える為に出向く予定です」

「鴉天狗ぅ? そういや前に地獄の閻魔がそんな事言ってたっけな、 ヅラ捕まえる為に現世の地獄から応援を要請したとかなんとか……」

 

人里からでも良く見える一際大きな山を興味を持ってシロが見上げていると、鬼灯の隣から銀時が顎に手を当てながらふと思い出す。

 

「あんなバカ相手に現世の地獄まで本腰入れる必要もねぇと思うけどな」

「確かにバカですが半ば祟り神に近い悪霊ですし、こちらも本気で捕まえておかないと後々厄介になるのは目に見えてるんですよ。実際今もなお現世に呪いを振り撒いてるらしいですし」

「そんなに捕まえたかったらとっとと捕まえて来いよ、ほら」

 

悪霊である桂小太郎には是非とも現世の地獄で祟り神としての力を発揮して欲しいと思っている鬼灯

 

彼が地獄から鴉天狗を派遣してでも捕まえたいと聞いて、銀時はスッと一軒の店を指差すと

 

 

 

 

 

 

 

「ハッハッハ! 昼飯も食べ終えたしそろそろ来るべき決起の為の集会にでも行くとするかエリザベス!!」

『はい桂さん!』

 

噂をすればとタイミング良く現れた桂小太郎と、謎の生命体エリザベスがガララッと店の戸から出て来たのであった。

 

お尋ね者でありながら一切周りに警戒せずに堂々と現れた彼に流石に鬼灯も一瞬硬直してしまう。

 

「……」

「ああ! アレって鬼灯様が探してた悪霊じゃん! 隠れる気ゼロで高笑いしながら向こうから現れたんだけど!」

「あそこのラーメン屋アイツのお気に入りなんだよ、未亡人の店主がいるから尚更な」

「未亡人好きなの悪霊!?」

 

銀時曰くあそこのラーメン屋は桂にとってお気に入りの店だったらしい。

 

向こうから探してた人物が現れた事でシロが驚く中、鬼灯は一人目を細める。

 

「……何をしているんでしょうね一体」

「チャンスだよ鬼灯様! 早くあの悪霊を捕まえよう!」

「いやそっちじゃなくて」

「え?」

 

キョトンとするシロを尻目に鬼灯はゆっくりと桂とエリザベスの方へと近づいていく。

 

何やら不穏な気配を放つ彼に気付き、桂もまた「ん?」と振り返って来た。

 

「はて、そなたどこぞで会った様な……」

『あ! 桂さんヤバいですよ! この人は……!』

 

少々見覚えがあると首を傾げる桂に慌てて警告を伝えようとプラカードを掲げるエリザベス。

 

しかし

 

彼等の距離が縮まった時

 

鬼灯の腕がまっすぐと伸びて

 

 

 

 

 

 

エリザベスの口の中へ思いっきり突っ込まれた

 

「冥界の主が何をやっている……」

『うぐおッ!』

「エリザベスゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

バリトンボイスが更にドスの利いた口調になり、完全にキレた感じで睨み付けながら鬼灯はエリザベスの口の中で”何か”を掴んだままズイッと顔を近づける。

 

「そちらで働いている従者の方からよく連絡が来てました、「近頃最近ウチの主が悪霊に現を浮かして仕事をしない」と……ですがまさかここまでバカげた真似をしているとは私も考えてませんでしたよ」

『あ、頭が割れ……!』

「どうしたんだエリザベス! おのれぇ何者かは知らんがエリザベスを苦しめるのなら容赦はせん! 覚悟!!」

 

別に頭は掴まれていないというのに突然頭の不調を訴え始めるエリザベス。

 

鬼灯が腕を突っ込んだ黄色いクチバシの中ではミシミシと何か鈍い音が鳴り響いている。

 

エリザベスの危機を察知して桂もすぐ様腰の刀に手を置きながら鬼灯に襲い掛かろうとするが

 

「ガウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

「どぅ!!」

 

突如、彼の顔面に鋭い牙を立てて襲い掛かったのは鬼灯のお供であるシロ。

 

伊達に桃太郎と共に鬼を退治しただけあって、ここぞという時は凄まじい形相で敵に容赦なく頭からかぶりつく。

 

桂がシロに襲われているのも露知れず、鬼灯はただエリザベスだけを凝視しながら

 

「迷える死者の魂を導くという大事な仕事をサボってるばかりか、そんなアホな格好して災いを振り撒く悪霊と仲良くデートとは……どうやら私直々にお灸を据えてやらないといけませんね……」

『な、なんの事でしょうか……私はただのエリザベスです……』

「ていうかそのプラカード使っての会話方法ってどうなってるんですか?」

『き、禁足事項ですぅ……』

「随分と懐かしいネタを……」

 

誰もがツッコミたいと思っていた疑問をポツリと呟きながら、鬼灯は何かを掴んだままグイッとエリザベスを引きずっていく。

 

「ほら行きますよ、こうなったら白玉楼で妖夢さんに土下座して全力で謝ってもらいます」

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 桂さぁぁぁぁぁぁぁん!!!!』

「エリザベスゥゥゥゥゥゥゥ!!」

 

頭から血を垂らしながら連れ去られるエリザベスに懸命に手を伸ばす桂だが、ふと自分の頭をかじっているのが犬であるシロだと気付くと

 

「しまった! フワフワな毛並みと肉球に包まれてしまい動くに動けん! あーもうどうして肉球というのはこんなにも触り心地が良いのであろうか!」

「ふわ!? この人噛んでるのにどんどん嬉しそうな顔してるんだけど!」

 

噴水の如く血を噴き出しながらも桂の表情は笑顔。シロにかまれてる状況でありながら彼の足に付いてる肉球を触りながら嬉しそうな声を上げるので流石にシロも困惑。

 

無事に桂を捕らえたのは良いが、鬼灯は一人でエリザベスを連れて何処かへ行ってしまったし

 

桂は桂で自分の身体に頬ずりしながらかなり余裕といった感じなので、どうしていいのか途方に暮れるシロ。

 

そしてそんな状況をあくまで傍観者として見ていた銀時と萃香というと

 

「……邪魔者もいなくなったし、飲み直しにでも行くか」

「そうだな~、働きたい奴には好きなだけ働かせて、遊びたい奴は好き勝手遊ぶ、これもまた世の摂理というものよな~」

 

そう言い残すと二人は仲良く再び昼間からやっている飲み屋を探しに出向くのであった。

 

 

そして後々知る事になるのだが

 

あの後鬼灯は迷える魂が集まるという白玉楼にて

 

ジト目で正座しながら何も言わない魂魄妖夢に対してエリザベスの頭を鷲掴みにしながら何度も謎の謝罪をさせて

 

一方シロはというと

 

実は無類の肉球好きであった桂に骨抜きにされる程己の肉球を触られ続け

 

あっさりと彼を捕り逃がす事となってしまうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




鬼灯の冷徹コラボ回はこれにて終わりです

ホントはもっと長く書けますがあくまでちょっとしたコラボだからここまでです。

次回からは銀魂×東方だけの物語でお送りします、鬼灯ネタは今後もあると思いますが

それでは感想お待ちしております。

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