モンスター無法地帯
※一部文章を訂正しました!
「動いたな」
そう言いながら、ルクルットはさっきまでと違い真剣な表情でいた。全員すぐにルクルットの視線を向けるほうに武器を構えた。
「どこだ?」
「あそこだよ、あそこ。さて、どうする?」
「・・こっちから突っ込むわけにはいかない。森から出てこないのなら無視する」
そんな会話をしていると、森がざわめき、ゆっくりとモンスターたちが現れる。
それは
「・・これは戦闘は避けられそうにないな」
「みたいだな。モモンさん、半分受け持ってもらうってことですが、どう分けましょうか?」
「そうですね。今回は初陣、ということでよろしければ私達だけで任せてもらってもいいでしょうか?」
「え?でも・・・」
「大丈夫です。あれくらいならすぐに片付きます」
「・・わかりました。ですが危険と判断したらすぐに支援します」
「構いません。では、行くぞ」
「了解」「了解っす!」「はい」
そう言うとチーム『ユグドラシル』の全員がモンスターたちのほうに向かった。
「では、私とザムシャーさんで前の
そう指示され、アインズとゾルディオは人食い大鬼を二体ずつ相手にした。
アインズはグレートソード両手に一本ずつ持ち、
その隣ではゾルディオが背中の刀「星斬丸」を抜き、
「す・・凄すぎる」
「なんて剣速である・・・」
「ぜ、全然見えませんでした・・」
「・・・信じられない。オリハルコン・・・いや、まさかアダマンタイト級!?」
ンフィーレアと『漆黒の剣』の面々が驚愕している中、ナーベラルとルプスレギナも魔法で
ナーベラルは指を前に突き出し魔法を唱えた。
「《
そう言うと、指先から電撃が放たれ、
ルプスレギナは手を前に向け魔法を唱えた。
「《
すると、ルプスレギナの手から火の玉が飛び出し、
「ナーベちゃんとルプーちゃんもすげえな・・」
「ええ、まさかこれほどとは・・・」
討伐が済むと、
馬車に戻ると
「モモンさん!凄かったですよ!まさか
「ナーベちゃんとルプーちゃん連れてるだけあって、すごい金持ちかと思ってたけど、それだけじゃないんだな。あの剣や刀はどこぞの一品?」
「どちらもかの王国戦士長にも匹敵する強さであるな」
と賛辞の嵐であった。筋力そのままでやるとあんなになんだな。
と俺とアインズさんが褒められるところを見てナーベラルはふふんと鼻高々という態度をとり、ルプスレギナは自慢するかのような態度を取っていた。
いや、主人が褒められるのが嬉しいのは分かるけど、そんなあからさまな態度とるんじゃないよ。
こうして俺たちはカルネ村までの道中、強さの秘訣やらどうやって鍛えたのか訊かれながら移動した。
・・・ついでにルクルットのナンパも復活していた。