[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界   作:ゆーこー

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第98話 ベジータ覚悟の自爆!?

魔神ブウに対してこちらの戦力は俺、超サイヤ人2ベジータ、超サイヤ人2悟空さん。三人ともブウより力が劣っている。勿論俺は悟空さんが超サイヤ人3になれることを知っているが、それでほぼ互角だろう。現世にいる時間が減るのも考えて悟空さんは2のままなのに違いない。

 

しかし三人掛かりでブウに攻撃を仕掛けても全くダメージが入っていない。そもそも三人で攻撃したら一人目がやられて二人目の攻撃がギリギリブウに防がれ、三人目の攻撃がやっとブウにヒットする有り様だ。

 

「おい、カカロット!貴様、本気を出していないな?」

「へへ、わかっちまったか?」

「この俺が気付かないと思ったか?何故本気を出さない!」

「出してぇけどよ、それをやっちまうと現世にいられる時間が減っちまうんだ。それに、それでも勝てるかどうか…」

「ふん、情けないことを言いやがって!もう貴様には頼らん。俺が一発であいつを消し炭にしてやる」

「ベジータ?」

 

尚、この会話は俺がブウにフルボッコにされている間に行われた会話である。

お陰で俺はボロボロになり、再び戦闘不能になってしまった。

 

「でぇじょぶか?ライア」

誰のせいだ誰の…まあ、その間に何か決定打となるものが生まれたなら多目に見るべきか。

「ベジータの奴、俺一人でやるって言ってたぞ」

「一人で?やな予感がするな…」

「おらもだ。だけど、今はベジータに賭けてみる」

 

 

「喰らえ!魔神ブウ!!!ちゃぁぁぁぁ!!」

その瞬間この辺りにいるのは危険と感じた。

悟空さんは即座に瞬間移動で遠くに移動した。

 

 

 

 

悟空さんが瞬間移動で避難した時、ピッコロは俺達の戦いを密かに見守っていた。

「ベジータの奴、自爆しやがった」

 

 

ピッコロが爆心地に近付くと、魔神ブウの欠片がくっつき始めていた。

「こ、これは……!?」

そしてブウは完全に復活したのである。

「ふふ、驚いたかい?魔神ブウの力に」

「何!?」

今までどこかに隠れていたバビディがちゃっかりと姿を現した。

「さぁブウ!そいつもやっちまえー!」

「くっ、ここまでか」

その瞬間悟空さんが瞬間移動で現れ、ピッコロを救出した。

 

 

非常事態となり、今残っている全員を神殿に集めた。

念のため全員の名前を上げると、俺とヤムチャさんとラディッツとジンジャーさんとナッパとバーダックとピッコロとミネラとクリリンさんと18号とギニューと子供四人だ。

戦士以外ではビーデルたちがいる。

 

ベジータの悲報を聞き、ブルマさんが泣いている。

悟飯も行方不明ということにしているが、皆死んだと思っているだろう。

 

「どうしますか悟空さん」

作戦を練ろうと悟空さんに話を振る。

「ああ、ベジータのあれでダメとなると、かなり打つ手がねぇ」

「かなりってことは、まだ秘策はあるんだろ?悟空」

「ああ、そうだヤムチャ」

「よし、その秘策を教えてくれ」

「恐らく勝てるであろう最後の秘策。それは…フュージョンだ!」

 

 

 

 


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