怪獣と骸骨の異世界蹂躙物語   作:きょろりん

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ナザリックからの贈り物

※誤字が見つかりましたので修正しました!


4話 準備

俺はモモンガさんと宝物殿にむかっていた。なぜなら自分の装備を取りに行きたいとモモンガさんに尋ねたところ

 

 

~~~~~

 

「あ、そうですね。取りに行かないといけませんね」

 

「宝物殿にあるんですよね。なら一緒に行きませんか?」

 

「へ?何でです?」

 

「いやだってあそこには・・」

 

「あーアレですね・・・。確かに行かなきゃですけど・・・」

 

「やっぱ・・恥ずかしいですよね。あのかっこいいのwww」

 

「笑わないでください!あれは若気の至りです!」

 

「若気ってwww」

 

「止めてくれぇぇぇ!!」

 

「www・・っとまあ冗談で、挨拶ぐらいはしたほうがいいんじゃないですか?」

 

「そうですが・・・」

 

「さっ。行きましょ行きましょ!」

 

「くぅぅ・・」

 

~~~~~

 

・・っと、いうことだ。で今は・・

 

「よくぞおいで下さいました!私の創造主たるモモンガ様!そしてモモンガ様のご友人でもあり、至高の41人の御一人、ゾルディオ様!」

 

モモンガさんが作ったNPC、パンドラズ・アクターと会っていた。・・・あ、モモンガさんが光った。

 

「お、お前も元気そうだな。パンドラズ・アクター」

 

「はっ!元気にやらせていただいております!それで・・・今日はどのようなご用件で?」

 

「うむ。ゾルディオさんの装備を取りに来た」

 

まあ、装備っていう割に置いてったの少ないけど。

 

「おお!それはそれは!すぐに持ってまいります!」

 

そういうとパンドラズ・アクターは走って取りに向かった。

 

「元気そうで良かったじゃないですか」

 

「そ、そうですね・・」

 

「・・そんなに恥ずかしく思わなくてもいいんじゃないですか?結構かっこいいと思いますよ?」

 

「ゾルディオさん・・・頼むから・・何も言わないでくれ・・・」

 

「は、はい」

 

そんなに黒歴史かな?今のところまだ大丈夫だと思うけど。でも・・まぁ、あの一言一言言う度に動き加わるとなーwww。真面目なんだろうけどww。

 

しばらくしてパンドラズ・アクターが戻ってきた。

 

「こちらでございますね!」

 

そう言いながら腕輪二つに真っ赤なマントを持ってきた。おお、来た来た。俺が身に着けられるの腕輪かマントくらいだもんなー。最初は苦労したなー。裸同然で戦わなきゃいけないし。

 

「ありがとう、パンドラズ・アクター」

 

「いえ!これぐらい当然のことです!」

 

「そんなことないですよ。ここで守ってくれてたのでしょう。私はあなたに感謝しなければなりません」

 

「おお!まことに私ごときに勿体ないお言葉!」

 

そのまますぐに持ってきてもらったアイテムを装備した。右腕に「キングブレスレット」、左腕には「ウルトラブレスレット」。背中のマントは「ブラザーズマント」。

そのどれもが神器級であり、万能性は恐らくナザリック内で一、二を争う。

 

 

ウルトラブレスレットは触れれば盾、槍、短剣、爆弾と多種多様なもの。その武器に変化したブレスレットの威力は、凄まじいもので第九位階魔法に近い威力を秘めている。

だが一日の使用回数が六回のみ。しかし使用制限アイテムの中では回数が多いものとなっており、言ってしまえばある意味最終兵器ともいえる。

 

 

キングブレスレットは、ウルトラブレスレットとは少し違い、武器にもなるが何よりの違いはその性能である。変化する数こそ劣るがその性能はもはや第十位階魔法とほぼ同等の

物ばかり。傷ついた仲間を回復させたり、蘇生も可能となる。だがこちらも使用制限があり、一日に三回までとなる。

 

 

ブラザーズマントはマントとは一概に言えない防御力を誇り、第七位階以下の魔法を無効化することができる。さらにはマントをふるえば武器にもなり、傷つくことは一切ない。

 

 

それらを装備した俺を見て、モモンガさんが

 

「やっぱりその装備はゾルディオさんが似合いますね」

 

「おお!!なんとお美しい!!とても素晴らしいです!!ゾルディオ様!!」

 

「そうですか?個人的にも気に入ってるので嬉しいですね」

 

そう、この装備の製作はギルドメンバー全員が協力して初めて作れた装備なのだ。ここまで思い出が詰まった物は他にないだろうとゾルディオは思った。

 

「では受け取ったことですし、そろそろ行きましょうか」

 

「そうですね。では我々は戻るとする。パンドラズ・アクター、ご苦労だった」

 

「とんでもございません!これぐらいのこと、当然でございます!」

 

「う、うむ。では仕事にも戻ってくれ」

 

「はっ!!かしこまりました!!」

 

そう言うと俺たちは宝物殿を出た。そしてそのままモモンガさんの私室に転移した。

 

「はぁー。なんか一気に疲れた・・・」

 

「お、お疲れっす。なんかずっと光ってましたね・・・」

 

「はい・・・」

 

俺はそれ以上言わないことにした。

 

「はぁ・・・でも、本当に帰ってきたんですね。ゾルディオさん」

 

「モモンガさん・・・改めて言わせてもらいます。ただいま」

 

「おかえりなさい・・」

 

そういうとお互いに笑いあった。本当に帰ってきたと実感した。

 

「・・そうだ!せっかくだし模擬戦してみませんか?」

 

「お!それいいですね!じゃあ早速闘技場でやりますか!」

 

「はい!じゃあアウラとマーレに連絡しますね」

 

「あ、お願いします」

 

 

『アウラ』

 

『!はい!お呼びですか?モモンガ様!』

 

『うむ、今からゾルディオさんの模擬戦をしようと思うのだが、闘技場を使わせてくれないか?』

 

『そんな!お許可を取らずとも至高の御方々がお使いになられるのでしたら、どうぞご自由にお使いください!』

 

『だが、あそこはお前たちの階層。たとえ私達だろうと勝手に使うことはできない』

 

『わ、わかりました!・・・あのー、一ついいですか?』

 

『うん?なんだ?』

 

『もしよろしければ・・その・・』

 

『?・・あぁ、ゾルディオさんの戦いを見たいのか。構わん。好きに見てくれ。ゾルディオさんも大歓迎だそうだ』

 

『本当ですか!?じゃ、じゃあ他の者にも・・』

 

『ああ、構わない』

 

『ありがとうございます。では至急、準備致しますので!少々お待ちください!』

 

『?ああ、わかった』

 

 

「どうでした?」

 

「大丈夫みたいです。でも、なぜか準備するとか」

 

「準備?なんの?」

 

「さぁ?」

 




モモンガ「あまり派手にやらないでくださいよ?」←心配
ゾルディオ「わかってますよ」←わかってない

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