[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界 作:ゆーこー
おいーす!私だ!ジンジャー様だぞ読者さんよ!
今回は私が語り手になってお送りしちゃうよ!
サイヤ人であるパラガスの大型宇宙船によって新惑星ベジータに連れてこられた私達。
一応メンバー紹介をすると、私、ベジータ、カカロット、孫悟飯、ラディッツ、バーダック、ナッパ。あと未来のトランクスだ。
新惑星ベジータの宮殿内でパラガスに紹介されたのは、パラガスの一人息子ブロリーだった。
ブロリーはヒョロヒョロで戦闘力も父のパラガスより小さかった。
「ブロリー?思い出したぞ、確か赤ん坊の頃に俺の息子のカカロットの隣にいた生まれつき戦闘力が一万あっま天才児」
バーダックがそう話を切り出した。
「はい、そのブロリーです。バーダックの息子さんに泣かされたのは今でもよく覚えてますぞ」
パラガス…私も思い出してきたぞ!噂で耳にしたけどベジータ王がブロリーの潜在能力に恐怖して二人を抹殺したと聞いたけど…
「そうなんか?おら赤ん坊の時のことは覚えてねぇけど、すまねぇなブロリー」
「カカロットぉ…」
どうやらブロリーはそんな些細なカカロットとの関係を根に持っているようだな。
「しかし妙だな…」
バーダックさんが話を戻してきた。
「今のブロリーには戦闘力一万も感じられない。パラガス、お前より下回っているぞ?」
「そ、それはだなぁ…」
慌てるパラガス、この動きがバーダックの考えていたことが確信に一歩近づける材料となった。
「二人はベジータ王により存在を消されたはず、命辛々生きていてここにいるのだろうがとてもベジータを王にしようなんて思うはずがない」
「そ、そんなことはございませんぞ」
「俺だったら復讐するな。そしてパラガス、お前もそう言う人間だったと思うが?」
パラガスは必死にバーダックに反論する。
「し、しかしそれはバーダック、お前の予想だろ?仕方無いから最初はベジータ王を憎んでいたことは認めるが今はもう憎んでいない!」
バーダックはトドメと言わんばかりに大声でこう言った
「余計不自然なんだよ!お前が抹殺しようとした側ならベジータに詫びる気持ちで王にしようと言うのも納得するがな!わざわざしつこくベジータの今いる所を探して来るところから可笑しいんだ!お前が本当に憎んでいないならお前も息子もベジータなんか気にしないで余生を過ごせば良かっただろう!」
パラガスは少し黙りこんだあと、舌打ちをしてから話始めた。
「まさかこうもあっさり計画が破綻するとはな…」
パラガスは手に持っていた青色の宝石がついたリングをブロリーに向けた。
「そうさ、バーダック。お前の言う通りさ、俺はまだベジータを憎んでいる。そしてここでその復讐を終えるのさ!さあ行けブロリー!サイヤ人共を皆殺しにするのだぁ!」
パラガスの手に持った青色の宝石が光輝くのに反応するようにブロリーが首からかけていた同じ青色の宝石が輝き始め、しばらくするとそこには先程までのヒョロヒョロなサイヤ人とは全く異なった、筋肉ムキムキの黄緑色の髪をした伝説の超サイヤ人が立っていた。
「カカロット、まずお前から血祭りにあげてやる」