幻想郷では妖怪が人間を襲う事は度々ある、本来幻想郷ではやたらめったに妖怪が人を襲う事は八雲紫が敷いたルールの下によって禁じられているのだが、それを破り人食行為に及ぶ妖怪は未だに絶えない。
故にそういった輩には博麗の巫女が退治に出向くというのがいつもの事だ。
「久しぶりの妖怪退治ね、腕がなるわ」
今回もまた、人里にて妖怪が人を襲う事件が発生したらしい。
急いで現場に向かう為、博麗の巫女、博麗霊夢が珍しく駆け足で事件発生現場へと赴いていた。
するとそんな彼女の後を追ってスィーと箒にまたがり飛んできたのは
「よう霊夢、人里に来て何してんだ? 遂に物乞いでもするのか?」
「ああアンタか……」
大きな帽子を片手で押さえながらやってきたのは霧雨魔理沙。
彼女が飛んできたと同時に霊夢は嫌そうな顔を浮かべる。
「悪いけど今仕事中だからどっか行ってくれない? 出来れば一生」
「つれない事言うなよ、仕事って事は大方この辺で出没したっていう妖怪の退治だろ? 私に譲ってくれても構わないぜ?」
「あのね妖怪退治の仕事は博麗の巫女の仕事なの、なんの責務感も無い家出娘に任せられる訳ないでしょ」
「じゃあお前は博麗の巫女ってモンに責務感とかあんのかよ」
「あるわよ一応、これでもアイツ等に食わせてもらってんだから巫女としての仕事はキッチリするわよ、もっとも食わせてもらってるのはほぼ虫だけど」
人里という事もあり、箒から下りて霊夢と一緒に並走する様に走る魔理沙に霊夢がブツブツと呟いていると……
「やっぱオメェもこっち来てたか、お前に標準合わせて飛んで正解だったぜ」
「ってアンタまで来たの!?」
パッと突然隣に現れたと思いきやすぐに霊夢、魔理沙と並んで走り出したのは八雲銀時。
魔理沙はわかるが彼まで現れた事に霊夢は驚いている中、魔理沙は「ハハハ」と面白そうに彼に笑いかける。
「霊夢の親父まで出て来やがったか」
「テメェもいたのか腐れ魔法使い、さっさと帰れ」
「ヘイヘイ、人形を操る魔法使いじゃなくて悪うござんした」
「このガキ……」
相も変わらず魔理沙には素っ気ない銀時、そんな彼に彼女が皮肉たっぷりな言葉を浴びせていると、霊夢の方が銀時に話しかけた。
「ていうかなんでアンタまで現場に行くのよ、妖怪退治は巫女の仕事よ、アンタの出る幕じゃないわ」
「うるせぇな紫の奴に言われたんだよ、「一日中ぐうたらしてないでたまには幻想郷の為の仕事しなさい」って」
「だったら仕事しなさいよ!」
「してるだろ! こうして妖怪退治に出向いてんだよ!」
「それ私の仕事でしょうが!」
「いいだろたまには銀さんがやったって!」
「よくないわよ!」
どうやら妻である八雲紫にキツイ事言われた事がキッカケで彼も妖怪退治に来たらしい。
しかし霊夢には博麗の巫女としてやるからには自分でやるという義務がある。
そう簡単にこの仕事を友人であろうが身内であろうが譲る訳にはいかないのだ。
「ついて来るんじゃないわよアンタ達! これは私の仕事なの!」
「いいだろ霊夢! 友人のよしみで私にも一口噛ませてくれよ!」
「アンタと友人になった覚えはないわよ!」
「おい霊夢、パパの言う事をちゃんと聞きなさい!パパはね!仕事するまで家に帰って来なくていいってママに言われてるんだよ! このままだと家に居場所を失うんだよ!」
「アンタと親子になった覚えも無い!!」
両隣からギャーギャー叫びだす二人にいちいち返事しながらやっとのこさ霊夢は現場に辿りつく。
だがその場で彼女達が見た者は
「は!?」
「おお!」
「おいおいおい……」
霊夢は驚き、魔理沙は興奮し、銀時は呆れる。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」
「こんの腐れゴリラがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
天狗、というよりもややゴリラに近いガタイの良い妖怪に、一見華奢に見えるポニーテールの女性がタワーブリッジを食らわせているではないか。(相手の背中に両肩を乗せたまま相手の頭を両足を掴みながら両手に力を入れて相手を落とすプロレス技の一種)
「人里にやって来た妖怪が人間を襲っている」と聞いていた筈なのに
「人里にやって来た妖怪を人間が襲っている」という事態に直面する羽目となった霊夢達は呆然とするばかり。
「いだだだだ! ギブギブお妙さんギブ! まさか俺に対するお妙さんの愛情表現がこんなにもハードだったなんてぇ~!」
「どこの口がほざいてんだコラァ! このまま真っ二つに引き裂いてゴリとラーにしてやらぁ!」
「お妙さんそれ今時の若い子は知らないネタ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 誰か助けてぇぇぇぇぇぇ!!!」
そろそろ限界に達しているのか涙目で叫んでいる天狗の名は近藤勲。
あの沖田総悟や土方十四郎を始め、多くの鬼天狗の中のトップである局長を務める真撰組の柱的存在だ。
しかし今その柱が人間の女性にとって脆くも二つに裂かれようとしている。
霊夢はそれを見てどうしたもんかと頬をポリポリと掻いた後、仕方なく二人の方に出向いて行った。
「あの~すみません、博麗の巫女なんだけど、この辺で人間を襲う妖怪がいるって聞いたからやってきたんだけど?」
「あらあなたが巫女さん? 丁度良かったわ」
「ギャァァァァァァァァ!! 裂ける!! 裂けちゃうぅぅぅぅぅぅ!!!」
「うるせぇ今人が喋ってる最中だろうが大人しくしろやァァァァァァァ!!!」
霊夢に話しかけられて一瞬優しそうな表情になる女性だが、決め技食らってる近藤が叫ぶとすぐにキレ顔になってますます両手に力を注ぎ始める。
そしてすぐに霊夢の方に向き直り
「私見ての通り今妖怪に襲われてるの? 良かったこのゴリラ退治して下さる?」
「いやどっからどう見てもアンタがそのゴリラ襲ってるようにしか見えないんだけど!?」
「巫女さん助けてぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「あーもうとりあえず一旦そいつ落として! 話はそれから聞くから!」
「わかったわ、オラァァァァァァァァア!!!」
「ギャァァァァァァァァ!!! 遂に裂けたァァァァァァァァ!!!!」
「そっちの落とすじゃないわよ!!」
近藤の背中から鈍い音がバキボキと鳴り響き、遂には泡まで吹いてしまう始末。
ぐったりして動かなくなった近藤を、女性はポイッと地面に投げ捨てる。
「あー怖かったわ~」
「アンタの方が怖いわよ!!」
安堵したかのようにホッとする彼女に霊夢がツッコむ中、銀時と魔理沙は倒れてピクピクと痙攣している近藤の方へしゃがみ込む。
「おいゴリラ、生きてるか?」
「なんとか……」
「おい霊夢、このゴリラ生きてるぜ! 私がトドメ刺していいよな!」
「ふざけんなここは俺の役目だ、妖怪退治なら昔からお手のモンだっつうの」
「じゃあここは後輩に譲ってくれねぇかなぁ、八雲の旦那様よ」
「可愛げのねぇ後輩に誰が譲るかコノヤロー」
「俺に救いはないのですかぁぁぁぁぁぁ!?」
かろうじて生きている様子である彼を魔理沙と銀時がどちらが始末するか揉めている事に、倒れながら近藤は泣きながら訴えつつ上半を起こした、さすがは妖怪、回復が早い。
「お前等さぁ! ちょっとぐらい優しくしてくれたっていいんじゃないの!? 俺がこんなにも苦しんでるのになんの一体!?」
「とにかく妖怪退治がやってみたい魔法使いです」
「とにかく仕事して大手を振って妻のいる家に帰りたい不老不死の亭主です」
「とにかくってなんだよ! とにかく俺を殺したいの!? 発想がサイコパスだよ!」
二人の自己紹介に近藤がキレ気味で叫んでいると、話を終えた霊夢が女性を連れて彼等の下へと戻って来た。
「話はこの人から聞いたわ、ちょっとそこのゴリラ」
「え? いや俺ゴリラじゃなくて天狗なんだけど……」
「アンタこの人を散々つけ回してたみたいじゃない、追い払っても追い払ってもしつこく迫って来るアンタが迷惑で仕方なかったみたいよ」
「そうなのよ、本当にしつこくて困ってたんです」
どうやら話は霊夢がちゃんと女性から聞いていた様だ。女性は本当に困った様に深く頷く。
この女性の名は志村妙。
話の中に何度か出て来ていた志村新八の実の姉であり、霊夢が食べた卵焼きという名の未確認物質を作ったのも実は彼女である。そして志村新八の姉という事は彼女もれっきとした『人間』である。
「だからあまりにも諦めてくれないのでちょっと巫女さんに助けて欲しいと思ったの」
「助ける前にアンタが全部片づけてたじゃないの……」
「それにしても意外ね、新ちゃんから巫女さんの話は聞いてたけど意外と普通の女の子なのね」
「え?」
お妙は誰かから自分の事を聞いてたらしく霊夢は眉間にシワを寄せる。
「新ちゃんって誰の事よ?」
「新ちゃんってのは私の弟で、名前は志村新八っていうの、ほらアレよ、眼鏡を掛けてる人間というより、人間を掛けてる眼鏡というか」
「眼鏡? あーはいはい、あのやたらと叫んでばかりの眼鏡ね、思い出したわって……」
新八の事を思いだしやっとわかったといった表情を浮かべる霊夢だが、その表情はすぐに曇る。
確か前に新八の姉が作った卵焼きというのを食べてえらい目に遭ったような……
「アンタがアイツの姉ぇ!? てことは私が食べたあの卵焼きというか未現物質というか末恐ろしいモンを創造したのはアンタだって言うの!?」
「あら私の作った卵焼き食べてくれたのね、嬉しいわ」
「冗談じゃないわよ! アンタのせいで私がどんな目に遭ったと思ってるのよ!」
「そうだわ丁度よかった。実はさっき家で作り過ぎちゃったから誰かにあげようと思ってた所なの」
「聞きなさいよ人の話!」
正直自分がどんな目に遭ったのかは記憶が無いのでわかりようがないのだが、あの時の他の者達の反応を見る限りきっと恐ろしい出来事が自分の身にあったというのはわかっているのだ。
その事について彼女に激しく追及したい霊夢だが、お妙はそんな事も露知れず、ニコニコ笑顔で手に持っていたお弁当箱をパカッと開ける。
「ハムエッグよ、初めて作ったから味に自信はないんだけど良かったら味見してくれないかしら?」
「前の卵焼きと何が違うのよぉ!! 前と同じ禍々しい物体にしか見えないんだけどぉ!?」
お弁当箱の中身はこれまた漆黒の物質が黒いオーラを放ち佇んでいた。
しかも今度は前の卵焼きと違い微妙に蠢いているような気がする……
霊夢はすぐにその場から後ずさりして逃げようとするが
「はいあーん」
「いやちょっと待って! 私はもうアンタの手料理なんて食べたく……うぐ!」
逃げようとする霊夢の腕を掴むと、お妙はハムエッグ(?)を箸で一口分つまんで無理矢理彼女の口に突っ込む。
その瞬間、霊夢の顔が徐々に青ざめていき……
「おいおいマジかよ! 霊夢がまたあのヤベェモンを食っちまったのか!?」
「これはさすがにヤバいぜ……前回と比べて人手が足りなすぎる!」
霊夢がお妙の料理を食べてしまった事に気付くのが一足遅かった銀時と魔理沙。
二人が目の前で行われている霊夢の変化を眺めながら苦悶の表情を浮かべていると
「案ずるなお前等、ここに誰がいると思ってんだ」
「「ゴリラ!」」
「ゴリラじゃない俺は……」
この状況を前にして一人冷静に腕を組んで静かに微笑む者が一人。
いつの間にか完全復活し、自分の両足でしっかり立っている近藤であった。
驚く銀時と魔理沙を尻目に、近藤は腰に差した刀をスチャッと鞘から抜くと
「真撰組の局長・近藤勲だ! オメー等! 局長命令だ! すぐにここに集まれぇ!!!」
「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
「な、なんだこの叫び声は!?」
「妖怪の山からいっぱい聞こえるぜ……」
近藤が叫ぶと同時に妖怪の山の方角から応えるかのように男達の咆哮が飛んでくる。
するとすぐに彼の両隣にスタッと現れる妖怪が二匹。
「ったく一体何なんでぃ近藤さん、せっかく今から土方の野郎をいびる為に向かっていた最中だったのに」
「おい聞こえてんぞ総悟、誰をいびるだコラ、おめぇ絶対戻ったら殺すからな」
現れたのは真撰組一番隊長の沖田総悟と現在罰則を受けている副長、土方十四郎。
何事もなく自然と近藤の下へはせ参じながら、二人は顔を合わせて早々いがみ合う。
「あり? 近藤さんおかしいですぜ、この野郎は俺達真撰組の奴じゃありませんよ、近藤さんの能力ちょっとバグが起こったじゃないですか?」
「ふざけんな俺だってれっきとした真撰組だ! 勝手にバグ扱いにすんじゃねぇ! お前こそバグだ!」
「フ、相変わらずだなお前達、俺の能力はバグってねぇよ、この通り……」
二人の喧嘩には慣れっこの様子で近藤がフッと笑うと。
その後続々と彼の周りに同じ制服を着た鬼天狗が集い始める。
「全員俺の元へ集まってくれた、紛れもねぇ、俺の能力はいつだって健在だ」
「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」」
近藤勲だけが使える能力、それは「自分の下へ同志を導く程度の能力」
彼が一声上げれば、隊士達は例え地の果てであろうが地底の奥深くにいようが瞬時に彼の下へ集まる事が出来るのだ。
周りを引っ張って導く存在である真撰組の局長らしい能力だ。
「おいおいゴリラのクセに随分と派手なモン見せてくれるじゃねぇか」
「こりゃ人手が足りないと言った事は撤回するべきだな、こんだけいれば頼もしいぜ」
みるみる数が増え屈強たる鬼天狗達が現れた事に、銀時と魔理沙は頼もしそうにフッと笑う。
「じゃあそろそろいっちょ行くか……ってなんだと! 霊夢の奴! いつの間にかあんなにデカく……! 50メートルはあるぞ!!」
その日、銀時は思い出した。
博麗の巫女があの物質を食べると想像出来ないほど恐ろしい変化が発生するのを
「しかもあの体の周りに発生させているのは蒸気か!? チッ! なんつうクソ熱い蒸気だ! 迂闊に近寄れねぇ!」
「こりゃあ前よりも手ごわそうだ! それにここは人里、このままでは人間に被害が!」
「うろたえるなお前等! お前等には俺達真撰組が付いている!!」
「「!!」」
あまりにも恐ろしく変わり果ててしまった霊夢にさすがに銀時と魔理沙も焦っていると近藤が喝を唱え刀を天にかざす。
「行くぞお前等ぁ!! 今日は妖怪ではなく人間達を護るために刀を抜け! そしてこの巫女を倒すんだぁ!」
「土方さん、久しぶりの実戦だから腕なまってるんじゃないですか? なんなら帰って結構ですぜ」
「ほざけ、こんな面白そうなモン相手に帰れるかってんだ、お前等ぁ! 近藤さんに続けぇ! 巫女退治だぁ!!!」
沖田の皮肉を流しつつ土方は久しぶりに部下達に激を飛ばし、先陣を走る近藤に続いていく。
それに応えて隊士達もまた彼等の後を追って霊夢の下へ突っ込んで行った。
それを眺めていた銀時はフゥーとため息を突き
「やれやれ、勝手に熱くなりやがって……しかし妖怪共が人間護るためにあそこまでやってくれてんだ」
「幻想郷の主の旦那と魔法使いの私が呑気に見物してる訳にはいかねぇぜ」
「だな」
珍しく魔理沙の意見に同意すると、銀時は彼女と共に地面を蹴り走り出す。
「行くぜチンピラ魔法使い!」
「おうよ! 八雲のヒモ旦那!」
互いに罵り合いながらも二人は清々しい笑顔のまま戦いへと赴いた。
人里へと襲来した凶悪なる巫女を退治せんが為に
後日、この事については「文文。新聞」にてこう書かれていた。
平穏なる人里にて突如50メートル級の超大型巫女が出現、人間達が恐れおおのき逃げる中、我々の仲間である真撰組がなんと撃退する事に成功。
局長・近藤勲率いる先鋭隊によって早急に対処した結果、無事に負傷者も無く沈下するに至った。
ここ最近不祥事ばかりであった彼等のまさかの大活躍に、我々天狗もおおいに賞賛を贈るべきであろう。
被害が起こった場所に最も近い所で出くわしてしまった人間の女性、S・T(18)さんも「突然巫女さんが変貌した時は私とても怖かったの、けどあの人達のおかげで助かったわ、あのゴリラには今回は礼を言っておくけど金輪際私の事をつけ回らないで下さいね、さもないと今度こそ殺しますよ」と彼等に感謝の意を述べていた。
その一方で退治された博麗の巫女はというと「なんで妖怪退治を仕事にしてる私が妖怪に退治されなきゃいけないのよ……」と深いショックを受けて今もなお神社に引きこもっている。
取材を試みたが彼女は神社から一歩も出ようとせず、襖の奥から僅かに「一体何があったの、今度は私に何があったのよ……」と意味不明な言動を呟いているのが聞こえるだけであった。
ところで著者はこの事件の中で巨大化した巫女とか真撰組なんかよりも気になる事がある、むしろそっちが本題である。
それはこの事件の中で真撰組と共に銀髪の侍と白黒の魔法使いが戦っていたという情報があったという事だ。
銀髪の侍というのはいわずもがなあの大妖怪・八雲紫の夫。
白黒魔法使いというのは恐らく巫女の友人と思われるあの変なキノコばかり集めてる魔法使いの事であろう。
実はここ最近、著者がとある屋台の店主から聞いた情報なのだが、八雲紫の夫はとある魔法使いといかがわしい関係になっていると噂になっているらしい・
事実ならばこれはれっきとしたただれた不倫関係という事になる。
そしてもしこの魔法使いというのがその不倫相手だとしたら……
もしこれらの事に何か心当たりのある方はすぐに文文。新聞の著者、射命丸文にご連絡をお願いします。